二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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しゅごキャラ! あんそろじぃ?
日時: 2010/10/31 18:45
名前: 御坂依音 (ID: 9KS5hO21)

えっ、と。
お話を始める前に。こんにちは、です。
しゅごキャラ!の二次作を書かせていただきます、
御坂依音(みさか いおん)です。
イオンとでも呼んでいただければ嬉しいです。
これからちょいちょい更新していこうかな、と思います。どうぞ宜しくお願いします。

呼んでいただいた方、、コメントの方を寄せていただけると嬉しいです^^

あ、えっと、主人公の説明を、ちょっとだけ。

名前:篠宮一葉(しのみや いつは)
性別:女
年齢:14歳
誕生日:11月4日
血液型:O型
最終的なしゅごたまの数:3つ

位でしょうか。ガーディアンメンバーはそのまま引っ張っちゃいます。

こんな適当な紹介でスイマセン((汗
どうぞ宜しくお願いします!

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Re: しゅごキャラ! あんそろじぃ? ( No.22 )
日時: 2010/11/02 21:31
名前: ミズキュウラ・ドラッテ (ID: qrnJbgt/)
参照: モハヤ私ハ、完全二人間デハ無クナリマシタ。

 そうでしたか。
 エルですか、エル。
 かわいいですよね。
 イルの悪口っぷりは感銘受けました。
 クロとシロ。
 シンプルでもカッコいい組み合わせ。
 またみにきます。
 更新頑張って下さい。
 でわっ。

Re: しゅごキャラ! あんそろじぃ? ( No.23 )
日時: 2010/11/02 23:05
名前: 御坂依音 (ID: 38Jpx5HN)

第5話 勇気の歌

『キャラなり! ナチュラルノート!!』

 そう叫んだあたしの姿は、ミクそっくりだった。スカイブルーのノースリーブのシャツに、真っ白なネクタイが映える。スカイブルーの地に白い縁取りのアームカバーに、お揃いのハイソックス。髪留めはもちろんクリアブルー。スカートは白の地にスカイブルーの縁取り。靴もスカイブルー。そして、ミクとお揃いの白いヘッドセット。
「……スカイブルー多くない?」
『それでいいの。アルトの音域って、すごくクリアで穢れが無い感じなのに、それでいて力強い……勇気をくれる音だから。何より、今の一葉ちゃんが、誰よりもそれを望んでるでしょ?』
 ミクの凛とした声が、頭の中で反響する。……思い出した。あたしは、こんな風になりたかったんだ。透き通った綺麗な、クリアな声で歌を歌いたい。それでいて力強くて、皆に勇気を与えられる歌手になりたい、って。そう、思ってたんだった。
 そうこうしている間に、急にキャラなりしたあたしにびっくりしていた×キャラが我に返り、再び電撃のチャージを始めた。ヤバイヤバイヤバイ!
「ミ、ミク、どうしたらいいの〜!?」
 慌てるあたしの脳内に、ミクの声が響く。
『落ち着いて。大丈夫。先手を掛ければいいのよ』
 ミクの言葉に、あたしは少し安心する。そうだよ。不安になってたら、浄化なんてできない。
「ミク、ありがと。もう大丈夫。ちょっと、一人で何処までできるか、やってみる」
 あたしはそう言って、×キャラに向かって、凛とした声で歌ってみる。

「パルスソング!」

 すると。あたしの歌声が目に見えた音波状になって×キャラにヒット。
「ノンッ!」
×キャラにダメージが与えられたらしい。よしっ! あたしがそう思ったときだった。

『理科なんて大っ嫌い! お母さんに叱られる原因になっちゃう。あたしは精一杯やってるのに……。どうして、分かってくれないの?』

 ×キャラの持ち主の声。そうか。この人、理科が苦手なんだ。精一杯努力してるのに、母親に分かってもらえなくて……それで、×キャラが……。……。

「そんなんで、くよくよすんなっ!」

 あたしは、力の限り、×キャラに叫んでた。

「自分が精一杯努力してもダメなんなら、もっと努力すればいーじゃん! それを分かってくれないお母さんにだって、ちゃんと伝えればいーんだよ! そんな事で、自分に×つけないでよっ! そんなの、悲し過ぎるでしょ!?」

