二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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KINGDOM HEARTS〜heart for you〜
日時: 2011/04/09 12:32
名前: aqua (ID: wPOt.fn5)

〜プロローグ〜

初めまして。aquaです。
今回が初投稿なので、自信があるとは言いませんが、読んでくれると嬉しいです。

記念すべき初投稿は、「KINGDOM HEARTS 358/2Days」をもとにしたストーリーです。
シオンが消えて、その後のロクサスとアクセルの話です。

それでは、ご覧下さい。



      Χ本編Χ

第1章「No.ⅩⅤ」>>1
第2章「親友」>>3
第3章「秘密」>>4
第4章「こわれた「ミライ」」>>6
第5章「嘘」>>10
第6章「「終わり」のハジマリ」>>12
第7章「友情」>>16
最終章「heart for you」>>17
あとがき>>18



      Χ番外編Χ

第1話「夏休みのハジマリ」>>20


      ☆お知らせ☆

新作小説について  >>9
イクサリクについて >>15
番外編開始!    >>21



      0視聴者様からの声0

花影さん  >>2 >>5 >>8 >>11 >>14 >>19
ぷよさん  >>7
ののあさん >>13


   コメントありがとうございます!(>∀<)

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Re: KINGDOM HEARTS〜heart for you〜 ( No.1 )
日時: 2011/02/24 16:29
名前: aqua (ID: wPOt.fn5)

第1章     No.ⅩⅤ


「君は……誰?」
ロクサスは言う。
目の前には、自分と同じ服を着た少女がいた。
「……すごく、大事な事のはずなのに、思い出せない」
「それでいいんだよ、ロクサス」
そして、少女は崩れ落ちそうになり、ロクサスは、その子を受け止める。
「……俺が、君を傷つけたの?」
「ううん、あたしが勝手に消えようとしてるの」
少女がロクサスの手に自分の手を重ねた。
「さよなら、ロクサス。また会おうね」
少女は微笑む。
「あたし、ロクサスとアクセルに会えてよかった。二人は親友だもん。それだけは忘れないで」
頬に触れていた彼女の手が落ちる。
「ダメだ……シオン」
思い出す。忘れるはずがない。大切な親友のことを。
光がシオンを包み込む。そして…
「シオン………!」
シオンは消え、サラサ貝だけが残った。
そして、ロクサスの頬は濡れていた……





それから、14日たったある日、いつものようにロクサスたちは円卓に集まっていた。
ロクサスは椅子に座る。でも、シオンの事でずっと悩んでいた。
ずっと。ずっと。任務の時だって……。
「今日は、新たな仲間を紹介する」
ゼムナスが言った。
「ⅩⅤ番目だ」
その言葉に、ロクサスは反応した。
目に映ったのは、フードをかぶった女の子が立っていた。
「No.ⅩⅤ、イクサリス」
ロクサスは、胸の辺りが苦しくなった。
また、シオンのときの様に…。
そんな言葉が頭をよぎった。



ロクサスはいつものように任務に出かけた。
今日は、アクセルとのペア任務だった。
いつものようにハートを集め、いつものように時計台へ行き、いつものようにアクセルとアイスを食べて……。
違う。いつもはシオンもいた。当たり前だと思ってた。でも、今になってきずいた。失ってから…。でも、もう遅い…。



次の日、いつものように任務があった。
サイクスのところへいって、任務の内容を聞く。
すると、後ろから少女が来た。イクサリスだ。
「今日は、彼女との任務だ。」
サイクスの言葉に、ロクサスは少し顔をゆがめた。



ロクサスとイクサリクは、ハート回収を命じられた。
ロクサスとイクサリクは、順調にハート回収を進めた。
ノルマを達成し、ロクサスは時計台へ行こうとした。
「ロクサス」
ロクサスは声のする方に振り向く。イクサリクだった。
初めて彼女の声を聞いたので、少しビックリした。
「どこにいくの?任務は終わったし、帰還しなくていいの?」
「あぁ…俺ちょっとよる所あるから、先帰ってていいよ」
「わかった。じゃあね」
少女は闇の回路の中へ入っていった。



時計台へいくと、アクセルがいた。
「おっ!来たか」
アクセルが言った。
二人でアイスを食べながら、何気ない話をしていた。
「なあ、アクセル」
「何だ?」
アクセルは聞く。
「あの子も…イクサリクもシオンみたいになっちゃうのかな……」
ロクサスはうつむき言う。
「さあな、そこんとこおれもわかんねえ」
アクセルはアイスをかじる。
ロクサスもアイスをかじる。
そして、いつものように帰還し、いつものように夜が明けた……。

