二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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アスキーアート物語 なんかとコラボ考え中
日時: 2011/12/04 09:53
名前: 無人 (ID: 3Mpht8EV)

ども無人です!
今回私が書く小説、アスキーアート物語は「2ちゃんねる」を舞台とした物語で戦争もんですね最近はコラボをなんか考えています。

基本、バトル・シリアス・ギャグが混じっている小説です、えぇ。

でもね、やはり問題は知らない人もいるだろうしそこの所は分からなくても楽しんでもらおうと私だって頑張ってるんですよ、私のところに見に来てる人とかもう感謝感激ですよ、うぅ……(つД`)・+゜;・*゜。

でもねやはりいざとなると中々難しくてねこれが、世の中不景気だの、デフレなんちゃらなど本当もう……( ゜д゜)クダクダ



〜〜   省略   orz 〜〜

……と言う訳でね、この小説をどうか宜しく!
評価、雑談などの書き込みももちろん歓迎してまっせ。

※ 荒らしてやるぜぇ!イャッハ〜!
※ そんな小説興味ナッシング。
※ 暇つぶしに削除依頼だそう!
※ わ〜か〜め(何
※ 白ゴマよりも黒ゴマが好き。

以上、上の3つに1つでも当てはまる人は飛行機や戦闘機やらなんだで回れ右!


それ以外のお方は下の目次から見たい話など、見たいのが無かったら自由に寛いで下さい。

それでは始まり始まり〜



〜〜 もぅ九時!? Σ(゜Д゜;)  〜〜

現時点キャラ解説 11/30 更新

>>4

1章  主

>>1 >>2 >>3 >>5 >>6 >>7 >>8

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Re: アスキーアート物語(AA)感想などを希望 ( No.5 )
日時: 2011/11/24 21:33
名前: 無人 (ID: 3Mpht8EV)

