二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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梅の花 【BLEACH】
日時: 2010/01/14 19:59
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
参照: http://gekkouhoujyu.holy.jp/page008.html

立て直しては消え、立て直しては消え……
ハイ、消えました

*注意*

+荒らし・中傷・悪口・チェンメ厳禁
+更新激遅です
+有り得ない事ありまくりです。後、意味不です
+何かと似てたらすみません
+続きからです。オリキャラ出ます

前々スレ↓
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15254

前スレ↓
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15319

*prologue*

散りゆく花弁が頬を撫でる

  曖昧な、そして風に舞う花弁を追う

確かな望みを花弁に託し

    私は願う


  この平穏が長く、続くように——

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Re: 梅の花 【BLEACH】 ( No.2 )
日時: 2010/01/14 20:33
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
参照: http://gekkouhoujyu.holy.jp/page008.html

44話

「……お腹痛いよぉ」

「えー? 美味しいじゃない!!」

「それは乱菊さんの味に対しての感覚がおかしいんじゃ……」

「……日番谷君がちゃんと食べてくれてたらなぁ」

お腹を押さえながら桃が愚痴をこぼす

「……仕方ねぇだろ」

「お腹痛い……」

ホントにお腹痛い……

乱菊さんの胃袋どうなってんの?

でも、私はまだマシな方だと思う

いいとこ育ちの緋鞠ちゃんは免疫がなくて気絶してるし

ハァッとため息

「……井上の料理は破壊力が増したな」

これ以上破壊力が増さないよう、祈りましょう


「美味しかったーーー!!」

「藍、今夜だよ……」

「藍さん、皆様の御迷惑になりますわ。貸切ではないのですから」

緋鞠が注意する

「ホントホント。お前も緋鞠くらいおしとやかだったらなー」

燕がわざとらしく言う

パーンと見事な平手打ちが燕に決まった

「御見事ですわぁ」

「そこ、関心するとこじゃないと思うよ……」

織姫が苦笑しながら言う

「あー……口直しになったぜ」

「井上の料理確実に破壊力増したな」

ヒソヒソと恋次と一護が言う

「美味しかったね、お料理!」

「そーだな」

笑顔で言う桃と素っ気無く返事を返す冬獅郎

「あら? ……満月」

緋鞠がふと足を止め、空を見上げる

ここは縁側

なので綺麗な桜の花や月がよく見える

緋音もだが、緋鞠は月や、桜の花などの自然のものが好きだ

なので足を止めた

「本当だ! きれ〜い」

緋音も縁側に出て、夜空を見上げる

暫くして、一行は部屋に戻ったのだった

Re: 梅の花 【BLEACH】 ( No.3 )
日時: 2010/01/14 20:34
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
参照: http://gekkouhoujyu.holy.jp/page008.html

秋空

ウン、あれは哀しかった
書いてた小説全部消えたし
あたしが緋音達が好きだから立て直したってのもちょっとあるw
いつまで続くのかなぁ?

Re: 梅の花 【BLEACH】 ( No.4 )
日時: 2010/01/14 21:39
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
参照: http://gekkouhoujyu.holy.jp/page008.html

