二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- フェアリーテイル〜トリップ〜謎の少女 コメント下さ
- 日時: 2011/10/10 18:48
- 名前: 夏星 (ID: ia9Umcvq)
初めまして!!
夏星と言います。
これは、主人公がフェアリーテイルの世界へタイムトリップして、様々な事件に巻き込まれるって感じの物語です。
前書いた小説では全然人が来なくて寂しかったので、読んだら感想をお願いします。
(ルーシィが出てこないので、そこんとこよろしくお願いします。)
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- Re: フェアリーテイル〜トリップ〜謎の少女 コメント下さ ( No.5 )
- 日時: 2011/10/10 22:55
- 名前: 夏星 (ID: ia9Umcvq)
第二話 〜ナツ・ドラグニル〜
エマは、肩を捕まれたんで振り返るとそこには、桜色の髪の毛で鱗模様のマフラーをした少年が立っていた。
足元には、青い猫もいる。
「よう!お前、大丈夫だったか?」
エマは、不安な顔をしてミラを見た。
ミラは、エマの顔を見て笑顔で答えた。
「ナツよ。エマをここまで連れてきてくれたの。」
「仕事場所でいきなり倒れてんだもんな〜」
「あい。びっくりしたね。」
「あの...ありがとうございました。助けていただいて。」
「それよりお前、なんであんな場所にいたんだ?」
「.......」
答えに悩んでいると、ミラが代わりに言ってくれた。
「ナツ、エマはここで目覚める前の記憶がないらしいのよ。」
「なにー!!!」
「記憶喪失ってやつ?」
「ごめんなさい。何も答えられなくて...」
「まあ、気にすんな。それより、これからどうすんだ?」
「あ....」
エマは、これからの事を考えてなかった。
「どうしよう....」
「ねぇ...エマ。魔導士になってみない?」
「魔導士...ですか?でもどうやって...」
「一応、エマから魔力が感じられるからの〜。ナツ、エマと手合わせしてみろ。」
「よっしゃあ!!」
「え!?」
「要はためしじゃ。ほれ、いくぞ。」
マスターはそう言って、エマをフェアリーテイルの前にこさせた。
他の人も、見物に見に来る。
「ナツ、手加減してやれよ!」「がんばれー!」
「よっしゃあ!行くぜ!」
「え!?ちょ.....」
「火竜の鉄拳!!」
「キャア!!」
ナツは、拳に炎を纏ってエマに攻撃してきた。
エマは間一髪のところで避けたが、何が何だか分からなくなってきた。
「火竜の咆哮!!」
「!!!!」
ナツが咆哮を打ったその時、エマは両手をクロスさせて、叫んだ。
「爆龍破!!!」
エマの両手から出されたその力は、龍の形をしながらナツの咆哮をものともせずナツに襲いかかった。
「ぐわぁあああ!!!」
「そこまで!!!」
「!!!?」
周りにいた野次馬達は「オ———!!」と歓声を上げ、ナツは戻ってきてエマに言った。
「お前すげーな!!何て言う魔法なんだ!?」
「いや......私にもさっぱり...」
「ともかく、エマは魔導士と見て間違いないじゃろう。エマ」
「はい」
「お前に、フェアリーテイルに加入する事を許可する。よろしくな。」
「は、はい!!」
「よろしくな!エマ!!」
「よ、よろしくお願いします!!!」
エマは、左手の甲にフェアリーテイルの紋章のスタンプを押してもらい、正式にフェアリーテイルの魔導士になった。
“なんだかよくわかんないけど、楽しくやっていけそう”
- Re: フェアリーテイル〜トリップ〜謎の少女 コメント下さ ( No.6 )
- 日時: 2011/10/11 20:33
- 名前: 夏星 (ID: ia9Umcvq)
第三話 〜チーム〜
エマは、ナツとの勝負以来フェアリーテイルの仲間と打ち解けられるようになり、楽しい日々を過ごしていた。
