二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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とある魔術と科学の二重奏
日時: 2010/11/09 21:10
名前: 泉 海斗 (ID: B240tmf4)

こんばんは、泉海斗です。
これはとある魔術と科学の十字路の外伝的な作品です。舞台は学園都市で、おもに科学側の話を書いていきたいと思います。闇の書と光の書によって生まれた歪みが関係してくる話になると思います。
いろいろありますが、最後までお付き合いしてくれれば嬉しいです。
たくさんの閲覧・コメント待ってます。
明日の朝から投稿開始しますのでお楽しみに??
では!!

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Re:とある魔術×とある科学の二重奏 ( No.31 )
日時: 2010/12/05 14:47
名前: 禁書さん♪ (ID: m/WW0M6t)

へーい!!泉さーん!!来ましたぜぇーー!!

いい小説書いてますねwww

ぜひ弟子に!!((だまr
応援してまーす♪
めっちゃ禁書&科学がいいかんじ…。まさに二重奏!!
さっきからビックリマークばっかりですません。

でわッ!!頑張って!!

Re: とある魔術と科学の二重奏 ( No.32 )
日時: 2010/12/05 15:06
名前: 泉 海斗 (ID: B240tmf4)

禁書さん♪、コメントありがと〜♪

禁書さん♪の作品も毎回楽しく読ませてもらってるよ(^0^)/




Re: とある魔術と科学の二重奏 ( No.33 )
日時: 2010/12/06 08:22
名前: 泉 海斗 (ID: B240tmf4)

