二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 愛情をたくさんあげる
- 日時: 2011/11/11 22:01
- 名前: 千李 (ID: rCT1hmto)
いらっしゃいませ。
ここではAPHと鬼灯の冷徹の夢小説を取り扱っております。
なお、APHはデリケートな作品のため国名ではなく人名で全て表記させて頂きます、オリジナル主人公で出ます。全て自己満足作品です。
・作者はここで初めて書くので分からないことがあると思います。
・不定期更新になるかも知れません。
・基本的なルールを守れないかたは来ないで下さい。
・描写が多い場面があると思うので、見辛いところもあると思います。
・グロやホラー等、そこらへんも出ると思います。
それでは、ごゆっくりお楽しみ下さい。
APH:愛情をたくさんあげる
【登場人物】
【>>001】サンマリノ共和国
【>>0014】アレン・ブロウニング
【物語】
【>>002】妹が出来ました
【>>0015】愛されています
+
鬼灯の冷徹:今日も地獄は平和です……?
【登場人物】
【>>0004】白虎と人間のハーフ
【物語】
【>>0005】白虎と人間の混血です
+
【その他】
【>>0008】ハロウィン記念1
【>>0009】ハロウィン記念2(APH)
【>>0010】ハロウィン記念3(APH)
【>>0011】神獣関係1(鬼灯の冷徹)
【>>0012】神獣関係2(鬼灯の冷徹)
【>>0013】新たなる誓い(APH)
+
【更新履歴】
2011/11/09 18:00……APH番外編「新たなる誓い」更新
2011/11/11 17:09……APH オリジナルキャラクター「アレン・ブロウニング」更新
2011/11/11 21:48……APH 第一話更新
2011/10/17 22:39……スレッド設立
- Re: 鬼灯の冷徹・APH:愛情をたくさんあげる ( No.12 )
- 日時: 2011/11/07 19:05
- 名前: 千李 ◆2wQbNMYBsg (ID: rCT1hmto)
+
「どういう、事だよ、白虎!」
肩幅部分を掴んで俺が問いかければ、白虎は怪訝そうな表情を浮かべた後に俺の顔から視線を逸らした、それでも俺は折れずに白虎に詰め寄る。
「なあ、ホオズキって、怪我、だろ? 子を、身篭った、んじゃ、ないよな?」
怪我でありたい、とこの欲求で俺の脳内は満たされていた、そうであってほしい、そうでありたい、そんな気持ちがごちゃごちゃになって俺の心に淀みいている、既に俺の頭はパンク状態で我を失っていた。
ホオズキは薬草でもあり堕胎薬でもある、昔遊女等が堕胎薬として使っていた事で有名でもある、そんなものを白虎が求めている、認めたく事実が俺の頭を駆け巡る。
「………………」
「な、あ、白虎!」
自然と俺の双眸から透明な液体が伝う、大好きな人が誰かと情事を交わし子を身篭った、喜ばしいことなのか分からないし悔しい気持ちと、その身篭った新しい命を絶とうとしている、即ち、今白虎のお腹にいる新しい命が消えてしまう、それを消そうとしているのが白虎だというショックなのか分からない。
白虎は瞑っていた目を開けてこちらを見つめた、やはり表情はさっきよりも憂いに帯びていて、今度はなんだか泣きそうな雰囲気だった。
「そうよ、私のお腹に、赤子がいるの……大切な殿方との間に出来た、私の大事な大事な子供、私の血を受け継いでいる……神獣、とても大事な血が流れている……」
「っ!」
俺は絶句した、目の前が急に真っ暗になったような雰囲気に襲われた、全身を流れている血がいきなり止まったような感覚にもなった。
白虎に子供が出来た?
誰との?
いつ?
どこで?
どうして?
