二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル
- 日時: 2010/11/05 23:13
- 名前: Mフラ同盟 (ID: 5NRE2t7J)
舞台は『10年後』 黒曜中心。
新しい組み合わせの2人の絡みを、夢見て作ろうと思います
フラン×M,Mのお話です。といっても完璧な恋愛系ではないです…。他のキャラだって結構喋っています
何処かで、彼女がフランをガキ扱いしてそれが不満でふてくしていた彼を見て、妄想してしまい、CPとして見る事にしました。
最初の投稿で未熟ですが、ほのぼとした自分の思い描く『10年後』の黒曜の日常を語れると良いです。
- Re: 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル ( No.3 )
- 日時: 2010/11/07 16:31
- 名前: Mフラ同盟 (ID: 5NRE2t7J)
M,M「………なるほどね」
彼女も難しそうな顔で結構真剣に話を聞いてくれた
フラン「大分省いて言ったつもりだったけど、伝わりましたか?」
M,M「大体はね、まぁ…見てれば見当もつくわよ。貧乏だったっていうの」
フラン「そう…なんすかねー?ミーってそんなに古臭い思考を」
M,M「考えの事じゃなくて、普段から水がもったいないとか良く言うじゃない!たま〜に会った時なんか特にそう!」
フラン「え そうですかねー。良く言われるけど、Mネーサンにはあんま言ったことないような?」
M,M「それより私じゃ耐えられない!そんなの…やっぱり慣れかしらねー?」
フラン「失礼ですー。小さい頃はミーがどんな気持ちでいたと…!」
ガサ
M,Mがフランのリュックサックの中身をあさりはじめた
フラン「すいませーん。無断であさるのやめてくれませんかねー?」
M,M「やだ!何よコレ!?」
バシッ
彼女は汚い物でも目にしたかのように、リュックを本人にぶつけた
フラン「…痛いんですけどー。ていうかソレ、ミーの趣味じゃないですから」
M,M「ちょっと!何なのその小汚い…カエル!?」
フラン「被り物ですよー。大きいからリュックに入れるの、大変だったんすよもー」
しゃがみ込み、例のカエルを取り出し傍にあるソファに置こうと…
M,M「そんなきったないの置かないでよ!!」
M,Mが怒鳴りつけた
フラン「えー…じゃあ何処に置けば良いんですか!」
M,M「よし…!そのままそのままよ?絶対に手元から話さないでね、離すと落ちて汚れが生じるんだから!!」
フラン「あーぶなかった〜。ソファに置く2秒くらい前で寸止めしたんで心配ないですー。」
M,M「とりあえずソレはリュックに戻す!」
フラン「ゲロゲロ〜。結構、気に入ってるのに」
M,M「え〜っ!?やっぱアンタの趣味って…!」
フラン「違いますってばー!アホのセンパイが無理やり押し付けてきたんですー。」
M,M「てことは、暗殺部隊所属の時…?何でこんなモノ!」
フラン「迷惑してるんすよー。今でも腹立つし、まぁでも後々気に入ってたりー…?」
M,M「リュックから出さないでよ!あーもう…早く柿ピー達戻って来ないかしら」
フラン「ミーと2人で居るの、つまんないですかー?」
M,M「違…わないけど、私達だけだと事が上手く進まないでしょ?」
フラン「あー…部屋割りとかありますもんね、ミーは何処でも構わないのに」
M,M「そんなワケにもいかないでしょ!そんな汚いの、使わない部屋でも私の別荘なんだから置いてほしくないの!」
フラン「じゃあ今の時点でミーの部屋なんて用意出来ないじゃないですかー!」
M,M「何とかなるわよ!皆が帰って来たらね!」
フラン「…不安かも、ですー」
M,M「にしてもおっそいわねー!」
フラン「あ」
M,M「!?」
ガチャ
フラン・M,M「…!」
入って来たのは、犬でも千種でもなかった
M,M「キャ 骸ちゃん…!!」
フラン「あ 師匠が見えますー。」
骸「おやおや…フランはもう来ていましたか。」
フラン「すんごい大変でしたよーここまで来るのに。」
M,M「やっと会えたのね…!?骸ちゃん!」
彼女の過激っぷりに驚く者は居ないが、フランは面白くなかった
フラン「………」
骸「素晴らしいですね、M,M」
M,M「え!?」
骸「この別荘は全て君のモノらしいですが…違いましたか?」
M,M「そう!私の別宅で合ってるわ!やっぱりセンスの良さは分かるのね骸ちゃんも…」
骸「ええ、少々…気に入りました」
M,M「本当?良かった、豪快でしょ!」
骸「ええ…君らしいというんでしょうか」
フラン「師匠、どーこ行ってたんすかー?」
骸「クフフ」
フラン「あー秘密って顔ですねー。」
M,M「ところで、柿ピー達を見なかった?」
骸「いえ…その辺りには見かけないようでしたが」
M,M「どこかにほっつき歩いてんのかしら?あの子を探しに行っただけなのに…」
フラン「あの子って?」
骸「そうですか ということはボンゴレ共にクロームも未だ行方は不明のようですね」
