二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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親愛カタルシス.(稲妻/長編集)
日時: 2011/08/04 14:45
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: uUVs9zNY)

飽きもせず新作←
今回は真面目に長編書きたい、とか(ぁ

!この小説は長編集です。様々な長編が散乱すると思われます。
!ゆうは初心者です。拙い文章になると思われます。
!言葉の使い方がおかしい部分も多々あると思われます。きにしないで☆

長編集、だから長編しか書かないつもり……多分ね←
宜しければ見ていってください、!
タイトルの需要はありません、←


***


( 目次 )

忠誠のキスと眠り姫.( シリアス ) >>4

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Re: 親愛カタルシス.(稲妻/長編集) ( No.9 )
日時: 2011/08/02 17:13
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: uUVs9zNY)


この連載の亜美はひたすら悪役です^^;
彩音ちゃんを突き落とそうと目論んでますからねー;
でもまあ、亜美にも理由はあるんだよ!(

彩音「亜美は姫って言う器じゃないよね」
亜美「うん」

やっぱり姫様はティアラ姫&ラティア姫だけでじゅーぶんだわ(
最近GOの連載もしたいなぁ、なんて考えてたり、←

亜美「コメント有難うございました!」

忠誠のキスと眠り姫. 【002】 ( No.10 )
日時: 2011/08/02 18:07
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: uUVs9zNY)


「——ほんと、使えない」

 あれだけの演技をしたというのに、彩音信者の皆さんにはそんな演技なんてびくとも通じはしなかった。傍らでじっと正面を見据えている従者に怒りをぶつけるかのようにそう言葉を紡ぎ出した。その従者こと、ヒロトとエドガーはきゅ、と唇を結び作戦の失敗を悔しんでいるようにも見える。
 お姫様になりたくてもなれない私の気持ちはきっと彼女には分からないしどれだけ言っても伝わらないだろう。だから私は彼女を突き落とす。そうすれば私はお姫様になれる、から。

「……姫、」

 ぽつ。哀しげに姫と私のことを呼んで私の黒髪に小さくキスを落とすエドガーを横目で見て笑みを浮かべれば、エドガーはそれでも哀しげに笑った。ヒロトだって同じ表情だった。どうしてそんな顔するのか私には全く理解できない。ねえ、私、

「煌びやかな部屋も、要らないよ。私に必要なのはお姫様という地位だけ。私が手に入れたいのはそれだけなの。そうすればあの人も私を認めてくれる。彩音ちゃんばかりがオヒメサマなんて許さない」
「——分かってるよ、姫」

 ぎりぎりと手に力を込めてそう呟けばヒロトが私の手に自身の手を重ねて哀しげに笑った。私はそういう笑い顔なんて求めてはいない、のに。私は結局何時も大切な人にそんな顔をさせる。笑顔にさせたいと願うのは自分なのに、大切な人は何時も哀しげにする。あの人だってそうだった。どれだけ収めようとしても掌からぼろぼろ、ぼろぼろ、と零れ落ちていく。

「————あの人に認められるのなら、どんな手を使っても良いの」
「姫、ですがあの方はもう、」

 エドガーの紡ぎだすその言葉を聞くまいと耳を両手で塞ぎ、私は虚空を仰ぐ。あの人は眠ってるだけ——、そう言い聞かせて今日も私は演技をするの。
 叫び声を上げた瞬時に見えた彩音ちゃんの姿が酷く歪んで見えた。


( それでも私は今日もただ、 )



** ??視点 **

 あまりにも哀し過ぎる現実だった。
 私の最愛の子、亜美は彩音という女の子を嵌めているようだった。お姫様じゃなくても、私は亜美を認めているというのに。彼女は純粋で無邪気で、——人に認められたいという気持ちがより強い女の子だった。お姫様になれば私に認めて貰え、更には私が好きになってくれる。きっと純粋にそう考えているんだろう。でも私はありのままのあの子が好きなだけで、別にあの子がお姫様だろうと何だろうと関係は無い。彼女は私を信じ過ぎ、依存し過ぎている。だから私は離れなくちゃならないと思ったの、に。私の存在は彼女にとってあまりにも大きなものだったみたいだ。
 私が死んだと伝えた瞬間に彼女は何て言った? 寝てるだけ。起きてくるんだ、って。いきなりの言葉に彼女はぱっちりとした大きな瞳を見開いて、ショックから涙も流せずにそう言葉を紡いだの。確かに私は彼女の育ての親だし懐かれていても何ら問題は、無い。それでも彼女はあまりにも異端すぎた。それでも、

「——あの子に依存してる私は、一番駄目なのかもねえ」
「アリア様……?」
「何でも無いわ。ただ少し思い出してただけ、」

 ただ無限に広がる真っ白い病室の真っ白いベッドの上で上半身だけを起こして彼女のことを考える。傍に控えるロココの頭をぐりぐりと撫で、私はただ遠くを見つめた。

「アリア様が居ないと、アミはもっともっと、」
「壊れるでしょうね」
「じゃあ……!」
「……ロココ、亜美はね、私に依存してるの。私も亜美に依存してる。だからね、依存してはいけないの。亜美から離れれば、私の存在は必要じゃ無くなるでしょう? ロココ、ごめんね。きっとエドガーやヒロトが亜美を支えてくれるの。私は死んだの」

