二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 君が教えてくれたこと〜思い出というキーワード〜
- 日時: 2011/01/23 13:54
- 名前: 宇野沢千尋 ◆pcUHgqcj4Y (ID: 9MGH2cfM)
- これは、自分用の小説です。 
 コメ来たとしても、返信できません。すみません。
 〜各物語の目次〜
 【君に出会えてよかった】>>2〜
- Re: 君が教えてくれたこと〜思い出というキーワード〜 ( No.1 )
- 日時: 2011/08/09 23:01
- 名前: 宇野沢千尋 ◆pcUHgqcj4Y (ID: SkGQb50P)
- 宇野沢ストーリー#1, 
 【君に出会えてよかった】
 〜主な登場人物〜
 栄口勇人:この物語の主人公。小さい頃に家族と離ればなれになってしまった。自然の言葉が分かる。
 田島悠一郎:動物を操る事ができる元気っ子。大家族にペットも沢山飼っている。
 水谷文貴:天才音楽少年と言われているため、イメージは爽やかだと言われるが、素顔は別。
 泉孝介:泉財閥の御坊ちゃま。黒髪に大きな目が特徴で見た目凄い美男子。
 〜各話リスト〜
 —第1章—『幸せの時間』>>2
 栄口家の習慣>>2
 —第2章—『不幸の始まり』>>3
 佐藤家の日々>>3
 —第3章—『出会い』>>4 〜 >>7
 感謝>>4
 秘密>>5
 お母さん>>6
 天才音楽少年の素顔>>7
 —第4章—『友達』>>8〜>>11
 クラス替え>>8
 大金持ち>>9
 心>>10
 歩み>>11
- Re: 君が教えてくれたこと〜思い出というキーワード〜 ( No.2 )
- 日時: 2011/01/22 23:27
- 名前: 宇野沢千尋 ◆pcUHgqcj4Y (ID: 9MGH2cfM)
- 【君に出会えてよかった】 
 プロローグ———。
 俺の名前は、‘勇人,
 16歳の高校生で、野球部に所属している。
 この人生、‘楽しい,かって?
 そりゃぁ、楽しいさ!
 俺の周りには、支えてくれる色んな人がいるから。
 …でも、あの時、皆に合っていなかったら、
 今の‘勇人,は、此処に存在していなかったと思う。
 …あれは、今から10年前の出来事だ。
 —第1章—『幸せの時間』
 —栄口家の週間—
 「‘ゆーと,起きなさーい!朝ごはんできたわよー!」
 姉がそう叫んで、朝を起きるのは、いつもの栄口家の習慣だ。
 この頃の俺は、まだ6歳で小さかった。
 俺には母親がいない。小さい頃に亡くなったのだ。
 とても小さい俺だったけど、その記憶は、深く残っている。
 母親がいないため、姉が食事を作ってくれた。
 お父さんは、仕事が忙しくて、ほとんど帰ってこない。
 だから、家にいるのは、俺と姉と弟の3人だった。
 「ゆーと!幼稚園バス来ちゃうわよ!」
 姉がそう言い、俺をおんぶして台所へ連れて行ってくれた。
 その頃の俺は、姉の少し焦げた卵焼きが大好きだった。
 いつもの朝食は、焦げた卵焼きから始まる。
 《プップー》
 そして、この幼稚園バスのクラクションから始まる。
 姉一人で俺の世話をしていると、いつも、こう、幼稚園バスに遅れて、クラクションを鳴らされるのだ。
 そして俺は、水色の幼稚園服と、黄色い帽子を被ってバスに乗った。
 「おねぇーちゃん!いってきまーす!」
 幼い俺は、ニコニコした顔で、姉に手を振って、幼稚園に向かうのだ。
 幼稚園につくと、俺は、木をよじ登って、自然の空気を吸うのが好きだった。
 「ゆーとくーん!そんな所にいないで、一緒に鬼ごっこしよーよー」
 と誘ってくれる友達もいたけど、
 「んーん。僕はここでいいよ。」
 と言って拒否していた。
 こんな生活を繰り返していた時、
 急に俺の人生は変わったのだ。
 それは、父が久しぶりに栄口家を訪れたあの日の事だ。
 「おとーさーん!」
 そう言って飛びついて喜んだのは俺だった。
 「おぉー元気してたかー!ゆーとー!」
 父も嬉しそうに俺を抱きかかえた。
 久しぶりに会った我子だから、そりゃそうだ。
 「お父さん、どうしたの?急に?」
 姉が、弟をおんぶしてそう言うと、
 父の表情は変わった。
 そして、口を開いた。
 「お父さんな、アメリカに転勤になった。」
 「え!アメリカって!どうすんのよ!」
 姉は直行に言った。
 「お前は、一緒にアメリカについてこい。…っで、ゆーと達は、親戚の佐藤家に預ける事にしたよ。それでいいな。」
 父のこの言葉から、俺の人生は急展開したのだ。
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