二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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BLEACH 〜幻の十四番隊隊長〜
日時: 2010/11/25 23:10
名前: ゆっさー (ID: Nh/fscfw)

ハイ!どうもこんにちは、こんばんは、ゆっさーと申します!

え〜…今回は大好きなBLEACHの二次創作をさせてもらいます。

よろしくおねがいしまっす!^^!

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Re: BLEACH 〜幻の十四番隊隊長〜 ( No.16 )
日時: 2011/01/06 00:24
名前: スーパーゆっさー (ID: Nh/fscfw)

ゆっさーがスーパーになって帰ってきました(笑)
ほんとスイマセン!パソコンで事故っちゃって更新できずにいました!
これからもがんばって書いていくつもりなので、ほんとよろしくお願いいたします!!

ちなみに…

ブリーチ地獄篇、友達と見に行ってきましたぁあああっ\(◎o◎)/
やべえ、やべえの繰り返しでしたね。マジでカッコヨカッタデス…
見てない人は見た方がいい!ブリーチファンなら尚更!
実はゆっさーの大好き浮竹隊長がぁ!ちょい役で出てたことに感動しました!
まさかとは思ってましたが…ほんと奇跡のサプライズでした。ありがとう、監督…。


と。まあ、そんなかんじでゆっさーは完璧に復帰しました☆
風さま、夢さま、コメありがとうございます^^

Re: BLEACH 〜幻の十四番隊隊長〜 ( No.17 )
日時: 2011/01/06 10:54
名前: スーパーゆっさー (ID: Nh/fscfw)

「もう出てきていいよ、シンタ。どうせそこにいるんだろう?」

九十九は一通り笑った後で、思い出したように後ろにある襖を叩いた。
すると、勢いよくシュパーンと戸が開く。そこには、とても焦燥感の溢れる渋い顔をした巴の姿があった。
事のまえのおちゃらけた、のんきな表情の巴しか知らないおれにとってはそれがおかしくてたまらない。
一瞬で吹き出しそうになった。

「九十九師匠!神凪の様態はどうですか!?オレ、治療中に寝ちゃって……って、アレ?神凪?」
「よう、巴」
「ぷははははははッ!そういえばシンタには言ってなかったかな?メイカ君は元気だよ、シンタの努力の成果でね」

そのシチュエーションのおかしさにまた発作的に笑い始めた九十九はよろよろと立ちあがる。
そして巴の脇を通り過ぎながら、巴の肩をぽんとたたいた。

「よかったね」

九十九はそう言うと部屋を出ていき、代わりに巴が全速力でこちらに走って来た。
迫りくる巴におれは少しおののいたが、その今にも泣きだしそうな顔に不覚にも笑いそうになる。
すると、おれの布団の傍に座った巴はガシッと、どこかの少年漫画の1シーンのようにおれの両手を掴む。

「よ、よ、よかったぁ〜っ!オレまじで心配したんだぜ!」
「はぁ……それはごめん。迷惑掛けて」

まるで親友扱いレベルに心配されてたんだ、おれ…という驚きが大きすぎて、この光景にいささか引いてしまった。
というか、さきほどからの疑問は見事にうまいことはぐらかされていたので、巴には聞きたいことが山ほどある。
おれは巴の手を強引に振りほどき、詰め寄った。

「なあ巴、おれ聞きたいことがありすぎてんだけど」
「だと思った。ワケ分かんないことたくさんだよな、神凪にとっては」
「……まあ」

それから巴はう〜ん…と悩み始めた。そして申し訳なさそうな顔をしながら少し頭を下げる。

「ゴメン!やっぱオレの口から説明するのは荷が重いっつーかぁ…。あの人に了解とっとかないとやばいかなって感じなの」
「…あの人って?さっきの九十九ってやつのことか?」
「そう。…あの人ならきっとオレたちを善処してくれると思う。神凪のこと悪く思ってなさそうだったし…。
 それに今、オレが考えなしに神凪にあれこれ言うよりも、九十九さんから必要な情報だけもらっとくってゆう方がいいんじゃねえかな」

