二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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とある魔術の禁書目録 五人の合成能力者(本気でキャラ募集)
日時: 2012/01/03 20:04
名前: 星屑 ◆HI8wW8o9Hw (ID: 7mGgpC5l)

初めまして。星屑と申すものです。
ここで執筆させて頂くのは初めてなんですが、ちょっと書いてみたい案を思いついたので、気軽に執筆していこうと思います。
まあ普通に上条君、一方さん等の原作キャラも出ます。
オリキャラは敵として登場します。主人公は…『三人の主人公』になるのかな?
今作では魔術はキーワード的には重要ですが、魔術自体はあまりかかわってこないので魔術サイドの方々はあまり(ほとんど)登場しません。

※注意
・作者の高校生活は非常に多忙です。更新頻度はナマケモノ並みになる可能性があります。
・基本行き当たりばったりで話を書いていきますから、おそらく途中で詰みます。
・時間的には第三次世界大戦後です。しかしグレムリン等は無視します。
・荒らすな。

オリキャラを募集してみます。
※レベルは4までで。レベルの設定等は原作に忠実にいきますので。
※募集するオリキャラは味方サイドになります。
※超最強設定等は控えていただけると助かります。
※風紀委員所属…等、所属がありましたら備考に書いてください。なくてももちろんおkです。

オリキャラ募集用紙
名前/読み仮名【】
性別【】
年齢【】
性格【】
容姿【】
能力名・レベル【】
能力の詳細【】
備考【】
サンプルボイス(三つ以上)
【】
【】
【】
注意読みました?【】

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第三話 合成能力者の牙 ( No.13 )
日時: 2012/01/04 23:02
名前: 星屑 ◆HI8wW8o9Hw (ID: L4SkEqAF)

一方通行は地を蹴って跳び出した。
脚力のベクトルを変換することで、宙を一直線に飛び、キャンピングカーの後を追う。
キャンピングカーが曲がったところは、一方通行はビルの壁を蹴って向きを変え、キャンピングカーを追い続ける。
キャンピングカーはやがて第七学区を抜け、第十学区へと入る。
第十学区は全ての学区の中で最も土地が安く、治安の悪い学区。そのせいか人気は無く、住んでいる人もそう多くない学区だ。
ここしかない。
一方通行は一番最後尾のキャンピングカーに躊躇いなく飛び乗る。
ベクトル操作を持ってすれば、車に飛び乗り、その車を破壊するなど容易いこと。
狂ったような高笑いを上げながら、一方通行はキャンピングカーの天井をまるで布のように引き裂く。
驚いたのはキャンピングカーに乗っている黒服の男たちだ。全員武装しているが、能力発動中の一方通行には関係ない。
一方通行の掌に、空気の塊が宿る。
次の瞬間、その掌から空気の弾丸が放たれ、一斉に黒服の男たちを貫いていった。
所要時間はまさに10秒強。たったそれだけで、キャンピングカー一台とその中の人間までずたずたに破壊された。
その間に、残りのキャンピングカー二台は角を曲がり、倉庫の前に駐車。
残り二台を仕留めるために、一方通行はその倉庫目掛けて一気に跳ぶ。
角から跳び出した瞬間、一方通行は銃弾の雨を浴びる。
だが一方通行には関係ない。彼のベクトル反射能力は、全てを跳ね返すのだ。
降り注いだ銃弾の雨は全て『反射』され、黒服自身を貫いた。
しかし、防弾チョッキでも着込んでいるのか、それでもまだ黒服の何人かは倒れない。
銃口を、一方通行の首の電極へと向ける。
だが、それでも一方通行は反撃の暇を与えない。
一方通行は地面を軽く踏む。それだけで地面を衝撃波が這い、残りの黒服の男たちを吹っ飛ばす。
一方通行は、軽く鼻で笑う。
「手ごたえが無さすぎンだよ、クソッたれが。やるならもう少し真面目にやれっつンだよ」
だが、この倉庫に車が止まったという事は、まだ仲間がいる確率が高い。
軽く倉庫の扉を蹴破り、中を確認する一方通行。
しかし、倉庫の中には誰もおらず、何も置いていない。どうやら、もう使われていない倉庫のようだ。
ひとまずは、事件解決。
一方通行は、電極のスイッチをオフにし、歩き出す。
その瞬間。

