二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- *妖精の尻尾*
- 日時: 2010/01/06 09:25
- 名前: チャミー (ID: mY4PpL58)
この小説は、『FAIRYTAIL』のキャラたちの日常を描いた物語です。
注意
*荒らしはやめてね。
*感想書いてくれると嬉しいナ。
*是非読んでみてね。
>>2 「登場人物紹介」
>>9 「登場人物紹介Ⅱ」
>>13「星霊たちのプロフィール」
>>1 「第1話 妖精の尻尾」
>>3 「第2話 仕事より空腹」
>>4 「第3話 空腹より仕事」
>>7 「第4話 愛さえあれは何もいらない」
>>8 「第5話 恋敵、時々天敵」
>>10「第5話 恋敵、時々宿敵」
>>11「第6話 恋敵、時々ライバル」
>>12「第7話 恋敵、時々親友」
>>17「番外編 信じるか信じないかはアナタ次第」
- Re: *妖精の尻尾* ( No.6 )
- 日時: 2009/12/18 16:32
- 名前: チャミー (ID: sUTR7t67)
レス返し
*聖歌さん
初めまして。
読んでいただき、光栄です!!
面白いって言ってもらえて、とても嬉しいです♪
またよろしくです。
- Re: *妖精の尻尾* ( No.7 )
- 日時: 2009/12/21 19:12
- 名前: チャミー (ID: p4jphIw6)
第4話「愛さえあれば何もいらない」
「なに—————ッッ!!!」
ナツたちが仕事から帰ってくると、ギルド中にマカロフの叫び声が広がった。
理由はもちろん、ナツ、グレイ、ルーシィが森の魔物のついでに森自体を破壊してしまったからである。
「ごめんって、じっちゃん」
「ごめんで済む問題ではないぞ、ナツ。一体どういう戦い方をしたら森がなくなるんじゃ」
マカロフが今にも死にそうな顔をしてたずねた。
「いや、それは違うぜじーさん」
そこで、グレイ(上半身裸)が言った。
「戦いの最中に森がなくなったんじゃない。ナツにケンカを売られたから相手してやってたら森がなくなってたんだ」
「ちょっと!! そっちのほうがありえないでしょ!! てか、あたしも森破壊しちゃったことになってんの!? ていうか、グレイ服!!」
真顔で言うグレイ(パンツ一丁)にルーシィが言った。
と、そこへ、女子達の声が聞こえてきた。
「きゃーっ、ロキったらぁ、久しぶりぃ」
「ロキ〜、私と二人でデートしましょ〜」
「ちょっと、ロキの彼女はあたしよ!!」
「なによ、アンタ!! ロキ〜、ロキの本命は私よね〜??」
「…………!!」
それを見たルーシィは、思わず言葉を失ってしまった。
なぜなら、ロキはルーシィの星霊『獅子宮のレオ』だからだ。
「……なにやってんの?」
「やぁ、ルーシィ。君に会いに来たんだよ」
「ていうか、その周りの女子何!?」と思うルーシィだが、一応我慢してこう言った。
「会いにって……どうやってここまで来たのよ」
「さぁ? なぜだろうね。僕だけは君の意思とは関係なく門をくぐれるんだよ。これは——」
「愛じゃないからね」
今にも「僕たちの愛の前では——」とか言い始めそうなロキにルーシィが冷たく言い放った。
「でぇきてぇる゛」
その様子を見たハッピーが、ルーシィにむかって巻き舌風に言った。
「できてないから!!」
ルーシィは、間髪いれずにそう叫んだ。
***
「はぁ〜。それにしてもロキ、勝手に出てくるのやめてくれないかなぁ?」
