二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ポケットモンスターspecial(悪ノ娘パロディ)
日時: 2011/11/05 14:56
名前: 藍蝶 (ID: 6Bgu9cRk)
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/fmgss599/1006329.html#1006329

こんにちはー藍蝶です。今度はポケスペの話を書こうかと。
いやいや、前も書いてたんですよポケスペ小説。しかし続かず。そこで考えて答えを見つけました!
オリジナル要素が強いからタヒぬんだ俺が!!
て事で悪ノ娘を元にして書きます。多少オリキャラが出てきます。

注意事項
その壱、軽イ流血ニ注意。
その弐、役割ニ不満ヲ持ツ人ハ注意。
その参、荒ラシハ虚シク無視サレル事ニ注意。

前も立てた筈なんですがスレ自体が何故か消えたんですよねー。不思議です。


●目次●
主なキャラクター紹介>>2
プロローグ>>6
第1章
>>10>>12>>13>>14


作成日
2011.10/21

Page:1 2 3



Re: ポケットモンスターspecial(悪ノ娘パロディ) ( No.11 )
日時: 2011/10/23 14:16
名前: 藍蝶 (ID: 6Bgu9cRk)
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/fmgss599/1006329.html#1006329

夜桜!

コメ返し遅くなってごめん><;
久しぶり!
え、マジ?ポケスペ好きなの!?気が合うと嬉しいね((

うん、頑張るね^^

Re: ポケットモンスターspecial(悪ノ娘パロディ) ( No.12 )
日時: 2011/10/23 14:52
名前: 藍蝶 (ID: 6Bgu9cRk)
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/fmgss599/1006329.html#1006329

第1章(2部) <イエロー目線>


僕の予想通り雨が空から降って来た。
予想していた僕はさっさと箒を片づけて帰る。他の人達はよっぽど熱心に仕事していたのか、雨が降って来た事に慌てているようだ。……いや、熱心にしていたのはおしゃべりか。

王宮内に入り、自室(僕は住みこみで働いている)に戻る。
掃除が終わって、別段やる事もなくゆっくりベッドの上でのんびり寛いでいると、ドアの外でガラガラガラという荒い音と、とても美味しそうな匂いがした。ドアの隙間から覗くと、料理長が今日の夕飯を銀色のワゴンに乗せて運んでいた。丁度そのワゴンがドアの目の前に来た時、驚きに目を見開く。3段のワゴンに、びっしりと豪勢な料理がところせましと並んでいる。これだけの量をエレキアは食べるのか。いつもは掃除掃除(王宮内含め)、おやつ作り、ドレスの着付けくらいしか思い当たる仕事がなく、朝飯昼飯夕飯何を食べているのか1年間検討もつかなかったが、まさかこんなにとは。
「エレキアって凄い大食いになってたんだなぁ……あ、ブルーさんも結構食べてたな」
またベッドに寝転がって、自分を3年ほど預かってくれた人との思い出に浸る。欲は強い人だけれど、凄く優しい人だし。今頃何してるのかなーと思いつつベッドでごろごろと転がった。