とくに、ナツとはかなり仲良しになり一緒に仕事に行くようになった。
今日もリクエストボードで仕事を選んでいると、ミラが言った。
「ねえ、二人とも。」
「はい?」
「ん?」
「もう一緒に仕事に出かけてるし、チームを組んでみたら?」
「チーム?」
「あい!!!ギルドのメンバーはみんな仲間だけど、特に仲のいい人同士が集まってチームを結成するんだ。一人じゃ難しい依頼でも、チームでやれば楽になるしね。」
「おしゃあ!チームを組もうぜ、エマ!!」
「う、うん!」
「チーム結成ね。あ、そうそう。マスターは今定例会に行ってていないから、仕事に行きたかったら私に言ってね。」
「あ、はい。」
ミラの話を聞いてからまたリクエストボードに向き合うと、大きな音がドアの方から聞こえてきた。
「今戻った。マスターはおられるか?」
「お帰り!!マスターは定例会よ。」
「そうか....」
「エ....エルザさん..そのバカでかいの何ですかい?」
「ん?これか、討伐した角に地元の者が飾りをほどこしてくれてな....綺麗だったのでここへの土産にしようと思ってな....迷惑か?」
「い..いえ滅相もない!!!」
「それよりおまえたち、また問題ばかり起してるようだな。マスターは許しても私は許さんぞ。」
「あの人誰?」
「エルザ!!とっても強いんだ。」
エルザは、皆にいろいろ言いながらナツとグレイを呼んだ。
「実は二人に頼みたい事がある。仕事先で少々やっかいな話を耳にしてしまった。本来ならマスターの判断をあおぐトコなんだが早期解決がのぞもしいと私は判断した。二人の力を貸してほしい。ついてきてくれるな。」
「え!?」
「はい!?」
「あのエルザが誰かを誘うトコなんて初めて見たぞ!!」「何事なんだ....!?」
「出発は明日だ、準備をしておけ。詳しくは移動中に話す。」
エルザはそう言って出て行ってしまった。
「む..無理だ........こいつと一緒だけでうぜェのにエルザが一緒だなんて————!!!!」
「こんなチームありえねえっ!!!つーか行きたくねえ————っ!!!」
「そんなに恐いの?エルザさんって...」
「あい。もう恐いなんてもんじゃないよ。」
「そうね.....地獄かしら?」
「じ...地獄?」
「確かにあの三人が組めば素敵だけど、仲がギクシャクしてるトコが不安なのよねえ〜。エマついてって仲をとりもってきれる?」
「え....あ、はい。分かりました。」
こうして、エマも着いていくことになった。
- Re: フェアリーテイル〜トリップ〜謎の少女 コメント下さ ( No.7 )
- 日時: 2011/10/12 14:26
- 名前: 夏星 (ID: ia9Umcvq)
第四話 〜闇ギルド〜
ナツ達は、エルザに言われた通りの時間にマグノリア駅に来ていた。
「何でエルザみてーなバケモンがオレ達の力借りなきゃなんねえんだよ。」
「知るかよ、つーか〝助け〟ならオレ一人で十分なんだよ。」
「じゃあオマエ一人で行けよ!!オレは行きたくねえ!!」
「じゃあ来んなよ!!後でエルザに殺されちまえ!!」
「迷惑だからやめようよ。」
その時、大量の荷物を持ったエルザが合流してきた。
「すまない....待たせたか?ん?君は確か昨日フェアリーテイルにいたな....」
「新人のエマと言います。ミラさんに頼まれて同行する事になりました。よろしくお願いします。」
「私はエルザだ、よろしくな。そうか....ギルドの連中が騒いでいた娘とは君の事か。南の狼をものの数秒で倒したとか。」
「もうそこまで広がってるんだ。」
ナツと一緒に仕事に出かけた時に、むこうの連中が雇っていた連中をエマが30秒で倒した事を、ナツが皆に広めたらしい。
「今回は少々危険な橋を渡るかもしれないがその活躍ぶりなら平気そうだな。」
「何の用事か知らねェが、今回はついていってやる。条件付きでな。」
「条件?」
「帰ってきたらオレと勝負しろ、あの時とは違うんだ。」