 と、×キャラが、ぽろぽろ涙をこぼし始めた。
『……私は…ちゃんと…理解して、もらえるの…?』
「うんっ! 自分のことを理解してくれない親が、いるわけ無いじゃん?」
 あたしがそう言うと、×キャラが一瞬笑ったような気がした。
『一葉ちゃん、浄化するなら今だよ!』
 ミクの声がする。
「……うんっ! やってみる!」
 あたしはそう言って、×キャラに向き直る。自分の意思を取り戻した×キャラが、また、こっちに向かってくる。でも。もう、怖くない。もう、迷わない。あたしは、流れるような旋律を、透き通った声で、歌った。

「ウォッシュノート!」

 歌った曲の旋律が、キラキラしたクリアブルーの光を放つヴェールになって、×キャラを包み込む。やがて、光に包み込まれた×キャラが白い光を放ち、×が消えたたまごの中に戻っていく。

×キャラの浄化が、終わった。

Re: しゅごキャラ! あんそろじぃ? ( No.24 )
日時: 2010/11/03 09:23
名前: 紫苑 ◆auXaHdWNFQ (ID: .MCs8sIl)

わああっ!スゴイ!
スカイブルーはいいと思いますよ。キャラ的に。
改めて、私の小説はゴミだと思えるよ…(+_+)

Re: しゅごキャラ! あんそろじぃ? ( No.25 )
日時: 2010/11/03 16:59
名前: 御坂依音 (ID: 3UfV1S5J)

そんなこと無いですよ!
シオンの小説、すっごく面白いですよ!
これからもドンドン更新しちゃってください^^

Re: しゅごキャラ! あんそろじぃ? ( No.26 )
日時: 2010/11/03 21:35
名前: 御坂依音 (ID: DTf1FtK0)

第六話 ちょっとの勇気

 浄化された×キャラが、本来の姿を見せた。

『キレイにしてくれて、ありがとう! もう、自分を理解してもらえないからってうじうじするのはやめる。ありがとね!』
 そのキャラは、すうっと持ち主の元へ行ってしまった。
「み、ミク、これって……」
『うん。一葉ちゃん、浄化に成功したのよ』
 ミクの声に、あたしはほっとする。と同時に。
「あ」
『?』
 大事なことに気づいて、あたしはタイキの元へ駆け寄った。
「タイキ、タイキ!」
あたしが声を掛けると、タイキが「ううん」と唸る。気が付いたみたい。……良かった。と。
『一葉ちゃん、キャラなり解かなきゃ!』
「わ、わっ、そうだった」
あわててキャラなりを解いた瞬間、タイキが目を覚ました。
「……一葉?」
「タイキ……よかった、気が付いて』」
 あたしはタイキに微笑んだ。ミクが生まれたきっかけと、キャラなりができたきっかけを作ってくれたこと、そして—————

—————さっきは、かばってくれてありがと、って、心の中でつぶやいた。

 そして、教室への帰り道。あたしは、タイキに言った。
「……タイキ、さ」
「ん? 何?」
「……あたしのことって、どう思ってる?」
「えっ、や、その」
 タイキが何かあわてていた。だけど、すぐに

「……ふつーに、幼馴染、って思ってる、けど」

「……そう、なんだ」
 あたしはそう言ってから、自分の言ったことに対して赤面した。
「(ヤバ、あたし、何で……)」
 すると、ぽんっとミクが現れて、言う。
『一葉ちゃん、勇気を出して、ちょっと踏み出せたんじゃない?』
「そ、そう?」
「なにが?」
「わ、え、ちがっ……」
 タイキに感づかれて、あわてて訂正。
……まあ、でも。

こういうの、悪くないんじゃないかな。

そう思った、あたしでした。




余談ですが、「13歳の私」が書くこの物語は今日でおしまいです。次回からは「14歳の私」が書くことになります。はい。明日が誕生日です、私。
これからも、皆さん、よろしくお願いします!^^
では。


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