ルーシィが自宅のお風呂に入ってつぶやいた。
もちろん、この家にはルーシィ以外誰もいないはずだ。
「出てこないでって、一体どういう意味?」
そこへ、勝手に星霊界からロキが出てきた。
ちなみに、ルーシィは今、バスタイム中だ。
そして、ルーシィは叫んだ。
「きゃぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「どうした、ルーシィ!!!」
すると、ルーシィの叫び声を聞いたナツとグレイが、隣の部屋から入ってきた。
ちなみに、ルーシィは今、湯船につかっている。
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ルーシィはその日、カナの占いで水難の相が出ていると言われていたらしい。
***
「ちょっと、ロキ!! あたしがお風呂入ってるときは出てきちゃダメ!!!」
お風呂から出たルーシィは、ロキにむかって叫んだ。
「ご……ごめんよ、ルーシィ。でも、大丈夫。次はちゃんと着替え終わってから——」
「ダメ———ッッ!!!!」
ぼかぁ! っとロキを殴り飛ばしたルーシィは、ナツとグレイのほうを見て言った。
「あんたたち、なんでここにいるの!?」
「なんでって、ルーシィの家だから。当たり前だろ」
まるで、ルーシィがおかしいことを言っているような目でナツが言った。
「だからオレはやめとけって言ったんだ。風呂を見に行くなんて」
グレイ(パンツ一丁)が真顔で言った。
「3人とも、さっさと出て行って———!!!」
「え!? 僕も?」
こうして、3人はルーシィ家を追い出されたのであった。
「ルーシィの家ってノゾキだらけで大変だね。……ルーシィって、胸おっきいね」
「え……?」
ハッピーが、ルーシィを見て笑いをこらえながら言った。
「いや——————っ!!!!」
続く
- Re: *妖精の尻尾* ( No.8 )
- 日時: 2009/12/22 14:23
- 名前: チャミー (ID: p4jphIw6)
第5話「恋敵、時々天敵」
「グレイ様、ジュビアがお弁当作ってきたんですけど……」
ちょうどお昼の時間ぐらいに、グレイの元へジュビアがやってきた。
ジュビアとは、元幽鬼の支配者をエレメント4の一人で、グレイに恋するフェアリーテイルの一員である。
「おー、サンキュー」
グレイはジュビアの手作り弁当を受け取り、がつがつと食べ始めた。
すると、それを見たジュビアがルーシィの耳元でささやいた。
「ルーシィさん、グレイ様がジュビアの作ったお弁当を食べてくれたわ。……あなたのじゃなくて、ジュビアのお弁当をね」
「……そうね」
ルーシィは苦笑を浮かべながら言った。
「いーなー、オレにもくれー」
がつがつと弁当を食べているグレイの横で、ナツがその様子をじーっと見つめながら言った。
……まるで、捨てられた子犬のような目をして。
「……オイ、見てんじゃねーよ。気持ち悪ぃ」
「腹減ったなー。グレイはいいよなー。腹減ったなー」
グレイが気持ち悪そうな顔をしてナツを見ていると、突然ナツが何かを思いついたような顔をして言った。
「あっ、そうだ!! ルーシィ、なんかおごって」
「嫌」
ルーシィが一瞬の迷いもなくナツを切り捨てると、ナツはしぶしぶエルフマンのところへむかって行った。
「なー、オレ今金ねーんだよ。だから、なんかおごって」
「なにやってんの!!」
そして、ナツはルーシィに怒鳴られた。
(……ルーシィさんはどうして、グレイ様以外の人とも仲良くしているの?)