一方通行の体が、思い切り重くなった。

まるで一方通行の体の上全体に重りを乗せられたような感覚。
「なン…だ…!?」
電極のスイッチを付けようにも、体が重く、腕が上がらない。
元々、一方通行の素の身体能力は並みの高校生よりも弱い程度だ。その一方通行の力では、腕を上げることもままならない。
杖から、ピキピキという嫌な音がする。今のところ、杖で立っているのが精一杯だ。
その杖が折れかかっている。
油断した。
敵は見た感じ、武装集団だった。銃などの武器を使う、軍の人間だと認識してしまっていた。
そのせいで、敵に能力者はいないと考えてしまっていた。
加えて、たとえ能力者が出てきても、一方通行は電極さえ入れれば楽になぎ倒すことができる。
敵はそれを逆手に取り、きっちり電極対策までしてきた。
更に、事前に軍隊を用意し、一方通行に能力を使わせるように仕向けてきた。
電極の無駄遣いは出来ない。能力さえ使い終われば、一方通行はすぐにスイッチを切る。
その隙を付かれた。
ついに、重みに耐えきれず、杖が折れた。
一方通行がその場に崩れ落ちる。
それでもまだ身への重みは治らない。むしろどんどん重くなってきている。
一方通行は気づいている。これは重力を操る能力者による攻撃だ。
しかし、気づいたところでもう遅い。歯噛みする一方通行。
その時、二人の人間が一方通行の前に現れる。一方通行は何とか顔を上げた。
二人とも高校生くらいだ。
一人は血のように真っ赤な髪をショートヘアーにした、ヤンキーのような風貌の男。上の服は学生服、下はジーンズで、ボタンは外し、赤いTシャツを着ている。
もう一人は女だ。髪はレモン色で髪型はボブ。草木の模様が描かれた、花弁のようなワンピースを着ている。
「学園都市第一位と言えども、この程度か」
「しょうがないんじゃない? 能力さえ使えなければ、一方通行なんてそこらの高校生程度なんでしょ?」
一方通行は二人を睨み付けるが、それしか出来ない。
「誰…だ…?」
「おーこっわ。動けないとはいえ、睨まれるだけでも迫力あるわねえ」
「少し口が過ぎるぞ。てっとり早くこいつを殺して、任務完了だ」
そして、男の方が銃を取り出した。
「この発砲を喰らってまだ生きていたら、俺たちの名を教えてやる」
彼は容赦なく引き金を引く。
パァン! と発砲音が響き、銃弾が銃口から飛び出した。

Re: とある魔術の禁書目録 五人の合成能力者(本気でキャラ募集) ( No.14 )
日時: 2012/01/04 23:04
名前: 星屑 ◆HI8wW8o9Hw (ID: L4SkEqAF)

>エミル様
すいません、気づきませんでした。
まずは一方通行が合成能力者と接触します。
戦闘シーンは一方通行が一番書きやすいです。

Re: とある魔術の禁書目録 五人の合成能力者(本気でキャラ募集) ( No.15 )
日時: 2012/01/05 12:16
名前: マルタ (ID: 8I/v6BBu)

はじめまして!
オリキャラ投稿します、ボツ上等!
オリキャラ募集用紙
名前/読み仮名【龍神 美喜/りゅうじん みき】
性別【女】
年齢【13歳】
性格【男の子っぽい、自分のことを俺という、負けず嫌いな性格でむかつく奴にはすぐ能力を使う癖がある、美琴と同じく可愛いものに(ゲコ太)などに興味がある】
容姿【常盤台中学の制服を着ている、美琴と同様スカートのしたに紺色の短パンをはく】
能力名・レベル【発火能力者(パイロキネシスト)LEVEL4】
能力の詳細【どんなものでも生き物以外は燃やせる】
備考【なし】
サンプルボイス(三つ以上)
【俺は龍神 美喜、よろしくな!】
【あっ、スキルアウトが弱いものいじめしてる!】
【てめーら、いいかげんにしろや!!】
注意読みました?【はい!】

自分の小説もあります!暇があればクソ小説ですけど読んでください!おねがいします!

Re. ( No.16 )
日時: 2012/01/05 16:05
名前: 星屑 ◆HI8wW8o9Hw (ID: 7mGgpC5l)

>マルタ様
オリキャラありがとうございます。
やっぱ常盤台には強者が揃っていますね。
ありがとうございました!

第四話 科学と魔術の合成 ( No.17 )
日時: 2012/01/05 17:44
名前: 星屑 ◆HI8wW8o9Hw (ID: lD2cco6.)

一方通行は『反射』を使えない。
その状態の一方通行の額へ、銃が向けられた。
容赦なく引かれる引き金。
発砲音と共に銃弾が飛び出し、無防備に地面に倒れ込んだ一方通行を撃ち抜く。
だが。
「おや」
銃を放った男は、不自然な声を上げる。
何故ならば、彼が持っている銃が破壊されているからだ。
しかし、男は確かに発砲した。
つまり、

