二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- *妖精の尻尾*
- 日時: 2010/01/06 09:25
- 名前: チャミー (ID: mY4PpL58)
この小説は、『FAIRYTAIL』のキャラたちの日常を描いた物語です。
注意
*荒らしはやめてね。
*感想書いてくれると嬉しいナ。
*是非読んでみてね。
>>2 「登場人物紹介」
>>9 「登場人物紹介Ⅱ」
>>13「星霊たちのプロフィール」
>>1 「第1話 妖精の尻尾」
>>3 「第2話 仕事より空腹」
>>4 「第3話 空腹より仕事」
>>7 「第4話 愛さえあれは何もいらない」
>>8 「第5話 恋敵、時々天敵」
>>10「第5話 恋敵、時々宿敵」
>>11「第6話 恋敵、時々ライバル」
>>12「第7話 恋敵、時々親友」
>>17「番外編 信じるか信じないかはアナタ次第」
- Re: *妖精の尻尾* ( No.11 )
- 日時: 2009/12/23 09:40
- 名前: チャミー (ID: Hi/9PYOs)
第6話「恋敵、時々ライバル」
前回、料理対決をすることになったジュビア、ルーシィ、ミレジェーン、カナ、エルザの5人、
みんな料理は自称得意らしいので、そっち系の心配はいらないと思われるのだが——
「ちょっと!! カナ!! お酒入れすぎ!!」
「いーのいーの。ちょっと多いぐらいがちょうどいいんだって」
カナはルーシィの制止を振り切って、料理の中に酒をどぼどぼと入れていった。
「……あれ、食わなきゃいけないのか?」
「さすがに多いなー」
その様子を見たグレイとナツは、すこし心配そうな顔をして言った。
しゅばばば!!!
カナが酒をどぼどぼと入れている隣では、エルザが材料を片っ端からみじん切りにしていた。
……剣で。
「エルザ、ストーップ!! そんなに斬ってどうするの!?」
エルザの足元には、みじん切りになった野菜各種、肉、魚、卵、海草、その他もろもろが転がっていた。
「ふぅ。こんなものか」
エルザは、腕で額の汗をぬぐい、「勝った」という顔をした。
「ちょっと、エルザ!! ルール分かってる!?」
「そんなことより、ルーシィ。お前は自分の心配をしたほうがいいぞ」
エルザに言われて鍋を見ると、黒い煙がもくもくと上がっていた。
「ぎゃ———ッ!!!」
ルーシィは悲鳴を上げると、半泣きになりながら料理を作り直し始めた。
「おい、ナツ」
その様子を見たグレイが、ナツに言った。
「胃薬とか買っておいたほうがいいんじゃねーか?」
「は? 何言ってんだ? お前はあれくらいで薬に頼るのか!? だっせーなー」
ナツがグレイに言った。
「んだと、コルァ!!」
「やんのか!?」
「ああ、やってやらァ!! ……といいたいところだが」
「今ケンカしたら、間違いなく殺されるな」
ナツとグレイは、成長していた。
***
一方、ミラとジュビアは他の3人とは比べものにならないくらいの料理を作っていた。
そして、料理が完成した。
***
参加者以外のメンバーにも、緊張が走った。
まずは、エルザのみじん切り、いやみじん斬りの料理から。
料理名は『体にいいスープ』だ。
「……なんか、具なくねーか?」
グレイが言った。
「まー、美味かったからいいんじゃね?」
ナツが言った。
ナツの皿にはもうスープは残っていない。
「食うの早ッ!!」
グレイが驚いて言った。
グレイはナツが話している間に、服を脱いでいる。
「脱ぐの早ッ!!」
ルーシィはグレイにむかって叫んだ。
「……確かに、うまいな、これ」
グレイは言った。
もう皿にはスープが一滴も残っていない。
「アンタもじゅうぶん食べるの早いよ」
ルーシィはあきれた顔で言った。
評価は、☆☆☆だそうだ。
グレイからの一言は『具が見えねぇ』。
***
次は、カナの料理。
料理名は『オムライス』。
といっても、子供には食べさせられない味だが。
「「!!!!!!!!」」
一口食べたナツとグレイの動きが止まった。
そして、言った。
「「酒くせぇ!!!」」
カナが料理していたところを見ると、空になった酒樽が3つ転がっていた。
「カナ、お酒入れすぎ。樽3つって……」
ルーシィが言った。
「いや、1つしか入れてないけど? あとの2つはつい飲んじゃった」
「えー……」
評価は☆☆。
ナツからの一言は『形がきれいだった』。
***
次はミラジェーン。
優勝候補のの一人である。
料理名は『焼き魚』。
「「美味い!!!」」
ナツとグレイが声を揃えて叫んだ。
その横で、ハッピーが言った。
「この塩加減、焼き加減、どれをとっても最高だよ」
全員が「いたのか……」という雰囲気に包まれた。
評価は☆☆☆☆。
ハッピーからの一言は『のどに骨がささったよー』。
残すはルーシィとジュビアの二人。
続きは次回!!