その様子を、ジュビアが物陰から見つめていた。
続く
- Re: *妖精の尻尾* ( No.9 )
- 日時: 2009/12/22 14:53
- 名前: チャミー (ID: p4jphIw6)
登場人物Ⅱ
*ジュビア・ロクサー
元『幽鬼の支配者のエレメント4の一人。通称『大海のジュビア』。
ギルドに乗り込んだグレイと交戦したが、グレイに一目惚れしてしまった。
超がつくくらいじゃ足りないくらいの雨女の体質だったが、グレイに敗北して以来その体質はなおったらしい。
ルーシィを恋敵と勘違いしている。水流という魔法を使う。
*ガジル・レッドフォックス
元『幽鬼の支配者』の一員。『鉄竜』の異名を持つ。
『鉄の滅竜魔導士』で、フェアリーテイルを破壊した張本人。
ジュビアの紹介で『妖精の尻尾』に入った。自らが作詞・作曲した『BEST FRIEND』を披露してからは、彼を認める人も出てきた。
鉄を食べることができる。
*カナ・アルベローナ
フェアリーテイルの年間酒消費率の3割を占めるほどの大酒飲み。
魔法の札という魔法で戦う。
最近、なぜかルーシィの星霊であるロキと一緒に仕事へ向かう様子が目撃されている。
*アルザック・コネル
ビスカのことが好きなのだが、なかなか思いを告げられないでいる人。
『銃弾魔法』という魔法で戦う。
ロキに相談してみたところ、「言わないなら、僕がもらっていいのかな?」と冗談で返された。
ロキにライバル心を抱いている。
*ビスカ・ムーラン
アルザックのことが好きなのだが、なかなか告白する勇気がもてないでいる人。ちなみに、アルザックとは両思い。
エルザに相談したところ、「軟弱物が!!」と一喝されてしまった。
決心して告白しようとしたその日に『幽鬼の支配者』が襲ってきてそれどころではなくなった。
*ビジター・エコー
いつもギルドで変な服を着て、変な踊りを踊っている。
お金をためたら舞踊の聖地ミンストレルへ留学しようと考えている。
- Re: *妖精の尻尾* ( No.10 )
- 日時: 2009/12/24 06:58
- 名前: チャミー (ID: Lx/gxvCx)
第5話「恋敵、時々宿敵」
「ルーシィ」
ジュビアがいきなり、ルーシィに声をかけた。
「え、何?」
ルーシィは少し驚きながら返した。
「ルーシィは、本当にグレイ様を愛しているんですか!?」
「はい!?」
真面目な顔で問い詰めてくるジュビアに正直戸惑いながらルーシィは言った。
「いや……愛してるっていうか、恋敵ってのがまず勘違いって言うか……」
ルーシィとジュビアの周りには、たくさんの人がいた。
もちろん、グレイ本人もいる。
「ジュビア、ルーシィにだけは負けてられません!!」
「だから、あたしはグレイのことなんて——」
メラメラとライバル心を燃やすジュビアに、かなり困っているルーシィ。
そして、ただぽかーんと口をあけてその様子を見ているグレイ。
そんな様子を見たナツが言うのだった。
「うぜ(グレイが)」
もちろん、グレイがその言葉を聞き逃すはずがなく、またもやケンカになってしまったのであった。
***
「ルーシィとジュビア、どっちがグレイ様にふさわしいか勝負です!!」
ナツとグレイがケンカしている横で、ジュビアがそんなことを言った。
「勝負って……なにするのよ?」
「審査員はグレイ様……と、仲がいいナツさんにやってもらいます」
「はいきた、ガンスルー」
ジュビアはルーシィの質問を無視し、こう続けた。
「ではグレイ様、勝負の内容をお願いします」
「オレかよ!!」
いきなり勝負の内容を振られたグレイは、しばらく考えてから言った。
「よし、料理だな。料理なら、ギルドが壊れることもねーだろ」
しかし、その甘い考えが後に悲劇をもたらすのであった——
***
「よーし、料理なら負けないわよ!!」
「ジュビアだって、料理は得意なんですよ!!」
二人がやる気になっているのを見て、ミラやカナ、エルザまでもがやってきた。
「料理の勝負……私もやるわ!」
ミラが笑顔で言った。
「私もやっていいのかー?」
カナが酒を片手に言った。
「勝負と聞いたら燃えてしまってな」
エルザも不敵の笑みを浮かべている。
「……ッ!! ルーシィ以外にもこんなに恋敵が……!!」
「いや、違うと思うよ」
***
「ルールは、家庭的な料理な。あんま変なモン作るんじゃねーぞ。じゃ、はじめ」
グレイのやる気のなさそうな掛け声とともに、女達のグレイ様争奪戦(命名ジュビア)が始まった。
「うまいもん作れよー!!」
ナツが言った。
……よだれをたらしながら。
「こら! ナツ、汚い!!」
「うるせーな。早く作れよ」
「あんた何様!?」
ジュビアがナツに切れている様子を見て、ジュビアは心の中でこうつぶやいていた。
(やっぱり、ジュビアはルーシィには負けられません!!)
続く
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