二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 短編集-花闇-【根緒様リク執筆&うp中】
- 日時: 2014/07/23 23:29
- 名前: 帆波 (ID: 3rAN7p/m)
まずはくりっく感謝です。
帆波とかいてほなみと読むものです、どうぞお見知りおきを。
此処は長編ではなく、短編やシリーズ物、IFなどを取り扱う所です。
何故短編その他もろもろかというと、わたし、長編書いても続けられない事に気付いたので。
シリーズ物くらいならまだ続けられるかなあ、なんて思ったりした所為でもあります。
では、次に注意事項を。
・二次小説が嫌いな方、二次小説にご理解がない方はご退場願います
・作品、及びキャラの贔屓がそれなりにあります。リクエストはいつでも受けつけますのでお気軽に
・個人的に私が嫌いと言う方もUターンをお願いします
・此処のせいでキャラのイメージが崩れた!などの苦情は受け付けかねます。私も出来る限りキャラ崩壊はしないつもりですが、最終的には自己責任でお願いします
次は取り扱い中、また予定の作品です
・黒子のバスケ
・ポケットモンスター
・ハリーポッター
・めだかボックス
・ヘタリア←New
・オリジナル←New
リクエストもこっそりと受け付けています!
リクエストする際には作品名と誰夢か、傾向(甘やシリアス、ギャグなど)を書いてください。それプラス、細かい設定などあれば帆波が助かります。
お相手:球磨川禊/めだ箱 >>1.>>2.
お相手:ノボリ/ポケモン >>3. >>5.
お相手:pixivレッド/ポケモン >>4.
お相手:ヒビキ/ポケモン >>8.
お相手:リーマス/ハリポタ >>9
お相手:髏々宮カルタ/妖狐 >>11
お相手:チェレン/ポケモン >>13
お相手:花宮真/黒バス >>14
※死ネタ お相手:黒子テツヤ/黒バス >>16
お相手:フェリシアーノ/APH >>19
お相手:ギルベルト/APH >>24
お相手:イヴァン/APH >>29
お相手:?/APH >>32
お相手:アルフレッド/APH >>33>>34
加誕短編 >>35
お相手;アーサー/APH >>36>>37
お相手:ロヴィーノ/APH >>39…coming soon *根緒様リクエスト
ピクレ妹主シリーズ
>>6.>>12
オリジナル
>>15
- Re: 【短編・シリーズ物など】刹那的蜃気楼【取り扱い】 ( No.1 )
- 日時: 2012/05/27 22:13
- 名前: 帆波 (ID: cA.2PgLu)
長文で【初心者】3のお題 - girls
めだかボックス、球磨川禊ver.
0.1 指から伝わる温度が心地よくて
「『あれ』『こんな所にいたんだね、渚ちゃん』『一緒に帰ろう?』」
そう言って笑った彼__球磨川禊とは、ひょんな事から知り合った。
一度、私、財部渚は人間関係の事で目安箱に投書した事がある。その時の担当が球磨川先輩だったのだ。
依頼が終わっても、たまに会うようになって、今ではどんな形であれ、毎日一言は会話を交わす関係になった。まあ、簡潔にいうと友達以上恋人未満のような関係で。
「あっ、球磨川先輩。もうちょっと待ってくれますか?まだ少し、図書委員の仕事が残っているので」
「『うん、わかったよ』」
その一言だけで、たかが一緒に帰るだけなのに、待っていてくれる球磨川先輩は優しいと思う。あのマニュフェスト以来、球磨川先輩は怖い人とばかり思っていたけれど、話してみると意外と面白い、良い人だとわかった。
五分ほど経って、本棚のチェックを終えると、机の上に置いておいた鞄を手に取る。
「お待たせしました。球磨川先輩、帰りましょうか」