その夜、大臣と一部の召使、執事による王宮内会議が行われた。
召使は僕とエメラルドと侍女長が、執事はダークとセピアが行く事となっている。会議の場は何時になく暗かった。
「エレキア様が今月処刑なさった人数を覚えているか?」
「多分、20人は超えていると思われます」
「一年でどれだけの人数が断頭台にかけられた事か……これではトキワグローブの人口が減るばかりだ」
「この前は『金が足りないなら税を3倍にしてしまえ』とおっしゃっていた。これでは国民が飢え死になる」
「しかし……前国王、ブラック様の唯一のご子息、そう簡単に口答えは出来ぬ」
会議の中心はほとんど大臣とダーク、侍女長だ。召使は言わせてもらえないというか、言えない。政治がらみの仕事でもないし。
大臣達は溜息を吐く。その中の一人が、こう発言した。
「もう一人のご子息、イエロー様がいれば……」
「何を言っておる。イエロー様はもう亡くなられている。それに性格は噂になる程傲慢だったと聞く。どの道同じだろう」
もう一人の大臣が盛大な溜息を吐く。少々偉そうに語っていたが、この大臣の言っている事には間違いがある。
イエロー様、というのはおこがましいかもしれないが、僕の事だ。
僕は次期後継者としての候補だった。しかし傲慢な性格で人を遠ざけようとした報いだろう、僕は捨てられた。拾ってくれた人も、育ててくれた人も、皆とても優しかったのが不幸中の幸いだった。
今の大臣の中には、僕がいた頃にいた大臣はいない。全員見知らぬ人達で、帰って来た時正直少し動揺した。けどそれも良い方向に向いたようだ。僕はブルーさんの言う通り王宮に入る事が出来た。捨てられただけなのに亡くなった、という噂が流れている事には、誰かがカモフラージュの為作られたでっちあげ話だろう。
さて、先程までの話の結論を出そう。

僕は、


















現王女エレキア=デ=トキワグローブの双子の妹だ。

Re: ポケットモンスターspecial(悪ノ娘パロディ) ( No.13 )
日時: 2011/11/02 21:21
名前: 藍蝶 (ID: 6Bgu9cRk)
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/fmgss599/1006329.html#1006329

第1章(3部)<イエロー目線>


今、僕は王女の3時のおやつを運んでいる。
廊下に置かれ、壁に掛けられている豪華絢爛な飾り物は調度品。皆ここトキワグローブの権力、そしてエレキアの性格を恐れエレキアが王女になった途端、多すぎる程献上された。
僕の顔は王女ととても似ている。まぁ双子だし。でもそんな事言ったら内戦とか、困った事が起きそうなので言えない。言えるわけがない。
王女と瓜二つ、で知られる僕は一生「僕」で居続けるつもりだ。「私」には戻らないと決めた。決意は他人が思う以上に硬い。
目の前に、派手な装飾がされた扉が立ちはだかる。今までに何回見たかな、最初見た時は大層驚いたものだ。
「失礼します。今日の3時のおやつをお持ちしました」
そう少し大きめの声は、遠くの教会の鐘が鳴る。……あぁ、トキワ側カルティン(別名:青ノ国)大教会のか、と認識。3回の鐘と豪勢なおやつ、それだけで王女の表情は至福に包まれる。僕はさっき鐘にさらわれた言葉を改めて言い直した。
「失礼します。今日の3時のおやつをお持ちしました」
「あぁ、イエロー?うん、ありがと。美味しそうよ、それ」
人差し指で僕の持つ皿の上を指す。今日のおやつはちょっと腕を奮ってみた。僕から皿を取ると、フォークでチョコレートで出来た飾りを崩し、弄ぶ。内心凄く残念だが、大事なのは味だと自分に言い聞かせる。王女はおやつを一口、口にするとまた満足気な顔を浮かべる。
「とても美味しい。ほかの召使もこれくらい作れたらいいのにね」
にこにこ笑っておやつを頬張る彼女は、とても無邪気にしか思えない幼さが滲み出ていた。何も知らない愚民はこれに惚れる。同情しか出来ない。
「もうすぐ乗馬の時間ね、ジョセフィーヌを用意しておいて」
「承知致しました」
ジョセフィーヌは王女の愛馬である。毎日王宮の残り物をご飯としてあげているが、王女……エレキアは知らない。国民のご飯がジョセフィーヌよりも貧層で質素で少ない、という事を。


