二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【銀魂】 笑顔の仮面 コメが欲しいです…
- 日時: 2011/07/18 19:03
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: 8mWgckGw)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=KWS7V1zwWuY&feature=related
はろー!
二次だけでも「許されるなら…」や「小さな勇気」と、二作もあるのに更にファジーの方にSF小説一つあって。
それなのにまた小説を書き始める駄目な甘夏ですよ〜。
今回も、やっぱり銀魂。このお話は、この間の夜ベットでほわほわ考え事をしてたら
出てきたイメージを元に作られていきます。いや、行く予定です。
まあ、相変わらずの駄文になると思うので時間を有効的に使いたいと思われる方は、読むことをお勧めできませんね。
それでは、ルールや謝罪ははしょって始めます!!!
読んで少しでも「面白い」や「良いな〜」と思った人はコメください!でないと寂しいです…
〜今〜 〜昔〜
>>8 月姫目線 >>19 月姫目線
>>12 月姫目線 >>21 沙夜華目線
>>18 月姫目線
>>20 月姫目線
〜お客様〜
第一号 ひゅるりさん
二号 夜桜さん
三号 星兎さん
四号 文月さん
- Re: 【銀魂】 笑顔の仮面 ( No.29 )
- 日時: 2011/07/09 18:24
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: M45Xgr5w)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?473454
「そう、じゃあお望みの通りにしますかっ!」
ドスッ
桜姫は振り上げたままだった鎌をこっちへ振り下ろす。
「おわっ!!何すんじゃテメーはっ!しかも笑顔でっ」
「え?だって帰りたいんでしょう、だったら逃げないでっ!」
「じ、冗談じゃねーよ、ふざけんなっ!!どうしたらそんな鎌なんかで帰れんだよっ!?」
「えー、だって私死神だしィ?鎌を降り下ろせばそれ位たやすく出来るんじゃないかな。」
「んな理由で人に刃物向けんじゃねェ!!二回目だがふざけんなっ!!!…って、あり?」
満面の笑みで鎌を降り下ろす桜姫。それから逃げつつ俺はここから帰る方法を考えていた。が、突然の浮遊感!
「え、えぇ!?何じゃコレ、浮いてるっ?」
「YES!やっと本気で帰りたくなったみたいだね。」
「は、どういう意味だよ。てか下ろせっ」
「まあまあ、落ち着いてよ。私さっき言わなかったけどさ、月姫がここに来たのは桜に呼ばれたからでもなんでもない。
自ら強く願ったからだよ。」
「自ら強く願った…?何それ、もっと理解出来ん。」
「あなたさ、つい最近精神を追いこむようなことがあったでしょう?それが原因で
本人も自覚しないような心の片隅で死を願う事って少ないないらしいよ?」
「は、はあ…」
桜姫の言ってることは間違いではなかった。
確かに俺は沙夜華の引っ越しやその他もろもろで、今までで一番弱気になっている。
「あ、後ね、今私は鎌を振り回しているのは決して月姫に当てるためじゃないんだからね?
月姫の体とこの世界を切り離してるの。
この作業は一歩間違えたらとんでもないことになるから…もう絶対に逃げないでよねっ!
大丈夫、私この作業慣れてるし、当てないからっ♪」
- Re: 【銀魂】 笑顔の仮面 コメが欲しいです… ( No.30 )
- 日時: 2011/07/10 07:21
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: pxMwxWzw)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?473454
「…分かったよ、だからさっさとお願いする。」
とりあえず桜姫の言葉を信じて動き回るのをやめる。とは言っても、体は依然として十〜二十センチほど浮いているけど。
「OK♪じゃあ、行っくよ〜?」
スッスッスッと、桜姫の鎌が俺の体の周りで弧を描く。
それをジッと静止して見つめる。
いつになったら終わるのだろう。
「…よし、これでもう戻れる筈だよ。」
額にうっすら汗をかきながら桜姫が言う。
「え、どうやれば?」
「簡単だよ、帰りたいと強く願えばそれでOK。」
「…たったそれだけ?」
「うん、さっき言ったけど私はこの作業慣れてるの、これで何人もの人間を生の世界へ帰してきた。
絶対に帰れるってっ!」
- Re: 【銀魂】 笑顔の仮面 コメが欲しいです… ( No.31 )
- 日時: 2011/07/09 19:43
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
甘夏
えっ?願えばいいの?
帰りたい、て願えば帰る事できるの?
不思議なぁ〜
続きが気になるよ!
- Re: 【銀魂】 笑顔の仮面 コメが欲しいです… ( No.32 )
- 日時: 2011/07/09 19:57
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: M45Xgr5w)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?473454
>>夜桜
ははは…多分帰れるんじゃないかな?
まだ死んだわけじゃないしね!うん、あんまり細かいことは考えてない…
ありがとうございますっ!
- Re: 【銀魂】 笑顔の仮面 コメが欲しいです… ( No.33 )
- 日時: 2011/07/10 10:43
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: pxMwxWzw)
「そうなんか、でもな……」
「どうしたの?」
「別に、どうしても帰りたいってわけでもないんだよな。」
「どうして、そう思うの?」
「俺さ、確かに桜姫の言う通り精神的に追い詰められてて、もう生きてくのが嫌になってた。
けどさ、それの原因って落ち着いて考えてみれば、小さな嫌なことが連なってかさなって大きくなったものなんだよね。」
「そうなんだ。」
「大きい一つの事だったら、たった一つだしどうにかなったかもしれない。
でも、小さな沢山じゃ…どれから手を付けていいか分からなくて、何も出来ない。」
「…だったらさ、やっぱり出来ることから片付けていけばいいじゃん。身近な小さなことからさっさと片付けていけばいい。
悩む必要なんてないんじゃない?自分で考えて分からないのなら、仲間に助けを求めれば良いじゃないの。
月姫には素敵な友達がたくさんいるじゃん、それを頼らないでどうすんの?
どんな大きな悩みごとだって、大人数で掛かれば小さなもんでしょ。」
一息つく。
「それに、月姫は今まで友達に頼られることはあっても友達を頼ることなんて全くなかったんじゃない?
だって、あなたが肉体的にも精神的にも一番強いから。でも、一番強いそのあなたが悩んでるんだよ?
今まであなたを頼ってきた人たち、今こそ、その恩を返す時じゃないの。助けを求めるべきではないの?」
一気に早口でまくし立てる。…そう、桜姫の言う事はすべて真実だった。
自分は、誰かを助けたりすることはあっても、助けられたことは無かった。
だって、自分と親しい関係を築いているものは皆、自分より弱かったから。
沙夜華は体が生まれつき弱く、明日香は少しドジで天然な普通の子。
近所に住む深咲も、少し口は悪いが本当に普通の女の子だった。
男子にだって軽く勝利するし、時には大人も相手にしたことがある。
でも、自分だって助けるばかりではなく、助けても欲しかった。
しかし、それを望んでも他の人には届かない。いや、自分自身が届けることを拒んでいた。
皆の中での自分は、完璧で居たかったから。
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