二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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狩人×太陽は夜も輝く
日時: 2009/12/12 22:14
名前: 葉樹 (ID: lkF9UhzL)

■—説明
 等スレッドはH×Hの二次元小説を取り扱ってます
 基本的に原作沿い、たまにオリジナルで進んでく予定です
 オリキャラが中心なのでオリキャラ苦手な方はご注意ください

■—注意
  *)荒らし、中傷はやめてください
  *)パクリ禁止です
  *)狩人嫌い
  以上に該当する方、回れ右して戻ってください><

■—登場人物オリキャラ

名前:ブラン ♀
容姿:紫色の瞳で銀髪ロンゲ
   普段は高いところでポニーテール
服:ゼロとおそろいのマント
  マントの下は・・・まぁ、おいおい←
靴:やっぱりブーツ
その他:血はあまり流したくない
    自分ひとりで物事を決めるのは苦手で
    理性はいつも頭の中
    自尊心はエレベストよりも高い


名前:ゼロ ♀
容姿:赤い瞳に薄い紫のロンゲ
   後ろ髪を後ろの下の方で縛っている
服:ブランとおそろいのマント
  マントの下は動きやすい和服
靴:下駄
その他:好戦的で無言実行
    口より先に手が出る
    スピードを武器に戦う快楽殺人主義者
    戦闘能力は高い

性格が真逆の双子です^^*

以上、注意を読んだ上で「大丈夫!」って方のみ小説をお楽しみください

管理人:peach&葉樹

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Re: 狩人×太陽は夜も輝く ( No.2 )
日時: 2009/12/16 22:51
名前: peach (ID: vHHAQ2w4)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?343656

■ :幻影旅団:




「幻影旅団!!??」

この世界に生きているなら誰でも聞いたことのある名前だ
その名を聞いて、ゼロはベットから飛び起きる


「ブランっ!僕、その仕事やる!いいよね?いいでしょ?ねえ、ねえ!」
「・・・・・・」

急にやる気になったゼロに、ブランは「はぁ」とわざとらしいため息をつくと

カチッ

そのメールを開いてみた


欲しいのは9月に行われるヨークシンシティの情報
やってくれるのなら
明日の午前0:00ジャスト
港の近くの建物Bへ
             幻影旅団


「・・・そんなにやりたいの?」
「うん!」
「死ぬかもよ?」
「うん!」
「いいの?」
「うん!」


うんしか言わないゼロに二回目のため息をつくと


カタカタ・・・

ともう一度メールを打ち始めた


「やらせてくれるんだ!」
「・・・・・・」
「ありがと!じゃあお礼として今日の晩御飯は僕が作ってあげるよ!」
「ありがとう。気持ちだけ、受け取っておくよ・・・」


かなり不器用なゼロに料理を作らせれば、キッチンは破壊寸前

きゃあきゃあと騒ぐゼロ
メールを打つブラン

静かだったこの部屋にも、騒ぎが訪れて———

Re: 狩人×太陽は夜も輝く ( No.3 )
日時: 2009/12/14 00:04
名前: 葉樹 (ID: lkF9UhzL)

