二次創作小説（紙ほか）※倉庫ログ
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入力例）鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 【リク曲】ボカロ曲を好き勝手に【募集】
- 日時： 2012/12/10 19:01
- 名前： 紫 ◆v9jt8.IUtE （ID: K4oL/8Om）
“君の手が，つかめますように。”
【テノヒラ】
.
＠ご挨拶、
またリクエストはじめたお >>390
いや、本当に暇つぶしなんだよ！
初っ端から申し訳ありません、どうもシリアスで活動しております紫と申しま…改名したしシリアスで活動してたのは昔の事だよ！ 今後は蟻でいきます！
スレッドの上にある歌詞は、解釈して文にする歌詞から引用しております。駄文であるのは承知しております申し訳ございません。
尚、解釈してほしいリクエスト曲などは基本受け付けておりません。番外編のリクエストはいつでもおーらいおーらいな状態なのでぜひぜひ番外編のリクエストお願いします。あ、あと感想とセットで。
じゃないと私泣いちゃいますので。女の子だもんッ！
色々カオスな気がしますが、とにかくこれらを承知した上で見ていってください。
最低限のルールを守ってゆっくりしていってね！
＠お客様、
裂弥さん ささめさん メデゥーサさん かなしさん 紅さん ひゅるりさん ｊさん 桜苺さん 華京さん
りう*さん グレイさん ユキウサ＃さん 高野 蓮さん 雲雀さん 結城柵さん 緑翠さん *里奈*.さん
しまちんさん ミズキュウラ・ドラッテさん 鏡猫さん 桜舞姫さん 月那さん 藍執事さん 莉里香さん
真兎さん
＠目次、
【アント】 >>6 【Chip Tears】 >>13 【あぶらむし】 >>20 【暗い森のサーカス】 >>26
【からっぽのまにまに】 >>34 【STEP TO YOU】 >>41 【アオハススメ】 >>51
【↑人生ゲーム↓】 >>61 【鬼彼女】 >>71 【死にたがり】 >>81
【ワールズエンド・ダンスホール】 >>104 【むかしむかしのきょうのぼく】 >>115
【最後のリボルバー】 >>132 【ユメネコ】 >>148【パンダヒーロー】 >>159
【心拍数#0822】 >>171 【サイハテ】 >>174 【スキキライ】 >>184 【Badbye】 >>195
【番凩】 >>212 【十面相】 >>221 【メランコリック】 >>235 【全力失踪。】 >>247
【1925】 >>255 【trick and treat】 >>268 ※ 多少グロテスクな表現があります ※
【腐れ外道とチョコレゐト】 >>276 【忘却アリス】 >>285 【ワールドイズマイン レンver.】 >>306
【マトリョシカ】 >>317 【正夢デエト】 >>329 【ブラック★ロックシューター】 >>340
【月乃】 >>348 【キミナシビジョン】 >>354 【ジェミニ】 >>364 【BC】 >>373
【天ノ弱】 >>381 【オドロシライダー】 >>395 【FREELY TOMMOROW】 >>411
【リンちゃんなう！】 >>433 【グロリアスワールド】 >>450
【テノヒラ】
【デッドラインサーカス】
【夢喰い白黒バク】
【深海少女】
番外編、
番外編登場人物 >>111
ホワイトデーに哀を >>10
ツンデレ情報 >>21
……え？ ちがうって？ >>48
メルト >>62
前を向いて、 >>64
レッツファイティング >>74
ぎゃっはーお菓子貰いに来たぜ！ >>271
素敵なお題様、
・風鈴、団扇、種とばし
・暑いだるい暑い！ >>129
（クーラー買えば済むハナシ）
・Q.風邪を引いた様です。 >>149
（A.原因=アイスの食べ過ぎ）
・そうだ、祭り行こう。 >>162
・ひらひら、紅が、 >>207
（…欲しかったのデメキンなんだけど）
ひふみ。さんからいただきました。
協力感謝！
その他、
作者挨拶 >>0 ネタ集 >>3 >>23
リクエスト募集 >>72 宣伝 >>121
おすすめ曲集(CDにまとめた) >>218
.