45話

「あー疲れたー」

布団を敷き終わるなり、ボフッと布団に倒れこむ藍

「卓球楽しかったな」

「そうだね〜」

ルキアと織姫は雑談をしている

「ひまひま髪の毛長いね〜」

「そうですか?」

やちるに髪の毛を弄られている緋鞠

乱菊もそれに混じっている

それを側で見ている雛森

そして緋音はと言うと

縁側に足を投げ出し

淡い輝きを放つ月を見上げていた

サーッと風が吹く

桜の花弁が散り、月光の下で舞う

風が吹くたびに緋音の緋色の長い髪が風に揺れていて

それは、幻想的な風景だった

「緋音……アンタ可愛いわね!!」

「ふえぇぇぇ!?」

余りに騒がしいので男性陣も部屋から出てきた

「うるせー……って何だこりゃ?」

緋音に抱きついている乱菊と窒息しそうな緋音

「……松本、梅宮が死に掛けてるぞ」

「そうですか?」

乱菊から解放され、ハァッとため息をする緋音

苦笑する桃と緋鞠

そして皆で月を見る

「わぁ……綺麗」

舞い散る桜を見て、呟く桃

「あたし桜の花好きだよー」

やちるが言う

「私は……梅の花の方が好きです」

ふと声を発した緋音に皆は目を向ける

「桜の花は確かに綺麗です。けど、風が吹くとすぐ散って、あまりに儚いから……」

月を見たまま淡々と呟くようにいう

「冬の寒さに耐えて、綺麗な花を咲かせるから」

「……へぇ〜」

藍が関心したように言う

「って、桜の花も好きですけどね!」

あはは、と笑ってみせる

でも、あれは本心

桜の花はあまりにも儚い

梅の花は寒さに耐え、花を咲かせる

梅の花は、強い

Re: 梅の花 【BLEACH】 ( No.5 )
日時: 2010/01/14 21:50
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
参照: http://gekkouhoujyu.holy.jp/page008.html

46話

時間が流れるのは早い

それも楽しい時なら尚更

あっという間に帰る日になり、織姫ちゃん達と別れた

「じゃーねー」

「ばいばい!」

「いっちー、今度は剣ちゃんもいれて遊ぼうね〜」

「絶対嫌だ!!!!」

断固拒否する一護

「織姫〜またね!」

「さよなら乱菊さーん!」

手を振り続ける

「そろそろ行くぞ」

「一護、井上、茶渡、石田。またな」

そして、私達はソウルソサエティに帰った

「楽しかったね、日番谷君」

「そーだな」

相変わらず素っ気無い返事を返す隊長

好きなら、素直になればいいのに

こういうところは子供なんだなぁと思う

勿論、声に出したら氷付けにされるけど

何で告白しないんだろう

「……隊長、何で告白しないんですか?」

ふと訊いてみた

「!!」

あからさまに隊長が動揺する

「べ、別に……」

真っ赤になって言い訳を探す

……素直じゃないなぁ

「……想いは、伝えないと後悔しますよ」

「は?」

「では」

そして私は立ち去った


想いを伝えないと後悔する

それは、私が身をもって知っている

辛くて 哀しくて

隊長には失礼だけど、何時想い人が居なくなるかなんて予想できないもの

脳裏に、蘇る声

『緋音』

慌ててその声の主の顔を思い出さないようにする

思い出すたびに、私は哀しくなる

思い出すたびに、私は辛くなる

だけど




……思い出すたびに、私は貴女をもっと好きになっていく

Re: 梅の花 【BLEACH】 ( No.6 )
日時: 2010/01/14 22:11
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
参照: http://gekkouhoujyu.holy.jp/page008.html

         なんで


      【果て無き哀しみ】


なんでですか?

なんでわたしばかりこんな目に遭うのですか

『ねぇ、貴女の名前は?』

霊術院で、藍と燕以外に出来た初めての友達

『私は、梅宮緋音』

『緋音ちゃんかぁ。あたしはね、紅音美蓮! 宜しくね!』

友達

それから、藍・燕・緋鞠ちゃん・美蓮・私で行動してた

何時も一緒で
何する時も一緒だった

藍達以外の初めての友達



         なのに


なんで、美蓮は死ななきゃいけなかったのですか
なんで、私は美蓮を護る事が出来なかったのですか

私を庇って、虚の攻撃を受けた美蓮

血塗れになって冷たくなる身体

『緋音!!』

あの声と様子が脳裏から離れない

昏睡状態になったのはその所為

……違う

私が弱いから
現実から目を背けていただけ


「緋音さんッ!」

真っ赤に染まる視界

あの時を思い出す

……嗚呼、所詮私の力はこんなもの

誰1人護れやしない

けど、死人が出なくてよかった

だけど 私はまだ弱いんだ











哀しみは 果てない



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書きたかった番外編!
暫く、番外編になります
緋音の哀しみ
美蓮を失った時の緋音の心境


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