二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ボカロ小説【新たに一から】ヘッドフォンアクター
日時: 2012/01/11 18:56
名前:  木苺 (ID: DrkZ5g/p)

なんか新たに初め直したくなり、もう一度やりなおします…!

前と同じ「カゲロウデイズ」から。

主人公の名前などは変わる…予定☆((殴


では、次からスタートします(・ω・)ノ

目次

カゲロウデイズ

作詞
作曲 :じん(自然の敵P)様
編曲

動画:しづ様
唄:初音ミクAppend

登場人物紹介 >>1

#プロローグ >>2

第一話    >>3>>5

第二話    >>7>>8

最終話    >>9

目次

ヘッドフォンアクター

作詞
作曲:じん(自然の敵P)様
編曲

動画:しづ様
唄:IA

#プロローグ  >>11

登場人物紹介  >>12

第一話     >>13









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Re: ボカロ小説【新たに一から】ヘッドフォンアクター ( No.13 )
日時: 2012/01/11 18:48
名前:  木苺 (ID: DrkZ5g/p)



「ねぇ?イア。この服、どう思う?」

クラスの一人の女子が南 イアに雑誌を見せて問いかける

「……いいんじゃないかな?」

イアは無表情のまま答えた

クラスの女子は「だよね!」と、満面の笑みで答えた


イアは皆から、不思議がられている

笑ったり、怒ったり、悲しんだりしない。

ただただ、無表情のままで。

イアは昼休みになると屋上へ行き、街の景色をぼんやりと見つめている

決して話しかけにくくはないらしい。

話しかけると、色々答えてくれるし、いろんな知識が豊富。

皆が知らないことまで知っているから、人気は徐々に高まっていった




高校帰宅後

自分の私服に着替えた

そして

イアは机の上にあったゲームを手に取り、電源をつけると、自分の部屋にあるベッドの上に寝転んで、ゲームをし始めた

ピコピコピコッ

数分すると

「……飽きた」

ゲームは飽きたらしくベッドの上に電源付けっぱなしで放置。

そして、ラジオを流した

「次は、○○さんの曲。□△です!」

—あ、これ私の好きな曲だ

ワクワクしながら曲を流れるのを待った

イントロが流れ出した途端

「—き……緊急事態です!」

曲は止められ、急にニュースに変わってしまった

「緊急……事態ぃ?」

何を言ってるのかさっぱり。

そして

衝撃的な言葉が告げられた

「ひ……非常に残念な……事ですが、本日地球はお……終わります」

とどこかの国の大統領が泣きながら話していた

イアは唖然としていた。

「は……?なにを言って—」

こ、こんなの、国民を脅かす為のドッキリか何かだろう?

そう思い込みながら、カーテンを開ける






Re: ボカロ小説【新たに一から】ヘッドフォンアクター ( No.14 )
日時: 2012/01/14 18:52
名前:  木苺 (ID: DrkZ5g/p)




シャッ

窓の外は大きな鳥たちが、空を覆いつくすようにして渋滞中

「ーっ……そんな」

驚きを隠せなかったイア。


震える身体をいなすようにして、目の前にあったヘッドフォンを
した

すると

不明なアーティスト項目の、タイトル不明の音楽が

途端にイアの耳元に流した

「—生き残りたいでしょ?」

え?

な……何?今の—

でも

「生き残りたい……」

呟くイア


「そう。なら今から言うことに従って。生き残りたいのであれば……ね?」

イアはヘッドフォンの向こうから聞こえる謎の声に従うことにした。


とりあえず、外に出るイア


「じゃあ、すぐ先に丘があるでしょう?」

謎の声は言う

「う……うん」

「あの丘を越えたら、二十秒でその意味を嫌でも知ることになるよ」

その意味?