話しかけると球磨川先輩はうん、とだけ言って歩き出す。
帰り道、色んな話をした。
今話題の芸能人の話、ゲームの話、時々エロ本の話。私は基本、流行はチェックするし、アニメやゲームもするので大抵の話題にはついていける。流石にエロ本の話にはついていけなかったけど。
「『__ねえ、』『箱舟駅の近くに美味しいケーキ屋さんが出来たの、知ってる?』」
「いえ、初耳です。それにしてもケーキ屋さん、ですかぁ」
行ってみたいな、と何に期待したわけでもないが試しに呟いてみる。
その時、球磨川先輩の口元が愉快そうに歪んだ事に、私は気づかなかった。
「『じゃあ、今度行ってみる?』『今頷いてくれれば、おまけとして先輩である僕が奢ってあげよう』『さあ、どうする?』」
「…え?あ、良いんですか?本当の本当に?」
「『もちろん!』『男に二言はないぜ、…で』『行く?行かない?』
「それじゃあ、お言葉に甘えて」
そう返すと上機嫌になったのか、私の手を握って激しく上下に動かして握手もどきをする。本人は気にしていないようだが、私にとって男の人に手を握られるなんて滅多にない事で。程よく冷たい、ひんやりとした温度が何だか安心する。手とかが冷たい人に限って、優しかったりするというのは本当のようだ。
…あー、もう。一人で何意識してんだろ、くだんない。
心ではそう思っても、顔が仄かに熱くなっていくのがわかる。
「『どうしたの?渚ちゃん』『顔が赤いけど、微熱?』」
「い、いえ。別に、そういうわけじゃ、ないです」
大丈夫ですから、と付け足す。
後になって、恥ずかしくなってくるものだから、今日は計画をたてただけで終わり、その後私達は特に寄り道もせずに帰った。
「ただいまー」
「(ちっ、帰ってきやがった)おかえりー、姉さん」
「こらこら依真ちゃん、いくら本音と建前の線引きをしてるとはいえ、お姉ちゃん傷つくよ?」
「うっ…、煩いこの馬鹿姉!今何時だと思ってんだ!?7時だよ、しーちーじ!今日は早く帰ってこいって言っただろーが!」
「ごめーん、委員の仕事がさぁ。…さーて、早く晩御飯作ろーか。今日は青椒肉絲にでもしよーかなー」
「なっ…!私がピーマン嫌いな事知っててやってんなテメー!妹相手に嫌味な事するな!」
「ふふふ、依真ちゃんったら線引きも忘れてるよ?…まあ、さっきのは冗談だよ。麻婆豆腐でもしようか」
「(あ、やっぱり中華なのは変えないんだ…)」
- Re: 【短編・シリーズ物など】刹那的蜃気楼【取り扱い】 ( No.2 )
- 日時: 2012/05/27 22:15
- 名前: 帆波 ◆23XCuGUg0M (ID: cA.2PgLu)
02. 見上げて笑えば、彼も笑ってくれて
次の日、登校したはいいが、今朝から何故か気分が悪かった。昨日の麻婆豆腐が悪かったのだろうか。…依真ちゃん、大丈夫かなあ。
何とか2時限目まで授業は出たけど、もう限界。吐きそうとかじゃなくて、何だろう、言葉に出来ない。だけど、とにかく気分が悪い。
その旨を友達に伝えて、すみやかに私は保健室に向かう。
保健室には、先生は出張で不在なので代わりに、と保険委員長の赤青黄さんがいて。
「あら、どうしたの?怪我でもしたのかしら」
「あ、いえ。気分が悪くて…、ベッドで休ませてもらってもいいですか?」
同じ2年生でも何故か緊張する。まあ人見知りだから、ともいう。
赤さんは顔色が悪いのを見て、仮病じゃない事を判断したのか、どうぞ、と優しい声色と表情で言ってくれた。ベッドに横になろうと座りこんだ時、赤さんが体温計を持ってきた。
計ってみると、38.6度。立派な熱だった。が、そう言うのも何だかぼーっとしてきて面倒くさくなってきた。
それになんだか、眠い、し……。