巴にこれ以上何か聞くのはやめた。こいつはちゃんとおれのことを考えて一緒に考えてくれている。
無理やり聞き出そうなんて考えは自然となくなっていた。

「わかった。じゃあ、聞くなら九十九さん?ってことだな」
「ゴメンな…」

それにしても、九十九ハジメという男はいったいどんなやつなのだろう。
さっき会ったばかりだったが、まったく掴めない人だった。
巴と、…おそらくはあの少女よりも上位の立場にあるのかは知らないけれど、きっとここではあの男が多くの秘密を握っているような気がする。
おれはあの人に問いただすことを決めた。









「検査は終わったよ。心太はなかなかおもしろい子を連れてきたようだ」
「そう、それは良かったわね。で、その子のことはどうする気なの?」
「どうするもこうするも…彼はもう普通の生活には戻れないだろうね」
「……どういうこと」
「オレの検査の結果、彼にはもう幻術は効かないよ。オレが彼の記憶をごまかすことはできない…ってこと。シンタが聞いたら喜ぶかもな」
「ちょっと!それは私たちを危険にさらすことと同じよ?あの子が奴らに捕まってみなさい、私たちのことを知られる危険性もあるのよ?」
「え〜、でもオレにはどうすることもできないんだってば〜」
「ほんと何なの?あの子…」
「…何だろうねぇ?幻覚が武器の虚に襲われちゃったから、免疫ができちゃったんじゃない?」
「…意味分かんない」
「まあまあ、そう怒るなよ。それに、もしかしたら彼は、うまく使えばオレたちを隠す隠れ蓑になってくれるかもしれない」
「……?」
「尸魂界の奴らは秘密裏にまだオレたちを探してるよ。気付かなかったか?」
「そん、な……ッ!」
「ゴメンゴメン。お前に余計な心配かけると思って言わなかったんだ、許してくれ」
「……薄々は、そんな気がしてたわ。あなたが異常なまでに張っている結界には前から不思議だったの」
「うん…実はそういうことでしたってこと。あ、心太にはまだ言うなよ?」
「言わないけど…どうして?」
「はははははは!わかりきったことだよ。一定範囲内に入った死神は皆殺しってことになるだろうな、あいつの性格と性質上」
「……」
「まあ、そういう方向でお願いするよ。…ああ、なんか楽しくなってきた。久しぶりの変化だ」

九十九が笑い始めると、少女は見るに耐えかねたのか、溜息を吐いてすぅっと消えていった。

Re: BLEACH 〜幻の十四番隊隊長〜 ( No.18 )
日時: 2011/01/07 15:43
名前: スーパーゆっさー (ID: Nh/fscfw)

序章2

--------------------------------------------
木、家屋、人…全てが焼けている。
辺りは炎上。足元には、守り切れなかった部下の
変わり果てた姿がいくつもあった。
けれど、悲嘆に暮れている暇はない。残酷なこと
だと自分でも思うが、まだ息の根のある者だけで
も救わなければ。
その一心でオレは走り続けていた。重症の隊員を
2人抱えながら、長く遠い戦禍の道を、ひたすら
に。
しかし、やはり簡単にはいかないものだ。
目の前に現れた影を前に、スピードを落としてい
く。そこには、炎上した紅い背景に照らされた、
不敵な笑みをつくった男が佇んでいた。男が持つ
細身の斬魂刀は赤い雫を幾重にも垂らしている。

チッ……やはり逃げ切れないか。

観念したオレは抱え込んでいた2人を、まだ火が燃
え移っていない木陰に運び、丁重に横たえた。

『こんばんはァ、九十九隊長』

オレの介抱を見届けると、男は楽しそうに斬魂刀を
振り回しながら礼儀のない挨拶を済ませる。
その目は地獄の業火を見てきたかのように赤く煮え
たぎっていて、好戦的な光をともしている。
一度見れば決して忘れることを許さない…そんな目
をしていた。

『…新目、お前が主犯か』

『愚問じゃないですかァ?見たらわかるっしょ?』

新目は斬魂刀を地面に突き刺し、両手を広げた。

『そうですよォ?僕が全部やったんです。仲間を裏
切り、森に火を放ち、民家を血の海にしたのも僕!
ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ!僕が一人で…ッ!!!!
キャハハハハハハハ!!!さすがの九十九隊長でも
食い止められなかったんですねェ!?残った部下は
その死にかけの2人だけですか!?これじゃあ、あ
まりにもお粗末じゃないですか!』

