二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜雪華録始動!
日時: 2012/12/26 15:17
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

こんばんは桜舞姫です。
前から考えていた新作を書く事にしました。
私の事をご存知の方、そうでない方、双方お楽しみください。

作者紹介

名前 桜舞姫・さくらまいひめ
性別 女  14歳の中一
誕生日 4月2日
埼玉県越谷市在住

<ここへ来た皆様へ>

・荒らしに来た人、薄桜鬼嫌いな人。回れ右。
・辛口コメント程々に。
・色々募集します。その時はどうぞ、よしなに。
・アニメ、ゲーム、オリジナル…ゴッチャです。
・千鶴の家族とか過去とか、意外と捏造です。
・不定期更新です。

これを読み、理解してなお足を踏み入れるという方。
………ようこそ。小説の世界へ……。

>>60 目次 


  【採用オリキャラ】
>>91 クラア殿
>>99 ノエ 殿

ありがとうございました<m(__)m>
キャラの詳細は、後日『新・オリキャラ』に
記載します。

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Re: 薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜参照3,000超感謝〜 ( No.126 )
日時: 2012/12/25 13:38
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

【随想録番外編〜雪華録〜】

島原騒動 弐

手招きするお千のもとに二人がつくと、一拍遅れて沖田もやってきた。
そして、静かにお千を睨みつける。
沖「千鶴ちゃん?…この娘、誰?」
雪「あ。沖田さんは、会うのが初めてなんですよね。」
水「そういや、斎藤さんと原田さんと…永倉さんしかないよね」
確かに沖田はお千と面識がない。その上、千鶴の性別を見抜いていると
あれば、怪しむのも当然だろう。
千「初めまして、千と申します。」
沖「初めまして。沖田総司です。…で?君みたいな町娘さんが、この
  子にどんな用事かな?」
千「そりゃあ、千鶴ちゃんが男所帯で大変かなって!」
沖「ふーん……」
向日葵の様な笑顔で千鶴の手を握るお千を、沖田は白々しく見た。
その視線に本題に入る気になったらしく、真剣な表情で声を潜めた。
千「本当はね、伝えたい事があって。」
水「伝えたい事?千鶴ちゃんに?」
千幸の言葉に、お千はフルフルと首を振った。
うーん、と考える仕草のあと
千「そうね。千鶴ちゃんっていうよりも、新選組の
  皆さんにね。…島原の芸子さんに聞いた話。」
口元に手を当ててまで内緒話をしようとする。そんな
に極秘の内容なのだろうか。
水「何?そんなに大事?」
千「えぇ。…最近、見慣れない浪士の人たちが、頻繁
  に角屋を利用していて。」
雪「見慣れない、浪士?」
千「うん。それで、その人たちがほぼ毎晩会合してい  てね。」
そこで言いにくそうに眼を伏せる。千幸がいち早く
勘付いた。
水「問題は、話し合いの内容、か…。」
千「…その話し合いでね、新選組の屯所を襲うとか、
  局長と副長を暗殺するとか、物騒な話し合いを
  しているっていうのよ。」
沖「っ……!!」
雪「そんな…!」
水「………。」
沖田と千鶴は勿論のこと驚愕する。千幸は何を思うのか、特に驚きはしなかった。
千「それで今、屯所に伺おうと思っていたの。」
雪「そうなんだ。ありがとうお千ちゃん」
千「ううん!」
ホッとした雰囲気になるのは少女2人のみだった。
沖「難しいね…」
雪「え?どうしてですか?」
沖「場所が場所なだけに、新選組といえど大人数で
  踏み込めないからね。…さて」
ま、その辺は土方さんの頭脳頼りだけど。
苦笑しながらそう言った。そしてお千に別れを告げる
のと、巡察を終えた隊士達が沖田の所へ戻って来るの
は、同時だった。

Re: 薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜参照3,000超感謝〜 ( No.127 )
日時: 2012/12/25 09:22
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

昨日は24日!そして今日は25日!!

てなわけで、

メリークリスマス&よいお年をーーー!!!

p.s
更新途中でスイマセン。

Re: 薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜参照3,000超感謝〜 ( No.128 )
日時: 2012/12/25 13:39
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

更新完了!

今回の番外編は、話数ナシでお願いします!