ふと、目が覚めた。起き上がって時計を見ると、もう4時限目が終わる頃だった。
「目が覚めた?貴女、熱があるのに私に言わないで寝てしまったでしょう?」
「す、すみません…」
「まあ、謝らなくてもいいのに。…取り敢えず、たまご粥を作ったから、食べて頂戴」
言われて赤さんの手に、たまご粥の入った器が乗せられたお盆がある事に気付く。
赤さんは拒否権などない、というふうに、ベッド脇の机にお盆を置き、スプーンで粥を掬って私の方に……って、あれ。
「あの、赤さん…?」
「黙って食べて。特別に私が食べさせてあげるんだから。大丈夫よ、味は保証する」
いえ、味の心配は……、と言おうと思ったけど赤さんがスプーンをずいっと口の方にもってくるものだから、私は口を開けるしかなかった。
最初は恥ずかしかったけど、たまご粥がとても美味しくてあっという間に平らげた。それだけ食べられれば大丈夫よ、もう少し寝ていれば良くなるわ。と赤さんに言われた。
言葉通り、また寝ようとするとがらがら、とスライド式の保健室のドアが開けられる音がする。ドアの方を向くと、そこには
「球磨川先輩っ、何で、此処に?」
「『そりゃあ勿論、渚ちゃんが熱だって聞いたから』『飛んできたってわけさ!』」
「それはどうも、…あれ。球磨川先輩が持ってるのって、私のお弁当?」
球磨川先輩が手に持っていたのは、一目で私のものだと分かる、まあ特徴的な模様のお弁当袋だった。
「『そうだよ?』『でも渚ちゃんはもう食べちゃったみたいだし、このまま捨てるのは勿体無いだろ?』『だから、僕が食べてあげるよ!』」
「…はあ、まあお好きにどうぞ」
許可すると、球磨川先輩は顔を輝かせてベッドの横の椅子に座ると、早速食べ始める。そんなに誇れるほどの味ではないんだけどn「『渚ちゃん!この卵焼きとっても美味しいよ!』」
「そう、ですか。それは良かったです。…けど、卵焼きなんて砂糖かダシか違うだけで基本誰が作っても同じですよ?」
「『ううん!違うよ、違うんだ!』『他の卵焼きとは何かが違う。それに、他のより断然美味しいんだって!』『何ていうか、…愛情?』」
愛情、なんてもの込めてもいないし、第一球磨川先輩に作ったものではない。
なのに愛情だなんて、私は思わずくすり、と笑う。
笑いながら、私より幾分か高い球磨川先輩を見上げると、先輩も笑っていた。
この穏やかな時間が、私は好きだ。球磨川先輩は過負荷、だけど、
本当はとても、優しかったりするんだ。
ぱくっ「本当ね、この卵焼き美味しいわ」
「赤さんまで、…つまみ食いは駄目です、と言いたい所ですけど、たまご粥の借りがありますからねぇ」
「『ちょっとちょっと』『赤さん、勝手に僕の弁当を__』」
「「貴方のじゃないでしょう/球磨川先輩のじゃないでしょう」」
「『……』『酷いなあ、二人とも』」
「ふんっ、貴方のした事。忘れたわけじゃありませんから。…私達の安心院さんに……」
「…(安心院さん……?)、球磨川先輩、まさか、」
「『おいおい』『僕をそんな変態を見るような目で見ないでくれよ、渚ちゃん』」
「「え、変態じゃないんですか?」」
「『…二人、息ぴったりだなあ』」
- Re: 【短編・シリーズ物など】刹那的蜃気楼【取り扱い】 ( No.3 )
- 日時: 2011/10/30 19:49
- 名前: 帆波 (ID: gaoI7MOT)
「__今日も、きてやりましたよ」
静かな電車内に響く私の声。
そして、私が視線を向ける先には、黒いコートに身を包んだ、
「…待ちわびておりました、シノメ様」
サブウェイマスターである、ノボリ。
「今日こそは負けてません、絶対に、私の全プライドをかけて。何なら命をかけてやってもいいんです」
