二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- その歌の意味を/曲二次創作 短編集
- 日時: 2009/12/24 23:11
- 名前: 雪子 (ID: Gb5QJ608)
タイトル通り、ここでは私の拙い文章力と表現力で、個人的に好きな曲等を短編化しよう、と思っております。
まあ、たまに気分で二次制作の他の短編書くかもしれませんが。
解釈が違うだろ、とか言われてもすいません、としか答えようがありません。自分なりの解釈であることを頭に置いていただいて、目を通していただきたいと思っております。
小学生故、英語歌詞も読めませんのでそんなもの無視します。エキサイト使って無理やりするかもしれませんがね。
と、言い訳でした。
たまに変な事言い出したり、書き出したりします。
ログまとめ
「ネヴァーエンディングストーリー」
ttp://www.youtube.com/watch?v=t_BaHTXLrmQ
>>1 >>2 >>3 >>5 >>7 >>9 >>11 >>12 >>13 >>14
現在→一つ短編が終りまた書き溜め中
「翳りゆく部屋/松任谷由実」予定
更新速度→書き溜めあまりしてなかったから少し、後うまくいかない
- Re: その歌の意味を ( No.7 )
- 日時: 2009/12/20 11:46
- 名前: 雪子 (ID: Gb5QJ608)
五
明日は日曜だ。何処か遊びに誘えるだろうか?
と夜、ベッドの上で考えていた。彼女は一つテーブルとライトを挟み、ベットの上でもう眠りについている様だった。
彼女には迷惑をかけてばかりだ。いや、迷惑しかかけていない。
だから何処かへ行き、伝えたい。
有難うと。ずっと隣にいてくれて。愛してくれて。
御免なさいと。迷惑ばかりかけて。金が無くて。
今さらだけど、ずっと愛しているから、我侭だが、これから先も隣にいてくれと。
考えてみるととてもとてもくさいけれど、そう言いたい。
そしてどこに行こうか、と考えながら眠りについた。
「おはよう」
彼女は自分の姿を見てそう言った。
今日は休日なので寝てても良い気がするが、どこかへ出かけたかった。
その為、いつも通りに起きた。眠気が未だ襲ってくる。
「おはよう」
と返答する。とりあえず真っ先にコーヒーを入れて飲んだ。
「なあ」
コーヒーを飲み干し、もう一杯入れて椅子に座り目の前にいる彼女に言う。
「何?」
「何処かにあそびにいこう」
夜考えていたことを言う。
「はは、お金あるの? いいけどね」
口元に手を当てて笑う。
お金をかけなくても行ける所はあるだろう、と考えたが面倒くさいので言わないでおく。
とりあえず了承は得たのだ。
「じゃあ、十時になったら行こう」
と切り出す。時計を見ると九時少し前だ。
これなら多少ゆっくりもできるし準備もできる。
「わかった。何処行くの?」
「まだ決めてない」
「何それ」
彼女はひとしきり笑う。
美しくて、かわいらしさもあり。
こんな笑顔を見れたのならば、今日はきっと良い日だろう? そう、誰に言うまでも無く思った。
- Re: その歌の意味を/曲二次創作 短編集 ( No.8 )
- 日時: 2009/12/20 14:59
- 名前: 雪子 ◆4kt9c3whh. (ID: Gb5QJ608)
意味も無いですが、トリップつけようと思います。
似たり寄ったりな名前でしょうしね。
これでいいんでしょうかね…
さて、いい加減文章力付けたい今日この頃。
アドバイスとかお願いします(
もしも、見てる人がいるのだとすれば、ですけれどw
193<これ見てる人はいない、空気でわかります
- Re: その歌の意味を/曲二次創作 短編集 ( No.9 )
- 日時: 2009/12/20 15:25
- 名前: 雪子 ◆4kt9c3whh. (ID: Gb5QJ608)
六
「やっぱり人多いねぇ」
彼女はいう。東京のど真ん中。そりゃあ人も多いはずだ。
彼女の服装はさほど着飾ったものでは無い。けれど、清潔さとか、かわいらしさとか、可憐さだとかがあり良い。男の自分からはあまり分からないが。
自分の服装はまさにありきたりそのものだと言って良いだろう。
「何処か、行きたい所とかある?」
ここまで来て、どこにいくかも決めてない。やはり決めて置くべきだったのだろうか。
しかし、何処にいけばいいかなどわからなかったのだ。
「んー…本屋とか」
こんな所まで来て本屋か! と突っ込みを入れたくなったのは自分だけだろうか。
しかし抑える。この辺りに本屋はあっただろうか?