2011，
＠ 03/07 スレッド生成
＠ 05/01 参照500突破
＠ 05/12 リクエスト募集開始
＠ 05/22 レス数100突破
＠ 06/25 参照1000突破
＠ 08/15 レス数200突破
参照1500突破
＠ 10/15 参照2000突破
＠ 12/16 レス数300突破
＠ 12/28 参照2500突破
2012，
＠ 02/13 参照3000突破
＠ 03/07 スレッド一周年
＠ 03/19 参照3500突破
＠ 04/20 参照4000突破
＠ 05/15 レス数400突破
＠ 05/17 参照4500突破
＠ 06/26 参照5000突破
＠ 08/26 参照6000突破
＠ 09/15 参照6500突破
＠ 10/08 参照7000突破
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- Re: 【リク】ボカロ曲を好き勝手に【募集】 ( No.403 )
- 日時： 2012/05/24 17:19
- 名前： 蟻 ◆v9jt8.IUtE （ID: hTgX0rwQ）
- 参照： 神秘的ないろはたんが見たかった
( 浮遊して、溺れ、手を取ってほしい )
——あなたは、今どこにいるんだろう。
ふと、思った。別に心配なんてしてないんだろう。少し喋っただけの私だ。
海水。塩っぽいにおいが鼻にくる。いつもなら「臭い」と吐いて遠くから海を眺めるが、今日だけはそのにおいが心地良かった。
力が抜く。向かい風に逆らって、海の中へと身を投げ出した。冷たい水が私を包む。なんで海におちたのかと言うと、非日常が欲しかった。
————ただ、彼の世界の中に在りたかった。
ごぽごぽ。空気が抜けていく。冷たかった水は、いつの間にか体に馴染んでいて、浮遊しているような感覚が心地よかった。海中で滅茶苦茶に動く長い、桜色の髪を眺めていた。私の好きな、ねこのキャラクターのヘアゴム。確か、君から貰った物だろう。
体育の時間に、ヘアゴムを忘れた時。「拾い物だから」と笑って、私にくれた物。君の笑顔が眩しくって、なんだか今まで立っていた場所がとても恋しくなった。
呆然と海の中で揺られていた。海流のせいか、命が終わりそうなのか、眠りたいという気持ちが私の心に芽生える。
「いろは！」
ひとつの力強い、私を呼ぶ声。私はその声がなんなのかを、しっかり分かっていた。さっきまで海の中で揺られていた体は、光の差す方へ手を伸ばしていた。
青い髪が見える。きっと彼だ。水の音が鳴って、彼が海に飛び込んできた。スピードを出して、彼は私を抱きしめる。
ああ、今にも死にそうな状態だと言うのに。嬉しくて、嬉しくてたまらない。
そして、あっと言う間に海から顔を出す。
「だ、大丈夫か？」
「……な、なんで海にいるって？」
「何となく頭に浮かんだんだよ……来てみたらちゃんといろはの靴も鞄もあったからさー」
ふにゃり、と、脱力して笑う彼の顔。
「目、沁みる」
「あ、漁師さんに水、貰ってくる」
走っていってしまった。
彼が必死に来てくれたことが以外で、それ以前に、彼が私を覚えていたことが以外だった。ほんのちょっと。会うのは二ヶ月ぶり。話したのは三日間。それだけだというのに。……驚くほかに、何をすればいいのか。
「冷たいけど、はい」
彼が持ってきた洗面器に顔を近づけ、手でばしゃばしゃと顔を洗う。少しよくなった頃、顔をあげて彼を見た。
惹きこまれるような澄んだ青い目。その目を見ているうちに、私はなんて馬鹿なことをしていたんだろう、と先ほどの行いを後悔した。
「ありがとう」
——私の願っていたことは、既に叶っていたのに。
嬉しいんだか、悔しいんだか。
「どういたしまして」
＠
カイトといろはじゃなくてもよかった。短編でやるべきだった。
私はそうおもってならないよ
でも満足
- Re: 【リク】ボカロ曲を好き勝手に【募集】 ( No.404 )
- 日時： 2012/05/30 18:14
- 名前： 蟻 ◆v9jt8.IUtE （ID: hTgX0rwQ）