「それはそれは、随分な覚悟でございますね。…では、わたくしも命をおかけいたしましょう」
嫌味に聞こえるのは、多分私があいつが嫌いだからだ。
嫌いだからこそ、バトルする。嫌いだからこそ、バトルで勝ちたい。嫌いだからこそ、私は此処に来る。
「始めましょう。お互いをかけた、バトルを」
「負け、た……?」
「はい、貴方の負け。正真正銘の敗北でございます」
そう、あっけなく言い放ったあいつはやはり好きになれない。嫌いだ。
悔しい、それだけを心で呟くけど、かつんかつん、とこちらに向かって来る靴音で思考が遮られる。
「貴女はいいましたね、全プライドを、命をかけると」
「…」
「そして、その賭けにはわたくしが勝ちました」
「……死ね、とでもいうつもり?」
「いえ、そんなつもりではございません」
ただ___
「命とプライドの代わりに、貴女の一生分の時間を、わたくしにくださいまし」
無表情のまま、眉一つ動かさず言ったその言葉は、何故か私の心を温かくした。
「どういう、いみ」
「わかりませんか?……貴女の一生を、わたくしに捧げてください、と申しているのです」
二度も言わせないでくださいまし。
自分で言ったくせに彼の顔は、ほんの少し、赤みがかっていた。
「…、プロポーズ?」
「そう、捉えていただいても、宜しいですが、」
「いーよ」
「……え?」
「いいって、言ってんの!あんたこそ、私に二度も言わせないで」
そっぽを向いて言ってやった。
横目であいつを見ると、少しだけ、ほんの少しだけだけど、笑ってた。
「ありがとう、ございます」
「別に」
「わたくしが、絶対に幸せにして差し上げます」
「そうじゃなきゃ怒る」
はい……!
嬉しさを含んだその返事に、私も少しだけ、笑ってあげた。
end
______________
何かポケモンに目覚めた。
一応、ノボリさん夢です。
- Re: 【短編・シリーズ物など】刹那的蜃気楼【取り扱い】 ( No.4 )
- 日時: 2011/10/30 20:36
- 名前: 帆波 (ID: gaoI7MOT)
短
「ねえ、レッド?」
「…………」
「私さ、旅にでようと思うの」
「…………」
「それでね、色んな地方を旅して、色んなポケモンと出会いたい」
「…………」
「でもね、私、此処から離れたくないって気持ちもあるの」
「……うん」
「レッドは、私はどうしたらいいと思う?」
「……いっちゃ、だめ」
「そっかー、なら仕方ないね」
「…?行かないの?ほんとの、ほんとに?」
「勿論、レッドが行って欲しくないって、言ってくれるんだから」
ふわり、微笑めば目の前の少年_レッドも安心したように、薄く笑う。
その一つ一つの動作が、とても愛らしくて、愛おしくて、狂ってしまいそう。
「でも、ね。私、やっぱり旅にでたい」
「だから、」
「いつか、レッドが旅に出れるようになったら」
「私を、連れ出してくれる?」
「うん!」
嗚呼、穢れを知らぬ純粋無垢な瞳。真っ白なこの少年を、私色に染めてみたい。
くつくつと喉を鳴らす彼女に、気づかない愚かで純粋無垢な少年は、いつか気付いてしまうのだろう。
知って彼女に恐怖するのか、知ってもなお彼女を愛するのか。
それは少年にすらわからないこと。
____________
レッドさん夢。レッドさんまじ頂点(意味不
何がしたいかというと、特に何もない。誰得と聞かれても誰得と聞き返すしか出来ない。つまりは思いつきなのです!
少し解説すると、レッドさんの前では良いお姉さんだが内心は歪みきった愛情でいっぱいな彼女は、レッドさんにいつか自分も旅に連れていって欲しいという。その時まで、彼女の愛情を知ってしまうのだろうが、それでもなお、少年は彼女を愛すのだろうか。的なね。
この掲示板は過去ログ化されています。