二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

FAIRYTAIL〜黒魔導士ソフィア〜           
日時: 2011/10/07 21:19
名前: 妖精女王 (ID: ia9Umcvq)

初めまして!!

妖精女王です。よろしくお願いします。

これは『FAIRYTAIL』を台本にしていまして、

少し違うところもあると思いますが、

基本原作と一緒です。

(ルーシィが出て来ませんので、ルーシィファンの皆様すみません)

Page:1 2 3



Re: FAIRYTAIL〜黒魔導士ソフィア〜            ( No.6 )
日時: 2011/10/08 15:56
名前: 妖精女王 (ID: ia9Umcvq)

第三話 『約束』

ソフィアがフェアリーテイルに入って、3日目。
そろそろ本格的に仕事をしようかと考えていた。
今まではミラがこの街の中でできる仕事を紹介してくれたのでやっていたが、自分で決めて街の外にも行こうかと考えていた。

ソフィア「う〜ん...どれがいいかな〜?」
ナツ「ソフィア、何してんだ?」
ソフィア「ナツ!一人で出来そうな奴さがしてるの」
ナツ「ふ〜ん」
ハッピー「ナツ、選ぶなら報酬がいいのにしようね」
ナツ「お!コレなんかどうかな。盗賊退治で16万Jだ!!」
ハッピー「決まりだね」
?「父ちゃんまだ帰ってこないの?」

その時、カウンターの方から子供の声が聞こえてきた。

ソフィア「ナツ、あの子誰?」
ナツ「ロメオ、マカオの子だ」
ソフィア「マカオ?」
ハッピー「フェアリーテイルの魔導士だよ。あの子のお父さんなんだ」

その子は、マスターの前で涙を浮かばせながら言っていた。

マスター「くどいそロメオ。貴様も魔導士の息子なら親父を信じておとなしく家で待っておれ」
ロメオ「だって...三日で戻るって言ったのに....もう一週間も帰ってこないんだよ...」
マスター「マカオの奴は確か、ハコベ山の仕事じゃったな」
ロメオ「そんなに遠くないじゃないか!!!探しに行ってくれよ!!!心配なんだ!!」
マスター「冗談じゃない!!!貴様の親父は魔導士じゃろ!!!自分のケツもふけねぇ魔導士なんぞこのギルドにはおらんのじゃあ!!!帰ってミルクでも飲んでおれい!!!」
ソフィア「.........」

ソフィアは、黙ってロメオの所に行きロメオの額に手をやった。

マスター「ソフィア?」
ロメオ「?」
前に、相手に触れる事で記憶を読み取れる魔導士と出会った事があったので、その魔法を使ってみた。
そして、その子のお父さん、マカオの顔を知り、風を使って探してみた。

ソフィア“確か、ハコベ山って言ってたな”
マスター「ソフィア、何をしとるんじゃ?」
ナツ「ソフィア?」
ソフィア「......危険...だな」

ソフィアに流れ込んできた記憶、それはマカオが凶悪モンスター〝バルカン〟にテイクオ—バーされた瞬間だった。

ソフィア「マスター」
マスター「何じゃ?」
ソフィア「マカオさんを助けに行ってもいいでしょうか?」
マスター「なぜじゃ、お前は何をした?」

ソフィアは、今流れ込んできた記憶を包み隠さずマスターに話した。
マスタ—は、驚いて目を見開いた。

マスター「それは本当か?」
ソフィア「おそらく、間違いないでしょう。それに......」
ナツ「どうした?」
ソフィア「......この子の前で言う事じゃないけど、テイクオーバーされる前に相当激しく戦ったらしくて、わき腹に大きな傷を負っている。このままじゃ、早くしないと手遅れになる」

ソフィアがそこまで言うとナツが勢いよく言った。

ナツ「オレが行く!!」
ソフィア「とても危険だよ?」
ナツ「マカオを助けるんだ!!」
ソフィア「....マスター私も...」
マスター「構わん、言ってこい」
ナツ「よっしゃあ!!行くぞソフィア!!」
ソフィア「うん!」

ナツとソフィアが行こうとした時、後ろからロメオの声がした。

ロメオ「ナツ兄...」
ナツ「心配すんな、必ず連れてくる」
ソフィア「待っててね」
ロメオ「....うん」

ナツとソフィアとハッピーは、ロメオに約束してからフェアリーテイルを後にした。

Re: FAIRYTAIL〜黒魔導士ソフィア〜            ( No.7 )
日時: 2011/10/08 16:58
名前: 妖精女王 (ID: ia9Umcvq)