- Re: *妖精の尻尾* ( No.12 )
- 日時: 2009/12/25 13:38
- 名前: チャミー (ID: t/DqlZw8)
第7話「恋敵、時々親友」
前回に続いて、今回もグレイ様争奪戦が行われている『妖精の尻尾』。
続いての手料理はルーシィが作った肉じゃがです。
「肉じゃがって……」
「普通だな」
なぜか不満そうな顔をしてナツとグレイが言った。
「え!? 普通の料理を作る勝負じゃなかったっけ!? これ!!」
ルーシィも負けじと言い返す。
そして、不満そうな顔でナツとグレイが肉じゃがを食べた。
……そう、食べたのである。
「「————————ッッ!!!!」」
声にならない声が、ギルド中に響き渡った。
……と言っても、声になってないから実際は響いてないのだが。
「え!? そんなにまずかった!? あたしの料理!!」
ルーシィがビックリして言った。
横では意識を失って倒れているナツとグレイの姿が。
それを見たジュビアは「グレイ様!!」と、グレイに駆け寄っていった。
「えー……。あたしって、料理できないキャラだったんだ……」
本気でルーシィは落ち込んでいた。
評価は☆
グレイからのコメントは「なんか、甘いんだが、苦くて、肉は生だが、じゃがいもはこげていた」
ナツからのコメントは「おお!? なんか、甘くて苦くてがりがりしてて生臭ぇ!!」
その後、二人は再び倒れこんだという。
***
ナツとグレイが何とか回復したので、次はジュビアの料理。
作ったものは『しゃぶしゃぶ』
「「…………」」
ナツとグレイ(そのほかのメンバーも)疑問に思っていたこと。
それは……
——しゃぶしゃぶって、手料理か……?
「ま、まぁいいんじゃねーの? とりあえず食ってみればどうにかなんだろ」
グレイがそう言うと、ナツもそれに賛成して肉を手に取った。
が、またそこで新たな疑問が生まれた。
——水(というか、お湯)がない……!!
