二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- らき☆すた らっきー☆らいふ
- 日時: 2009/11/18 21:15
- 名前: 作者 (ID: 8jEJz4ci)
- 参照: http://lucky@star.ne.jp
らき☆すたにオリジナルを加えてカキコします。
- らき☆すた らっきー☆らいふ ( No.17 )
- 日時: 2009/12/12 14:12
- 名前: 作者 (ID: DWh/R7Dl)
- 参照: http://lucky@star.ne.jp
長編 第1話
「それは,あるはずのない出会い」
夜はいやだ,こんなくらい世界は。先日までは夜はあんなに好きだったのに。
こなた達と出会ってからだったけか。
「はじめまして,あんたがxxxさん?」
「ええ,はじめまして」
ザアッと風が吹く
「そんなことができるんですか?」
「うん,オレの力があれば,ね」
「じゃあ,明日予定通り,」
「かなたさん」
午後9:30 泉家
ピンポーンとインターフォンが鳴る
「ほ〜い,ん?ユウ?」
「よう,こなた。今ちょっといいか?」
「こなた!誰だこの男は!」
「おとーさんうるさい」
バキッとそうじろうを殴りつけるこなた
「大事な話があってきた」
「「?」」
「そうじろうさんだっけ,こなたの母親はかなたってひとですよね?」
ぴくりと眉を動かすそうじろう
「ああ」
オレはこう言った
「かなたさんに会ってみますか?」
「「!?」」
「おかーさんにあえるの!?」
こなたがオレに近づいてきた
「ああ」
「これでいーの?」
オレの前に出されたのは
かなたさんの写真,遺品の服。
足下には普通のヤツが見てもらくがきにしか見えないような文字
「はあっ」
息を吐き出し,心を落ち着かせる。
「いくぞ」
一瞬,周りに大量の煙が現れる
スウッと煙が晴れるとそこには・・・・
「おかーさん!?」
「かなた!?」
かなたさんがいた
- らき☆すた らっきー☆らいふ ( No.18 )
- 日時: 2009/12/12 14:27
- 名前: 作者 (ID: DWh/R7Dl)
- 参照: http://lucky@star.ne.jp
長編 第2話
「母親」
「久しぶり,そう君」
「かなた・・・」
スススとこなたに近づくかなた
「こうやって会うのは初めてね,こなた」
「おかー・・・さん・・」
こなたの声は震えていた
「おかーさん!!!」
とある公園の一角
「ユウ」
「ん?」
「ありがとう。おかーさんに会わせてくれて」
「気にすんな」
「じゃあ,わたし帰るね」
スッと立ち上がるこなた
「またあした」
「おう,かなたさんとそうじろうさんによろしく」
こなたはそういったオレに手を振ってくれた
オレも手を振り返す
そんなとき,オレは激しい頭痛に襲われた
「っ!!」
死者と再会するなんてあるはずがない
どうしてかって?それが世界の理だからだ
オレは世界の理に反しているって?
ああ,そうさ
世界は等価交換でできてる
同等のものを得るには同等のものが必要さ
それすらも世界の理
オレはかなたさんを蘇らせた
だったら,おれの払う対価はなんだと思う?
オレが払う対価は・・・・
- らき☆すた らっきー☆らいふ ( No.19 )
- 日時: 2009/12/13 21:49
- 名前: 作者 (ID: DWh/R7Dl)
- 参照: http://lucky@star.ne.jp
長編 第3話
「対価」
「おーす」
「あ,かがみ〜ん♪」
「こなちゃん,朝からご機嫌だね」
「なにか良いことでもあったんですか?」
「うん!」
チラとユウのほうを見た
「? あれ? ユウは?」
「そういえば。トキあんた知らない?」
「え?ユウですか?見てませんけど」
ガラリと扉が開く
「おはよ・・・」
「ユウ君,おは・・・どうしたの!?ユウ君!?顔色悪いよ!?」
「何でもない・・気にするな・・」
そう言っているユウの顔はとても青い
「何でもないわけないでしょ!?」
「なんでもない!」
そう叫ぶとユウはいきなり教室を飛び出した
「ユウさん!?」
放課後
結局,ユウをさがしたがどういう訳かどこにも見つからなかった
仕方がなく5人で下校することにした
「ん? ねえ,あれユウじゃない?」
見ると確かに門の辺りにそれらしい後ろ姿がある
「ユウー!!」
「お前らか・・・」
「ユウさん,顔色が悪いですよどうかなさったんですか?」
「なんでも・・・ないって・・いってる・・だろ・・・」
ドサッ
「「「「「!?」」」」」
いきなりユウが倒れた
「すぐ救急車を呼んでください!!」
トキのいつもの落ち着きぶりなど見受けられなかった
オレの払った対価?
