二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ボカロ小説ーインビジブルー
日時: 2012/06/04 22:03
名前: 苺 (ID: ozdpvABs)




前の小説が凄くごっちゃになってしまい、やり直しをしたいと思います!


絶対、完成させます…!

此処にはあまり来る日がないかも…でも頑張ります!


リクは後ほど(自分の書きたい奴片付けてから…すみませんorz)

では、次から!

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Re: ボカロ小説ーインビジブルー ( No.1 )
日時: 2012/06/09 15:44
名前: 苺 (ID: iv9jnC9n)




ー第一章ー「どうやら透明人間になりました」





ジリリリリリッ ジリリリリリッ

この小さな部屋の中で、目覚まし時計の音が煩く鳴り響いている

「ー……ん?」

私、ぐみは眠い目を擦りながら気だるそうに起きた

「ふあぁぁぁっ……今何時ぃ?」

欠伸をしながら、ぐみの頭上にあった時計を見る

「……八……時?」

寝ぼけているだけだろう。そう思いながら目を擦って、もう一度時計を見直してみせる

やはり、八時ということは変わりなかった

こうしている間にもどんどんと、時は過ぎていく

「うわわわっ……!ちちち……遅刻だぁぁぁ!」

すぐに着替えを行うが、慌てているせいで制服のスカートと、ブラウスが反対になって着ている

「早く……早くしないと……今日で連続五回目の遅刻になってしまう……!」


スクールバッグを持ち、すぐに階段を下りると一階には、誰一人いなかった。

リビングのテーブルの上を見ると、小さくてシンプルなメモと朝ご飯のジャムが塗られた食パンと牛乳が、ラップに包まれて置いてあった

「メモ?何だろう?」

メモにはこう書かれてあった

『ぐみへ
おはよう。朝ご飯、置いておいたから、食べてね。たいしたものじゃないけれど。

母より』

「んー書かなくても置いてあれば何でも食べちゃうよ。私。まぁいいかありがと。お母さん」


私は牛乳を飲み干し、パンを口に加えると、そのまま家を出た

「(一度やってみたかったんだよね!)」





Re: ボカロ小説ーインビジブルー ( No.2 )
日時: 2012/06/10 22:58
名前: 苺 (ID: iv9jnC9n)




ガラッ

思いっきり教室の後ろのドアを開ける

同時にクラス皆の色んな目線がこちらにズキズキ刺さる

もちろん、遅刻。チャイムも鳴り終えていて一時間目の授業もとっくに始まっていた

「ぐみさん。また遅刻ですか?いい加減にしてください。全く……」

先生は呆れた表情(かお)で言った

「す……すみません。つ……次は気をつ」

「また同じこと言ってるし。アイツ」

いい終わりもしないうちに、クラスメイトのレンが口挟む

「どうせさ、こんなこと言って遅刻するんじゃん。繰り返してばっかり。少しは気持ち切り替えたら?」

「う……う、煩い!い……家が遠いんだから、仕方ないでしょ!」

言い訳をする私。

あーも。何でこういうこと言うんだろ……対して家、遠くないし。

「は?家遠いんなら早く起きて早く家出ればよくね?」

ご……ごもっともですよ。レン君。

でもこんなことは言うと負け惜しみみたいで悔しい。私のプライドというのも……傷つく。

なんてこと考えながら、口をもごもごさせていると先生が

「あーいいわ。次は絶対絶対、絶対!遅刻のないようにね」

「……!はい!」

少し声が裏返ってしまった。何故か。

……笑われた











              *












ーそんなこんなで放課後ー



「ぐみ!一緒に帰ろ!」

心友のミクだ。

ミクは誰にでも優しくて、明るい女の子。

少し天然だけど……すごくいい子でさ、悩みとか相談に乗ってくれるんだ

「いいよ!ちっと待ってて!」

「ぐみー早くー!」

「ほいほいほい!」

私は教室をスキップしながら出て行くと、ミクと一緒に色んなことを話した

楽しかったな。でもそんな楽しい日が、今日で終わるとは……思いもしなかった。









Re: ボカロ小説ーインビジブルー ( No.3 )
日時: 2012/06/10 23:22
名前: 苺 (ID: iv9jnC9n)



