二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル
- 日時: 2010/11/05 23:13
- 名前: Mフラ同盟 (ID: 5NRE2t7J)
舞台は『10年後』 黒曜中心。
新しい組み合わせの2人の絡みを、夢見て作ろうと思います
フラン×M,Mのお話です。といっても完璧な恋愛系ではないです…。他のキャラだって結構喋っています
何処かで、彼女がフランをガキ扱いしてそれが不満でふてくしていた彼を見て、妄想してしまい、CPとして見る事にしました。
最初の投稿で未熟ですが、ほのぼとした自分の思い描く『10年後』の黒曜の日常を語れると良いです。
- Re: 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル ( No.1 )
- 日時: 2010/11/06 10:07
- 名前: Mフラ同盟 (ID: 5NRE2t7J)
第1話 《部屋》
フラン「よっこらしょ」
大きめのスーツケースをしっかり両手に、背中にはリュックサック。
フラン「ふー…やーっと運び終わりました」
荷物を下ろし、向かいにあるソファーに腰をかけた
フラン「(肩がこる…。)」
M,M「ちょっと」
フラン「…はい?」
M,M「こんな汚れたきったないの、堂々とおかないでよ!」
フラン「えー…汚れなんて」
M,M「引きずって持って来たんだから、汚れるのは当然じゃない」
急に叱られた
フラン「勘弁して下さいよー。拭けって言うんでしょー?」
M,M「私も骸ちゃんも、綺麗好きなの」
フラン「あ てことは師匠も帰ってー…」
M,M「こっちに向かってるそうよ」
フラン「ゆっくりしたいですー。ここまで来るのに、1時間もかけて歩いたってのにー」
M,M「ごちゃごちゃ言わないでよ!犬も柿ピーも、外出中なんだから掃除する人は居ないでしょ!」
フラン「ミーは疲れてるんで、Mネーサンがやれば問題は…」
M,M「私がコレを拭けっていうの…?冗談じゃないわ、こういうのキラいなのに!」
フラン「じゃあもうこのままで良いですー。」
ゴロン
M,M「あっちょっと!?そんな小枝のついたコートでソファに寝転がったら…!」
フラン「色々あったんすよー。勘弁してくださーい…!」
M,M「色々って…あの暗殺部隊で?」
フラン「前任が帰宅したらしくて、その代理だったミーはもう要らないって言われたんです。馬鹿王子に」
M,M「…馬鹿だって奴は良く分かんないけど、とりあえずは必要ないから追い出されたってこと?」
フラン「2人も術士は要らないそうです」
M,M「ふーん、ま…仕方ない状況ね。それでココに来たのが、嫌なわけ?」
- Re: 【REBORN】女王気取りと貧乏ガエル ( No.2 )
- 日時: 2010/11/07 11:19
- 名前: Mフラ同盟 (ID: 5NRE2t7J)
フラン「嫌っていうか…じゃないですけどー。」
M,M「じゃあ何」
フラン「追い出されたのが、ムカツいてじっとしてられません…」
M,M「居場所があるんだから、マシだと思った方が良いわよ!」
フラン「!」
彼女の言葉は、フランの心に響いた。
「居場所」…その言葉は過去の記憶が蘇った
M,M「何よ…どしたの?」
フラン「…! いや、特に何も」
自分は今、どんな顔をしていただろう?
M,Mが問いかけ声を出さずにはいられない表情だったのだろうか?