「たしかあのビルの何階かにあったと思うけど…」
と彼女は言う。その様な言い方は、たまに買って居たのだろうか? 気付かなかった。
ただ知っていただけかもしれないけれど。
「いってみよう」
とりあえずそう答えておこう
「広いな…初めて見た」
ビルの確か五階辺りかにあった本屋。
本屋というものはこれほど広かったのか、と思う。こんなにも何を置くんだ?
彼女は真っ先に文庫本があるであろう場所に向かっていく。とにかく付いて行く。
本棚が並んでおり、それもぎゅうぎゅうに詰め込んである。世の中にはこんなにも本が溢れていたのか、と実感する。
彼女は何かを探しているのだろうか、じっと本棚と平積みされた本を見ている。
待っとくのも暇なので、とりあえず音楽雑誌やらがあるであろう場所に向かった。
- Re: 短…編…? ( No.11 )
- 日時: 2009/12/22 15:57
- 名前: 雪子 ◆4kt9c3whh. (ID: Gb5QJ608)
八
「あ、居た居た」
雑誌をぱらぱらとめくっていると、文庫本を二冊ほどもって彼女が来た。
雑誌を閉じて本棚に戻す。
「ごめんね、あ、お金はこっちが出すから」
良く見つけられたものだ、と関心するが自分が行きそうな場所などまあ、この辺くらいしか無いな、と思い直す。
「いや、こっちが」
自分は一文無しというわけでもない。アルバイトもしているのだし。
そんな、情けないことはしたくも無い。
「お金あるの? 千円位」
彼女は笑う。そのくらい自分にだってある。
と思い財布を確認すると、ギリギリだった。情けない。
「一応あるよ」
「じゃ、たまには奢って貰おうかな? 私も半分出すし」
まあ、少しだけでも払えるなら、マシだろうか。
少しは、彼女の為になれるだろうか。
「それじゃ、それでいいよ。」
と言ってから、レジへ向かった。彼女もついてくる。
ビルを出ると、また何処へ行こうか悩んだ。
「公園にでも行く?」
そりゃあいい、と家近くの特に大きいわけでも無い公園への道を思い出しながら向かった。外に来てまでただただ話すのはどうだろう? とも思ったが、それが一番楽しいのだと思う。移動途中、人波に流されのは困るので、手をつないだ。その手のぬくもりは、とても心地が良い。彼女のすべてが、自分を幸せにしてくれる。
- Re: まったく関係ないけど汚忍が好きすぎる ( No.12 )
- 日時: 2009/12/22 16:00
- 名前: 雪子 ◆4kt9c3whh. (ID: Gb5QJ608)
九
公園についたのは、夕日が出てきたあたりだった。
子供たちは帰る準備をしていたり、公園から出ていったりしていた。
公園内はありきたりで、ブランコ、ベンチ、滑り台、砂場があり、それと同じくらいのスペースに、遊具の無い地が広がっていた。そちらで遊ぶ方が人気らしい。
とりあえず、公園に入りベンチに座る。
「いやあ、かわいいね」
ベンチに座り、彼女がまず口にしたのはそんな言葉だった。
子供の事だろう。
「まあね」
確かに、そうだ。まだ仕事も安定していないので作る気はないが、いずれ欲しいと思うのは当然だろう。
「そういえば、何の本を買ってたの?」
気になって質問をしてみる。
急に本屋に行きたいと言ったというには、何かとても欲しかったのだろう。
「好きな作家の新作が文庫化したからね。結構読んでいたんだよ、気付かなかった?」
気付かなかった。彼女のそんな趣味すらも知らなかったと言うのか?
そんな自分に、愛してる等と言う権利はあるのだろうか。
ずっとそばにいてくれと、言う権利はあるのか。
その後も、無駄話を続けていた。
仕事場でどうだこうだ。ライブがどうだこうだ。
笑いは絶える事なく続いた。その微笑みは、あらゆる不安を消し去るには十分過ぎた。
しかし、まだ夜、決意した事は伝えられていない。
伝えよう、と決意したのは、もう月が出てきた頃だ。
「なあ」
しばらく沈黙が続いた後、ベンチに座って言う。彼女は子供がいなくなったのでブランコに座り、たまにこいでいた。
「何?」
彼女は聞き返す。言い出せるだろうか、自分は。
「うーん…なんというか、本当に聞いてられないかもしれないけれど、聞いてくれないか」
「何をよ。うんまあ、いいよ」
彼女は笑って言う。自分が笑っていないのは、場違いの様に思えた。
この掲示板は過去ログ化されています。