はーい！ 最近更新頻度がまた低下している蟻ですっ！
最近面白そうな企画様に参加していてですね、自分のスレをちょっとなまけちゃったりしてました！ てへぺろ！←
非常に小説がお上手な方が集まっているので、原作を知ってる方は参加してみては？
てなわけで紹介してみたり。
↓
VIINの会 (スレ主：りむう＠薔薇結晶さま)
∟ h t t p://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=24286
∟ プロフィールから参加者のセンスがやばいです。
∟ ボーカロイドの曲で、インスピレーションを受けたイナズマイレブンorイナズマイレブンGOのnovel（小説）を書くスレです。
∟ 蟻＝くそ、他の参加者＝神なスレです。読むだけでも楽しめるかと
勝手に紹介しちゃっていいのでしょうか。
とりあえずこんな感じで参加者増えてくといいなあ。
あとあと、inzmスレでよく名前を見かけるさくらさん(面識殆どなし・どんな物語か知らない)のコンテストスレにも蟻んこが居ますよー。蟻んこ以外にも沢山います。inzmコンテストスレですよ。
さいきんねー、たのしみにしてた曲解釈スレの更新がなくってねー、蟻さんは知ってる人がいなくって寂しいんだよねー
ここに人が来ないのもあるけどねー…(涙目)
- Re: 【リク】ボカロ曲を好き勝手に【募集】 ( No.405 )
- 日時： 2012/06/02 18:54
- 名前： 蟻 ◆v9jt8.IUtE （ID: hTgX0rwQ）
- 参照： 本気で息抜き。インビジブル
［ インビジブル ］
ふらふら、ふらふら。僕は人が群れて窮屈な交差点で、流れに任せて歩いていた。存在なしで、僕は生きられないなあ。他人事みたいに呟いてみせた。けれど他人事なんかじゃない。
彼も居る。誰も居る。僕の知ってる人が、そこかしこに散らばっていた。誰かを覗けるなんて、何にも嬉しくないな。僕は誰にも見られないのだから。人の秘密見て、人の不幸見て、嘲笑ってさ。僕自身、不幸になるわ。
再度溜息を吐く。届かない声をあげるのも疲れた。
人ごみの真ん中。焦った顔をして、走って流れに抗っているサラリーマン。ただ何となく見つめてただけだった。
「——え？」
振り向く。自分を疑う。
今、すれ違いざまに……幻、だろうか。いや、でも。思い出せば思い出すたび、あのサラリーマンが触れた感触が残る。
————ああ、確かに彼は。
僕のことを半身で避けてくれた。僕の存在を見てくれた。
「……いま、ぼくはここに」
ちゃんと、存在している。
＠
kemuさんの中ではこれが一番好きですねー。
この方は音が大体似てる…といいながらはまってしまう謎。
- Re: 【リク】ボカロ曲を好き勝手に【募集】 ( No.406 )
- 日時： 2012/06/16 10:52
- 名前： 蟻 ◆v9jt8.IUtE （ID: hTgX0rwQ）
- 参照： FREELY TOMORROW3 久々。時間は夏
目を閉じれば、輝く君の姿。
＃03 私の記憶、誰のこと
慧と慧のお姉ちゃんは、私のお母さんが帰ってくるとすぐに帰ってしまった。開けっ放しの窓の向こうは、濃紺に染まっている。住宅街には、まだちらほら明かりがつけられていて、星は若干見えにくい。開かれた窓からは、夏独特のぬるい風が部屋に入り込む。クーラーの冷えた風を浴びたいと思いながらも、動くのがだるい私は、ベッドから動かずにいた。
——それにしても。さっき、私が倒れたとき、慧は背負ってここまで来てくれたんだよなあ……。
そのとき私は、夢の中で幸せだった。ちょっと悪い気がする。慧がおんぶしてたのに、彼のことを考えてたんだもんな。
心ごと、体ごと。全部全部、記憶の中の出来事が混ざり合ってできた幻の中に溺れてた。君とか、今日とか、理想とか。ほんとは、近づけないくせに。人が居ても、居なくても。知らないことを知ってても、知らなくても。臆病者な、私。
…………眠たいなあ。眠ろう。
「おやすみ」
誰に言うでもなく、呟いた。
