二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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リボーン メルト・君が居れば
日時: 2010/03/26 14:59
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

登場人物設定

・青崎 錬
ツナソックリの少女。
ある日声に呼ばれ、鏡に吸い込まれてツナの二番目の人格となった。
特技は無いが、ナイフや運動神経は物凄くいい。
スレツナ寄りでハイパー似。



・目次
序章 キミに宿る前
標的1 キミとの出会い 『二重人格ですか』
標的2 あれから三年 『俺は綱吉を守る』
標的3 精神世界 『また・・・』
標的4 鳥と大空と俺 『約束だよ。』
標的5 笹川兄弟 『俺と代われ、綱吉』
標的6 家庭教師の来訪者 『遅かった』
標的7 獄寺隼人 『蹴られる前に蹴り返す!』

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Re: リボーン メルト・君が居れば ( No.4 )
日時: 2010/03/26 13:24
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

標的3 精神世界


俺は眼を覚ます。

そこは、花畑。
「・・・俺の精神世界じゃない・・・?」

俺の精神世界は、黒い闇。

真っ黒く、真っ暗な、暗闇。

「クフフ・・・。あなたは誰ですか?」

そこに居たのは、少し幼いが。
彼だった。
「六道、骸・・・」
「オヤ。ぼくのことを知っているのですか。」
俺に近づいてくる幼い骸。
そうか。ここは骸の精神世界・・・。
俺は彼の頭を撫でる。

ビクッと震える骸。

「何をするんですか!」

「・・・怖がらなくていい。」
「!」

目を見開き俺を見る骸。

オヤの温もりを知らずに育った彼。
それに、この先マフィアを恨む事になる。
そんなの、俺が許さない。
「骸。俺はな。ある奴に宿っているもう一人なんだ。」
「・・・彼方は。」
口を開いた骸。

「彼方は、何者なんです?」

「・・・俺は、前世に死んで、ある奴の体に宿ったもう一つの魂だ。」

「・・・彼方とは、また、何処か出会いそうな気がします。」

というか、会うんだけどな。

「ああ。そろそろ起きないと綱吉が心配する。また、会おうな、骸。」
「はい。」

ニッコリと笑う骸の姿を見て、俺はニッコリと笑った。

「また・・・。」

Re: リボーン メルト・君が居れば ( No.5 )
日時: 2010/03/26 13:39
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

標的4 鳥と大空と俺


「錬!」

俺は綱吉の声で目を覚ます。
『どうしたんだ・・・。綱吉。」
「錬、代わってて?」
『珍しいな・・・。綱吉からなんて。』
綱吉の目線ではここは幼稚園らしい。

「おべんきょ、嫌いだから・・・」

俺はソレを聞いて苦笑いする。

『一回だけだぞ?』
「うん!」

俺と綱吉が代わる。

俺が綱吉の体を使うと綱吉は疲労するんだけど。

何故疲労するのかは、俺の身体能力についていけないかららしい。

「・・・ん?」
俺は手にある鉛筆を置いて、窓の外を見た。
そこに居たのは黒い服を着た少年。

・・・木に登ってる・・・。

俺も上りたい。

子供の体になるとどうしても好奇心が抑えきれない。

そこが困った点だ。
俺は彼の上っている木に、俺も登った。

「なあ、」

「!?」

驚いて俺を見る彼。
アレ。この子知ってるぞ?

・・・雲雀、恭弥・・・?

ワオ。マジですか。

「キミ・・・。誰。」
「俺は沢田・・・。あ・・・。今は、沢田錬。」
「今は?」
キョトンと首を傾げて言う。

可愛い・・・!

「・・・俺、二重人格なんだ。俺は代理。主人格の綱吉は今昼寝中。」
「・・・ふうん。キミ、強いの?」
そう言ってトンファーを構える彼。

俺は急いで木から飛び降りる。

「判んないけど戦わねえから。」

「何で?」
「俺が戦うと綱吉派凄く疲労するんだ。だから戦えネェ。」
「・・・そう。・・・いつか、キミと戦える?」
「綱吉がそれなりに体力が付いた時には。」
「・・・約束だよ。」
そう言って小指を立てた。


・・・えーと。


コレは、アレですか?

指きりげんまん?

「ん。」
「・・・」
俺も指を絡ませる。
そして、約束をした。
ゴメン、綱吉。


家に帰った時に綱吉と交代した。


「んにゅ・・・」
『綱吉・・・。本当、ゴメン・・・』

Re: リボーン メルト・君が居れば ( No.6 )
日時: 2010/03/26 14:08
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

標的5 笹川兄弟


「・・・」

『綱吉。嫌そうな顔するな。』

「だってぇ・・・」
俺だっていやだよ。
え、何がいやだって?


「はぁいVv皆さぁんVvお勉強しましょうねぇVv」


身の毛もよだつ甘くうざい声。

てか先生気づけよ。
他の児童泣いちゃってるじゃん。

『綱吉・・・。俺と変われ。少しの間だけ変わっててやる。』
「うん・・・」

スッと代わる俺と綱吉。
俺はその三時間、ずっと代わっていた。
そしてやっと先生が代わった時、俺は綱吉が中で寝ているのでブラブラと廊下を歩いていた。
すると奥から、

「極厳!」
「えっ・・・」

笹川良平!?