「じゃあ! 何で殺そうと!」
「完璧じゃないの!」
俺の声を遮るようにして白虎は小刻みに震えながら大きな声を発した、帯で見えないけど、たぶんまだあまり子は成長していないと思う。
「完璧じゃ、ないって、どういう事だよ」
「この子は、完璧な神獣じゃない、人間の血も混じっているの……」
「なっ……!」
神獣と人間の血が混じった子なんて、聞いた事も無いし見た事も無い、否、そんなものが存在出来るのか? 未だにそんな例なんて聞いた事がない。
人間と神獣の血が混じっている子、正確な人間でもないし、正確な神獣でもない、一生自分がどんな種族なのか分からないまま一生を過ごすのか? 神獣にもなれない人間にもなれないというレッテルを一生背中に貼り付けて、下手をしたら晒し者になるかも知れないような人生を?
神獣と人間の恋なんて聞いた事がない、ましてや情事を交わせるのか? いや、実際にそう言っている人物が目の前にいる、人間か神獣か分からない子供をお腹に宿している……あ……もしかして……。
「人間か、神獣、どちらでもないから、堕胎するのか?」
「っ…………」
白虎は黙って頷いた、ああ、そうか、だからか、一生晒し者や恥じらい者として生きていって苦しい思いをさせるくらいならいっその事殺して楽にしてやって、新しい命としてまた生まれ変わらせてやろうとしたのか? 白虎らしい考えに俺は息を黙って呑んだ、だけど、そんなのは間違っている。
「だからって、殺すのかよ、せっかく最愛の人との間に出来た子供なんだろ? たとえ混血でもお前が一生を通して守ってやれば良いじゃ無いか! お前がそう簡単に愛する人を殺すような奴だったのかよ!」
「私も、いつか死ぬの! そうしたらこの子はどうなるの? 混血人間、種族も分からないという理由で苦しい思いをするかも知れないのよ! だったら私以外の元へまた生まれ変わって幸せになった方が」
「そんなのは自己完結だ! お前のお腹にいる赤子はお前に母親になって欲しいからお前の元へやって来たんだろう! その想いをそんな理由で踏み躙るのかよ! 例え、苦しい人生が待っているとしても、それでもお前のお腹にいる赤子はお前を選んだんだ! この人の元へ行きたい! この人の子供になりたい、そういう思い出この赤子はお前のお腹に宿ったんだろ!」
頭が爆発して想いを全てぶちまけると白虎は驚いた表情をした後に涙をボロボロ流して崩れ落ちた、嗚咽を数回した後に声をあげて泣き出した、俺はそのままゆっくり膝をついて黙って白虎の背中をゆっくり摩る。
「人間の奴には、言ったのか?」
「う、ん……一緒に、育てよう、って……」
「なら、良かったじゃないか、そう言ったんだから、何で殺そうとしたんだ」
「自信、なかった……あの人は近いうちに死んでしまう、だから、そこから先、どうすれば……!」
確かに、女としてみれば支えがいないという事は大きな問題になってしまう、精神的に、何かが抜けてしまうかも知れない、俺は白虎を抱き締めて。
「そいつが死んでしまったら、またここへ戻って来い、その時は俺も協力してやる」
そう耳元で囁くと白虎は「有り難う」と言って俺の肩に額を乗せて来た、俺はゆっくり彼女の銀色に輝く髪の毛の上に手を乗せて子供をあやすようにゆっくり、ゆっくりと撫でた。
それから数年後、彼女の子供と俺の子供が出会うのはもう少しだけ先の話……。
Fin
- Re:APH(番外編)空想でサンマリノとローマ帝国過去物語 ( No.13 )
- 日時: 2011/11/09 18:22
- 名前: 千李 ◆2wQbNMYBsg (ID: rCT1hmto)
『ひぐっ、うっく……』
『サエリ、泣き止むんだ』
『っく、ひっく……』
『サエリ』
『っ、げほっ、うっ……っく……!』
『……はぁ……』
彼の問い掛けに答える事もなくただ泣き続けるボクを見た後、師匠は重い溜息を零して黙ってこちらへ歩いて来る。
(あ……)
師匠は膝をついて座りボクの両腕の間に手を通してそのまま自分のほうへ引き寄せると立ち上がってボクを抱き抱えた。