第四話 『バルカン』

ソフィア達は、フェアリーテイルを出た後、広い場所に来た。

ハッピー「ソフィア、馬車に乗るんじゃないの?」
ソフィア「うん。馬車はナツがダメでしょ?」
ハッピー「でも、歩いてたらいつまでたってもつかないよ?」
ソフィア「歩くんじゃなくて飛ぶの」
ナツ「飛ぶならハッピーがいるし、ソフィアは飛べるだろ?」
ソフィア「私のスピードにハッピーがついてこれないの」
ハッピー「オイラ、早いよ!」
ソフィア「私のスピードは光速なのよ」
ナツ「光速?」
ソフィア「1秒間に約30万キロ行けるのよ」

ソフィアは、そう言いながら周りに何もない所へ行き、風の滅竜魔法で翼を作った。
そして、ナツに質問した。

ソフィア「ナツ、空を飛ぶ大丈夫?」
ナツ「おう!」
ソフィア「よかった。ハッピー、ナツにしっかりくっついててね、落ちると行けないから」

ソフィアはそう言うと、ナツの背負っているカバンを掴んで浮いた。

ナツ「うお、すげー!!」
ソフィア「ナツ、気持ち悪くない?」
ナツ「大丈夫だ、風が気持ちいい」
ソフィア「それはよかった。このままハコベ山まで行くから、気持ち悪くなったら言ってね」
ナツ「おう」
ソフィア「それじゃあ行くよ!!」

ソフィアは、翼を大きく羽ばたかせて空を飛んだ。
秒速30万キロの速さでいくと、さすがにナツが息出来ないと思ったので、ナツの周りに風のバリアーを張ってから行く事にした。
さすがに、秒速30万キロで行くとあっと言う間に着いた。

ソフィア「着いたよ、ハコベ山」

ハコベ山は、夏季だと言うのにもかかわらず猛吹雪だった。
ソフィアは、ナツをそっと下ろして翼を解いた。

ナツ「ソフィア、マカオをテイクオーバーした奴はどこにいるんだ?」
ソフィア「それは私にも分からない。こんな猛吹雪じゃ、風も使えないし...」
ナツ「んじゃあ、片っ端から探してみるか」
ソフィア「それじゃあ時間がかかり過ぎる。確か、マカオさんをテイクオーバーしたバルカンは、私達の言葉が分かるはずだよ」
ハッピー「どうして?」
ソフィア「バルカンは、テイクオーバーを繰り返しながら生き続けるモンスターなの。人間をテイクオーバーした時には、ほとんどのバルカンが人間の言葉がわかるのよ」

ソフィアとナツは、極力離れないようにしてバルカンを探した。
しばらくすると、上の方から音が聞こえてきて、それと同時に岩とバルカンが来た。

ハッピー「バルカンだ———!!!!」
ナツ「ソフィア、あいつか!?」
ソフィア「外見は皆一緒だから分かんない。声を出させなきゃ!」
ナツ「よし、なら...」

ナツは勢いよくバルカンに向かって鉄拳を繰り出そうとしたが、かわされた。
バルカンは、そのままナツをかわしてソフィアの方に向かってきた。

ソフィア「火竜の...キャア!」

バルカンは、ソフィアをつかんで言った。

バルカン「人間の女だ」
ソフィア「しゃべった!ナツ!こいつだ!」
ナツ「ソフィア、じっとしてろ!」

ナツは、バルカンに向かって咆哮を放とうとしたが、猛吹雪のせいでバルカンにとどかなかった。
バルカンは、ソフィアを担いで逃げてしまった。

ナツ「なっ...!!」
ソフィア「キャアアアアア!!」

Re: FAIRYTAIL〜黒魔導士ソフィア〜            ( No.8 )
日時: 2011/10/08 19:28
名前: 妖精女王 (ID: ia9Umcvq)

第五話 『ありがとう』

バルカンに捕まったソフィアは、バルカンの住家らしき所に連れてこられた。

ソフィア“何とかしてバルカンにテイクオーバーされているマカオさんを助けないと...”
バルカン「女」
ソフィア「女、女ってうるさい!エロ猿!!」
ナツ「うおおおっ!!!やっと追いついたーっ!!!」
ソフィア「ナツ!!!!」
ナツ「マカオを出せーーーーーっ!!!」

