二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【イナイレ】神様のいない日曜日
日時: 2010/12/06 21:23
名前: ユキナ (ID: 5FEzjtUd)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

はい。新しいの作っちゃいました。

神様といえばいろいろいますが、今回は照美さんが出てきます。

題名のとおり、神様のいない日曜日という小説を無理矢理引っぱってきます!あ、知らなくても全然OKですので!

荒らしの人はお引き取りください!

では、よろしくお願いします。

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Re: 【イナイレ】神様のいない日曜日 ( No.24 )
日時: 2010/12/11 11:30
名前: ルナ (ID: gyX.9WMH)
参照: http://www.youtube.com/

バンガゼさりげなく酷いねwww
アフロの人wwwwwwww
更新頑張れ!

Re: 【イナイレ】神様のいない日曜日 ( No.25 )
日時: 2010/12/11 18:21
名前: ユキナ (ID: 5FEzjtUd)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

ルナ
さりげに酷いんすよ〜☆ww
アフロの人だもん!!ねwww
頑張りまーすっ!

Re: 【イナイレ】神様のいない日曜日 ( No.26 )
日時: 2010/12/12 22:25
名前: ユキナ (ID: 5FEzjtUd)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

こっちはまた明日!!

Re: 【イナイレ】神様のいない日曜日 ( No.27 )
日時: 2010/12/13 17:17
名前: ユキナ (ID: 5FEzjtUd)
参照: http://www.youtube.com/watch?v


そのころ・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


丘のしたには小屋と井戸がある。

アイはそこで道具を洗うのだ。

今日一日使い込んだ道具たちは、真っ黒に汚れていた。


くみ上げたポンプをぎっしょぎっしょと動かして、道具たちを沈める。

それから、いすとブラシを取ってきて、腕まくりをした。





     〜

アイは全部きれいにした。

泥と砂を落として、必要ならば油も塗る。

作業は、鼻歌とともに手際よく進められ、バケツも桶も鎌も鍬も、夕日を浴びて輝いていた。


そして最後にアイは自分の相棒を掲げもつ。


ショベルだ。

桐の柄に銀の刃をつなげたシンプルなショベルは、ヘッドにデフォルメされた木と根の紋が刻まれていた。


アイは、丁寧にショベルを洗った。


井戸も、小屋も、道具たちも、全て村人がそろえてくれたものだ。

それらを丁寧に扱い、小屋にしまった。

ショベルだけが残されている。


アイ「それではみなさん。またあした」

ぱたりと扉が閉められ、道具たちは最後の光を反射した。



それから、アイは自分の姿を顧みる。

頬をこすると泥だらけだ。


ため息をついて、靴とシャツを脱いで、髪をほどく。


夕暮れに太陽が生まれた。

それほどまでに鮮やかな金髪だった。

髪と肌は、水を浴びるだけで汚れをはじき、赤い光を金に変える。

土の中の宝石が、万年ぶりに太陽の下に転がり出たような輝きだった。


しかし、それを扱うアイの手つきは適当きわまるものだった。

先ほど道具たちに向いていた愛情の一割も自分にぬいていない。

水の冷たさに不平不満をこぼし、さっさと服を着てしまう。

手足をブーツと手袋に突っ込み、ベルトを締め、コートを羽織る。

髪を下ろし、麦藁帽子をのせてひもをあごにかける。

最後にショベルをくるりと回し、背の紋章が前を向くように肩にかけた。



それでアイは完成した。

正しく墓守の装いであった。


そうして太陽がふっと向こうの尾根に沈み。

アイは家に帰るのだ。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

リ「・・・っと・・・こんどこそついた!」

ア「・・・ここかい?その、・・神様に見捨てられた世界と言うのは・・。」


二人がたっていたのは、暗い山の中だった。


向こうに明かりが見える。

リ「・・村かなんかあるのかな・・?」

ア「とにかく行かないことにはどうにもならないだろ。」

こうして、その村(?)をめざして進むのであった。

Re: 【イナイレ】神様のいない日曜日 ( No.28 )
日時: 2010/12/13 19:41
名前: ユキナ (ID: 5FEzjtUd)
参照: http://www.youtube.com/watch?v


ア「・・ところで、どうしてこの世界は神様に見捨てられた世界なのかい?」

リ「・・・難しいこと聞くね。・・・これ、読む?」


リリアはアフロディに一冊の本をわたした。

ア「本・・?」

リ「それ、この世界の神話。」


アフロディが読み始めた。




『神様は月曜に世界を作った。無すらなかった場所に有と無ができた。

 神様は火曜に整頓と混沌を極めた。自由と不自由が定義され、根本的な方向性が決まった。

 神様は水曜に細々とした数値をいじくった。細かく、面倒な作業は素晴らしい多様性を産んだ。

 神様は木曜に時間が流れるのを許した。値は爆発的に広がって原初のスープが生まれた。

 神様は金曜に世の隅々まで見た。

億の時が過ぎ去って、世界は理想的な広がりを見せた。神様はその世界を愛した。

 神様は土曜に休んだ。空間が光とともに百億も過ぎ去った。

 そして神様は日曜に、世界を捨てた。



 
 十五年前、神様は突然人の前に現れて言いました。

 「あの世はもはや満杯だ。この世もすぐに行き詰まる。ああ失敗した」

 その言葉だけを残して神様は消え、当時この世の春を謳歌していた人間は驚いて震えました。

 種族として、一億年生きられない彼らが神様に会ったのは初めてのことでした。

 その初めての言葉が、別れの言葉だったのです』


ここまで読んで、アフロディは

ア「この世界の神様は無責任だね。」

と言った。

リ「・・・・・だね。」

リリアもうなずいた。

リ「だけど・・・・・・・・・」

言いかけてやめた。



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