「〜♪」

夜が明けた
朝っぱらから鼻歌を歌いながらご飯を口に運ぶご機嫌なゼロ
一方ブランは少し不安そうな表情を浮かべている

その理由はもちろん【幻影旅団】
悪名高き幻影旅団とあと数時間もしないうちに顔を合わせる事になるのだ
普通なら不安でいっぱいいっぱいだろう・・・

もちろんゼロはそんな事は考えていないが


食事が終わると二人はすぐに家を出た
もちろんその時点で変装は完璧で元の姿の面影もないほどに二人の姿は変わっていた

15分ほど歩くと旅団との約束の場所に付いた
ブランが自分の腕時計に目を落とすと針は11:57を示している
もちろんその場に旅団の姿はない

「・・・普通は約束の10分前にはくるよねぇ?」

「まぁ、普通はね?旅団は普通じゃないから仕方ない」

なるほどね、っとゼロは口を噤んだ


時計の針が少しずつ時を進めていく
11:59になっても旅団は姿を現さない

「あと一分・・・」

ブランは頭の中で、ゼロは59、58、57と口に出してカウントダウンを始めた


「5、4、3、2、1・・・・」



カチッ・・・

時計の針が12:00を示した

そしてそれと同時にどこにいたのか、二人を囲むような形で4つの人影がその場に現れた
二人は無意識のうちに戦闘態勢をとる


「・・・・・幻影旅団か」

「お前らが情報屋で間違いないな・・・?」


最初に口を開いたのは二人の正面に現れたオールバックの男
額には多きな十字架の刺青があった

「そうだよ・・・あんたは・・・クロロ・ルシルフルだね?」

「!!・・・俺の名前を知ってるのか」

「これでも凄腕の情報屋って事になってるんだよ」


ブランは瞳だけを動かしてクロロ以外の三人の姿を確認した
もちろんその三人も旅団の団員でブランの頭の中の情報と三人の顔を一致させる事が出来た


「ところで・・・今ここに来ている団員はコレで全員か?」

その場にいる旅団員は4人、そのうちクロロを抜いた三人は戦闘体制に入っていた
ゼロも戦闘態勢を解かずにクロロに質問をした

「ああ、ほかの者はアジトで待っている」

「それは残念・・・」

残念だけど、このままじゃ情報を渡すわけにはいかないな・・・

ゼロは旅団員には聞こえないように小さくつぶやく
そんなゼロの言葉を代弁するかのようにブランが口を開いた

「クロロ・ルシルフルさん、私達が気づかないとでも思いました?・・・」


今この場にいる私達も含めた6人、それとは別にあと4つ、人の気配がします・・・


その言葉を聴いたクロロは一瞬驚いた表情を見せるがすぐに元の無表情に戻った


「今この場にいるすべての団員の姿を露にしてください。出なければ情報を渡すわけにはいきません!」

ブランはその言葉と同時にクロロをきつく睨み付けた、が

ブランとは裏腹にクロロはその顔に薄い笑みを浮かべていた・・・

  

Re: 狩人×太陽は夜も輝く ( No.4 )
日時: 2009/12/14 23:01
名前: peach (ID: vHHAQ2w4)

「さすがだな、情報屋」
薄い笑いを浮かべながら、クロロが言う。

ブランとゼロは、顔を見合わせる。
すると、音もなくクロロが近くにいた。

「「!!」」

「これで、全員そろっただろう。さあ、情報は?」

後ろを確認すると、ちゃんと他の四人は出てきていた。

「そうですね。それでは」

            ★

ヨークシンのオークションの話を一通り終えると。
また、クロロが笑い始めた。
「君たち、すごいな」
・・・とブランとゼロは静止する。
「そのすごさを見込んで、俺から頼みがある」
そこでいったん言葉を切ると。
「旅団に・・・入らないか?」
その言葉は、唐突に。

Re: 狩人×太陽は夜も輝く ( No.5 )
日時: 2009/12/15 20:32
名前: 葉樹 (ID: lkF9UhzL)

「・・・・・・・・どういうことですか?」



クロロの言葉に対してブランは冷静に言葉を返した
一方のゼロはイマイチ意味がわかってないのか頭の上に?マークを浮かべている



「いったとおりの意味だ。幻影旅団の一員にならないか、と聞いている」



ご冗談を、と言うようにブランは薄い笑みを浮かべる


「残念ながら私達はあくまでも情報屋。盗みや殺しに手を染めるつもりは有りません」

「ほぉ・・・だが噂に聞いたが・・・お前達の正体を探る奴らを殺して回ってるそうじゃないか?」

「・・・・!!?」

「その様子じゃ・・・事実のようだな」


はめられた、ブランはそう思った


「それなのに今更殺しはやらないだと?ふざけた事を言うんだな」

そのクロロの言葉の直後やっと今の状況を理解したのか、ゼロが会話に入り込んできた

「僕達が殺しをするのは僕達の邪魔する奴らだけだ!それ以外の不要な殺しは絶対しない!!」

ゼロははっきりと言い切った
その言葉を聴いたクロロは
それは残念だ・・・といいながらもその顔に笑みを浮かべる

そして小さくつぶやいた

俺は、欲しい物を手に入れるためには手段を選ばないんだ——・・・・・


その言葉と同時にクロロを含めたその場にいる全旅団員が戦闘態勢をとった

  

Re: 狩人×太陽は夜も輝く ( No.6 )
日時: 2009/12/15 23:11
名前: peach (ID: vHHAQ2w4)

ピン・・・っと空気が張り詰める。

チッ、とブランが舌打ちをした。
心なしか、ゼロの表情がうれしそうに見える。
「どうする?僕、怒っちゃったみたい・・・!」
「あのね、ゼロ。そういうことは場を考えて・・・」

そのとき、クロロは不思議な分厚い本を出した。
「どういう能力だろうね?」
「・・・だからさ・・・」
会話をしながら、二人とも能力を出す。

ニヤリ、とクロロが笑った。
            ★

ゼロの武器は、二対鉄扇子。
風を操り、人を斬る。
ブランの武器は、自分の背よりもおおきい大鎌。
人の命を刈り取り、収める。

そんな二人でも、負けそうだった。

攻撃と防御
二つのコンビネーションがうまくいっているのでまだ死んではいないものの、もうヤバイ。
クロロの能力は押さえきれず、血はもう出ないような感じ。
だがクロロは・・・
笑っている。

「これに懲りたなら、いい加減、俺の仲間になるんだな」
「「い・・・やだ!」」
「まだ話す元気があったのか?」
「自分の自尊心を傷つけてまで、生き延びたくない」
「僕も右に同じ!!」
紫の瞳と紅い瞳が語りかけてくる。

「そうだ。 こうしよう」

クロロは、顔を上げる。
「君たちは、普段は情報屋として働いてオッケーだ。ただし身体のどこかにナンバーを彫ること これは必須。と、ヨークシンのオークションの時には俺たちと一緒にいること。それが守れるなら、開放してやってもいい」

どうする・・・?とブランの目が語りかけてきた。
本当は、いやなのに。
双子の身を案じて。


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