「(この声の意味とか……?)」

少し考え、イアはハッと何かに気づく

「この声—……」

紛れもない。

この声はどう聞いても、聞き飽きた自分の……

「私の声だ」


でも何故自分の声が……

「早くしないと時間切れになるよ。」

謎の声は言った

「—よし」

イアは丘のほうに向かって走っていった

「(—でも、本当にそうなのだろうか?)」

もしかして、騙されていたり?

疑いながら丘を目指す

するとヘッドフォンの向こうから

「大丈夫。疑わないで。信じて」

と、言ったのだ

イアは、謎の声の言葉を信じて丘へと全速力で走っていった。






Re: ボカロ小説【新たに一から】ヘッドフォンアクター ( No.15 )
日時: 2012/01/21 00:12
名前:  木苺 (ID: DrkZ5g/p)




丘の向こうを目指している最中、イアはふっと何か思い出したような、
出してないような気がした

「あれ?」

何を忘れていた?

一瞬甦った気がしたけれど忘れてしまったらしい。

「ま……いいか」

とりあえず、丘を目指すイア

交差点は当然大渋滞

もう、老若男女は関係無し。

地球終わりと聞いた人々たちが混乱しているようだ

あまりの煩さに泣き喚く赤ん坊や前の車にイライラして怒る人

路地裏のゴミ箱を蹴る者や、ついさっきまで一緒にいた母と逸れてしまい、泣き出す少女。

膝をついて祈りだした神父を追い抜いていくイア。

ただただ目指すのはあの丘の向こう。


すると、ヘッドフォンから依然声がして

「あと、十二分だよ」と告げた


「—っ……!間に合うか?」


このまま、地球が滅んでしまい、それどころかこの声が何故自分の声なのか、という意味も知らないまま全てが終わってしまうなら

もう、術は無いだろう?







Re: ボカロ小説【新たに一から】ヘッドフォンアクター ( No.16 )
日時: 2012/01/25 18:59
名前:  木苺 (ID: kuEj07Eu)




ざわめきだす人々

所々悲鳴が聞こえる

イアはそれを聞いて少し涙目になる

「このまま……地球が終わってしまったら—」

イアは目を服の裾で拭いた



疑いたいけど、これがもし本当なら……どうすることも出来ない


すると、ヘッドフォンの向こうから

「駆け抜けろもう残り一分だ。」
と言った

だが、イアはそれに応じず、ただただ、あの丘の向こうへと目指していた



そして、ただ一人目指していた丘の向こうはイアのすぐ目の前に—

Re: ボカロ小説【新たに一から】ヘッドフォンアクター ( No.17 )
日時: 2012/02/03 19:29
名前:  木苺 (ID: kuEj07Eu)



息を絶え絶え、たどり着いたんだ


空を映し出すようにして建っている壁の前に。


「—はぁはぁ……着いた。丘に……」

ここで、全てが、分かるのか……


イアは暫くじっとしていた

















               *

「おー!凄いな!素晴らしい!」

白衣を着た男が言う

「な。やるじゃないか。」

メガネをしている男が言う

「普通の主人公なら、難しいだろうなぁ〜。ですよね?赤碕さん?」

「えぇ。よく頑張ったと思うわ。」

黒くて長い髪の女性は微笑む

「んーじゃあ。終わりにするか」

「そうだな。終了するか」





           *





イアは、どこからか、声がした


「……?」

気のせいか?

いや、でも確かに聞こえた。

「—……」



             *

「あれ?首傾げてるよ?」

白衣を着た男がいう


「もう一度。」


          

             *

「素晴らしい!」


男性の声だ


どこからかは、ともかく……声がした


「す……素晴らしい?」

よく理解できない


すると


「君は見事丘の上に時間内にたどり着くことが出来た。おめでとう」


「何を言って……」


イアは戸惑う



「んじゃあ。もうこのゲームは不必要。まぁ失敗作だから、消します。
データをね」


—データ?


イアはよく分からなかった



—データ?

「データ……」


ハッ

イアはハッとした


そして、辺り街全体を見て疑った


その途端、イアの意識は瞬時にして途切れた。



















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