二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- D.Gray-man -contrast-
- 日時: 2011/09/06 22:35
- 名前: 蛍 ◆LU8WrcLlXI (ID: bVlGyEWK)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=13509
- ごアクセスありがとうございます^^ 
 蛍と申します。
 細々とD.Gray-manの二次小説でも書かせていただきたいと思います。
 途中で投げ出す可能性はきわめて高いのでお気を付けて頂けるようお願いします。
 もし、感想を書いていただけるようなことがあればとても喜びます。
 list
 序章 -罪に惑う光-
 1 >>03 2 >>13 3 >>34 4 >>44 5 >>47
 6 >>50 7 >>54 8 >>60 9 >>65 10 >>70
 11 >>78 12 >>84 13 >>89 14 >>92 15 >>97
 第一章 -GHOST-
 1 >>103 2>>106>>109
 第一章突入!
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- Re: D.Gray-man -contrast- ( No.43 )
- 日時: 2011/02/21 23:01
- 名前: 風(元;秋空 ◆jU80AwU6/. (ID: KjzdqHYY)
- 蛍様へ 
 アルセイスは直接系の能力無かったからって理由で電気にしました♪
 分り易くて格好良い能力って炎とか電気とか氷とか…そう言うイメージですね(苦笑
 本当はなさの造ったタイプの能力…身体能力超特化タイプのシェンバにしようと思っていたんですがね(汗
 何故か上手い具合に先を越された(笑
 って言うか私は女キャラの方が書くのが上手いって事か??
 てっきり女の子上手くかけてるか心配だった位なんですが…
- Re: D.Gray-man -contrast- ( No.44 )
- 日時: 2011/02/21 23:06
- 名前: 蛍 ◆LU8WrcLlXI (ID: wJNgr93.)
- 4——— 
 次の日の夕方、カレン、ティナ、アーノルドの三人は現地について騒然とした。
 アルプス山脈のふもとの小さな村、現地のファインダーとの合流地点でもあったのだが、その村はすでに崩壊していた。
 並ぶ建物には大きな穴が沢山空いており辺りには瓦礫が散乱、黒い塵が風に舞っていた。
 カレンは塵を目で追う。
 ———アクマの毒にやられたのか……。
 すでに人の気配はしなかった。
 イノセンスを手に入れることのできなかったアクマの腹いせだろうか。
 アーノルドもティナもやるせない表情で辺りを見回していた。
 「エクソシストの皆さん」
 ふいに建物の影から声をかけられた。
 そこには白い衣装に身を包んだファインダーの姿があった。
 よろよろと壁を伝いながら立ち上がったファインダーは傷だらけで衣装もボロボロであった。
 深い傷を負っているのか腹を抑えて辛そうな表情をしている。
 すぐにアーノルドが駆け寄った。
 「よかった。無事だったんだな」
 「ええ、私一人だけですが……」
 ファインダーは申し訳なさそうに告げた。
 「そんな……」
 カレンも目を伏せる。
 「すぐ医者に見せたほうが良い」
 ティナの提案に三人とも賛成したがファインダー自身が頑なに拒んだ。
 「私は平気ですのでイノセンスの回収を。アクマの中には進化したものもおりました。一刻も早く……」
 そう懇願するファインダーを悲しそうに見つめた。口では平気と言いながらすでに死期を悟っているそんな表情であった。
 「……わかった。あなたたちの犠牲は絶対に無駄にしない」
 ティナがレイピアを抜き仰々しく額を傾ける。
 「ティナ……」
 ———犠牲の上に成り立つ平和。それはなんて虚しい物だろうか。それが自ら望むものであっても……。
 ふいに視界に影が降りた。
 ———AKUMA……。
 目の前に下りた球体その中央には人の顔が浮き出ている。千年伯爵の殺人兵器AKUMAだ。
 気付けばアクマは村中に潜んでいたようであり三人は取り囲まれていた。
 何も言わずそれぞれ己が武器を取り出す。
 ———イノセンス発動!
- Re: D.Gray-man -contrast- ( No.45 )
- 日時: 2011/02/22 19:27
- 名前: 葵 (ID: /jbXLzGv)
- ティナ… 
 何かかっこいいですww
- Re: D.Gray-man -contrast- ( No.46 )
- 日時: 2011/02/22 19:59
- 名前: 蛍 ◆LU8WrcLlXI (ID: wJNgr93.)
- >>風様 
 私は風様の描くかっこいい年上の女性的なキャラは特に良いと思いますよ!
 ルナとかクロエさんとか!
 >>葵様
 ティナにはクラウド元帥並みのかっこよさを持たせたいです^^
- Re: D.Gray-man -contrast- ( No.47 )
- 日時: 2011/02/22 20:03
- 名前: 蛍 ◆LU8WrcLlXI (ID: wJNgr93.)
- 5——— 
 カレンたちは雪女が出ると言う山の中腹に来ていた。
 幻夢を見せる雪女。神出鬼没で出現時間も場所もばらばらで闇雲に探すことしかできない。
 ふいに辺りに呪詛を唱えるような声が響く。
 「来たか!」
 アーノルドが身構える。
 吹雪で霞む視界の奥に人影が現れた。
 そしてカレンたちに向かい手をかざした。
 すると、とてつもない冷気がカレンたちを襲う。
 ティナがいち早く彼女の対アクマ武器であるレイピアを構える。
 「イノセンス発動!」
 ティナのレイピアが淡い光を放つ。
 次の瞬間、雪女の周りが次々と氷に覆い尽くされた。
 向かい来る氷結の波をティナはレイピアで切りつけた。
 氷結の波はティナの手前で遮断され収まった。
 「間違いなさそうねあれが……」
 ティナの言葉を遮って馬鹿デカイ声が響いた。
 「見いつけたぞ!! あいつがイノセンスか!」
 きつねのような体躯のアクマがギラギラとした目でイノセンスを見つめていた。
 先程倒した球体のレベル1アクマとは違い、目の前にいるのは殺人を重ね進化したレベル2のアクマ。レベル1に比べ格段に強く自我を持ち固有の能力を保有している。
 「アクマ! まだ残っていたのか」
 アーノルドが叫んだ。
 アクマはこちらを気にもせず雪女に向かって突っ込んでゆく。
 「イノセンスーーーー!!」
 雪女はゆっくりとした動作でアクマに向かい手をかざしあっという間にアクマを凍らせた。氷漬けにされたアクマはその場でぴたりと動きを止めた。
 そして雪女はまたゆっくりとカレンたちのほうを向いた。
 カレンたちは目配せをしてそれぞれ飛び退いた。
 一瞬遅れて今までカレンたちのいた場所が氷漬けになった。
 「やめろ! 俺たちは敵じゃない!」
 アーノルドは必死に叫ぶが雪女はまったく意に介していない様子であった。もしかしたら聞こえてもいないのではないだろうか。
 確認したいが不用意には近づくこともできない。
 ———彼女は、生きた人間なのだろうか?
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