二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 地獄少女 sakura
- 日時: 2011/02/18 17:20
- 名前: あいる ◆TiP5As2jNc (ID: PqmNCYUu)
うちは地獄少女(アニメ)の中のキャラでもつぐみが好きなので、つぐみのその後を書くことにしました。
お願い
荒らしを書いたり、ゴミスレを書いたりしないでください。
つぐみ編が終わったので、第二期スタートです♪
主人公は、アディアの考えた葉流で♪
そして早々と第2期終わったんで、次は第3期です♪
主人公はつぐみの娘、さくらです♪
つぐみと葉流もでてくるヨ♪
- Re: 地獄少女 haru ( No.51 )
- 日時: 2011/02/18 17:18
- 名前: airu ◆TiP5As2jNc (ID: PqmNCYUu)
第3期……ストーリー……よし決めた!
じゃ、第3期スタートッ☆
- Re: 地獄少女 sakura ( No.52 )
- 日時: 2011/02/18 17:33
- 名前: airu ◆TiP5As2jNc (ID: PqmNCYUu)
“さくら、人を地獄に流してはいけないの”
“どうして?お母さん”
“人を恨んで——地獄に流しても何も変わらないのよ”
小さかったわたしはその言葉を信じていた。
でも——今はもう信じられないよ————
- Re: 地獄少女 sakura ( No.53 )
- 日時: 2011/02/18 18:28
- 名前: airu ◆TiP5As2jNc (ID: fmJgdgg4)
第1話 蝶の舞
「さくら、ごめんね。わたしがあんなことを言ったから。」
わたしのお葬式の日、お母さんはずっと泣いていた。
「さくらが美沙を地獄に流していればよかったのにっ………。わたしがさくらに地獄に流しちゃいけないなんて言ったから………。言ってなかったらさくらは…まだこの世にいたのに……………。」
「つぐみ、ずっと泣いてたってしょうがないだろう………?」
はじめちゃんがお母さんを泣きやませようとする。
でもお母さんには届かない。
どうしてこんなことになってしまったんだろう。
美沙のせいで……。最初は1週間前だったっけ……。
「あっれ〜?さくら、何やってんのぉ?」
ドキッ
わたしは一瞬、身震いをした。こんな時に美沙に会うなんて……。
「あ、いや……。この商品落として割っちゃったから、拾ってるの。」
本当のことだから………信じて……………。
「うっそだぁ〜〜〜!万引きしようとして落としたんでしょぉ。」
「は?違っ……。あっ、待って!」
「店員さぁ〜ん!さくらが万引きしようとして落として割っちゃったのぉ。」
美沙………!違う!わたしはそんなことしてない!勝手に決めつけないで……!!
「もぉ〜。弁解したってだめだよぉ〜〜。犯罪したんだからねぇ。」
美沙………。どうして………?わざと……だよね。
「君。万引きしようとしたって?家を教えてもらおうか。」
「違います!ただ落としちゃっただけです!それでお金払おうとしただけです!」
わたしはかなり焦った。店員さんにまで誤解される……!
「どっちの言っていることが本当なんだ。」
「わたしです!」
「はぁ〜い。美沙ちゃんでぇ〜す★」
美沙め……。絶対許さないんだからね!!
ってそれどころじゃなかった!早く弁解しないと……。
でも時すでに遅し。もう店員さんはわたしが万引きしようとしたと思っていた。
「警察呼ぶからな!!」
美沙…………!
わたしが美沙の方を見ると……美沙はクスクス笑っていたのだ。
「美沙!!」
「わぁぁ〜〜。さくら、かわゆい美沙ちゃんに暴力ふるう気ぃ?」
もうだめだ…………。美沙だけは許さない………。
「さくら……万引きなんてしようとしてないよね…?」
お母さん……してないよ……わたしはしようとも思ってなかったから。
「お母さん……誤解を解くって……どうすればいいのかな……。」
「証拠が必要よね……。」
証拠なんてない……。この誤解は一生解けないの……?