- Re: 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル ( No.4 )
- 日時: 2010/11/08 17:59
- 名前: Mフラ同盟 (ID: 5NRE2t7J)
フラン「行方不明ってそんなに大層なんですかねー?」
姿をくらましている訳じゃあるまいし、骸の少し大げさな物言いは疑問だった
骸「きっとまた、あの小娘達とつるんでいるのでしょう。」
M,M「小娘?誰なの、その女達」
「女」という発言は気になるようで、眉をしかめ問うM,M…
フラン「あー…仲良くしてましたもんね。10年前しか知らないけど」
フランは、タイムスリップしてきた10年前の姿でしかほとんどボンゴレを知らなかった
骸「沢田綱吉のガールフレンドというのが分かりやすいでしょうか」
小さく微笑んだ骸…彼は分かりやすいので、機嫌が良いことはフランも感じ取っていた。
M,M「ああ…あの一般人の子達ね」
京子とハル…ツナの正式なガールフレンドと言われれば10年後に至っては過去と違い、迷いはなく京子に適応する。
フラン「そういえば、10年前の髑髏サンは戦いの時に見かけたけど、こっちの時代の姿は見てないかもですねー。」
自分の師匠の片割れ「だった」存在なのに、その子の姿は見かけたことがないらしい…1度はあるかもしれないけど、覚えていないということは面会したことは直接ない
骸「お前はクロームを見た事はあるはずですよ。静かで妖艶な娘だと、教えを扱いています。」
M,M「…!」
M,Mがムッとしたような表情でこちらを見てきた
フラン「記憶に無いかもですー。ミーは顔狭いんで、交友関係とか全く…」
フランはM,Mと目を合わせた
M,M「で!アンタ部屋はどうすんの?」
フラン「あ すっかり忘れてましたー。えーっと…やっぱり空いてる部屋が一番良いかもです」
骸「おや…荷造りはまだでしたか、フラン。早く済ませておきなさいと言伝を預けたはずですが?」
フラン「話すのに夢中で忘れててしかもこっちのMネーサンが皆が帰って来るまで待ってろってー。」
M,M「そういうの保管してる柿ピー本人が居ると一番安心だったし、仕方なかったのよ」
骸「とはいえM,Mのモノですからね…この家は。」
フラン「ていうか、気が悪いですー…。急に人の家で生活するとなると」
M,M「私は構わないけど。」
骸「クロームはどうするか知りませんが、犬に千種にお前達に僕が共同生活となると…愉快な日常になりそうです クフフ」
M,M「骸ちゃん…そうね、私も!!」
過激な感情を骸に向ける彼女を見ていて、フランはやはり良い気はしない…
きっと彼女がこんな無条件な事を受け入れたのも、骸との関わりが充分に持てるからだろう。
それしにても…
フラン「自分の家を出てまでこっちで生活しようと、なんてすっごい変わりっぷりですよねー?別荘がこんななら、自宅も相当こってるんじゃ?」
今のはちょっと、M,Mのそんな気持ちに妬いてみたり。
M,M「!?」
骸「クフフ 大勢で居る方が良しという理由があるに違いありませんね、M,M…僕が居るというのもアリですが」
M,M「!!」
フラン「ししょー…それってまるで自分についてくるって分かっててみたいな態度で好きくないでーす。」
さっきから彼女の態度はコロコロコロコロ
M,M「ふふん まあ、そうね…そういうのもアリよ 当然だけど…」
フラン「ちぇっ」
部屋を移ろうと、フランは立ち上がった
骸「おや?何処へ行くのですか フラン」
フラン「部屋は空き部屋で良いってことですよねー?」
M,M「そうねー。何処も家具は揃ってるはずだし、好きな方角とかで決めて結構よ」
フラン「じゃあ景色の良い、一番南にしようっと」
骸「おや、そこは僕が…」
M,M「…フラン!」
フラン「はーい」
M,M「骸ちゃんがそこが良いって言うんだから、変わっても…文句ないわね?」
フラン「………えー」
骸「!」
これには、骸も計算違い。
本当に女王気取りなヒトだった
- Re: 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル ( No.5 )
- 日時: 2010/11/13 11:35
- 名前: Mフラ同盟 (ID: 5NRE2t7J)
M,M「ん!一番南の手前の部屋を使いなさい。」
そう言って手渡されたのは、部屋の鍵。
フラン「何処でも良いけど、鍵まで常備されてるなんて初耳でしたー。」
骸「細かい仕組みだとのことは君から聞いていましたが…こだわりが深いのですね」
フラン「南って書いてあるけど、もしかしてこれってー?」
M,M「北は北、南は南とかって…鍵が別なの」
方角によって部屋の鍵が変わるらしい…つまり、東西南北寄りに分かれた部屋は全部同じ鍵だということ
フラン「へー」
骸「では荷物の整理は千種達に任せて…お前はどうするのです、フラン」
M,M「アンタも犬達に手伝ってもらえば?」
フラン「ミー1人じゃとても無理なんで、半分は任せます」
