二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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青空に似ている
日時: 2011/04/03 22:50
名前: taka (ID: PfnP2WII)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=form

野村美月さんのライトノベル『文学少女』シリーズ知ってる人いますか?

この本に登場する「青空に似ている」という物語があるんですが
シリーズの中ではこの物語の本文が登場しないんです。

実際に本になっているというわけでもなく
ずっと読みたいと思っていたんです。

待っていても出ないみたいで・・
ってわけで俺と後輩で話した結果俺たちが井上ミウの小説を書いてみることにしました。

最初は俺の「青空に似ている」です。
頑張って書くのヨロシクお願いします。


一応自己紹介です^^
takaってペンネでいろいろ書いたりしてます。
前はジャンル基本なんでもかけたんだけど最近全然書いてなかったんで、微妙です^^;
あんま上手くないけど、よろしくです!!


登場人物(仮)

羽鳥→ 一人称「俺」

一樹→ 一人称「あたし」

加奈→ 一人称「うち」

有紀→ 一人称「私」


一人称覚えてもられると誰のセリフかわかりやすいと思います^^

たぶんまだ増えるんでそのつど追試しまーす

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Re: 青空に似ている ( No.1 )
日時: 2011/04/03 21:00
名前: taka (ID: PfnP2WII)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode



転校生の朝倉美羽さんは少し近寄りがたい存在だった。


「ねぇ、なにを見ているの?」

「でっかいオタマジャクシが空を泳いでいたの」

「え??どこどこ?」

「もう行ってしまったわ。大変な事件が起きていたから」

「なにそれ!!」


その日から僕は美羽に毎日物語をねだった。
美羽は魔法のように言葉を操って物語を書いては僕に聞かせてくれたんだ。

僕はこんな幸せな日々がずっと続いていくと思ってたのに。
それなのに・・

中学2年の春。
僕は美羽に内緒で「文学雑誌の新人賞」に応募した。
美羽が応募したのと同じ会社の賞に応募したのは、美羽が大賞をとった雑誌の隅にでもいいから僕の名前が載ったらいいと思ったからなんだ。

ただそれだけを思って。



         『青空に似ている』


今日も空は、青く澄んでいる。
油断すると飲み込まれてしまいそうなほど澄んだこの空はあたしには似合わない。

でも、あたしの好きな人は。
大好きな人はこの空しか似合わない。

真っ青な空の下が1番輝いて見えるんだ。


「なんだ。今日も空みてんの」

「っ!羽鳥!」

「おっす。一樹」

「後ろからイキナリ声かけないでっていつも言ってるでしょ!」

「わりぃわりぃ。朝になるどうしても忘れちゃうんだよな」

「それ。夜も、夕方も会うたびに言ってるよ」

「そうだっけ?」


コノ子。
羽鳥があたしの大好きな人。

ちょっと抜けてるとこあるんだけど優しくて、面白くて。
なにより夢に真っすぐなとこが大好きなんだ。

羽鳥は幼馴染だから恥ずかしくてそんなこと言えないんだけどさ。

羽鳥の夢は『小説家』になること。
あたしにだけ内緒で話してくれた、だからあたしは精一杯応援する。

もっと力になりたいけど小説なんて書いたことないし。



「そういや。宿題やってきたか?」

「あったりまえでしょ。あんたと違ってここが良いからね」

「学校着いたら見せてくんね!」

「たまには、自分でやんなさいよ」


こんな風に抜けてるところなかったら完璧なんだけどな。

Re: 青空に似ている ( No.2 )
日時: 2011/04/03 21:12
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

初めまして。夜桜という者です。
文学少女知っています!大、大、大好きな小説です!!
まさか井上ミウの「青空に似ている」を想像で書いてくださる方がいるだなんて!
感激です。 頑張ってください。応援しています!!

Re: 青空に似ている ( No.3 )
日時: 2011/04/03 21:20
名前: taka (ID: PfnP2WII)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode


「ほら。早くやっちゃいなよ」

「さんきゅー!マジで感謝してる!」

「それもほぼ毎日聞いてるわよ」


いつもこんな感じ。
ちょっとバカな羽鳥。

でもね、小説書いてるときの横顔はすっごくカッコイイんだ!

いつもは見られない凄く真剣な顔してるの。
あたしも羽鳥みたいに早く自分の夢を見つけたいな。

そしたら一緒に夢に向かって頑張れるのに。
応援しか出来ないなんてちょっとかっこ悪いし。


「あ、そうだ一樹。今日うち来いよ」

「新しいの書けたの?」

「昨日の夜、完成したんだ」

「今度はどんな話?」


あたしは月に1回。
羽鳥の家に遊びに行く。

羽鳥が書き終わった小説を読ませてくれるんだ。

もちろんそれを読むの、すっごい楽しみなんだけど。
横でまた次の話を書いている羽鳥の横顔見れるのが1番楽しみ。


「今回のテーマは『サーカス』だ。中々、笑えると思うぜ」

「期待してますよ」

「まかせとけよ!」

「じゃあ、また放課後ね」

「おう!宿題さんきゅーな!」


学校の中ではあんまり話さないんだ。
同じクラスなんだけど、朝の人のいない時間にしか話はしない。

別に話さない約束っていうか、条約みたいのを立ててるわけじゃないんだけど。
ちゃんと会話をするのは朝と、放課後だけ。


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