「....確かにおまえは成長した。いいだろう、受けて立つ。」
「おしっ!!!燃えていたァ!!!!やってやろうじゃなーかっ!!!!」
そう言って3人と一匹は列車に乗り込んだ。
あたり前のように乗り物酔いをしたナツを無視しながら、エルザの話を聞いた。
「話が見えてこねえなァ.......得体の知れねえ魔法を解こうとしている奴らがいる。だがそれだけだ、仕事かもしれねえし何て事ァねぇ。」
「私も初めはそう気にはかけてなかった。〝エリゴール〟という名を思い出すまではな。魔導士ギルド・アイゼンバルトのエース、死神エリゴール。」
「その名前なら知ってる。6年前に魔導士ギルド連盟を追放させられてるんだよね。」
「なんで記憶がねえのに知ってんだよ?」
「本を読んでいろいろと学んだの。」
「現在は闇ギルドのカテゴリーに分類されている。」
話をしていると丁度列車が止まったので、ナツを抱えながら外に出た。
「その場にいた連中ならエルザ一人で何とかなったかもしれねえ。だがギルド一つまるまる相手になると....」
「奴らはララバイなる魔法を入手し、何かを企んでる。私はこの事実を看過する事は出来ないと判断した。」
「ねえ、一つだけいい?」
「なんだ」
「その....ララバイってさ呪歌の笛じゃない?」
「なんだと?」
「禁止されてる魔法の一つに呪殺ってあるでしょ?」
「ああ....その名の通り対象者を呪い、〝死〟を与える黒魔法だ。」
「ララバイはもっと恐ろしくて、確か笛の音を聞いた者全てを呪殺する....〝集団呪殺魔法〟だったと思うんだけど...」
「何!?」
「マジかよ!!?」
「私も本で読んだことしかないんだけど、もしそうなら大変な事に...」
その時、オニバス駅に緊急のお知らせが入った。
「「お客様にご連絡いたします。この先のクヌギ駅で闇ギルドの者による、テロが発生致しました。クヌギ駅に向かう列車は全車通行止めになりましたので、ご了承お願いします。」」
「エルザ!!」
「ああ、クヌギ駅にいくぞ!!!」
- Re: フェアリーテイル〜トリップ〜謎の少女 コメント下さ ( No.8 )
- 日時: 2011/10/12 22:25
- 名前: 夏星 (ID: ia9Umcvq)
第五話 〜罠〜
魔動四輪車をレンタルして、エルザの運転のもとクヌギ駅に向かった。
クヌギ駅ではもう、列車を乗っ取って次の駅に行ってしまっていた。
「何で列車なんだろう。レールの上しか走れないからそれほどメリットなんてないと思うけど...」
「ただしスピードはある。何かをしでかす為に奴等は急がざるをえないという事か?」
「脱ぎながら言わないで。」
エルザは魔動四輪車を走らせて、次の駅に向かった。
「エルザ!!とばしすぎだぞっ!!!SEプラグが膨張してんじゃねーか。」
「あの笛が吹かれれば大勢の人が死ぬ。」
「わかってっけど、奴等の目的もはっきりしてねえし....一戦交える可能性もある。そんなにスピード出したらいざって時におまえの魔力が枯渇しちまうぞ。」
「構わん、いよいよとなれば棒切れでも持って戦うさ。それにおまえたちがいるしな。」
オシバナ駅が見えてきた時に、オシバナ駅から煙が出ている事に気がついた。
どうやら、奴等が暴れたらしい。
「軍の小隊が突入したがまだ戻ってこない。」
「アイゼンバルトたちは?」
「まだ出てないよ!!!おそらく中で戦闘が!!」
ホームへ行く階段に差し掛かった時に、小隊を見つけた。
皆、倒れて気を失っていた。
「相手は一つのギルド、すなわち全員魔導士。軍の小隊ではやはり話にならんか....」
「ホームはこっちだ!!!」
ホームに上がったら、アイゼンバルトの奴等がエルザ達を待っていた。
「やはり来たな、フェアリーテイル。」
「貴様がエリゴールだな。」
「あれ....あの時の鎧の姉ちゃん。」
「ハエがぁ〜、お前らのせいで....」
「おちつけよ、カゲちゃぁん。」