骸「おや、今日は召使はどうなされたのです?」
M,M「決められた日時にしか来ないの。今日は断ってあるわ」
フラン「でも、無条件に犬ニーサンが手伝ってくれるでしょうかー…」
M,M「そーねー…骸ちゃんの荷物があるし、断るんじゃないの」
フラン「ししょー…だけ何かずるいでーす。」
骸「クフフ」
M,M「そういうの、幻術でパーッと出来ない?」
骸「不可能ですね。結局は自分自身の能力ですから体力を余計に消耗してしまいます」
フラン「幻術で移動なんて無理っすよー。エスパーじゃあるまいし、別の誰かに化けるだけですから」
M,M「そういうのとは別なのねー…良く知らなかった。じゃ、さっさと片付けてきてよね!」
フラン「ゲロゲロ〜…めんどくさいなー。」
骸「きれも鍛錬ですよ、おチビさん。体力づくりは大事なことです」
M,M「にしてもおっそいわねー!いつまで時間かかってるの犬達…!」
骸「そうですね…千種がリードしているはずなのですが、クロームの行方も気になりますし」
フラン「とりあえずミーは部屋まで直行ですねー。」
M,M「ちょっと!引きずって荷物持ってかないでね」
フラン「はーい」
フランは階段を駆け上がり、南側の手前の部屋に向かった
そこで帰りが遅い2人とクロームを不審に思い始める骸
骸「僕も探した方が良いでしょうか…M,M」
M,M「寄り道でもしてるんじゃないの。きっと心配いらないわよ、あの女も…!」
あの女…彼女はクロームを良く思わないのは骸はそう気にしていないが、すぐに分かる。
骸「寄り道…だとすると元凶は犬らしいですね クフフ」
ほのかな笑みと笑い声を浮かべる骸を見つめ、彼女は見とれてしまった。
M,M「…!」
少なくともM,Mは骸を財布として必要とした「イイ男」としてしか評価していなかったが、大人になったいまとなってはその考えは次第に薄れ、その気持ちの反面に「愛」…が生まれつつあった。
10年は会っていなかったが、その思いは会わぬ内に変化していった
M,M「骸ちゃん」
骸「?」
M,M「…ううん、何でもないわ…!」
思いが声に出しそうになったのを、ごまかした。
- Re: 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル ( No.6 )
- 日時: 2010/11/18 01:10
- 名前: 風 (ID: y5qheDIH)
はじめまして風と申します。
同じくREBORNの小説執筆してます(復讐のインフェルノという題名)
M・M様とフランとはまた珍しい取り合わせですね!!
M・M好きなので嬉しいですvv
まだ,読み始めたばかりですが……応援してますよ!
- Re: 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル ( No.7 )
- 日時: 2010/11/20 09:53
- 名前: Mフラ同盟 (ID: 5NRE2t7J)
犬「は〜っ…坂道、うざいびょん〜!」
千種「…面倒だね、この通り」
犬「だーもー!さっきからずっとこの調子らびょん!?」
千種「うん…30分は歩いてる」
犬「ムカツクびょん!!」
一方、M,Mの別荘へと向かう途中の犬と千種…そして
犬「M,Mの奴、何でこんな森の中に住んでんらー!?」
クローム「…犬、住んでるのはそこじゃなくて…向かってるのは別荘」
犬「ンあ!?」
クローム髑髏も同行していた。
クローム「…って、骸様から」
千種「そうらしいね、にしても…」
クローム「坂…いつまで続いてる、千種…?」
千種「大分あるね」
犬「ピクッ」
クローム「…だって。犬、頑張ろう?」
犬「うるへー!もう、歩くのヤになってきたびょん〜…!!」
千種「うるさいよ、余計イライラする。」
犬「耐えられるわけねーびょん…!!」
再び、犬の大声は森の中で反響した。
クローム「私、行っても平気だと思う…?」
そして、クロームの不安そうな声が上がった。
犬「はぁ〜!?」
千種「…M,Mのこと?」
クローム「うん」
そう答えて、やっぱり彼女は不安気な表情…
千種「フランも居るし…特に考えすぎない方が良い。」
犬「! そういやオマエ、アイツに敵視されてるんらっけ」
クローム「敵…っていうか、前に ちょっと」
千種「」
ちなみに「フランも居るから」という千種の言葉は、
M,Mにとってクローム同様フランが彼女に怒鳴られる対象であるから、心配は無いという意味。
犬「つーか、オマエがアイツに迷惑かけられないようにすれば良いだけだびょん!」
クローム「…!」
千種「まあその通りだけど…。クローム」
クローム「大丈夫」
犬「へっ」
千種「…じゃあ、とりあえず」
犬「分かれ道、どっちに行くんらびょん?」
千種「勘でいくしかないね」
クローム「わ、私は左が」
犬「めんどくせーびょん!左で良くねー?」
千種「じゃ、左で…」
こうして、3人は骸達の居る別荘へ歩き続ける。
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