Re: 薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜雪華録始動! ( No.129 )
日時: 2012/12/30 12:07
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

【随想録番外編〜雪華録〜】

島原騒動 参

夜。日中に沖田から報告を受けた土方が、幹部達を集めた。
原「集会なんて珍しいな。土方さん、何かあったんすか?」
原田の問に微かに頷いてから、土方は広間を見回した。幹部が勢ぞろい
している。夜なので、山南までも出席していた。
近「皆そろったな。…では、トシ」
土「あぁ。…今日、総司の巡察中にある情報が入った。ある浪士達が、
  新選組屯所襲撃を企てているらしい」
その台詞で、幹部達の表情が引き締まる。只総司のみは、面白い玩具を
見つけた時の様に、にやりと歪んだ笑みをこぼした。
山「島原は場所が場所なだけに、我々でも踏み込む事ができません」
水「お客さんを片っ端から捕まえる、なんてできませんしね」
千幸も苦笑いして会話に加わっていた。そこから幹部達の議論が開始
される。少しして永倉が、大真面目な顔で土方に提案した。
永「なァ土方さん、こういうのはどうだ?」
土「何だ新八。何かいい考えでもあんのか?」
大真面目な顔で頷き、その提案を口にした。
永「この永倉新八の肉体美で芸者の姐ちゃん達を虜に
  して、口を割らせるんだよ!!」
…………………。沈黙。
土「…お前の意見に砂粒ほどでも期待を抱いた、この
  俺が馬鹿だったよ…。」
はぁ〜〜〜〜っとため息をつき頭を押さえる土方を
見て、永倉は必死で弁解した。
永「な、何でだよ!女ってのは惚れた男の言う事は
  何でも聞くもんだろ!?」
そういって自分の後ろに立っている女性陣に援護を
求めるが…
雪「全ての女性が、というわけでは…」
水「永倉さんの女性に対しての考え方がよく分かり
  ました…」
見捨てられた上に、避かれていた。
原「ホレみろ。」
平「新八っつぁん、サイテ—…」
永「な、何でお前らまで…!?」
女子だけでなく、仲間にまで白い目で見られる始末。
いい考えだと思ったのにな…
呟いた永倉に、原田が諭すように説明する。
原「あのなぁ、芸者っていうのはただでさえ口が堅い
  んだぞ。出来るわけねぇだろ」
平「そーそー。大体いっつも散々に金使わされて、挙  句の果てに袖にされてんじゃん。」
永「う…」
大体なぁ。と原田が呆れて続ける。
原「んな時間かけるより、島原に内偵して情報を俺達
  側から取った方が早いだろうってこと、わかれ」
永「うぐっ……」
反抗する余地なしとみて、永倉は負けを認めた。
近「しかし、原田君の意見を尊重するとしてだ。
  新選組にはそんな女性など…」
そんな中、千鶴がおずおずと手を上げた。
雪「私は、ダメでしょうか…?」
幹部達の視線が千鶴に殺到する。一番に声を上げたのは平助だった。
平「は、反対!絶対反対!!島原って、簡単にいえば
  宴会所だぞ!何されるかわかんないって!!」
夜だというのに大声で反対する彼に対して、静かな
声で賛成を出す者もいた。沖田だ。
沖「面白そうだし、いいんじゃない?賛成。」
くすくすと笑いながら、軽く手を上げている。そんな
彼を睨みつけて、土方も意見した。
土「千鶴、お前がそんな真似する必要なんざねぇよ。
  万が一の事があったらどうすんだ。」
山「しかし、場所が場所ですし、雪村君が適任かと」
土「山南さん!」
賛成が出れば、反対が。反対が出れば、賛成が。
議論は一向に進まない。そんな中、近藤が意見した。
近「雪村君、君自身はどうかね?」
雪「え……私に出来るなら!」
水「決まり、ですね♪」
意思の強い千鶴の目を見、土方がため息をついた。
土「…危険性ってもんを…」
原「いいじゃねぇか。斎藤か山崎あたりに護衛に
  着いてもらえば。」
土「んなこたぁとっくに考えてるよ。だが原田、その
  護衛、座敷はどうする?」
原「あ……」
その言葉で、幹部達全員が気付いた。座敷の中、ましてや不逞浪士のいる所に、斎藤達が入るわけには、
いかなかった。当然だろう。何背相手は、新選組屯所
襲撃を計画しているかもしれないのだから。
土「俺が言ってるのはそういう事だよ。…山南さん、
  アンタ気付いていたろ?」
土方の鋭い視線にもおじける事なく、山南は鷹揚に
頷いて見せた。
山「勿論、雪村君一人を危険な目にあわせるつもり等
  毛頭ありませんよ。」
斎「総長、何かお考えが?」
斎藤の問に、山南は千鶴の後ろにたたずむ少女へ視線
を向けた。
山「新選組にはもう一人いるではありませんか。…
  素晴らしい女性が。」
そこに立つ少女……



水月千幸は、薄らと、目を伏せて笑った。

Re: 薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜雪華録始動! ( No.130 )
日時: 2013/01/01 16:10
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

あけましておめでとうございます!!

今年も、私の作品共々、どうかよろしくお願い致します!

by 桜舞姫


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