ギジェルが仕官して初の夜が来た。



彼は一応この国で最初に気がついた部屋に住むことになった。

家具などの面では十分問題は無かった。

ただ食料はやはり制限があり、最低限のお金は支給され何とかぎりぎりのラインであるため、金が尽きる前に稼がなければやはり万足な食事が十分できない。

ギジェルは今の内は極力節約を心がけており窓から差し込んでくる月の光を頼りに換算などを行っていた。


彼が眠たさを覚えたとき、窓から外を眺めた。
町の様子は明かりがついている家が多く、広場では兵士たちが住人とお祭り気分で酒を飲み交わしていた。











これが主君の治める町か。








そんなことを思いながらベッドに寝転がり空を眺めた。

空には黒一色の空に光の点がいくつか確認できた。

それは彼を静かに歓迎しているようで強い輝きを放っていた。













俺の星はどれだろう。














そんなことを考えながら彼は眠りについた。

















……起…ろ…………

頭の中に何かが響いてきた。

…い起きろ…ギ……ル

再び響いてきた、さっきよりもはっきりと聞こえてくる。

「起きろって言っているだろうが!」



「は、はい!」

言われるがままにギジェルは跳ね起きた。

首だけを動かすと満面の笑みで頷きながらギコシン王国の王、ギルが見下ろしていた。


「意外と素直だな関心関心。」

彼は空を見た。

まだ暗い。

「……今何時ですか?」

なんとなくの嫌な予感を抱えながら彼は尋ねた。



「朝の5時だ!」







……勘弁してくれ。


彼は心の中で呟いた。


「まっ、朝の会議を始めるから6時には会議室に集合な! 以上!」

それだけ言うと彼は廊下に出て行った。





特に何も無く6時を迎えようとした。





ギジェルは会議室に向かった。

「失礼します。」

一応、礼儀正しく扉を叩き部屋に入った。



中にはギルはもちろんフサギコ種の彼を含め王の間の3人、他に2人椅子に座っていた。

「……ギジェルは俺の後ろについてくれ。」

「分かりました。」

突然の命令に同様はせず冷静に対処した。




時計の針が6時を示した。



その瞬間会議が始まるかと思いきや




「ヨッシャ〜! 2人ジャスト!」

座っていたフサギコ種の彼が歓声を上げた。

「……ちっ、持ってけ!」

ふと別の人物がふどころから千円札を取り出し彼に渡した。

「へへへっ……何とか負けを取り返したぜ。」




「相変わらずだなフサリオ。」

ギルが頬杖をつきながら楽しそうにそのやり取りを眺めていた。



「まぁな。さて次の賭けは……」

フサリオと呼ばれた彼が呟いたその時、荒々しく扉を開けて慌てた2人が会議室に入ってきた。



「……何でもっと遅く来ねえんだ……」

今度はフサリオが頭を抱え込み先ほどの賭けに負けた人物がガッツポーズをした。


フサリオが渋々千円札を差し出した所で



「それじゃあ会議を始めるか!」

ギルの威勢のいい声が会議室内に響いた。


「では現状を報告します。軍資金300万、武器の数全体的に問題なし、兵士数4000人弱、兵糧2年分は余裕あり、住人の不満「船が少なく魚の収穫量が少ない為船を増やしてほしい。」との事です。」

王の間にいた護衛隊らしき女性が説明をした。



「と言ってもよう……うちは木材が少なく船は中々作れねえぜ。」

数字のついた鉛筆を転がしながらギルが呟く。

「なら、軍資金を使って別の国と交渉するか?」

フサリオがぱっと顔を上げギルにたずねた。

「……金銭的にきわどいが頼んでみるか。」



「ではどこに頼みます?」

先ほどの女性が尋ねる。

「東北東の方角にあるネルトリア王国がいいだろう、あそこは植林地帯の中にある国だからな。」

「分かりました。ではいつ頼みます?」

「今すぐだ。できるだけ急げ、他の国にある事を気づかれないうちにな。」




ギルが使者を決め発たせようとしたそのときだった。

城門から伝令が飛んできた。


「伝令、ネルトリア王国がフンル王国から火計を受け壊滅的な被害をこうむっている模様!」

「遅かったか……」

ギルが舌打ちをして再び何かを考え込んだ。



何か閃いたように顔を上げた。

「よし使者はネルトリアの王に「助けてやる代わりに木材の寄付を頼む!」と伝えておけ。」

使者が頷き外へ走っていった。

「さてと……戦だな。全員訓練はサボってないよな?」



ニヤリとほくそ笑むと全員会議室から姿を消した。





これがギルという男か。





後をつきながらギジェルはそんなことを考えこんだ。

Re: アスキーアート物語(AA)感想などを希望 ( No.6 )
日時: 2011/12/04 09:51
名前: 無人 (ID: 3Mpht8EV)