狂気に満ちた笑い声が燃え盛る森に静かに響いた。
これが現実。オレはその正気を失った男を静かな目
で見つめながら、一縷の期待を失くしていった。
数日前まで傍らに居て、他の仲間と共に立ち向かい
、一緒につまらないことで笑いあったりした。
きつい修行を耐え、精神面も体力面に関しても成長
を見守ってきた。
そんな、かけがえのない「仲間」が堕ちていったの
を、どうして止められなかったのだろう…?
どうして彼の心の闇に気付いてやれなかったのだろ
う…?そんな思いだけが、身体を駆け巡った。

『あっれぇ?どうしたんですか?そんなしみったれ
た顔しちゃって。本当につまんない人だなァ!早く
遊びましょうよ!?僕は楽しみにしてここまできた
んですよ!!あんたと戦うことだけがここ最近の僕
の楽しみであり、ご褒美だったんですよ!!
ほら、さっさと鞘を抜いてくださいよォ!!??』

ああ、絶望とはこんなにも日常の隣に身をひそめて
いたのか。
彼の咆哮を聞き終え、自分が一層情けなくなる。
ただ、虚しさの塊が胸にポカリと穴を空けたように
全てが無になった。
黒と白と灰色の世界。対峙するは敵。感情など捨て
てしまえ!
目を閉じ、鞘に手をかける。
ほら、世界はこんなにも儚い。

『我こそは、臨時護廷十四番隊隊長、九十九ハジメ。謹んでお相手致します』

慣れた手つきで刀を鞘から抜き取り、左足を下げ、
右足を斜めに突きだして構える。
この攻撃態勢は、本気の表れであり、敵に対して行
うものだった。
それを知ってか知らずか、待ちわびていた彼は、歓
喜の声で叫び、地に突きさしていた斬魂刀をすばや
く手に取った。

『我こそは元十四番隊副隊長、新目菊次。ありがたき幸せにございます』

ふざけてか、本気か。本意の伴わない儀礼をし、新
目は口元をひきつらせて笑った。

『九十九サン。下剋上の時間です』

新目は軽く構え、そして疾風の速さで斬魂刀を突き
つけるように振りかぶる。
ほどなくして、刀と刀のぶつかる音と共に、辺りを
旋風が巻き込んだ。

『うおおおおおおおおおおおおおッッ』
『キャハハハハハハハハ!!!!!』

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序章2終

Re: BLEACH 〜幻の十四番隊隊長〜 ( No.19 )
日時: 2011/01/07 10:25
名前: 風(元:秋空 (ID: HYBdaZWe)

お久し振りですvv
スーパーになって帰って来たんですね♪
心なしか作品のレベルも多少スーパーになってるような…

地獄編良かったですね^^
コクトーが良い感じでしたvv朱蓮が其の分活躍量がやけに少なかった気がしますが…

九十九の慮りが妙に余所余所しい感じがしたのは自分だけだろうか…全く底の読めない男で……
どうせ,話を聞いてもはぐらかされて大事な所は聞けないのが落ちだと思える。
そして,元隊長さんが素敵ですね!良い感じに下衆で…何故そうなったのか…

Re: BLEACH 〜幻の十四番隊隊長〜 ( No.20 )
日時: 2011/01/07 23:25
名前: スーパーゆっさー (ID: Nh/fscfw)

風さま

またまた読んでくださってありがとうございます!
結構な間ブランクがあったので、また来てくれるかなぁ…と思ってたんですが…ほんと感謝感激ですv

気力はスーパーですが、文章力は相変わらずですよ!
私も朱蓮の悪活躍を楽しみにしてたのに…悪いところは全部コクトーに持ってかれちゃいましたね(笑)
いや、最初っからコクトーが怪しいのは思ってたんです!
朱蓮…刀で戦わないしね、ほとんど火ぃ投げてただけだったねw(おい

いやはや九十九はあなどれん(笑)
私が一番書きにくいキャラ堂々1位ですもん、彼…。
そんで新登場した新目さんwなぜか書きやすかった…ww
意外に、狂ちゃったキャラを書くのが楽しいという新事実ですね!
ちなみに新目さん、また出ますww

がんばってまた続きをどしどし書きたいと思いますので、どうか暇なときにでも見てくださいな^^
長文失礼!では〜っ(ToT)/~~~


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