二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ≪完結≫ねこずきん
- 日時: 2013/05/26 10:51
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
- こんにちは!!れおなです。 
 駄作者ですが、それでもみてってやるぜ、というお優しいお方だけお進みください。
 ちなみに一つ二次(紙ほか)では小説おわらせました。
 それとつながってるかもしんないので、よろしくです。(何をよろしくだよw
 ここでは主人公目線が主なんで、そんなんでもおkだったらどうぞ…。
 ちなみに、もうお分かりでしょうが童話の『赤ずきん』をいじくります
 アドバイス・感想等を頂けると嬉しいです(キツくいうのはできればやめてください。
 では二次童話シリーズ、はじまりはじまり〜((殴 勝手に名付けんなww
 ○●○●○●○●○●○●○○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
 幼いことからいわれてきた
 『頭巾を人前でぬいでは駄目よ』
 母もそういわれたらしい
 一族代々守られている約束事。
 だって—…
 人間は怖いから
 頭巾の下の秘密を知られたら
 ここで、生活できなくなる
- Re: ねこずきん ( No.24 )
- 日時: 2012/10/27 17:50
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
- 日が沈み始めた頃、私はようやく帰った 
 今日はお昼からずっとおばあちゃん家にいた
 ………といってもほとんど真くんとしゃべってばっかだけど
 久しぶりでつい、会話が弾んでしまいおそくなってしまった
 「お母さん、怒ってるよね……」
 そう心配しながら今、家のドアの前に立っている
 勇気を振り絞ってドアを開け中に入る
 「たっ、ただいまっ!!」
 怒られるのを覚悟で目をつむりながら入る
 「お帰り、春。」
 すると以外と近くから優しい母の声
 「もう、どこいってたの? 私心配したのよ、最近毎日毎日毎日私はひとりぼっちで退屈なの。一体どうしたの? なにがあったの? 」
 「お、お母さん…?」
 「お母さんに隠し事なんて一体どうしてそんな風に育ったのかしら? 貴方、おばあちゃん家にいっているんでしょ。知ってるのよ? そして真くんていうおおか…じゃなくて男の子と楽しく3人でいるんですってね? 私だけ仲間はず—…」
 「おっ、おかあさんっ!!」
 わたしの肩をがしっとつかんで長々と喋る母の口を止めた
 「どうしたの? なんか—…変だよ?」
 「………」
 私の“変”という言葉にピクリと反応しはっとする
 そして唇を噛みわなわなと震える
 「私にたてつこうっていうの?」
 瞳を暗くしてこちらを見据える母
 「そんなんじゃ—…」
 「あなたも…あなたまで七瀬にうばわれちゃう…。どうにか、どうにかしないと……」
 母は下を向き頭を抱え込むようにしてぶつぶつとつぶやいている
 「う、うばう? おばあちゃんが…? どういう意味?」
 私が驚いて思わずそう尋ねると母は一瞬寒気がするような笑みをしてこちらを見つめる
 「……そうね、貴方は何も知らない。何も知らない純粋な子。そんなにしりたいならいまからでもおばあちゃんに…いえ、七瀬に聞きに行ったらいいわ。」
 そういって母は私を押しだし、家の鍵を閉めた
 「おかっ…!?」
 母を呼ぼうとしたが、あの尋常じゃない姿と今の状態が目に浮かび話をするのは無理だと判断して私はとぼとぼとおばあちゃんの家に向かって歩き出した
- Re: ねこずきん ( No.25 )
- 日時: 2012/11/03 19:22
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
- 寒さでかじかむ手をさすりながら夜の森を歩く 
 もう冬の待った中だしね…
 てかもうすぐクリスマスか
 なんかクリスマスってどことなく引っかかるような響きがあるんだよねー…
 そんなたわいもないことを考えながらおばあちゃん家に向かっていたら向こうから真くんが歩いてきた
 「……………あれ? 春?」
 一瞬、驚いたような顔でこちらをのぞき込んだ
 「どした? わすれも—…」
 なんか母に見放された孤独感と肌に刺すような冷たい寒さのせいか、私は思わず真くんに抱きついた
 「………七瀬さんトコ、いこっか。」
 真くんの胸に顔を埋めている私の事情を察したのか、ただそれだけを言っておばあちゃん家に向かった
- Re: ねこずきん ( No.26 )
- 日時: 2012/11/03 19:27
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
- 「…あら、春!!? どうしたの…。こんな冷えて…。」 
 温かい光があふれる家からおばあちゃんは私を見て驚いてでてきた
 「…聞きたいことがあるの」
 私はとりあえずなにもできないなら、せめて話は聞けるなら聞こうと思って此所に来た
 「…なるほどねぇ。」
 おばあちゃんは私の言葉をきくとそう呟いた
 「……とりあえず、温かい飲み物でも作るからテーブルに二人で座ってて?」
 「あ、俺も居て良いんですか?」
 「もちろん…、ていうか今から春に質問されることはたぶん貴方も関係してるし…。」
 「え?」
 思わずきょとんとした声を上げる真くん
 …でも、確かに真くんとどんな関係があるんだろう—?