フラン「ミーの今の顔…どんなでした?」
M,M「はぁ?」
もししていたなら、一瞬だけだったはず。
それでも少し気掛かりだった
M,M「相変わらず、何事にも動じない面白くなさそうなカオしてる」
フラン「えー…ミーっていっつもそんなカンジ?」
M,M「無表情な子供って可愛くないわよ…何とかしたら?」
やっぱり「また」子供扱い。
フラン「んー…面白い事なんて特に無いし。」
M,M「あっそ」
冷たい返事。ミーが接してきた人々の大半は、皆こうだった
昔から…
フラン「…あんなに嫌だって言ってたのに、掃除してくれてるんすね、どうもー。」
M,M「そんなに嫌だとは言ってないけど、すっごい面倒だし今不快よ!」
フラン「すっかり忘れてましたー。話の途中で」
M,M「ったく〜!拭くだけならまだしも、これで汚れが残ってたら許されないわよ!人ん家で!」
そういえばここは、彼女…M,Mの自宅とは別の別荘だった
フラン「おー。何か良い臭いがします…何ででしょー?」
拭きたての床に、バラのようなフワフワした臭いが広がった
M,M「分かる?この洗剤の効果よ、床まで良い臭いがしちゃう…!」
フラン「でもこれ、床前面に使ったら臭いがキツイような…」
M,M「分かってないわねー。大人の香りがするでしょ!骸ちゃんだって、気に入ってくれたわ!!」
フラン「…さっきからやってること、師匠の為なんですか?」
部屋を綺麗にしとかないとっていうのも、今のも骸が骸がーって言うのは、耳に入りやすい。
M,M「そりゃそーよ!私が骸ちゃんを好きなこと、フラン!あんたも知ってるでしょ!」
それが強欲な彼女にとって骸は財布という、金目当てで好きなのかそこに本物の愛があるのかは謎。
フラン「皆知ってますよー。で、そういえばここってMネーサンの別荘なんすよねー?」
M,M「何を今さら…」
フラン「こんな森奥っていうのも珍しいけど、別荘がある事自体、意外だなーと思って。」
M,M「何言ってんの?別荘って言えば森の奥がお似合いじゃない、定番でしょ」
フラン「そうなんですかねー?」
人殺しが金稼ぎだという彼女を考えると、どれだけ金を積んでいるのだという疑問が残った。
人1人殺すのにお金を得るマフィアは珍しくもないが、彼女の場合は桁違い。
大きな別荘には、彼女の大事な備品や使用具が分かる
年頃の女性が欲しいと思うものは全て揃っているとか断言して良い。
右を見ても左を見ても、豪華な家の造りだった
M,M「何よ?キョロキョロして…」
フラン「いえ。オシャレだなあとか思って」
M,M「別荘なんてレアだし、当然!特別綺麗にしてるの」
フラン「あ でも掃除は嫌なんでしたっけ だったらいつもは…」
M,M「滅多に汚れる事なんてないし、専属の家政婦だって派遣してあるわ。」
フラン「わー。すごいんですね、ということは…どれだけお金持ってるんですかー?」
M,M「いちいち言わないけどアンタ、ヴァリアーに居たんでしょ?だったら…」
フラン「恵まれてはいたけど、そこにずっと籍があったわけじゃないんで。そういう金銭感覚とかミーにとってありえないです」
食事に生活、あの暗殺部隊も、何を置いても一級品のもの
M,M「ふーん。じゃ、骸ちゃんに出会うまでの暮らしはどうだったの?」
フラン「えーっと…つまり幼少期の頃ですね、師匠に拾われてここに来る前はってー。あれ?」
M,M「何よ?」
自分の昔の話…家が貧乏とかそういうのはややこしくて説明すると長い。しかもそれは大分昔に黒曜のメンバーには話したような
フラン「言いませんでしたっけ、ミー?」
M,M「聞いてないわよ、アンタからなんて。それとも言いたくないとか?」
フラン「あ でも、Mネーサンと会ったのは犬ニーサン達と出会うよりず〜っと後だったんで、そのような気も…」
M,M「わっかりにくいわね〜。いちいち覚えて無いけど、気になるし一応耳に入れたいの 教えて?」
珍しく彼女が他人の事情に首を突っ込んだ。
フラン「…そういうのどうでも良いかと思ってました。じゃあ馬鹿にされそうだけど、話しますー。」
M,M「何よ馬鹿にするって…」
フラン「ミーは、貧乏な暮らしをしていて」
ここから、寂しくも貧しいフランの過去の生活が伺われることになる。
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