二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【怪物くん】 Stand up !!
日時: 2010/05/24 18:54
名前: じら ◆gMiRbT/E9. (ID: 6p/pMq8e)

クリックありがとうございます!!
じらと申します。
以下の項目がOKな方は進んでください!

・文章力ないです
・キャラ崩壊の可能性大

・悪魔界で殺された悪魔族は、人間界に人間としておとされる、というオリジナル設定があります

・そして主人公が悪魔族
・というか人間界におとされたアックマーが怪物くんたちにやっつけられたりけなされたりしながら頑張るお話





…OK?

※ドラマと同時進行ではないので、ドラマの番外編みたいなものだと思って読んで下されば。


★目次★


>>1
>>5 
>>6 
>>7
>>10
>>11 5/23 up!!
>>12 5/24 up!!

★つぶやき★

参照が150を超えました!!
皆様本当にありがとうございます!


まさかのアックマー主人公ですがこのまま突っ走りますので(え
これからもよろしくお願いします。
(コメなんか残してもらえたら踊り狂います←)

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Re: 【怪物くん】 Stand up !! ( No.11 )
日時: 2010/05/23 18:58
名前: じら ◆gMiRbT/E9. (ID: 6p/pMq8e)


ひたすら痛みに耐えていると目に涙が浮かんできた。

怪物は驚いたように目を見開き、立ち上がって俺をまじまじと見下ろした。
かすかに動揺の色が見て取れたが、実は俺自身も涙が出たことに驚いていた。

涙とは、弱い人間の証ではなかったか。
悪魔界では確かそう言い伝えられていたはず。


ならば今の俺は悪魔ではなく強い人間でもなく————


「なーんか……今日はいつもよりよわっちぃなオマエ。悪魔じゃなくて人間になったのは本当みてぇだな」


怪物の言葉が、なぜか胸に突き刺さった。
悪魔だった頃に、こんな気分になった覚えはない。

怪物は数歩後ろに下がり、にやりと笑う。

「よしフランケン、俺が両手をバッて上げたらそこどけ。デカイのやってやる」
「坊ちゃん、何をするでガンスか?」
「さっきキマらなかったやつだ。特大の炎」


絶体絶命という言葉がこの国にはあるらしいが、今の状況を表すのならそれがまさに適切だと思った。

冗談じゃない。あんなのを人間の体で受けたらどうなるかわかったもんじゃない!

しかし焦る俺をよそに、怪物は大きく息を吸いこんでいる。

待て! 死ぬ! 俺を殺すな怪物!!

叫びたかったが上から押しつぶされているせいでひゅうひゅうという音が喉から出るだけだった。

Re: 【怪物くん】 Stand up !! ( No.12 )
日時: 2010/05/24 18:35
名前: じら ◆gMiRbT/E9. (ID: 6p/pMq8e)

ああ、もうどうしようもないのか。
俺は自分の力量不足を嘆きながら瞳を閉じた。
悪魔界で殺された直後に人間界でも殺されるとは、これほどまでにぶざまな結末があるのだろうか。
しかも相手は怪物だと思うと、再び涙が込み上げてくる。
デモキン様がこれを見たらなんと申されるだろう?
そもそも俺はこいつらを殺すはずではなかったのか?


と、静かに思っていた時だった。



「おやおやおや、これはおどろいたねぇ!」

聞き慣れない男の声が近づいてきた。
俺が目を開けると、怪物の視線はその声がしたほうへ向いていた。

「きみたちがこんなことするなんてねぇ」

ゆったりと、そして何かを含んだような声音に、オオカミ男は早口でまくし立てた。
「いや誤解しないでほしいガンスね。これはこの悪、じゃなかった、この男が先にあっしたちに襲いかかってきたんでガンスよ!」
そう言って俺を指差す。
その横からドラキュラが頷きながら続けた。
「彼の言うとおりザマス。ミ—たちは単なる自己防衛でこの男をねじ伏せたわけであって、決して一方的に、そして訳もなくこんなことをしたのではないことをご理解いただきたいでザマスね」


顔を男のほうへむけると、そこには青い帽子と蒼い服を身に纏った、実直そうな男が怪物らを眺めていた。
確かこんな服装の人間のことを、人間界では『警官』と呼んだか。

男は苦笑を浮かべていた。
「あのね、誤解とか言うけど、きみたちのほうこそなんか誤解してない?」
「え?」


怪物たちと男が何かを話しているのが聞こえるが、死から逃れたという安心感に満たされていたせいで、会話の内容は右から左へ抜けていった。
助かったぞ、警官。
あとは俺の上に乗っているフランケンとかいうお供を押しのけるだけだが、生憎力が残っていない。

そう思っていた矢先、すっと体が軽くなった。
「フンガ」
「は?」
もしやと思って首を動かすと、驚いたことに、俺の上に乗っていたはずのお供がどいていたではないか!
どういうことかさっぱり意味が分からない。

立ち上がると、周りの怪物たちやガキは皆さわやかな笑顔を浮かべていた。
どれも先ほどまでにはなかった晴れやかな表情だ。

「もう会えねーな」
「さよならザマス」
「さらばでガンス」
「ばいばい!!」

「お前ら、何を……」
「午後一時四十八分、銃刀法違反と殺人未遂の疑いで逮捕ね」

そう言って男はにっこりと笑って、俺の右腕に装着してある鎌を見下ろし、「それはずさないと手錠つけられないから、さっさとしてくれる?」と言った。

Re: 【怪物くん】 Stand up !! ( No.13 )
日時: 2010/05/24 19:01
名前: 嵐山 治 (ID: 21pxq.RV)

はじめまして!
嵐山 治(あらしやま はる)といいます。

小説書くのがお上手ですね!
怪物くん好きなので、小説を見つける事が出来てとても嬉しいです^^

個人的にアックマーも好きなので嬉しいですw

これからも頑張って下さい!

Re: 【怪物くん】 Stand up !! ( No.14 )
日時: 2010/05/24 20:53
名前: じら ◆gMiRbT/E9. (ID: 6p/pMq8e)

嵐山 治さん、コメントありがとうございました!
上手だなんてもったいないお言葉を(泣

また暇があれば読みに来てやってください^^

(次のドラマではデモキンが普通の青年?みたいになって登場するらしいので
「そう来たか!!」と思いつつ楽しみにしているじらでした)

Re: 【怪物くん】 Stand up !! ( No.15 )
日時: 2010/06/11 14:47
名前: 黒魔女アール (ID: kpG4msIT)

じらさん初めまして!そういえばアックーマ三話でデモリーナに殺されちゃったのでちょっと残念だったけど、これ見て「こういう設定だったらいいなのになぁ」なんて思ってました(笑)


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