 母とおばあちゃんの過去に…
- Re: ねこずきん ( No.27 )
- 日時: 2012/11/03 19:42
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
- 「—春が聞きたいのっておかあさんと私の過去でしょ?」 
 こくりと頷く
 「二人に秘密にはしていたけど…、。私、実は春とはなんの血のつながりもないのよ。」
 唐突に瞳を暗くしておばあちゃんはいう
 「え……? どういうこと…?」
 「私は真のお母さん。そう、実の—…」
 そのまま目をつむり語る
 そういっておばあちゃんは姿を変える
 「……!!?」
 目を見開く私
 おばあちゃんはおよそ25歳くらいの女性へと変わった
 「私の年齢はね、29なの。」
 「………へ?」
 「普段は幻術で…、魔法でわけあっておばあちゃんの振りをしていた…、というより貴方のお母さんが私の存在を貴方に知られたくなかったっぽいから私がそうしたの。」
 「……でも、幻術とかってその年齢に値する姿見になるんじゃ—…?」
 真くんが不思議そうにそう呟く
 「よく知っているわね」
 「そ、そうなの!?」
 「でも、ここは別。」
 おばあちゃん…いや、七瀬さんはそういって上を見上げる
 「ここは力が集まっているところなの。いわば物語の中心点。」
 「も、物語って、ここは現実でしょ?」
 わたしが慌ててそう七瀬さんに問う
 「いいえ、ここは童話の世界よ」
 「…へ?」
 「でも、私たちは確かに存在する—…。それもこれもこの家の何処かにある何かのおかげ。」
 七瀬さんが悲しそうな顔で私を見つめる
 「何か…?」
 「説明が曖昧でごめんね。よくわからないんだ、このコトは私も—…。」
 一時、静まりかえる空気
 「………で、なんでこの話が俺に関係するの?」
 真くんが突如そう聞いて沈黙が破れる
 「あぁ、それはね、貴方は私の息子…。そして春の腹違いの兄妹だから関係するっていったの。」
 「…………はい?」
- Re: ねこずきん ( No.28 )
- 日時: 2012/11/03 19:56
- 名前: 玲於奈 (ID: yd06hlbJ)
- 真くんは七瀬さんの言葉に驚く 
 まあ、私も内心ビックリだったけど…
 「そうね、真がお兄ちゃんで春が妹かしら—…。そうね、出産は真のほうがはやかったわ。でもお腹に赤ちゃんができたのは春が先だけど…。」
 七瀬さんは私たちの様子などに全然気づかずに話を進めている
 「それってどういう—…?」
 私が混乱しながらも七瀬さんにそう問う
 「貴方達にとって、とても衝撃的な話になるんだけど…。私、知らず知らずに春のお父さんと不倫していたの…。」
 「へ…!!?」
 「そう、彼は独身ていっていた…、確かに。でも、後で気づいて…そのときにはもう手遅れだった—…。」
 悲しそうに彼女は話していた
 私はお父さんのことはよく知らない
 物心ついたころにはいなかったし、母も何もいわなかった
 「…だからあなたのお父さん…颯太さんって名前なんだけど、その人に捨てられた私はひっそりとこの家の中で過ごすことにしたの。」
 そういってどこか遠い日を見るような目で語る
 「だけど、貴方のお母さん…縷々は私のことを良く思ってないみたいで…、真をどっかに捨ててそして…でも運良くまたあえたけど貴方のお母さんに貴方に近づいて欲しくないせいか老婆の姿に変えろって…、此所なら、この森からでなければ大丈夫っていわれたからその時の私はもう既に姿は老婆だった。」
 そう言いながら真くんを優しい…そして悲しい目で見つめる
 「そんな老婆にいきなりお母さんっていわれても、子供は嬉しくないだろうとおもって、今までこんな風にしていたの。そして今に至るんだけど—…、私には今ひとつ分からないコトがあるわ。」
 「? 何が?」
 「なぜ貴方のお母さんは今頃そんな態度をとったのかしら?」
 不思議そうに七瀬さんはそう呟いた
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