「貴様等の目的は何だ?返答次第ではただでは済まさんぞ。」
「遊びてぇんだよ。仕事も無ェしヒマなモンでよォ。」
「ぎゃははははは」
「まだわかんねぇのか?駅には何がある。」
「風の魔法だっ!!」
その時、エマは自分も飛んでエリゴールに飛びかかり、攻撃した。
「風の傷!!!」
「おっと...いきなりはひどいな。」
「ひどいのは貴様等だ!!この駅には多くのヤジ馬が集まってる。そんな所でララバイを放送させてたまるか!!!」
「大量無差別殺人だと!?」
「これは粛清なのだ。権利を奪われた者の存在を知らずに権利を掲げ、生活を保全している愚かな者どもへのな。」
「呆れた...そんなことしたって権利は戻ってこないのよ!!!」
「ここまで来たらほしいのは〝権利〟じゃない〝権力〟だ。権力があれば全ての過去を流し、未来を支配する事だってできる。」
「アンタバッかじゃないのっ!!!」
「残念だな、ハエども。闇の時代をみる事なく死んじまうとは!!!」
「きゃあ!!!」
その時、壁から影が出てきてエマを地上へ叩きつけようとしたが、ナツがうまくキャッチしてくれたので、ケガはしなかった。
「大丈夫か、エマ!?」
「大丈夫、ナツ。ありがと。」
“かかったな......フェアリーテイル。多少修正はあったが..これで当初の予定通り、笛の音を聴かさなきゃならねえ奴がいる。必ず殺さねばならねえ奴がいるんだ!!!”
- Re: フェアリーテイル〜トリップ〜謎の少女 コメント下さ ( No.9 )
- 日時: 2011/10/12 22:21
- 名前: 夏星 (ID: ia9Umcvq)
第六話 〜テイタ—ニア〜
「後は任せたぞ。オレは笛を吹きに行く。身の程知らずのハエどもに......アイゼンバルトの..闇の力を思い知らせてやれぃ。」
そう言うとエリゴールは、窓を突き破って向こうのブロックへ行ってしまった。
「ナツ!!グレイ!!二人で奴を追うんだ。ここは私とエマでなんとかする。」
「エリゴールはララバイをこの駅で使うつもりなんだ。それだけは絶対に阻止しなくちゃ。」
「聞いてるのかっ!!!」
「も....もちろん!!!」
「行け!!」
「二人逃げた。」「エリゴールさんを追う気か?」
「まかせな、オレが仕留めてくる!!!」
「こっちも!!!」
ナツとグレイ、それに向こうの二人が居なくなった。
「こいつ等を片づけてから私達もすぐに追うぞ。」
「うん。」
「女二人で何ができるやら。」
「これ以上フェアリーテイルを侮辱してみろ。貴様等の明日は約束できんぞ。」
「魔法剣!!!」
「めずらしくもねえ!!」「こっちにも魔法剣士はぞろぞろいるぜぇ。」「その鎧ひんむいてやるわぁ!!!」
エルザは、武器を換装しながら敵をなぎ払って行く。
「換装する速さが早すぎる。すごい。」
「エルザのすごいトコはこれからだよ。」
「え?」
「まだこんなにいるのか..面倒だ、一掃する。」
「魔法剣士は通常〝武器〟を換装しながら戦う。だけどエルザは、自分能力を高める〝魔法の鎧〟にも換装しながら戦う事ができるんだ。それがエルザの魔法、ザ・ナイト!!!!」
エルザは、同時にいくつもの武器を操る事ができる鎧、〝天輪の鎧〟に換装した。
「エルザ..!?こいつまさか....」
「舞え、剣たちよ。サークルソード」
「こんのヤロォ!!!」
「ま..間違いねえっ!!!コイツぁフェアリーテイル最強の女、テイタ—ニアのエルザだっ!!!」
「すごい!!」
エルザが一掃したかに思えたが、一人逃がしてしまった。
「エリゴールの所に向かうかもしれん、エマ追うんだ!!」
「分かった!!」
エマが追いかけに行った後、エルザは魔法を解きながら少し疲れが出たような顔をした。
“やはり魔動四輪車をとばしすぎたのがこたえたな....ナツ、グレイ、エマ、後は頼んだぞ。”
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