起き上がる。熱かった体は、いつも通りだ。傍のチェストに置かれていた水を飲んで、体温計で熱を測る。……案の定、熱はなかった。
なんか行きたくない。昨日以上に、だるい。
とは言え、さぼるわけにはいかない。不機嫌なまま、制服に着替え、自分の部屋を出た。
パンを食べて、歯磨きして、適当に準備を終えて外に出る。朝は涼しいなあ。爽やかな風が髪をなびかせた。
「葉都！」
「びっ、くりしたぁ……なんだ、慧かあ……」
どうせなら慧じゃなくって、君だったら良かったのになあ。
「もう大丈夫だな」
「心配なし!?」
「お前に心配はいらねえよ」
「なんだとっ」
女の子だというのにっ！ 腹立つ！ 熱下がったのは別にいいけどテンションは昨日から下がりっぱなしだよ！
「一緒行こうぜ」
「昨日も言ったけど無理」
「一緒行こうぜ」
「まさかの強制！」
慧は顔を見せなかった。ただ私の手をばっと掴んでがっと引っ張ってずかずかと歩いた。私は最初喚いてたけど、それでも慧が口を開かないから、私も自然に黙った。
すると、慧は急に止まった。こんなとこ、誰かに見られたら恥ずかしいから、私は掴まれていた手をすぐに振りほどいた。
「何してんの、慧」
「俺、葉都のこと好きだよ」
「は？ ……ええ？」
慧は、汗を拭うような仕草で顔を隠した。
——本当の、愛情、が？
私をまた、赤く火照らす。
- Re: 【リク】ボカロ曲を好き勝手に【募集】 ( No.407 )
- 日時： 2012/06/19 19:39
- 名前： 蟻 ◆v9jt8.IUtE （ID: hTgX0rwQ）
- 参照： イヴがすき。メアリーもすき。ギャリーはもっとすき。
ボカロスレのくせにIbやっちゃう。再会の約束END後
#01 - 電話越しの約束
——イヴ。今度、一緒に遊ばない？
手紙に書いてあった内容。3枚とちょっとだけ書かれた、長い手紙の中で、特に心に残った言葉がそれだった。
ついさいきん、ギャリーと私は美術館から逃げてきた。私がお母さんやお父さんと一緒に行った、静かで落ち着いたものじゃなくって、言ってしまうなら、静か過ぎてきもちわるい、そんなところだった。人の声がきこえない。いつものうるさい音がきこえない。怖い。
今でも夢に出てきそうなほど。夢に引き込まれそうなほど、あの場所は怖かったしきれいだった。きもちわるい、の方がやっぱり上なんだけど。それ以外当てはまる言葉はあるんだろうか。
手紙の下には、丁寧に電話番号まで書かれていた。美術館から出たあとに、私が住所を教えた。ギャリーはよく覚えられるなあ、なんてちょっと考えながら、階段をおりて電話までかけ足で向かう。
手紙に書かれた番号を見て、丁寧にひとつひとつうっていく。
「もしもし？ ギャリーですけど」
「ギャリー？ イヴだよっ」
「イヴ!? 手紙もう届いたの？」
「さっき届いた」
特に話すこともなかったので、遊ぶ日時と待ち合わせ場所を決めて終わらせた。次会うときに、いっぱい話したいし。
台所で昼ごはんを作っているお母さんのもとに歩く。
「ねえお母さん、明日、遊んでいい？」
「あら、いいわよ」
忙しそうに見えるけど、お母さんはこっちをふり向いて優しそうに笑った。
——翌日。いつもより、早く目が覚めた。
10時に待ち合わせ場所にっていうことだったから、3時間前、かあ。とりあえず下に降りてみる。お母さんとお父さんは既に起きていて、お父さんは新聞に目を向けながら、コーヒーを飲んでいた。
「イヴ、おはよう」
「今日は早いなあ、何かあるのかい？」
「あ、うん。ともだちと遊ぶの」
お父さんと話をしている間に、お母さんは朝ごはんの準備をしていた。
みんなで朝ごはんかあ。朝は忙しいか、ゆったりだから久しぶりだなあ。
————今日ははじめからうれしいし、たのしいな。
＠
気がむけば更新するかもしんない。
今はまあ遊びにいくまえというか。再会の前の約束というか。
まあボカロ中心なんでこれ以上続くかは謎。
ていうかイヴってパパママ呼びなの？
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