二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 妖界ナビ・ルナ×魔天使マテリアル
- 日時: 2010/07/17 16:32
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: z52uP7fi)
- クリックさんきゅーです^^ 
 ナビルナとマテマテのコラボ書きます←
 「ナビルナの小説カキしすぎ!」なんて思ってても声には出さずにww
 マテマテのキャラ、性格崩壊してると思います><
 そのあたりはスルーして下さいね;;
 コメント・質問どんどんください!
 特にアドバイス、お待ちしてます^^
 タメおkで〜す(^^ゞ
 —————更新情報—————
 2010、3、6 スレッド製作
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 ・一月に引っ越しました。一年の間に二回の引越し…もう、最悪です。
 ・第五話更新しました。
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- Re: 妖界ナビ・ルナ×魔天使マテリアル ( No.16 )
- 日時: 2010/04/18 10:14
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: 9RoM5lpe)
- №04 
 「わあ、すごい!」
 羽衣川を見たルナは、感激の声を上げた。
 川は空のオレンジ色を反射して、きらきらと光っている。水面に映る夕日も、ゆらゆらと揺れていて。
 「本当ね、こんなに綺麗な景色、久しぶりに見たわ」
 スネリの黒い瞳は、川の悠久の流れを見つめていた。ふたりがしみじみと川を見ていると、
 「なんだ。川なんてどこにでもあるじゃねえか」
 かなり空気の読めない一言を、ふくろう姿のもっけが言った。ふくろう姿のもっけの声は、普通の人間には「ぼ〜」と言う低い鳴き声にしか聞こえない。猫姿になったスネリ(今は人間姿)、ふくろう姿のもっけは、人間には聞き取れない周波数で話しているからだ。妖怪の血を半分引くルナは、ふたりの声を聞き取る事ができる。
 スネリとルナは、こそこそともっけに言った。何も知らない人の前でふくろうと話したら、変人扱いされてしまう。
 「そんな事無いよ! こんなに綺麗な川、めったに無いよ?」
 「そうよ、もっけ。ロマンが分からないの、ロマンが」
 ふたりからダブルパンチをくらわされ、ほんの少ししょげるもっけ。その時、ルナの鼻が、ある匂いを捉えた。
 「あれ? この匂いは……焼きそばだよ!!」
 「えぇっ? こんな川原に焼きそばがあるの? 」
 スネリの言う事を半分も聞かず、ルナは後ろを振り返った。見上げた土手の上に、パンの移動販売の車が止まっている。黄色い車体に、大きく「カーベーカリー」と書かれた車だ。
 「焼きそばパンだ!」
 「ちょっ……」
 「おい、ルナ!」
 焼きそばを目にしたルナには、もうその声は届かない。運動オンチのルナとは思えないスピードで、土手と川原をるなぐ石階段を駆け上がった。
 黄色い車体のその車からは、食欲をそそる匂いがしてくる。自然とルナのお腹がぐううと鳴った。
 ルナの前には、すでに小五、六くらいの男女五人組がいた。全員、ルナの身長よりも頭一つ分飛び出ている。
 「オレっちは〜、クリームパン、カレーパン、カツサンド、あとは……」
 「ちょ、稲城さん! 頼みすぎです! 先生から貰ったお金が足りなくなるじゃないですか!!」
 稲城さん、と呼ばれた男の子は、でれんとした顔でパンを選んでいる。それを長い黒髪の女の子がしかっているものだから、親子のようだとルナは思った。
 「し、志穂ちゃん落ち着いて……」
 そのふたりを必死でなだめるツインテールの女の子。ルナの視線に気付いたのか、くるりとこちらを振り向いた。後姿だけでは分からなかったけど、すごくかわいい。色白のほっそりした体系で、大きな目。こんなに綺麗な顔立ちをしている子は珍しいと、ルナは思った。
 「ごめんなさい、時間がかかって……」
 「へ? あ、いえ、大丈夫です。今来たばっかりだし」
 話しかけられて驚いたルナは、しどろもどろに答える。その少し後、五人組はようやく買い物が終わったのか、ルナの方を振り向いた。
 「すみません、お待たせして」
 黒髪美人の女の子は、礼儀ただしくルナにおじぎをした。もうとっくに六時半を過ぎているのに、どうして子供だけでこの川原にいるんだろうか。ルナは「不思議に思ったが、そんな事を聞くのは失礼だと考え、
 「本当に大丈夫です」
 と、満面の笑みで答えた。ツインテールの女の子がルナにぺこりと頭を下げると、五人組はルナの横を通り過ぎていく。——その時、ルナは一瞬我が目を疑った。一番後ろを歩いていく男の子。ちらっとしか見えなかったけど、黒い髪といい、切れ長の目といい、そっくりだったのだ。ルナの双子の弟、タイに。
 タイは、今年の一月、ルナと戦い、敗れ、ルナの手によって妖界へと送られた。だから、こんな所にいるはずがないのだ。それに、今の男の子は、タイよりも頭二つ分くらい大きかった。
 (今のは誰なんだろう?)