オレは無くなったはずの人間の命を作り出したんだぜ?
だとしたら,オレが払わなきゃならねえ対価は
オレの,命そのものに決まってるだろ
夜は嫌いだ
なのに,オレの前には
光なんてどこにもないじゃないか・・・
- らき☆すた らっきー☆らいふ ( No.20 )
- 日時: 2009/12/14 19:05
- 名前: 作者 (ID: DWh/R7Dl)
- 参照: http://lucky@star.ne.jp
長編 第4話
「暗闇」
ここは無の世界
何もないあるのは
闇
黒一色,それ以外の色なんてない
ただ,闇だけの世界
「ここは・・・?」
だれもいない 一人だけの世界
「こなた?」
声を荒げて叫ぶ
「こなた!かがみ!つかさ!みゆき!トキ!みさお!あやの!」
「だれか・・・返事してくれよ・・・」
『なぜ?なぜ他人を求める?』
なんだ?
『ここはお前一人,お前だけの世界』
何?
『ここはお前が望んだ世界じゃないか』
っ!
『もう,だれもいらなかったはずじゃないか
親なんていらない,友人なんていらない,
ただ一人』
やめろ!
『お前がほしかったのは自分だけじゃなかったのか?』
違う!!
ああ,おれはいつから変わってしまったんだろう
なぜ,あんなヤツのために命までかけて母親に会わせてやるなんて言うようになったんだ
なぜ?
なぜ,こんなに恋しいんだろう
なぜ,こんなに愛おしいんだろう
なぜ,こんなに寂しいんだろう
なぜ,こんなに一人がいやなんだろう
なぜ,こんなに恋い焦がれてしまったんだろう
笑っているキミ,怒っているキミ,冗談を言っているキミ
ネトゲをいっしょにやっているとき,言い争いをしているとき,笑いあっているとき。
なぜ,あんなに楽しかったのだろう
なぜ,今こんなに心が痛いんだろう
いつからオレはあんなヤツに恋してしまったんだろう
こなた・・・・・・
オレは・・・・・・・
なぜ,お前を好きになってしまったんだろう
---------------------------------------------
あとがき
なんじゃ?このカオス。
- らき☆すた らっきー☆らいふ ( No.21 )
- 日時: 2009/12/14 23:11
- 名前: 作者 (ID: DWh/R7Dl)
- 参照: http://lucky@star.ne.jp
長編5話
「こなた」
<こなたside>
すでにキミと出会って二ヶ月がたった
「ユウ,今日からもう12月だよ?」
わたしは,病室のカレンダーをめくった
話しかけても返事がこない,ユウが倒れてもう五日。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「トキ!ユウはどうしたのよ!?」
ここはトキの家が管理する病院,ユウは現在集中治療室にいる
「・・・こなたさん」
「うぇ!?」
ほとんど放心状態だったわたしはいきなり話しかけられて驚いた
「こなたさんのお母様はすでにお亡くなりになっていましたね?」
わたしはその言葉にビクッと体を震わせる
「そして,今あなたのお母様はあなた達と一緒にいますね?」
わたしな体は意味も分からず震えていた
「お母様はユウが蘇生したのでは?」
「「「!?」」」
みんなの驚きの隠せない顔がよく分かった
「ちょっと!それどういう事!?」
「こなちゃん,お母さんに会えたの!?」
「それ,どういうことですか!?」
みんな口々にトキに質問を浴びせていた
「ユウは,小さいころから不思議な力があったんです・・・」
「ユウは小さいころから死者の魂と会話することができるんです」
「「「「!?」」」」
「そして,特別な条件で死者を蘇生することができます」
「条件?」
「それは・・・
己の命です」
「「「「命?」」」」
「くわしく話すと自分の心臓の働きを使って死者の魂の力を発達させ,死者をもう一度現世に呼び戻すんです」
「でも,そんなことできたとしても心臓の働きを使うというのは・・・」
「はい,日がたつのにつれてどんどんユウの心臓の働きは弱まっていきます」
「「「「!?」」」」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あのときそんな話を聞いてすっごくびっくりした
初めはわたしに全然口も聞いてくれなかったのにわたしのためにおかーさんを生き返らせてくれたり・・・
「ユウ,わたしたちね,ホントは一年生の時に会ったんだよ」
あのとき,キミは怪我をしたわたしを保健室まで運んでくれて,お礼したかったのにその後も全然会えなくて・・・
ユウは,わかんなかったかもしれないけど
わたしはその時にキミに恋しちゃったんだよ
無くなって,大切さがよく分かる
キミが元気なときに思いを伝えたら良かったって
暗く,冷たい,無の世界に温かい何かが
オレの心に伝わってきた
何だろう,これは・・・・・・・?
この掲示板は過去ログ化されています。