「お母さん。地獄通信にアクセスしたらすべて終わるのかな…。」
お母さんの眉がピクッと動いた。それから首を横に振って、こう言った。
「さくら。地獄に流すのは絶対だめ。地獄に流しても何も変わらないのよ。」
「でも!!このままじゃ誤解が解けないじゃない!!」
地獄に流して恨みを晴らさないと……もうわたしおかしくなりそう。
「地獄に流して……人間が一人消えたとしても……変わることなんてないわ。ただ行方不明者がでるだけ。」
そうなのかな……?本当に……そうなの………?
一週間後
「さーくらチャン★帰りに駅の隣の高級カフェいこーよぉ。あ、さくらチャンのおごりだからねっ♪」
美沙はわたしをパシリにするようになった。
もうお金がないのに……。
地獄に流すこともできないなら、言い返すしかない。
「ねえ、美沙。わたしはあんたのパシリにされる覚えはないわ!」
「じゃーバラしていいんだぁ。万引きしたって。ねー。みんな聞ーてよぉ。さくらがねー。」
「美沙!!やめて……やめてください………。」
万引きしたなんて噂が立ったら、内申がきっと悪くなる。
じゃあ……ガマンするしか………。
でも…自殺だけは絶対にしないから……。
「さーくらチャン★ジュース買ってきてよ。」
「このアクセかわいー。ねぇ、さくらチャン。」
わたしはバイトをしてお金を稼ぐようになった。
そして、バイト代全部美沙のために使うようになった。
でも……。お金だけじゃどうにもならないことがあった………。
「ねぇ、さくらチャン。明日やる期末テストの答案用紙……職員室から盗ってきて……ね?バラされたくないでしょぉ?」
「イヤよ!絶対できない!美沙がやればいいでしょ?!」
「へぇ〜〜。バラされたいんだぁ〜〜。」
美沙……。絶対…許さないからね………!
「バラされたくない……けど盗みなんてしないから!」
言い切った……。なんていおうと盗まないから。
「へぇ〜〜。そう。じゃあ、こっち来てよ。」
美沙はわたしの髪を掴むと屋上に連れて行った。
「さぁ、悪い子には死んでもらわないと……。そうでしょ、さくらチャン。」
やだ……。殺される…………。
「美沙!お前だけは許さない!死んでも恨み続けてやる!」
そう言い終わったのと同時に、美沙を突き飛ばした。
「痛……。お前なんて今すぐ死んでしまえ!」
ドンッ
「あ……きゃあああああああああああ!!!」
地面が迫ってくる。わたし……もう死んでしまうんだ……。
「フフ。悪い子は……死ぬ運命だから……ねぇ?」
美沙は悪魔のように笑うと、屋上を出た。
結局———美沙が犯人だと証明されなかった。
自殺だとみんな言っていた。お母さん以外—————
- Re: 地獄少女 sakura ( No.54 )
- 日時: 2011/02/22 19:15
- 名前: airu ◆TiP5As2jNc (ID: 5YaOdPeQ)
すいません。
今後のストーリーを変えることにしたので、変更があります。
さくらの他に、つぐみ(子供の頃)も主人公ってことになりました。
- Re: 地獄少女 sakura ( No.55 )
- 日時: 2011/02/22 20:17
- 名前: airu ◆TiP5As2jNc (ID: 5YaOdPeQ)
第2話 お母さん
今日もわたしは部屋の中をボンヤリしながら回っていた。
その時——
ガツッ
バサッ
お母さんの部屋の棚にぶつかって、本が一冊、落ちてしまった。
「痛ぁ……。本戻さなきゃ。何だろ、この本……あっ!」
tuguminoarubamu
本…というよりノートの表紙にはそう書いてあったのだ。
「つぐみのアルバム…。お母さんのアルバムだぁ!」
そういえば…お母さんって思い出を語ったことがないよね。
昔はああだったのよとかお母さんが子供の頃はね…とか、一度も言ったことがない。
お母さんの過去……。知りたい………!