 いつのまにか、太陽は西の地平線に消え始めていて、東から空は闇に包まれようとしていた。
 *
 その後、ルナは片手に焼きそばパンを持って、スネリともっけの元へ戻った。すでに辺りは薄暗くなっていて、川原にある時計は七時を指していた。
 「スネリ、もっけ、お待たせ!」
 「いつまでかかってんだよっ! 今、スネリが妖怪の匂いを感じたんだ」
 「えぇっ!?」
 スネリは本来の姿が猫である故、妖怪の匂いを嗅ぎ取る事ができる。しかし、今日のように何の前触れもなく妖怪が現れるなんて、今まで一度もなかった。
 「妖怪のにおいって訳じゃないのよ」
 「どう言う事?」
 スネリがいつになく不安げな顔をするので、自然とルナともっけの表情も硬くなる。
 「妖怪の匂いではない。人間とは全く違う。妖怪の匂いと似ているのに、全く違う……異にして同、と言うのかしら。もっともっと禍々しいもの……ルナ、後ろっ!」
 スネリが叫んだ瞬間、何かがルナの焼きそばパンを持つ左手をかすめた。その拍子に落ちそうになる焼きそばパンに、ルナは必死でかぶりついた。
 瞬間、のっけは人間姿に変化すると、ルナを攻撃した物をつまみあげた。
 「これは……羽根だぞ!」
 それは、夜の闇のように黒い羽根だった。ただ、カラスの羽の何倍も大きくて、しかも根元が鋭く尖っている。
 「まずいな、この羽根からして、恐らくやつは黒い体をしている。この薄闇の中じゃ、完全に不利だ」
 スネリともっけは妖怪なので、ある程度の夜目は利く。しかし、ルナは夜目の訓練なんて一、二回しか行っていない。
 「でも、やらなきゃ」
 そう言うと、ルナは首に巻いた赤いリボンをほどき、うなじにある第三の目を開眼した。瞬間、髪の色が銀色に、瞳は真っ赤にうずを巻く「うず目」に変じる。
 ルナは、この状態になる事で、父から受け継いだ陰陽師の力、そして妖怪である母から受け継いだ超動体視力と超運動能力を得られるのだ。
 それを待っていたかのように、上空から大量の羽根が落下してきた。それにもっけが気付くが、時すでに遅し。ルナも結界を張るべく刃刀を作るが、間に合わない!
 「———つ」
 『光よ! 災いをはね除ける壁となれ!』
 ルナと羽根の間に割り込んだペンダントが、声を発したと思った瞬間、何かが羽根を吹き飛ばした。
 (え——……な、何!?)
 地に落ちたペンダントは黒い石がはめ込まれた物だった。これがあんな芸当をしたと言うのか。
 「大丈夫ですか!?」
 ルナは声の主を見て、大きく目を見開いた。そこにいたのは、さっきの五人組だったのだ!
- Re: 妖界ナビ・ルナ×魔天使マテリアル ( No.17 )
- 日時: 2010/04/19 13:47
- 名前: あささささささ (ID: dBCG1FA1)
- おもしろい 
- Re: 妖界ナビ・ルナ×魔天使マテリアル ( No.18 )
- 日時: 2010/04/19 18:59
- 名前: 瑞沙 (ID: 0i4ZKgtH)
- >>15 
 李逗ちゃん もちろんOKだよ☆
 どこに住んでるの?私は平和すぎる群馬県だよ(あはは〜
- Re: 妖界ナビ・ルナ×魔天使マテリアル ( No.19 )
- 日時: 2010/04/26 17:30
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: lAbz4I/2)
 >あさささささささん
 おもしろいなんて、ありがとうございます><
 まだ序盤なんでかなり文章グダグダだと思いますが;;
 >瑞沙ちゃん
 ありがとう^^
 じゃあ遠慮なくww
 ウチは福岡だよ!
 遠いな::
- Re: 妖界ナビ・ルナ×魔天使マテリアル ( No.20 )
- 日時: 2010/05/09 21:38
- 名前: 林檎 (ID: CW87oFat)
- 参照: http://nagi.com
- きゃーー!! 
 わたしもマテマテとナビルナ好きなんですよね。
 早く続きが読みたいです…!!
 それでは(^^)ノシ
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