数日が経ちいまだ交戦中のネルトリア王国に使者が届いた。




「……なるほどいいだろう、だが間に合うのか? わが軍はもはやこれ以上耐えれぬ。」

ネルトリアの王が手紙を読み使者に怪訝そうな表情で聞く。

「それについては心配及びません。 ではまた後ほど。」

使者が短く言い放つとその場を去った。



















「……そうか。ご苦労だった、皆の者! 聞いてのとおりだ! 早速準備しろ!」


ギル達はネルトリア王国から少し離れた山に軍を潜めていた。

「ギジェル、お前はフサリオの副将を担当してくれ、あの会議のときに賭けをしていた奴だ。」

「はい……ってえ? ちょっと待ってください! 自分はまだ一度も戦ったことがありませんよ! それなのに副将って……責任重過ぎますよ!」

一瞬目が点と化したギジェルが否定する。

「いいや、俺はあの砂漠を抜けれたお前ならやり切れると信じてる。あと俺に敬語はやめろ。そういうの苦手なんだ。」

ギジェルの不安をまったく気にせずにギルが会話を続ける。

「とにかく、俺の言うことに従え。戦中でもだ。」

「はい……じゃ無かったな。分かった。」

覚悟を決めたのかギジェルの目が変わった。
その目を見ながら満足そうにギルは頷いた。

「よし。まずフサリオのところへ行け。その後奇襲をかける、いいか隊列は乱すな。あと魔法部隊には気をつけろ。以上だ」


そう言うとギルは再び軍をまとめ始めた。





ギジェルが少し山を下った先にはフサリオが軍をまとめていた。

「よぅ! お前があの時の奴だな! 俺はフサリオ、年は17だ!お前は?」

フサリオがギジェルの姿を確認しうれしそうに寄ってきて自己紹介を始めた。

「俺はギジェル、17歳だ。宜しく頼む。」

「おぉ、俺と同い年か! まぁこちらこそ宜しく頼むぜ!」

そういうないや、早速地図をフサリオが地図を広げた。

「いいか、俺らは軍の中で山のふもとにいる。つまり俺らは真っ先にフンルの軍に奇襲を仕掛けるんだ。」

地図にペンを書き加え説明を始める。

「だが肝心なのは、俺らは最初は「極力戦わない」んだ。分かるか。」

フサリオがギジェルを見る。
ギジェルは頷きながら地図を見始める。

「いいか、ここの地形は山に挟まれた所に森があってそこで両軍が激突を繰り広げている。俺らの最初の役目は「撹乱」だ。俺らは速攻で敵の中に突撃を行い急いで向こう側の山に登る。そして合図があったら再び突撃を行いギルと連携して敵をなぎ倒す。」

「つまり挟撃がメインだな。」

「そのとおり!」

フサリオがうれしそうに手を叩く。
ギジェルも満足そうに頷く。

「にしてもギルは意外と考えるな。」

地図を眺めながらギジェルが呟いた。

「いやこれは別のやつが考えた策だよ、ギルはただ先を読む目が優れているだけさ。」

別の奴。

そういえばまだ護衛が一人いたな。

ぼんやり頭の中で考え込んだ。


「……じゃあそろそろ準備しな。 無事に帰れたら一杯飲み交わそうな!」

ああ、そうギジェルは言葉を発した。

全軍の準備が整った。



だが軍はまだ動かなかった。

だがその方が少し安心していた。
まだ緊張は取れていないから……
初の戦であり副将を務めるから……

















よし全軍整ったな。

心の中でギルは呟いた。

だがまだだ。

このタイミングでは敵は混乱しない。

燃え盛る森の中激突しあう両軍をギルは高いところから見下ろしていた。

やはりフンル軍が押しに押している。



だがまだだ。

この状況で突撃を行ったら損害が出る。

それは極力避けたいことだった。

ギルは静かに戦の成り行きを見守っていた。

ネルトリア軍は半滅した状態で軍が城にも近かった。

必死に抵抗を続けるネルトリア軍に対しフンル軍の動きが少し鈍くなった。



今だ。

そう思ったとき彼の体は勝手に動いており高い音が出るように作られた銃を上に発砲していた。



そのときフサリオの軍がものすごい速さで動き始めた。

















「よし、突撃だ!」

フサリオがそう叫んだとき軍が動き始めた。

その瞬間兵が駆け始めた。

ギジェルもハンマーを担いでいるにも関わらずものすごい速さで走り出し兵との間隔を広げていった。

「よぅし! 挨拶代わりに軽く牽制しておけ!」

そういった瞬間フサギコがアサルトライフルと刀を取り出しフンル軍に突っ込んだ。

突っ込み始めた瞬間ギジェルの前に火の海が広がった。

敵の姿を確認しギジェルは目の前にいた騎馬に無意識にハンマーを振りかぶっていた。

手ごたえがあった。

馬と兵が宙を舞い地面に激突する。

だがギジェルはそんなものには目をくれず山へ駆け上った。


















「ほう! やるじゃないかあいつら!」

向かいの山にフサリオとギジェルの姿を確認し感嘆の声を漏らした。

「よしうまくいっている!」

森には混乱気味のフンル軍をネルトリア軍が押し始めていた。

「ならば俺も王としての力を見せんとな! 全軍突撃だ!」

叫んだ、そして銃を上空に発砲した。

















「「……もう突撃かよ。」」

疲れた表情を丸出しにしながらフサリオとギジェルが呟いた。



「俺らのことも考えろよ……突撃だ!」

そう言い再び突っ込んだ。



そこでギルと遭遇し敵を殲滅し始めた。

ギルの通る所で次々と敵が倒れていき道ができ始めていた。

と不意にギルの後ろから敵兵が槍を投げつけようとした。

が、動きが止まり倒れた。


「油断するな、ギル!」

フサリオの銃口から煙が立ち上っていた。


敵は最早壊滅状態に陥り、次々と兵が引き始めていた。



「よし頃合だ! 引き上げろ!」

ギルも深追いをせず軍を引き上げた。















山頂に軍がまとめられていた。

「よし、お疲れ! 皆疲れた体を癒すように以上!」

ギルはそれだけ言い放ち撤退の準備を始めた。




彼のバンダナは相変わらず赤に染まったままだった。




一体何人斬ったのか------




彼の背中を見ながらギジェルは一瞬だけ考えた。


Re: アスキーアート物語(AA)感想などを希望 ( No.7 )
日時: 2011/11/30 15:01
名前: 無人 (ID: 3Mpht8EV)