「何故『反射』が機能している?」

そう。
男が放った銃弾は『反射』され、男の持つ銃を貫いたのだ。
「…バッカじゃねェのかァ?」
重力に体を封じられていたはずの一方通行が、立ち上がる。
「立ってるときに俺が電極に触れられなかったのは、強化された重力で腕が上がらなかったからだ。だが、俺が倒れた瞬間、頭と腕は同じ位置にあンだろォが」
水平方向になら、一方通行は腕を何とか動かせた。倒れて首の高さが腕の高さまで落ちたため、一方通行は電極に触れられたのだ。
「さァて教えろ、テメエらは誰だ。その後地獄までたたき落としてやる」
全てのベクトルを操る力で、回りの重力を元に戻した一方通行が、悪魔のような笑みを浮かべる。
「合成能力者(レベルハイブリッド)」
対して、ヤンキー風貌の男は身じろぎもせず、淡々と返す。
「あァ?」
「私たち合成能力者は1から5のどれにも属さない。科学と魔術の合成、その象徴が合成能力者なの」
今度は女の方が言った。
「私は合成能力者2号、花殿恵魅。で、私の横にいるのが合成能力者1号、『極限重力(ジオグラビティ)』の紅龍赤影」
復活した一方通行を一切恐れず、むしろ薄ら笑いすら浮かべている女が、二人の名を名乗った。
「花殿。第一位が能力を発揮した以上、俺ではこいつには太刀打ち出来ん。後はお前に任せる」
「分かってるわよん。貴方が一番学園都市製に近いものね」
紅龍はそれ以上はなにも答えなかった。
「逃がさねェぞ、負け犬がァ!」
一方通行は脚力のベクトルを変換し、一気に紅龍の懐へ迫る。
しかし、紅龍は地面を軽く蹴っただけで数メートルも飛び上がり、
「何といわれようが構わん。さらばだ」
倉庫の向こうへと姿を消してしまった。
一方通行は舌打ちするが、すぐに別の標的へと向き直る。
「楽しませてもらおォじゃねェか、合成能力者さんよォ」
「貴方は私には勝てないわ。その程度の能力で、学園都市第一位を気取ってる限りはねえ」
もう一度舌打ちする一方通行。
脚力のベクトルを変換して跳び、一気に花殿へ接近、触れただけで人を殺すことも出来る死の手を突き出す。
だが、一方通行の目の前に、突然大量の蔦が現れ、壁を作り上げる。
ほんの一瞬止まった一方通行だが、すぐに蔦を掴み、障子に穴を空けるように容易く蔦を引き裂いた。
「やっぱダメね。だったらこれはどう?」
花殿の言葉と同時、花殿の足元から一方通行目掛けて、先端が丸い木の杭が放たれる。
構わず突き進む一方通行。何が飛んでこようが、一方通行は全てを反射するのだ。
だが。

木の杭という名の鈍器は、『反射』など完全に無視して、一方通行を殴り飛ばした。

「ごっ……!?」
一方通行の体が吹っ飛び、壁に叩きつけられる。
「だから言ってあげたのに」
人を見下すような声で、花殿は言う。
「私の能力は『自然の恩(ナチュラルフォース)』。草木を自由に操る能力なの」
しかも、と花殿は続け、
「私の能力での攻撃を異能の力で防いだ場合、その防御の力を『恵み』と認識し、それを受け取る、つまり、無視して攻撃が届くわけ。分かった?」
一方通行は何とか立ち上がる。
「だが、いくら学園都市でも、そンな能力を植え付ける科学なンざ聞いた事がねェぞ」
「だーかーらー」
一方通行の言葉に対し、花殿は呆れたような笑みを浮かべる。
「さっき言わなかった? 合成能力者は、科学と魔術の合成って」
「魔術、だと…?」
一方通行は、ほんの少しだけ魔術について知っている。
だが、そんなものが、まさか学園都市で研究されていようとは。
「これが合成能力者」
得意げに花殿は言う。
「科学と魔術の融合。ここは貴方の知らない世界」
一方通行は舌打ちしると、掌を広げる。
空気の塊がそこに宿り、次の瞬間、無数の空気の弾丸が発射される。
対して、花殿は蔦の壁を何重にも張り、空気の弾丸を遮断。
「さて、どう対応するのかしら?」
花殿の言葉と同時に地面から現れたのは、先の鋭く尖った無数の木の杭。
その杭が一斉に一方通行に襲い掛かる。
「…面倒臭せェ!」
一方通行は地面を蹴って空中に飛び上がる。
風のベクトルを操り、渦の翼のように背中にまとわせることで一方通行は空を飛ぶ。
上空から、無数の空気の弾丸を放つ一方通行。
その弾丸を、花殿は杭の槍で次々と破壊していく。
その時。
花殿のワンピースのポケットの中から、甲高い音が鳴る。
「うー、タイムリミットか…」
うんざりした表情を浮かべた花殿は、上空の一方通行に呼び掛ける。
「悪いけど、時間が来ちゃった。私帰るわね」
そして、花殿は無数の蔦に身を隠す。
「チッ、逃がさねェぞ!」
急いで一方通行は蔦を引きちぎるが、もうその中に花殿恵魅はいなかった。
(それにしても、合成能力者なンざ作って何か企ンでやがるのは、どこのどいつだ)
一方通行は、花殿の言葉を思い出す。
『科学と魔術の融合。ここは貴方の知らない世界』
この一件がこれから起こる大事件の幕開けとも知らず、一方通行はその言葉の意味を考えていた。


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