『今回だけだぞ?』
師匠は苦笑してボクの涙を拭いながら言った、ボクはそのまま黙って頷く、すると師匠は黙って頭を撫でてくれる。
師匠に抱き抱えられる瞬間、視界が一気に高くなって師匠と同じ目線になる、その瞬間が師匠と同じ背丈になったようで嬉しかった、対等みたいでいられるから。
温かくて大きな腕、温もりが溢れる大きな手、優しい笑みを浮かべてくれてその大きな体で包んでくれる師匠、ボクはそんな師匠に頭をなでられるのが大好きだった。
だけど、ボクは時々悲しくなる、師匠に拾われてボクはずっと一心不乱に師匠を追い続けてきた、その大きな背中を、だけど追いかけても追いかけても、師匠の背中の端しか見えない。
いつかボクの頭を包んでくれるくらいの大きな手にボクもなりたいと思っているけど、それは出来ない、理由は分からないけど、何と無く感じていた。
『師匠』
『ん?』
『大好きです!』
『ん』
そう言うと師匠はにっこり笑ってボクの頭を撫でてくれる。
--------------だけど、そんな師匠ももういない。
「サエリー!」
「兄さん」
師匠が最後まで心配していたあの人は、今でも元気です、師匠が亡く(無く)なって暫く経った時、一人で泣いていたボクを拾って育ててくれました、ボクにとっては大切なお兄さんです。
「どこ行くの?」
「ちょっと買い物」
「俺も行かなくて平気か?」
「平気だよ」
二人のお兄ちゃんは、とてもボクを大切にしてくれています、時々過保護な時もあるけど……。
「はぁっ……温かいな……」
昔から弱くて、意気地なしですぐに諦めるボクは、まだ心の片隅にいます、だけど師匠のお陰で少しだけ強くなった気がします、今でも、ただただ師匠の背中を追いかけています。
「すみません、この花とこの花とこの花で花束をお願いします」
「あらサエリ様じゃないか、ちょっと待っててね」
綺麗な物や美しい物、綺麗な女性が好きだった師匠、師匠が好きだったお花も、なぜか数千年も経つのに覚えています。
「有り難う御座いました」
「それでは、失礼します」
小さい頃からいつも師匠の背中を見てきたボクは下を見ないで上を見上げていたのでよくつまづいて転んでいましたね。
「あっ!」
それは相変わらずで、たまに空だけを見上げていてよくつまづいて転んでしまいます。
「っ、いった……」
まだまだボクは弱いので、時々泣きそうになります、だけどそんな時は。
『サエリ、泣かないで、立つんだ、お前なら、出来る』
そんな師匠の言葉を思い出して、涙を堪えて立ち上がります、そうすると、不思議とまた一歩強くなったような気がするんです。
海とか高い所にいつも連れて行ってくれて沢山の事を教えてくれた師匠、そんな貴方のお墓は高い高台で海が一番綺麗に見える場所にあります。
「お久しぶりです、ローマお爺ちゃん」
貴方とは血縁とかそんな関係が一切ない、と言っていたけど、ボクには何と無く貴方が祖父という事が分かりました、だけどそれを言うと貴方は遠くへ行ってしまうような気がしてずっと師匠、と呼び続けました。
「貴方がいなくなってから何千年と経ちましたね、ボクもあの頃と比べたらだいぶ強くなったと思います」
強くなりすぎて、大きくなりすぎて死んでしまったお爺ちゃん、ボクもそんなお爺ちゃんに憧れて背中を追い続けました、だけど、そんなお爺ちゃんももういません。
「今でもまだ戦いがある所はあります、だけどボクは頑張って立ち向かいます、フェリシアーノとかロヴィーノは相変わらず白旗振ってるけど、でも、それはまだ自分が未熟だという事を言っている事、まだ相手の戦力のレベルではない事、なのかな……」
そっとお爺ちゃんのお墓に花束を置く、柔らかい風が吹いて木々や花を揺らしそっとボクの髪を撫でる。
「……ぁ……」
一瞬だけ、本当に一瞬だけお爺ちゃん、師匠に頭を撫でられたような気がした、ゆっくりと目を閉じる。