わたしがアルバムを開いた瞬間——
パアアアァァァッ
アルバムから、強い光が放たれた。
「うわ、何この本。まぶし…。」
わたしは目を手で覆い隠して、アルバムに近づいた。
すると———
ブワアアアアッッ
わたしはアルバムの中に吸い込まれてしまった———
「うっ……。どういう…ことなの………。」
おそるおそる目を開けてみる。
その時、見えた光景。
前:カンカンカンと鳴ってる踏切。踏切のこっち側に女の子が立っている。
右:静かな商店街。
左:静かな商店街。
後ろ:静かな商店街。
いやいや、ここどこなのよ!夕方っぽいけど。
あれ、あの女の子…何を見てるんだろう。
踏切の向こう側をジッと見て…。
わたしが女の子の見ている方を見ようとした。でも——
ガタンゴトンガタンゴトン
電車が通って何も見えなかった。
電車が通り過ぎたときにはもう、何も見えなかった。
でも電車がなんか、今より古い感じ…。なんで古い機種が?
てゆーか…あの女の子……誰かに似てる気がする。
三つ編みで茶色の髪。クリクリとした瞳。年齢は7歳くらいかな。
あ……!あの女の子、お母さんに似てるんだ!
しかもお母さんのアルバムを開けたらここに来ちゃったんだから、あの子、お母さんの小さい頃なんじゃ?
わたし、過去にワープしたんだ。きっと——
よし、ついて行ってみよう!
テクテクテク
身長は同じくらい?わたしも7歳だし。
カンカンカン
バタン
小さいアパートの2階に入っていった……。
窓に飛び移って、中を覗いてみよう。
バッガシッッ!
「よし、しっかり飛び移れた……。」
あっ、自己満足してる場合じゃないよね。覗かないと。
ガラッ
わたしが覗こうとしたのと同時に、窓が開け放たれた。
「わあああああああああっ!!」
ドスン
ビックリして、地面に落ちちゃったわたしって一体……。
草の上だったからよかったけど。
「君、大丈夫?」
はじめちゃん!?
今のはじめちゃんより若いけど…絶対はじめちゃんだ!!
やっぱり…ここは過去の世界なんだ!!
「他人の家を勝手に覗くんじゃないぞ。」
「他人じゃないもん!はじめちゃんはわたしのおじいちゃんだもん!」
「あ?なんだって?」
ヤバァッ。過去のはじめちゃんは、わたしを知らないから……。
「ま、中に入って、話そうか。」
わたしははじめちゃんの家の中に入った。
そこには、さっきの女の子もいる。
「あ、はじめちゃん。その子、だぁれ?結構わたしに似てるね。」
「いや、ははは、色々あってな。ちょっと話すことになったんだ。」
ちょっとじゃすまない話になると思うけどね。
にしても狭い家だな———っ。
「じゃ、まず、名前から。」
「はい。柴田さくらです。」
「柴田!?」
まあ、名字が同じだけじゃ、ただの奇遇と思うでしょーね。
「えっと、俺は柴田 一。はじめちゃんって呼んでくれ。」
もう呼んでます。
「あ、わたしは柴田つぐみ。はじめちゃんの娘。7歳だよ。」
やっぱし———!お母さんだお母さんだ!
「えへへ、わたしも7歳なんだ。」
「へ〜。さくらちゃんも7歳なんだね。」
「ん。そうなんだよ〜。」
ニコニコ笑顔が大切☆
お母さんはこんな女の子だったんだぁ。
「あ、わたしね。つぐみちゃんの娘なんだ。」
「……!?」
「はじめちゃんはおじいちゃん。」
「!?!???!!!!」
「冗談やめてよ〜。さくらちゃんがわたしの娘って……。」
「俺が君のじーちゃん?冗談言わないでくれよ。」
冗談じゃないんだって。
「わたしねお母さんのアルバムを開いたら、ワープしちゃったの。」
「ワ、ワープぅ?」
死んだことは言わないでおこう。警戒心もたれたらやだし。
「信じて!お願い!!」
「う、うん。わたし信じるよ!つぐみって呼んでね。さくらって呼ぶから。」
「俺も当然信じるさ!」
「ありがとう!」
「さくらが帰るの、協力するよ。帰り方わかんないだろ?」
「うん。」
協力してくれるなんて、うれし——!
その頃、地獄少女は——
「おばあちゃん、今日女の子に会ったの。とっても懐かしかった。」
「懐かしいだなんて、変なことを言う子だねぇ。」
「うん。変だね——————」