一同に「まさか……!!」と言う感じの空気が流れた。
そしてジュビアは、その一同の期待を裏切らなかった。
「グレイ様、このしゃぶしゃぶは、ジュビアの体を使ってもらうんです。……あ、ナツさんのことが好きとか、そういうことじゃないんです」
ジュビアが照れながら言った。
「いや、無理!!!」
グレイがあわてて言った。
他のメンバーたちも、「うんうん」というようにうなずいている。
一方ナツは、目をキラキラと輝かせて肉を持って構えている。
「なぁなぁ、早く食おーぜ」
「いや、無理でしょ!!!」
ナツ以外の人が必死に止めたので、ジュビアは不戦敗となった。
***
「優勝はミラちゃんか……」
「おー、ミラー!! 優勝おめでとー」
「なんか違う……」と言うような顔をしているグレイに対しナツはいろんなものを食べれて上機嫌と言う顔をして言った。
「うふふ、ありがと♪」
ミラは満面の笑みで周りにいたメンバーたちに微笑んだ。
「ピュー!! ミラちゃんサイコー!!!」
「優勝おめでとう!!」
「結婚してくれー!!!」
そんな声がギルド中に響き渡った。
***
「ジュビア、負けてしまいました」
ジュビアはかなり落ち込んでいた。
「いや、あれはどう考えても負けるでしょ……」
ルーシィが苦笑を浮かべて言った。
「ジュビアは本気でグレイ様を愛しているのに……」
ジュビアは今にも泣き出しそうな顔をしている。
「……大丈夫よ」
「え?」
ジュビアをまっすぐ見つめて、ルーシィが言った。
ジュビアはぽかーんとして聞いている。
「大丈夫。ジュビアのその気持ちはちゃんとグレイに届いているわ」
「ルーシィ……」
ルーシィが笑顔でそう言うと、ジュビアはいつもの調子を取り戻して、言った。
「ジュビア、絶対にルーシィには負けません!!」
「だから、あたしは恋敵とかじゃないから……」
困ったように言うルーシィだったが、自然とルーシィの顔から笑みがこぼれていた。
それにつられて、さっきまで落ち込んでいたのが嘘のようにジュビアも笑い出した。
——ジュビア、『妖精の尻尾』に来てよかったです。
——だって、こんなすてきな友達ができたから……
続く
- Re: *妖精の尻尾* ( No.13 )
- 日時: 2009/12/25 14:09
- 名前: チャミー (ID: t/DqlZw8)
星霊たちのプロフィール
*琴座のリラ
ルーシィの星霊で、人の心情を読み取った歌が得意。
明るい性格で、あまり呼んでもらえないことを不満に思っている。
実際、呼び出せる日は第2水曜、第3木曜、金曜のみ。
*子犬座のニコラ(プルー)
ルーシィの星霊で、ペットのようなもの。鼻がドリルになった雪だるまのような見ためをしている犬。
戦闘能力はほとんどないが、その分消費する魔力も少ない。
鳴き声は「プーン」。これを犬と思うには相当な努力が必要。
*南十字座のクルックス
ルーシィの星霊で、通称『クル爺』。
とても物知りで、何かを考えるときは眠って考える。
単純に眠っていることもあって、おそらくルーシィにしか見分けられない。
*時計座のホロロギウム
ルーシィの星霊で、柱時計のような見た目をしている。
中に入ることもできて、入ればいろいろなものから身を守れる。
中にいる人の変わりに話すときは、「と申しております」が語尾につく。
*金牛宮のタウロス
ルーシィの星霊で、パワーが強い牛。
性格はエロい。ルーシィ(特に胸)を気に入っている様子。
*巨蟹宮のキャンサー
ルーシィの星霊で、ルーシィのヘアメイク係。
空気が読めない上に、カニのくせに語尾に「エビ」とつける。
ルーシィは戦闘よりもヘアメイク係としてよく利用している。
*獅子宮のレオ
ルーシィの星霊。というか、ロキ。
詳しくは登場人物のところを見てネ。
*処女宮のバルゴ
ルーシィの星霊で、元エバルーの星霊でもある。
メイドの姿をしていて、ルーシィのことを『姫』と呼ぶ。
オーナーの好みによって姿を変えられる。
*人馬宮のサジタリウス
ルーシィの星霊で、ガルナ島の以来の追加報酬としてもらった。
一人称は『それがし』で、口癖は『もしもし』。
弓矢の名手で、見た目が馬の被り物をかぶった人間のような感じ。
*宝瓶宮のアクエリアス
ルーシィの星霊で、タウロスよりも攻撃力も守備力も高い、最強クラスの星霊。
見た目は瓶を持った人魚。
天蝎宮のスコーピオン(オーナーはエンジェル)の彼女。
- Re: *妖精の尻尾* ( No.14 )
- 日時: 2009/12/28 16:48
- 名前: 聖歌 (ID: wV.w8U6X)
料理対決、白熱でしたねー。
「しゃぶしゃぶ」をジュビアの体で…
やっぱり「フェアリーテイル(ギルド)」はすごいな。
- Re: *妖精の尻尾* ( No.15 )
- 日時: 2009/12/29 07:51
- 名前: チャミー (ID: kuVYHC2e)
>聖歌さん
感想ありがとうございます。
これからもぼちぼち更新していきますんで、よろしくおねがいします。
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