俺は王室で地図を見ていた。

俺らの国の近くを細かく書かれている地図もあれば、俺らの国が領土が見えないほどの大きい地図もある。

そろそろ動かないとな。

ボソッとよく呟くのが一人でいることの癖だ。

地図には×や○だの色々な記号がついてあり、先ほどまで自分がどこを見ていたのか全く分からなくなる。

俺は国の近くの山に目印の記号を書き加え、手を止めた。




疲れる。




一国を担うことがどれだけプレッシャーか、親父が悩んでたのも今となっては頷ける。

こういうときには上を向くのが一番だ。

俺はいつものように王室に飾られているシャンデリアを眺めながら一息ついた、そうするとなんとなく気力が満ちてくるのだ。

「……よしっ!」

首を回しながら俺は立ち上がった。

そろそろ夕方の会議か。

そんなことを思いながら時計を見ると、会議まで20分を切っていた。

俺は大抵身につけている赤のバンダナをはずし始めた。

よく服装が王とは思えない、と昔言われていたが正直どうでもよかった。

ただ、王の服はひどく暑苦しく、冬でも汗をかくほどだった。

だから城内で人がいるところはいつも着ているが、外や個室では大抵この格好だった。

そう振り返りながら俺は服を着ていった。



いくか。



また呟き廊下に出た。




















「んじゃ、会議を始めっぞ。ツウィール、読み上げてくれ。」

四角のテーブルを囲みながらギルが会議を始めた。

「はい、では状況報告を行います。軍事力、内政、食料、治安ともに問題無しです。」

ツウィールと呼ばれた人物が報告を行った。

「よし、ならそろそろ動くか! ……と言いたい所だが、前回の徴兵で兵が6000人に増えたが多いとは言えない。そこでだ!」

ふとギルがふどころから地図を机に叩き付けた。

「俺らの国の近くに最近大規模な山賊が出現した噂は知っているよな?」

「えぇ、5000人と私たちにとっては大規模と言えますね。」

ツウィールがなんとなく予想できている口調で返した。



「どうにかして俺らの兵に加えよう!」

「どうにかしてって……案は無いのかよ。」



フサリオが口を挟んだ。



「その為の会議だろフサリオ。」

穏やかな表情のままギルが反論した。

「……だな、じゃあ俺からの案だ、攻めよう!」

















馬鹿だコイツ。















会議室にいるほとんどの人物が心の中で呟いた。


「おっ、お前も俺と同じ考えか! 流石同じ軍に所属してることはあるよな!」

ギジェルも得意げに話した。

「お〜同志よ!」

















馬鹿が増えた。
















ギルはあまりの単純さに頭を抱えて悩みこんでいた。

「……大丈夫ですか、ギルさん?」

ツウィールが耳元でささやいた。

ギルはただ頷いた。

一方、お馬鹿コンビはがっちりと握手を交わしていた。

「じゃあ、決行だな!」

「そんな訳ありませんよ、まだ国王が決断を下してません。」

「えっ、決まりじゃないの?」


再びギルが頷いた。

「とにかく二人は黙っててください。後は私とZ武さんと話をつけておきますので。」

さらりと強めの口調を吐いた。

「分かった、じゃあ会議終了!」

「だからそれは国王の決断だって決まってるでしょうが。」

さらに口調が強くなった。

「お……おぅ。」

流石のフサリオも勢いに押され黙り込んだ。

「いやもういいぞ、後は明日に備えて十分休め。」

ギルが突っ伏しながら答えた。

「分かった。じゃあな!」

次々と若い将が部屋を出て行き残りはギル、ツウィール、Z武、となった。

















「あ〜疲れた!」

ベッドに座りながらフサリオが話しかけてきた。

ギジェルも疲れが溜まっていて微動だにせずもう眠ったのかと思わせるほどだった。

「あぁ、俺らの案採用されるかな?」

「さあな、そこまで自信は無いな、なんせZ武さんの案がよく採用されるからな。フンル軍との戦いもあの人の策だからな。」

Z武か。

ギジェルはそんな事を考えていた。

それにツウィールも考えていた。