ナツは、鉄拳をバルカンにくらわせた。

バルカン「ウホッ!!!」
ソフィア「ナツ!!!」
ナツ「ソフィア、大丈夫だったか?」
ソフィア「私は大丈夫。ナツ、あまりあいつを攻撃しちゃダメ!」
ナツ「なんでだよ!」
ハッピー「ナツ、あいつを攻撃したらマカオにも影響が出るんだ!」
ナツ「じゃあどうするんだよ!」

確かに、攻撃しなければマカオを助ける事は出来ない。
だが、マカオ自身がケガをしているのに、攻撃を与えたらさらに傷が悪化してしまう。

ソフィア“どうすればいい!?あいつに攻撃したらマカオさんにまで...”
バルカン「ウホホォッ!!!」
ハッピー「また来たよ!!」

ナツとソフィアは、バルカンが投げてきた氷柱を避けながらソフィアがかけに出た。

ソフィア“仕方ない”「ナツ、そいつを攻撃して!!」
ナツ「え!?」
ハッピー「そんなことしたらマカオまでケガするよ!!」
ソフィア「ケガしない程度に攻撃をするの!バルカンの顔を狙って!!」
ナツ「分かった!!火竜の鉄拳!!!」

ナツは、バルカンの隙をついて鉄拳を顔に命中させ、ふっ飛ばした。
すると、バルカンから光が出てきて、姿がマカオへと変わった。

ナツ「マカオ!!!」

ナツがマカオに近づこうとしたその時、ぶつかった衝撃で壁が壊れてマカオが下に落ちて行こうとした。

ナツ「あ———————————ッ!!!」

ナツが落ちていくマカオの足を掴んで助けようとしたが、ナツも落ちてしまった。

ハッピー「ナツ—————ッ!!!」
ソフィア「風竜の翼!!」

ソフィアがとっさに翼を作り、マカオごとナツをキャッチしてくれたおかげで助かった。

ナツ「ソフィア!!!」
ソフィア「ナツ!大丈夫!?」
ナツ「大丈夫だ!それより、マカオは!?」

ソフィアはさっきの場所まで行き、ナツの毛布の上にマカオを寝かせて、持ってきた応急セットで傷を治した。

ソフィア「思ったよりわき腹の傷がひどすぎる......持ってきた応急セットじゃあどうにもならない」
ナツ「マカオ!!しっかりしろよ!!!」
ハッピー「ソフィアの魔法でどうにかならないの?」
ソフィア「....炎と水を使えば...」
ナツ「出来んのか!?」
ソフィア「炎で傷口を火傷させて止血してから、水で血流をコントロールすればなんとかいけるかも」
ナツ「よし!」

ナツは、炎をマカオの傷口に当てて火傷させた。
そこへ、ソフィアが血流を操ってコントロールした。

ナツ「死ぬんじゃねえぞ!!!ロメオが待ってんだ!!!」
マカオ「くそ....な...情けねえ..19匹は....倒し..たん..だ」
ソフィア「え?」
マカオ「うぐぐ..20匹目に....テイクオーバー..され....ぐはっ」
ナツ「わかったからもうしゃべんなっ!!!傷口が開くだろ!!!」
ソフィア“そんな仕事を一人で....”
マカオ「ムカツクぜ..ちくしょオ..これ..じゃ....ロメオに..会わす顔が..ね....」
ナツ「黙れっての!!!殴るぞ!!!」

その後、ソフィアが最高速度でギルドに向かってくれたおかげで、マカオの治療ができた。

ロメオ「父ちゃん..」
マカオ「心配かけたな、スマネェ」

ロメオは、涙を流しながら笑った。
そして、去っていくナツ達に向かって言った。

ロメオ「ナツ兄ー!!ハッピーー!!ありがとぉー、それと..ソフィア姉もありがとぉっ!!!」

ソフィアは、振り向きながら笑顔で手を振った。

Re: FAIRYTAIL〜黒魔導士ソフィア〜            ( No.9 )
日時: 2011/10/09 13:28
名前: 妖精女王 (ID: ia9Umcvq)

