二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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 星使いと天の川 【inzmGO】
日時: 2012/06/10 16:31
名前: 海穹 (ID: fQORg6cj)






どうも。懲りずに連スレをします、海穹です。

今回は、inzmGOの本筋に沿った御話をしようと思っています。随分と前に書いていたもののリテイクでもあります。



駄文ではありますが、頑張りますのでよろしくお願いします。
一応高校生なので、更新は遅いです。ご了承を。
誕生日や記念日などありましたら、お申し付けください。短編を書かせていただきます。


コメントの際は皆様、ネット上のマナーをお守りください。






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ご挨拶 >>000


「天秤座の星使い」

prologue >>06

character >>07


 —episode—

 
1 >>08 2 >>09







お客様









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Re:  星使いと天の川 【inzmGO】 ( No.12 )
日時: 2012/07/02 16:26
名前: 海穹 (ID: fQORg6cj)



「天秤座の星使い」

episode 4





松風天馬ら、新入生三名が入部テストを終え、正式にサッカー部の一員となってから数日。結は相も変わらず監視を続けていた。
屋上から見える春の青い空は、真っ白な雲を含んで、ひどく目に眩しい。
その下で輝くように練習をしているサッカー部員も、同じようにひどく眩しい。


「……今日は図書室だな」

結はそう呟いて、徐にポケットに手を入れた。出てきたのは彼女ご愛用のスマートフォン。青いフォルムのそれを片手に持ち、画面に指を滑らせていく。メールフォルダの一番初め、新着メールを開いて、はぁと溜息をついた。


「何もこんな時に練習試合をしなくてもいいんじゃないか?」

彼女の独り言は、誰に聞かれるでもなく空に吸い込まれるように消えていく。
練習試合、と言うのは、先日決まった雷門中対栄都学園の試合の事だ。この試合を行う、と言うことは新入部員の二人に、フィフスセクターのやり方を伝えると言うことに直結する。松風天馬と西園信助の二人は十二分な危険因子であるため、こんな時期に伝える必要があるのか、とどうしても思ってしまうのである。


「反発したって、するのはあの二人だけだろうがな」

吐き捨てんばかりにそう言った結は、踵を返して屋上を後にした。





    * * *



図書室に踏み入れた瞬間、快適そのものの室温に結は息を吐いた。

「誰もいないのか……」

部屋を粗方見回ってから、最後にカウンターの奥にある図書司書室を覗くが、人っ子ひとりいない。こんなに監視に打ってつけの場所があろうか、と内心ほくそ笑みながら窓際の椅子の背もたれに背を預け、窓の向こうに広がるサッカーグラウンドを視界に収めた。

「……松風、天馬……あと、西園信助……だったな」

新入生らしく、初々しいとも言える動きでパスを受け、ドリブルをする姿。なんとも可愛らしい気がするが、結が彼らに持つ感情のせいか、馬鹿馬鹿しく見えてくる。

うざい、なんて思いつつグラウンドに向けられる視線。と、その視界の端に人が映り込んだ。


「……今日はここで監視ですか」

校則無視の紫の学ランをはおり、こちらに向かって歩いてくるその人は、紛れもなく剣城京介だった。


「屋上は日が眩しい」

目も見ずにそう呟く結に、剣城がらしいですね、と笑う。こういうところは随分と中学生らしい奴だな、と思う。
まあ、実際この前までランドセルを背負ってたんだから、当然だが。


「訊いたか、練習試合のこと」

「さっき、通達が来ました。栄都とらしいですね」

「あそこはこっちのやりかたに順応だ。あいつらが反乱したりしたら過剰に反応しかねん」

「全くです。まあ、あいつら二人で反乱したって、意味はないですよ。他の奴らは何もしませんから」

そう言い切った剣城は肩頬を上げて笑う。その笑いに苛立ちが少し生まれるのは、それが俗に言うドヤ顔、という奴なせいだ。多分。
さっきの中学生らしい姿はどこへやら。もう、IT会社のクーデターを企む副社長に見える。こいつ、本当にこの前までランドセル背負ってたのか?

口から出そうになるその言葉を何とか飲み込む。言えば不機嫌になるのが目に見えているからだ。




「……気になっていたことを訊いていいですか?」

「なんだ、突然」

「初めて会ったときから気になっていたんです」

そんな質問をなぜこの空気でするんだかわからない。今、静かに監視する雰囲気じゃなかったか?
そうは思うが、結局断る明白な理由が見つからず、別にかまわんが、と返す。すると少し嬉しそうに頬を緩める剣城。こういうところはまだ餓鬼だ。本当にあの笑みとこの微笑みの違いは何なんだろうか。