Re: KINGDOM HEARTS〜heart for you〜 ( No.2 )
日時: 2011/02/24 16:48
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)

来たよ〜♪

私より上手いじゃないか(*ノノ)
更新頑張ってね〜

Re: KINGDOM HEARTS〜heart for you〜 ( No.3 )
日時: 2011/02/24 17:58
名前: aqua (ID: wPOt.fn5)

第2章     親友



「やあ!」
「わあっ!」

(あれ……誰だこの二人?)

「ってて」
「大丈夫かソラ?」

(ソラ?)

「やっぱリクは強いな」

(リク?)

「当たり前だ、お前みたいにいかだ作りサボってないからな!」
「………」
「あっ!やっぱりここにいた」

(…!?イクサリク!……いや、ちょっと違う?)

「「カイリ!」」

(カイリ……)

「明日…絶対だよ!」
「「うん」」

(明日?………………)






「…ううん…」
ロクサスの目が覚める。
「さっきのは……夢?」
「おっ、おはよロクサス」
ロクサスが頭を上げる。そこには、アクセルがいた。
「……」
「?どーしたぼーっとして、寝ぼけてんのか?」
「いや……」
そして、一瞬シ〜ンとなった。
「いこっか」
ロクサスが言った。
今日も任務があった。サイクスのところへ任務を聞きにいく。
「今日もイクサリクと任務だ」
任務内容は、巨大ハートレスの討伐だった。
「今日もがんばろうね」
イクサリクが来て、そう言った。



トワイライトタウンへつくと、目標の巨大ハートレスは、すぐ二人の目に飛び込んできた!
「さっさと片付けるぞ!」
「うん」
二人はいっせいに飛び掛った。
ロクサスは、キーブレードで立ち向かい、イクサリクは、多彩な魔法で応戦する!
二人は相手の攻撃をうまくかわし、攻撃し続ける。
そして、ロクサスがとどめを刺す!
「やったね!」
イクサリクが微笑む。
ロクサスはそれを見て、少し顔が赤くなる。
「それじゃあ、あたしは先に帰還してるね」
イクサリクが闇の回路を出そうとした瞬間。
「まって!」
ロクサスが引き止める。イクサリクが振り向く。
「何?」
彼女は聞く。
「俺特別なとこ知ってんだ、一緒に行かない?俺と俺の親友だけが知ってる、秘密の場所なんだ」
ロクサスが答える。
「え?いいの?そんな秘密の場所にあたしなんかも行って」
「うん」






二人は時計台へ行く。
「ここ」
ロクサスが言う。
「わあっ!キレイ!」
イクサリクが言う。
彼女の目には、夕日色に染まったトワイライトタウンの町が広がっていた。彼女はとても嬉しそうに笑っていた。心があるように。
「…?何だ珍しい、イクサリスも来たのか?」
二人は声のする方を見た。
そこには、先にアクセルが来ていた。
「アクセル!」
「どうだった?今日の任務」
アクセルは聞く。
「楽勝だったぜ、二人で力合わせて頑張ったんだ!」
ロクサスは自慢げに言う。
二人はアクセルの横に座りかける。
そして、アイスを食べる。
「イクサリスも食べてみろよ、このアイススッゲーうまいんだ!」
ロクサスがイクサリクにアイスを渡す。
「ありがとう」
イクサリクはアイスをかじった。
「どう?」
ロクサスが聞く。
「…甘くて…っしょっぱい」
彼女は不思議そうに食べながら言う。
「……でも、おいしい」
「だろ!」
ロクサスが言う。
「ずいぶんと仲良くなったな」
アクセルが言う。
「当たり前だ!だって親友だもん!」
ロクサスが笑う。
「親友?」
イクサリスが聞いた。
「うん、俺たちこれから親友だ!アクセルも俺も、イクサリクの親友だ!」
ロクサスが言った。
「本当?ありがとう!」
イクサリスはとても嬉ししそうだった。
「明日もまた来ていい?」
イクサリスが聞く。
「もちろん!」
ロクサスが答える。
3人は、夕日を眺めながら、そんな事を話していた。
そしてまた、夜が明けていくのだった……。


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