第六話 『エルザ』

ソフィアは、ギルドのリクエストボードの前に立って、仕事を探していた。

ソフィア「う〜ん。どれにしようかな〜?」
ミラ「気に入った仕事があったら私に言ってね。今は、マスターいないから」
ソフィア「あれ?ホントだ」
ミラ「定例会があるからしばらくいないのよぉ」
ソフィア「定例会?」
ミラ「地方のギルドマスターたちが集って定期報告をする会よ」

ミラは、光ペンで組織図を書いて説明してくれた。

ミラ「まあ....大変な仕事よねぇ」
ソフィア「知らなかった。ギルド同士のつながりがあるなんて」
ミラ「ギルド同士の連携は大切よ。これをおそまつにしてると....ね」
ソフィア「?」
ナツ「黒い奴等が来るぞォォォ」
ソフィア「ひいいいっ!!!!」

急に後ろからナツが炎を出しながら、脅かすようにして言ったのでソフィアは、ビビッた。

ナツ「うひゃひゃひゃっ!!!「ひいい」だってよ。なーにビビってんだよ」
ソフィア「もォ!!!おどかさないでよォ!!!」
ミラ「でも、黒い奴等は本当にいるのよ。連盟に属さないギルドを闇ギルドって呼んでるの」
ナツ「あいつ等法律無視だからおっかねーんだ」
ハッピー「あい」

ソフィアは、心の中で「「ナツにもスカウトくるじゃない?」」と思った。

ナツ「つーか早く仕事選べよ」
ソフィア「どれにすればいいのよ」
ハッピー「何でもいいよ」
ミラ「あら、ナツ達チームを組んだの?」
ナツ「おう!」
ハッピー「あい」
ソフィア「成り行きで...」
ミラ「そう、頑張ってね」

ソフィアは、再びリクエストボードに向き直って、ナツと相談しながら仕事を決めていた。
その時、ロキが勢いよく走ってきながらナツとグレイに言った。

ロキ「ナツ!!!グレイ!!!マズイぞっ!!!」
ナ・グ「あ?」
ロキ「エルザが帰って来た!!!!」
ナ・グ「あ!!!!?」

その直後、大きな音と共に一人の女の人が大きな角を掲げながら入ってきた。

エルザ「今戻った。マスターはおられるか?」
ミラ「お帰り!!マスターは定例会よ」
エルザ「そうか....」
?「エ....エルザさん..そ..その....バカでかいの何ですかい?」
エルザ「ん?これか、討伐した魔物の角に地元の者が飾りをほどこしてくれてな....きれいだったのでここへの土産にしようと思ってな....迷惑か?」
?「い..いえ、滅相もない!!!」
?「討伐した魔物の角....か」
?「すげ..」

皆、エルザが持ち帰った角に対して恐れを抱いていたが、ソフィアは違っていた。

ソフィア「あの角はともかく、飾りがとてもきれいね。あの人は誰なの?」
ハッピー「エルザ!!とっても強いんだ」

エルザは、皆に対してずいぶんといろいろ言ってから、ナツとグレイを呼んだ。
グレイとナツは、肩を組んですごく脅えていた。

エルザ「親友なら時にはケンカもするだろう....しかし私はそうやって仲良くしてるところを見るのが好きだぞ」
グレイ「あ..いや..いつも言ってるけど親友って訳じゃ...」
ソフィア「なんでこんなに脅えてるの?」
ミラ「ナツもグレイも昔ボコボコにされちゃったから恐いのよ」
ソフィア「そうなんですか?」

ソフィアは、一切恐れなど感じなかったが、周りの状況から見て相当恐いんだなと思った。

エルザ「二人とも仲が良さそうでよかった。実は仕事先で少々厄介な話を耳にしてな。本来ならマスターの判断を仰ぐとこなんだが、早期解決がのぞましいと私は判断した。二人の力を貸してほしい、ついてきてくれるな」

エルザの言葉に、辺りは騒然とした。
皆のざわつき方からして、今までこんなことはなかったのだろう。

エルザ「出発は明日だ、準備をしておけ。詳しくは移動中に話す」
ミラ「エルザとナツとグレイ....今まで想像したこともなかったけど....これってフェアリーテイル最強チームかも....」
ソフィア「!!」

Re: FAIRYTAIL〜黒魔導士ソフィア〜            ( No.10 )
日時: 2011/10/09 15:02
名前: 妖精女王 (ID: ia9Umcvq)

誰か来てえええええええええええええええ!!!!


Page:1 2 3



この掲示板は過去ログ化されています。