第7話 炎(フレイム)帝(エンペラー)の力

 「コンダクター・・・か。どこかの指揮者ですか??」
しかし目の前の男は何も言わない。
むしろ焔にはまったく興味を抱いていないようだ。
そんな焔の右手には赤々と燃え滾る炎があった。
その炎がグンニャリとうねるとそれは狼の姿となる。
まるで生きているかのように自身で立っている。
「何も言わないってことは投降する気がありませんね??」
棒を構えるコンダクター。
何かを察知したかのように二手に分かれる焔と狼。
先ほどの場所が大きな音とともに跡形もなく破壊されたのだ。
冷や汗を流しながら指示する。
「焼き砕け!!」
唸りながら狼はコンダクターに向かって飛び掛る。
それをひらりとかわす。
まったく無駄のない回避の仕方だった。
牙を立て、襲い掛かる狼だがヒラリヒラリとまるで舞うかのようにかわし続けるコンダクター。
そんな見事な動きに見とれることなく次の策を講じる。
次々と狼の数を増やし、数で押すことにする。
2体・・・4体・・6・・・8・・・次々と増える。
それらが病室を埋め尽くす。
逃げ道はほとんどない。
———さあ、この状況をどう突破する・・・。
次の瞬間棒を杖のように振るう。
まるで音楽を奏でるように、見事なまでの指揮を見せ付ける。
それに合わせて次々と炎狼が何かによって消滅していく。
焔も負けじと両手から炎狼を生み出す。
しかし数を生み出すよりも破壊されるスピードが上回る。
———そんな・・・馬鹿なことがあるか!?
破壊音がまるで美しい音楽のように聞こえてくる。
———ふざけてやがる・・・。
右手一本に力を集中させ、一気に放つ。
それは巨大な炎竜となってまっすぐコンダクターに向かう。
「ぐ・・・」
初めて何かを呻いた。
棒を向けることなくそれを横に転がることでかわす。
しかしそれを逃さない炎竜。
追尾して襲い掛かる。
今度は構えて何かを唱える、しかしなぜか狙いをはずし半分だけが消滅する形になる。
しかし残り火で十分だった。
そのままローブにぶちあたり、燃やす。
のた打ち回りながら炎を消そうとする。
しかしそれは消えることなく、服を燃やす。
ばれることを覚悟で脱ぎ捨てた。
そこに現れたのはスーツ姿のまだ仮面をかぶった男だった。
大きく肩で息をしている。
まるで先ほどの竜に何かおびえているようにも見えた。
「!!」
すっと構えられた棒。
反応が遅れて腹に何か衝撃を受ける。
「かはっ!!」
まるで何トンもの錘を腹に打ち付けられた感触だった。
ボギボギっと言うアバラが持っていかれる音とともに、壁を破壊し、外まで吹き飛ばされる。
騒ぎを聞きつけてやってくる風紀委員たち。
しかし彼らの力ではかえって足手まといだと思った焔。
「お前らは外で待機だ。あいつは俺がしとめる」
ついいつもの人畜無害の性格を崩した素の部分が出てしまう。
人が変わったかのような焔にあっけに採られている風紀委員たち。
「ごめんね、それじゃあ頼めるかな??」
すぐにいつもの口調で言いなおす。
『了解しました』
慌てて返事をする風紀委員たち。
バタバタとすぐに持ち場へと向かって行った。
そして焔自身はゆっくりと中へと入る。
そこにはまだ立ったままのコンダクターがいた。
ぶつぶつと何か言っているが関係なかった。
さっと両手を広げる、すると病室の周りに炎が上がる。
「サァ、炎帝の力を見せてあげましょう・・・炎のイリュージョンを」
炎の中から炎弾が飛び交う。
一発でも当たったら一瞬で蒸発させられるくらいのものすごい温度を持っていた。
蒸発だけではすまないかもしれない、後かとなくなるかもしれない。
棒を構える。
ゆらりと炎が揺れる。
すると横に移動すると同時に炎が切り裂かれる。
すぐに炎は回復するためにどうとなるが、反対にコンダクターはまさかという顔である。
見えない攻撃はすべてゆれる炎でタイミングを掴んでいる。
それがあるためにまったくの徒労に終わるコンダクターの攻撃。
威力はありえないが、的が炎だとまったくの無意味。
すぐに回復するものに打っても暖簾に腕押しだった。
「嫉妬・魅惑・強欲・憤怒・怠惰・傲慢・大食・・・すべては炎」
腕に集まる炎は真っ赤な紅蓮。
それに付加されるは何者おも喰い尽くし、存在を奪う大喰の炎。
「消滅(ベルゼブブ)の炎」
まっすぐに飛びかかる。
棒を構えるコンダクターだがその腕に炎の塊がかする。
思わず取り落としてしまったコンダクターに大きな隙が生まれる。
「うおおおぉぉぉぉ!!」
紅蓮に燃え盛る炎を持つ右腕を構えて殴りかかる。
小さくしたうちをしながらそこから離脱する。
触れた瞬間の床は大きな爆発はなかったものの、白い煙を上げて、大きくえぐられていた。
燃やしたのでもなく、蒸発させたのでもない。
完全なる・・・無。
久しぶりの実践での使用。
じゃじゃ馬であるためにほとんど使っていなかった帝(エンペラー)の力。
ふらふらと立ち上がるコンダクター。
懐に手を入れるとそこからまた別の指揮棒を取り出す。
そして荒々しい式を始めるのであった。
———一体何をしようと・・・??
先ほどはまるで飛び交う見えないものを操るかのような攻撃であった。
しかし今はどうであろうか。
焔は途切れない炎の操りコンダクターに迫る。
獣は一切使っていないのだ。
しかし異変はあった。
ごうごうと燃え滾っていた炎が一斉に焔に向かって襲い掛かってきたのだ。
「ぐっ!!」
まるで炎の津波である。
どどどぉぉぉっと言うように迫り来る炎の波から隙間をぬってかわす。
なおも攻撃は続く。
竜巻上に鋭く回転しながらまるでドリルのように襲い掛かってくる。
回避できないと見て、炎の壁を作り出す。
「うううぅぅぅぅ!!」
じりじりと後退させられる。
ついに耐え切れなくなった焔の壁を突き破り、ドリルのような竜巻がからだをえぐる。
シャツとスーツをぼろぼろにされ、防御用のジャケットを着ていたからいいものを、それもほとんど焼き尽くされて役割をこなしていない。
肉をえぐられ、皮膚を飛ばされたそこからは血が流れ出ていた。
帝の力を持ってもここまでやられるとは思ってなかった焔。
「終曲・・・」
最後の見せ場といわんばかりに激しい指揮。
荒れ狂う炎は巨大な鳥となる。
「編曲・・・『火の鳥(フェニックス)』」
浄化の炎が焔(けがれ)を襲う。
「我が音楽を邪魔する不協和音はすべて排除する。・・・それが黙示録に書かれた運命(さだめ)」
燃え盛る病室を後にするコンダクター。

Re: とある魔術と科学の二重奏 ( No.34 )
日時: 2010/12/06 14:15
名前: 鑢 (ID: hjs3.iQ/)
参照: http://刀語〜らじお〜

漢字変換間違っていますよ。
あの日と→あの人

Re: とある魔術と科学の二重奏 ( No.35 )
日時: 2010/12/06 14:16
名前: 鑢 (ID: hjs3.iQ/)
参照: http://刀語〜らじお〜

漢字変換間違っていますよ。
あの日と→あの人
上上→上条


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