次の日


今日も寝坊した

「わわわ!ヤバイよぉー!」

急いで制服に着替え、階段を下りる

今日はお母さん仕事休みか

「あ、顔洗わないと」

私は洗面台に向かう



「あー……眠いな。」

てか、こんな余裕こいてる場合ではない


私は鏡で自分の顔をチェックしてみた


「ん……?」


よくみると、鏡に自分の姿が映っていない

寝ぼけてるんだ。そう言い聞かせ、顔を洗う

そしてもう一度鏡を見て確かめる

「……嘘。何で?」

やはり、自分の姿は何処にも映っていなかった

「まさか……透明人間になっちゃったの!?」

いやいや。そんな話聞いたことないぞ。

漫画とかアニメならまだしも。それが今、自分の身に起きているとなればちょっと疑う。

「可笑しいよね。やっぱ」

そう一人で苦笑しながらお母さんに

「おはよ。」と挨拶した

だが、何故か返事がない

いつもなら笑顔で「おはよ。ぐみ!」といってくれる母が……

反応ナシなんて……

もう一回「おはよう」といってみた

しかしやはり返事はなく、母は一人テレビを見ていた

「な……んでぇ」

仕方ない。諦めよう


私は俯きながら家をでた

バタンッ

すると家の中から母の悲鳴

「ドアが勝手に開いたぁぁ!いやぁぁ!」

娘が家を出て行ったのに気づかないだと……!?

「嘘ぉ……マジですかぁ!?」


なんか。やっと自覚したよ

今日私は、本当に透明人間になったんだなぁ、って。

ん?でも透明になんでなった?

遅刻したから?いや関係ないか

じゃあー……昨日の美術の時間にレンに絵の具の水(わざとじゃないけど)かけられたから?これも違うよな。

えー……なんで?何にもないのに私は透明になったの!?さいあ……

くでもないかも!

今日このまま学校にいて、皆の秘密を探ろうかな。

透明だし……ばれないよね!

「遅刻しても、平気だ!怒られない!」

なんていいながら、私はスキップし、鼻歌を歌いながら学校に向かっていった。






Re: ボカロ小説ーインビジブルー ( No.4 )
日時: 2012/06/19 16:16
名前: 苺 (ID: iv9jnC9n)




私は勿論、遅刻した。

いつもなら皆から笑われていたし先生にも怒られていたであろう

しかし今日は違う!

夢のような話だが、私は透明人間になったのだ

時刻は八時五十九分を指している

一時間目のチャイムがそろそろ鳴る頃だろう

てか何で本当に透明になったんだろう。

やっぱ色々と原因推測ぶちまけてみたけど、全然思い当たることは

一つもなかった

「でも、まぁいいかな」


私はそういい、教室を出た

校舎内は案外広かった

「こんな広かったかな〜……?」

なんてこと言っていると前から人の声が聞こえてきた

「誰だろ?先生かな?まぁいても私には関係ない。」

と思いながら窓の外を眺めながら歩く

ドンッ

「!?」


いったぁ〜……って!ええええ?!何で!普通透けるんじゃないの!?

そう思いながらぶつかった人の顔をなんとなく見てみる

「……あれ?鏡音さん?」

「ふぇ!?ぐみさんですか!?」

鏡音リン。私の隣のクラスの女の子。頭につけてるウサミミカチューシャが特徴的な子。そういえば、小学校の頃一回だけクラス同じになったっきり、一回もならなかったなぁ。高校一緒なんて……凄いな。
奇跡ともいえる。


ん?でもなんで彼女は私の姿が見えるのだろうか?

「ねぇ……」

ねぇなんで私の姿が見えるか、と言おうとしたけど先に言わされてしまった

「あ……あたしの姿が見えるの!?」

「う……うん!」

なんだろ。なんかあんなに透明人間になって楽しかったのに、少し
ホッとした気持ちになったなぁ。

「何で透明になったか解らないよね。」

今度は私が先に問いかける

「あ、え?!お菓子の食べすぎかと……あたしは思った」

「え!?」

鏡音さん……って面白い子だなぁ。

「いやいや。お菓子食べすぎで透明なるのは流石にないだろ」

ツッコんでみた

「だ……だよねぇ〜」

鏡音さんは「えへへ」
と笑いながらそういった




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