「師匠がいなくなってからボクを守ってくれる人はいないと思っていました、だけど兄さんやお兄ちゃんがボクを拾ってくれたお陰でボクには新しい家族が出来ました」
へタレで、臆病だけど何が何でもボクを守ってくれる兄さんとお兄ちゃん、守って貰っている時だけ、ふと師匠の事が脳内に浮かびます。
「師匠、貴方はもうこの世にはいませんが、ボクは今でも貴方の背中を追い続けています、いつか、大切な人を自分の力で守れるように、だから師匠、ボクがいつか、貴方の背中を追い越して、手も師匠みたいに大きくて、暖かい手になった時、また貴方の手でボクの頭を撫でてくれますか? 良くやった、と褒めてくれますか? あの大きくて優しくて温かい腕で抱き締めてくれますか?」
自然と瞳から涙が零れ落ちた、ゆっくりと目を開けて空を見上げ、手を空に突き上げる、まだ小さなボクの手の指の間から白い雲がゆっくり、ゆっくり流れていく。
「いつか、立派な国になって、兄さんやお兄ちゃん達を守れるような、そんな大きな国に、存在に、師匠みたいに大きな背中と手を持てるように、日々訓練を頑張ります、だから、たまにで良いので、見守って下さい。ボクが辛くて泣きそうになったら、またあの言葉を言って下さい、そのたびにボクは強くなります」
ザァッと風が吹いてボクを包んだ、その瞬間に師匠が現れたような気がして、そのままボクを大きな腕で包んでくれて、優しく頭を撫でてくれる、ボクが笑うと、師匠も笑みを浮かべてこう言ったような気がした。
-----------------------頑張れ、お前はきっと立派な国になれる。
と。
- Re: 鬼灯の冷徹・APH:愛情をたくさんあげる ( No.14 )
- 日時: 2011/11/11 17:09
- 名前: 千李 ◆2wQbNMYBsg (ID: rCT1hmto)
【名前】アレン・ブロウニング
【性別】男
【年齢】十四歳
【性格】物静かで、親切な人びとではあるが、自分たちが守りぬいてきた平和と自由を脅かすような、抑圧や脅威に対しては確固たる信念を持って対処する気概する部分がある。
だが男らしくて頼れるところもちゃんとある、だけどそれとは裏腹に好きな人とかには思いっきり奥手で純粋で純情な部分を見せる。
【容姿】暗い金髪でショ−トカットになっている、頭にはアホ毛が一本ついている、茶色のツリ目。
顔立ちは整っていて健康的な肌で焼けている、カッコいい系の顔立ちで首にはロザリオのペンダント。
【その他】
サンマリノ国民でサンマリノに僅かな恋心を抱いている。
車好きで沢山の車を持っているが年齢が足りないためまだ乗れない。
サンマリノよき理解者で実は上司でもあるらしい。
ブドウが大好きでワインも年齢のわりに平気で呑む、経済とかも安定しているため生活は裕福。
何かと苦労人でもある、サンマリノとの中は良い方。
一人称「俺」 二人称「君」 サンマリノは「サエリ」
- Re: 鬼灯の冷徹・APH:愛情をたくさんあげる ( No.15 )
- 日時: 2011/11/11 21:48
- 名前: 千李 ◆2wQbNMYBsg (ID: rCT1hmto)
第二話
「う、あー」
「可愛いなぁ……」
「おいこらフランシス、俺にも抱かせろ」
「俺も抱きたいんだぞ!」
「我も抱きたいアル!」
「おやおや……」
サエリをみんなに紹介して数十分が過ぎた、まだ幼いサエリを見た瞬間にみんな顔を赤くして一気にサエリに群がる。
現在状況はフランシスが椅子に座ってサエリを抱っこしている、首がまだ座っていないサエリは横に抱かれてフランシスの細長い指を小さな手で包んでいる。
それを見てフランシスはデレデレ気味、アーサーやアルフレッド、ヤオ等は早く抱かせろと急かしている。
「ヴェー、一気に人気者だねぇ……」
嬉しそうな顔でフェリシアーノは言葉を発した、大事な妹がこんなに早く好かれるなんて思っていなかったから嬉しさが倍増しているのかも知れない。
「良かったじゃ無いかフェリシアーノ、すぐにみんな輸入とかしてくれるだろう、近いうちに貿易も結ばれるかもな」