 ロココがぽかん、と此方を見つめている。私はただ穏やかに笑み、もう一度だけロココの頭を撫でて白いベッドへ寝転んだ。


( それが正しいとは言えないけれど )

Re: 親愛カタルシス.(稲妻/長編集) ( No.11 )
日時: 2011/08/02 18:42
名前: 刹那 (ID: Er39FcTT)
参照: http://ncode.syosetu.com./n4959t/

亜美様ぁ!!!素敵過ぎますよ!!!+アリア様も素敵過ぎる!!!><今なら私、ワニに食われても生きて帰って来れる自信が有る!!!だって、其れ位幸せ何だもん♪

ラティア「…ダラダラと何訳解らない事語ってるのよ。」

ティアラ「要するに、馬鹿って事かな?」

アリア様と亜美様が素敵過ぎて生きるのが辛いって言いたいの^p^←ぇ

ラティア「地獄行き決定ね。」

ティアラ「行ってらっしゃ〜い^^」

と言うか、ゆうが姫様は君達だけで十分だって言ってるよ!!

ティアラ「えっ?!そ、そうかな…///」

ラティア「何か、照れちゃうわね…///」

うわっ!!ラティアが照れてる!!!超貴重映像だ!!!←ぇ

Re: 親愛カタルシス.(稲妻/長編集) ( No.12 )
日時: 2011/08/04 14:47
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: uUVs9zNY)

アリアさんは俺のお気に入り((
ワニに喰われてもかwww ティアラ姫こわい、行ってらっしゃいて;

亜美「ゆうも一緒に地獄逝けばww」
彩音「それ良いねwww」

ラティア姫が照れてるうううううう!
ティアラ姫はもう可愛らしいけど、ラティア姫は美しい……//((((

亜美「カメラで撮っておこう」ぱしゃっ
彩音「Σ何してるの!!!」

怒られるよ!?(あわあわ、

忠誠のキスと眠り姫. 【003】 ( No.13 )
日時: 2011/08/04 15:07
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: uUVs9zNY)


「——なぁお前、彩音を嵌めてるって本当か?」

 だん、と激しい音がすると共にオレは怒りをぶつけるみたいに亜美を壁際まで追いつめた。目の前の亜美はと言えば薄らと笑みを浮かべているだけで、何も言いはしなくて。隣の円堂はそう問い掛けるも、亜美は首を横にも縦にも振らない。
 今更だが、亜美は彩音を陥れているらしい。噂じゃなくて、彩音がそう言っていた。はらはらと零れる涙は相当亜美を信用していた証拠だろう。なのにこいつは彩音を裏切った。追い詰めても追い詰めても亜美は笑みを崩さなくて。痺れを切らした円堂が少し怒ったような声音で言えよと強要している。オレも円堂と同じことを言いたい。さっさと言え、と冷たい声音で言葉を掛けると亜美はわざとらしくびくりと震えた。

「……うん、そうだよ。私は彩音ちゃんを嵌めてる。陥れて、——私がお姫様になるの! 楽しいと思わない? 彩音ちゃんを何処かに連れて隠れ住むんなら彩音ちゃんはこれ以上皆に嫌われないかもね」
「なんで、……何でそんなことっ、」
「……アリアさんに認められる為! 私はね、お姫様になれたらきっとアリアさんに認められるの。彩音ちゃんは後から来た癖にお姫様になっちゃってさぁ。意味分からない。彩音ちゃんに白は似合わない、精々灰かぶりが良い所。グレーでどう? ぴったり」

 へらへらと笑いながらそう言葉を紡ぎだす亜美の表情はいつにも増して狂気が籠っていた。思わず後ずさるオレと円堂に亜美はくすくすくすと笑みを深める。黒の姫は闇が深いだのなんだのとは聞いていたがまさか此処まで黒く染まりきっているとは思いもしなかった。彼女には言い知れない狂気がある。それは承知だったのに、
 アリアさん、という人物はオレも知っている。亜美が敬愛し依存する女性の名前だ。数年前に死んだと聞いていたが、それはどうも嘘らしい。亜美がどのような経緯で彼女に認められたいだのなんだのほざくようになったのかは知らないし知りたくもない、けど、

「……風丸くんには、分からないよ」

 「          」
 紡がれた言葉はあまりにも哀しげな声で。円堂も驚いたように亜美を見つめていて。世界が一瞬静止したかと思うほど、無音になった。その雰囲気を打ち破ったのは勿論目の前の彼女だったけど。
 愛想の良い笑みを浮かべた亜美がじゃあね、とご機嫌で去っていくのを遠目に見つめてオレは溜息を吐いた。

「——あ、みちゃん、」

 ぽつん、と小さくそう呟いた人物が居るのも知らずに。





***
わたしのきもちなんて、


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