そう考えているうちに眠気が襲った。





「まっ、明日を待とうぜ……って眠っていやがるコイツ。まぁいいか、しゃあな!」

眠っているギジェルにフサリオは声をかけてその場を去った。

Re: アスキーアート物語 なんかとコラボ考え中 ( No.8 )
日時: 2011/12/04 09:50
名前: 無人 (ID: 3Mpht8EV)

再び彼らは机を囲んでいた。

ギルは全員が席に着いたのを確認すると会議を始めた。

「……よし、始めるぞ、前夜俺とツウィール、Z武さんで山賊の攻略について話し合ったんだが、しばらく偵察部隊を出すことにした。」

やっぱりZ武さんか。


フサリオは目を閉じながら頭の中で考えていた。



「そこでいく人物を決めるが……フサリオ、ギジェル。ツウィールと共に偵察に向かえ。お前らの迅速な動きを見込んで気づかれないように行動しろ。」

「まってくれ!」

急にフサリオが立ち上がった。

「……俺だけで行かせてくれないか。」



全員の視線がフサリオに集まった。

ギルはフサリオを真っ直ぐ見つめ無言のままため息をついた。

「……分かってるな、これは先制できるかを賭けた偵察だ。お前は確かに動きとしては申し分ない、……だが正直言う。今回は正直ツウィールだけでも十分だ。」

「……!」

フサリオの表情が固まった。

確実にショックを隠せていない。

「……正直お前らはまだ未熟だ、入隊して1年も経っていないひよっこだ、だからこそツウィールと共に行動し、戦とは何が大切か、それを学んで来い。正直、お前ら単純だからな! 俺も昔はそうだった。」

フサリオの表情が和らいだ。

自分が邪魔だと思われていた理由が悪い意味ではないことに安心したのだろう。

とその時だった。

「……待てや!」

ギジェルが叫んだ。

その途端会議室は静まり少し気まずい空気が流れた。

ギルは表情はいつも通りである。

「…………この戦が終わるころには、あんたを驚かすほど変わってやらぁ!」



ギルを指差しギジェルの強い意志の表情には少し微笑が混じっていた。



「……やれるものならな、変わって見せてみろ。」


ギルも微笑を浮かべていた。











‐‐‐こうしてギジェル、フサリオの己を変える前哨戦が幕を開けた。


































PM 11:20

ギジェル、フサリオ、ツウィールを含んだ偵察隊20人はギコシン王国から少し東に離れた山のふもとに潜んでいた。

「分かってると思いますが、今回は偵察という形で潜入しています。敵兵を死なせたり、見つからないようにしてください。」

「あいよ!!」

「静かに。では行きます。」

それだけ言うと偵察隊は山の中へと入っていった。



暗い。



ただそれだけの一言に尽きた。



そんな中をヤモリのように20人の偵察隊は忍び歩いていた。

会話などは一切無くただ手を使い壁を見つけながら慎重に入り組んだ道を進んでいた。

と不意にツウィールが手を使ってフサリオたちを制した。

何事かと思い覗いた先には、松明を持った山賊が2、3人いた。



「まずいですね……倒していくのは後が危ないですね。」

「だからと言ってこのまま引き下がったら偵察の意味が無いだろ?」




ツウィールとギジェル達が悩んでいる中フサリオはニヤついていた。



「なんなんだよフサリオ、なんかいい案でもあるのか?」


「あぁ、昔あるゲームで見たとっておきの方法だ。」

それに賭けるしかない。

ここにいる全員がそれは思っていた。

















「……なんだか嫌な予感と言うかあのパターンの気がしますね。」


ツウィールだけは不安を隠せていなかった。

Re: アスキーアート物語 なんかとコラボ考え中 ( No.9 )
日時: 2011/12/19 19:56
名前: 無人 (ID: 3Mpht8EV)
参照: http://ncode.syosetu.com/n1218z/

小説の場所変えました! 
上にサイトがありますのでどーぞよろしく。


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