一人、ジョセフィーヌ専用の質素な馬小屋に向かうと、ジョセフィーヌの呻き声が聞こえた。誰か、いる?
急いで駆け寄ると、聞きなれた声が聞こえてきた。
「わっ、暴れんなよっ!大人しくしろって、この!!」
「っ、エメラルド!」
エメラルドがジョセフィーヌと格闘していた。
「イエローつっ立ってないで助けろよ!」
「えっ、あ、うんっ」
まぁ、うん、格闘じゃなくて一方的に襲われてた、が正しかったようだ。

Re: ポケットモンスターspecial(悪ノ娘パロディ) ( No.14 )
日時: 2011/11/05 14:55
名前: 藍蝶 (ID: 6Bgu9cRk)
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/fmgss599/1006329.html#1006329

第1章(4部)<イエロー目線>


エメラルドにどうしても懐かないジョセフィーヌを乗馬場に連れ出すと、僕は持ち場に戻った。いつもの様に掃除三昧だ。
今日僕が担当する掃除の持ち場は少し違う。貴重な武具や壺、宝石などを磨くのだ。傷を付ければ即クビ。傷を付けた物も捨ててしまう。召使だって執事だってメイドだってなんだって。機嫌を損なう様なら、もう用無しのクズだ。
だから、ここにあるのは王女の気まぐれで「生き延びた」王女だけの物。


「お金が足りなくなったんなら、税を増やせばいいじゃない」
さぞ名案だ、と言わんばかりの笑顔でエレキア王女は言った。
先程大臣が駆けつけてきたのだ、「もう金庫にお金がありません」と。そこで緊急会議が開かれる事となった。
前にもそんな事はあった。その時は王女の言う通り税を三倍にしたことで収まった、という事だが国民が「もう金なんてない」と言いだしたのを境に、相次ぐ金銭問題が出てきたのだ。細かい事は分からないが、とにかくそのせいで金庫の金はもう空同然なのだという。
「ですから、その様にしても無駄なのです。止むをえません、税を減らした方がいいかと……」
発言した大臣はそれきり黙りこんでしまった。目をつぶって、泣くのを堪えているようでもあった。
王女はしばらくむすっとした顔であったが、また名案だ、という笑顔を素に出し、こう告げた。
「だったら直接搾りだせばいいじゃないの!」
沈黙が続いた。皆がその言葉に唖然とした。まさかそう来るとは思っていなかったのだ。さっき発言した大臣も、しばらくポカンと口を開いていたが、次第に顔が紅潮し怒りを露わにしている様子が見てとれた。
するとその大臣はいきなり立ち上がり、こう叫んだ。
「あんたのせいで、どれだけの人たちが犠牲になり死んだと思っているんだ! 税を増やし、無駄遣いをし、無くなれば国民から直接奪い取る!? 非道だ、あまりに非道すぎる!!」
その言葉に、今度は王女が顔を紅潮させる番だった。思い切り玉座から立ち上がり、
「何よ、大臣のくせに偉そうにのう! 何時から私に口を聞ける立場になったのよ! 有能だと思っていたのに、とんだ見当違いだったわ、粛清よ粛清! 私に逆らうのなら粛清……処刑してしまえっ!!」
「処刑」という言葉に大臣の顔が青くなって冷めていく。こんな事になるなら言わなきゃよかった、と顔に堂々と書いてある。
「お、お許しを! 私のミスなのでございます、どうか、どうかお許しくださいませっ、王女様ぁぁぁぁあ!」
大臣はそのままどこかに連れて行かれた。王女はふんっ、と顔を反らし、乱暴に玉座に座りなおした。


次の日、大臣は公開処刑にされたそうで。

Re: ポケットモンスターspecial(悪ノ娘パロディ) ( No.15 )
日時: 2011/11/12 09:45
名前: ピアニッシモpp (ID: ow35RpaO)

どうも、おはようございます
いや、はじめましてかな?
ポケスペ好きなんで来ました
がんばってください
コメディ・ライトのほうで3つ小説を書いてます
よかったら来て下さい
・赤い花と青い花
・転校生は和風姫!?
・未来における時間移動の原理


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