しかも京子ちゃんまで居るし!
ちょっとテンション上がってきた・・・。
「極絃にお前は誰だ!?」
「・・・俺は、」
あ、この状況、どっちを名乗ればいいんだ。
「・・・沢田錬だ。」
「沢田!俺とボクシングを習わないか!?」

いきなり!?

「俺、そういうの興味ないから。」
「そうか・・・。だが俺は諦めんぞ!」

ガオォォオオ、と叫ぶ良平。

すると後ろから高いソプラノの声が、

「おにいちゃん!」
「・・・へ?」

後ろを見ると京子ちゃん。
やっぱ可愛いな。
綱吉が将来、惚れるだけある。


・・・チクッ・・・


?何だ、今の痛み・・・。

「彼方は?」
「え、あ、俺は、沢田錬だ。」
「錬君だね!宜しく!」

笑顔がまぶしい・・・。

キラキラ光ってるよ・・・。

「ん。宜しく。」
「俺も宜しくだ!錬!」


俺はやっと一時間後、綱吉と入れ替わった。


「錬。何してたの?」

『・・・イヤ、何でもない・・・。』

Re: リボーン メルト・君が居れば ( No.7 )
日時: 2010/03/26 14:34
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

標的6 家庭教師の来訪者


綱吉は中学生になった。

そして俺はある覚悟をしていた。

ソレは、家庭教師の来訪。

『綱吉、また早退か?』
「うん。我慢できないから。」
そう言って帰る綱吉。
このパターンは知ってる。
「ただいまー。」
「また帰ってきたのツッ君・・・!」
母さんが怒っている。
だけどソレを無視して二階に行った綱吉。
俺も少し溜息を付く。
「錬が俺と代わってくれればいいのに。」
『簡単に代わるもんじゃないぞ。お前の体が持たない。』
綱吉はフウン、と言う。

『ソレと綱吉。お前——。』

「ツッ君!実はね。家庭教師を呼んだのよ!」

遅かった。
しかも気配が下にある。
リボーンだろうか。


そして何時の間にか—。


「チャオッス。」
「・・・は?」

コレが、赤ん坊との出会いだった。


——


俺は綱吉の中でずっと話を聞いていた。
まぁ、俺は原作知ってるから別に知らなくても困らないけど。

「ったく、何なんだよあの赤ん坊・・・」

『・・・綱吉、アイツ見くびってたら殺されるぞ。』

「え?あの赤ん坊に?」

『ああ。最強のアルコバレーノだし。』

ありえねー、とか言う綱吉。
だけど、本当痛い目にあうぞ、綱吉。

『綱吉。久しぶりに外に出たいんだけど、いいか?』
「ん。いいよ。」

そういうと俺と綱吉派交代した。
「じゃあ勉強始めるぞ。」
リボーンが戻ってきた。
俺は机に座る。

「(何だ、感じが代わった・・・)じゃあ始めろ。」

何だ、この問題。

基本問題ばかりじゃないか。
俺はササッと書いてリボーンに渡す。

「・・・全問正解だ。」

呆然としているリボーンは無視して立ち上がる。
「何処に行くんだ。」


「久しぶりに外に出たんだ。少しくらい、遊ばせろ。アルコバレーノ。」


「・・・お前、錬か。」
「何だ、九代目に聞いてたのか。そうだ。俺が沢田錬だ。」

リボーンはにっと笑った。

何だ、寒気がしたぞ、今。

「いいぞ。外に行っても。」
「・・・ああ。」

コレが、始まりだった。

Re: リボーン メルト・君が居れば ( No.8 )
日時: 2010/03/26 14:58
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

標的7 獄寺隼人


『綱吉。転校生ってどんな奴なんだろうな。』
ま、おおよそアイツだろうが・・・。
「そうだね。どんな奴なんだろう・・・」
すると担任が入ってきた。
「じゃあ入ってきてくれ。」


入って来たのは——。


「ケッ・・・」
「(カッコいい・・・!)」
『思いっきり不良ジャン。』
「本当だよな・・・」
「獄寺隼人君だ。帰国子女だぞ。」

帰国子女!って叫んでいる女子が居る・・・。

しかも京子まで心なしか嬉しそうだし・・・。

「なっ!?」
『やばっ・・・。代われ綱吉!』
バッ!
俺は瞬時に代わった。

けられる前にけり返す!←え。


—ドガッシャアアアアアンッ


獄寺が吹っ飛んで黒板に激突した。

「けりすぎた・・・!」

『錬!?』

全員唖然としている。
俺は獄寺に近寄る。
「大丈夫か!?先生。俺、獄寺保健室連れてきます!」
「あ、ああ。」

俺は獄寺を担いで保健室へ向かった。



オマケ

「何かさっきのダメツナかっこよくなかった?」
「確かに。何かイケメンって感じだったよね。」

クラスにスレツナブーム到来(笑)


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