「ヴェ、そっかぁ……ちゃんと考えてやって欲しいなぁ、すぐに独立するかもねぇ」
貿易をする事によってメリットとデメリットが大きい、成功すれば一気に大国になるかも知れないけど失敗すれば戦争になったりしてしまう、それをふまえてフェリシアーノは自分なりに色々教えようと心がけていた。
「今はまだ頼れる奴はお前とロヴィーノしかいない、頑張れ」
ルートが笑いながら言うとフェリシアーノもふっと笑みを浮かべる、するといきなりアルフレッドが。
「何だ? サエリ俺の指を咥えて離さないんだが」
その声に気付いたフェリシアーノとルートはサエリの元へ行き現状を見てみると、サエリはアルフレッドの手を小さな手で握って一本の人差し指を口に入れてチュパチュパと咥えている。
「ヴェー? どうしたのサエリ?」
「アルフレッドの指が美味いのか?」
「そんな事ないだろ」
「ちょっと待って、これ、お腹減ってるんじゃないの?」
アルフレッドの腕の中にいたサエリを見てフランシスが言った、するとみんなキョトンとした表情を見せている。
すると菊が何かに気付いたように。
「ああそういえば、赤子はまだ幼い時はお腹がすくと何かを咥えたり食べたりしますよね」
「ヴェ、そうなんだ! 菊物知りだね!」
「そんな事はありませんよ」
「だが何を飲むんだ? ミルクなんてあるのか?」
「ちょっと待ってて下さい、作ってきます」
すぐさま菊が言葉を発して会議室から出て行った、暫くするとどこにあったのか哺乳瓶を持ってきた、中には真っ白い液体が瓶一杯に入っていた。
アルフレッドからサエリを受け取ると椅子に座ってサエリの口元に飲み口を近づけた。
するとサエリはそのまま飲み口に口をつけて一気にミルクを飲み始めた。
「飲んでるな……」
「お前すげぇな……」
「そんな事はありませんよ」
「にしても凄い勢いで飲むアルね……」
見る見るうちに哺乳瓶の中身はサエリの口へと吸い込まれて気が付けば全部飲み干していた、菊はサエリの口元を指で拭うとそのまま立てに抱き上げて背中をトントン、とリズム良く叩き出した、するとある事に気付いたアーサーが。
「おいまだ首が座ってないのに平気なのか?」
「ゲップをさせてあげるんです、まだ乳児とかは自分の力じゃ出来ないからこうやってご飯をあげた後に背中を叩いてゲップを出させてあげるんですよ、そのままゲップさせないでいると嘔吐しちゃいますから」
ニコッと笑みを浮かべて菊は言った、すると小さく「くっ」とサエリが小さくゲップをした。
それに気付いた菊はサエリの頭を撫でて「全部飲みましたね、偉いですよ」と笑みを浮かべた。
「そういえば何で菊サエリにミルクあげた時俺達の方を見なかったの?」
フェリシアーノが小首を傾げて問うと菊は笑みを崩さないまま。
「ミルクとか母乳している時はちゃんと赤ちゃんの目を見るんです、そうする事で赤ちゃんが安心したりコミュニケーションにもなるんですよ」
「へぇー、そうなんだ!」
「他にも飲んでいる時に話しかけたりしてあげるのも良いんですよ」
菊から色々な知恵が喋り出されてみんな関心しながら聞いていた、さすがは長年生きているだけあるな、とみんな心の中で思っているのだ。
「今度皆さんで生活用品とか買いに行きましょうか」
菊がそう言うとみんなコクリと首を縦に動かした。
【愛されています】
(どんな物を買えば良いの?)
(ミルクとか? 店で売ってるのかい?)
(買う時になったら教えてあげます)
続く
- Re: 愛情をたくさんあげる ( No.16 )
- 日時: 2011/11/11 22:39
- 名前: 苺 (ID: 2mVH7ZuJ)
こんばんわ。
私の小説に、カキコしてくれてありがとうございます!
千李様の小説、具体的ですね!
景色とかもきちんとかかれていますね。
凄いです!
それではっ!
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