「なんで、あなたはフィフスセクターにいるんですか?」

「……そんなことが気になる理由が分からないんだが。というか、なぜそれを初対面で不思議に思う必要があるんだ」

「あなたの目が、」

そこで、思い出すように置かれた間。その間に剣城が思いだしているのは紛れもなく結と剣城が初めて会った日のことなのだろう。
何となく、結も思い出してみようと思った。




         * * *



「はじめまして、剣城京介と言います」

丁寧なあいさつは少年らしい幼さと、少年らしさが感じられない冷静さを孕んでいた。それを聴いたときに感じたのは、そこにある背中に縋りたくても縋れず、ただただその背中を見つめているだけのような。そんな、そんな表現しか思いつかないような感覚。
随分と老成た餓鬼だな、と思う反面、可哀想な男の子だな、とそう思った。

その相反が、この妙な感覚を生んだのだと、すぐに分かったのだが。



「……如月結だ。よろしくな、剣城」

そう言って肩頬を上げて笑えば、向こうは少し安心したのか微笑んだ。その笑顔は、可愛い少年のそれで。

「剣城君にはシードとして、雷門中に入学してもらいます。如月は一年前、三年間の監視を終えた奴から引き継ぎをし、今雷門中の監視をしてもらっています。彼女の目的はあくまで監視なので、あなたのように直接手を下してもらうことはありませんが、彼女の観察力は他を寄せ付けません。頼りにするといい」

黒木さんはそう言ってその場から去って行った。なんともミステリアスな人だ、そう思った。初めて黒木さんに会った時も不思議な人ではあったが。

「……如月さん」

「……なんだ。何かあるか?質問なら今のうちだぞ。入学してからじゃあ話せるのは朝と放課後の監視の時くらいだ」

「いえ、やっぱりいいです。大体のことは、ちゃんと覚えました」




      * * *





剣城はそう言って礼をすると出て行った。確か、そのはずだ。記憶力はいいから、しっかり覚えている。

この短い会話の間にこいつは何を思ったんだか。こいつもこいつで不思議な奴だ。ミステリアスとまではいかないが。



「……初めて会った時のあなたの目が、すごく印象的だったんです。真っ直ぐで、綺麗で、でも、遠くを見ているみたいで」

こいつの表現はなんでこんなにポエムじみているんだろう。その比喩表現はなんだ。まだ中一なんだし、比喩が分からないならするなと詰りたいが、そうはいかない。気に入った奴と一緒だと、普段喋らない分喋ってしまいそうだから嫌なのだ。


「なんでそう思った結果がフィフスセクターに入った理由に繋がるんだ阿呆」

「そんな目をするようになった理由がそこにある気がしたからです」

「勘でそんな質問をしたのか、お前」

「はい」

言い切った剣城の清々しそうな声に、溜息がこぼれる。呆れた、と言わんばかりに。


「……そのうち教えてやる。まあ、機会があれば、だがな」

結は捨て台詞じみた言葉を剣城に吐いて、本棚のほうに向かって行った。
手に取った本は、剣城の知らない題名のそれで、訊いても何も言ってくれなさそうな彼女のオーラに、少し名残惜しくもその場を後にした。




その後、図書室の中に小さな笑い声が響いたのを剣城は知る由もない。そして、その笑い声の本心も知る由も、同じようにない。







Re:  星使いと天の川 【inzmGO】 ( No.13 )
日時: 2012/07/07 16:21
名前: 海穹 (ID: fQORg6cj)
参照: やっとテスト終了だぜえぇぇぇ!!



今日は報告と言うかなんと言うか!


オリキャラ募集します!!本編に出すオリキャラです!!
とはいっても出せるのはだいぶ先ですが、ちょくちょく伏線みたいな感じで出したいので!!


用紙は早めに上げます。

応募してくださるマジてるみん!な方がいらっしゃるとうれしいです。

よろしくお願いいたします!!

Re:  星使いと天の川 【inzmGO】 ( No.14 )
日時: 2012/07/16 01:31
名前: 海穹 (ID: fQORg6cj)
参照: オリキャラ用紙ですよ!



オリキャラ用紙

今回は前に宣言した通り、オリキャラ募集をいたします。かなり重要な、所謂ラスボス見たいなチームのキャラですので大変重役ですw
皆様のオリキャラお待ちしています。


注意

年齢は13から15まで。
最強設定、過去設定はなしです。

誰誰と恋仲、という設定は申し訳ありませんが認められません。
このチームの性質上、皆ある機関に勤めていることになります。ご了承を。

募集するのは6人です。一人何人でも応募可能です。
先着順、そして条件を満たしているかをこちらで判断し採用、不採用の検討をさせていただきます。

化身使いは募集しません。化身使いという設定であれば、不採用とさせていただきます。

必殺技という欄がありますが、何かあれば書いてください。ない場合は記入しないでください。化身を使った技は不採用です。
ちなみに、一人のキャラにつき必殺技は二つまで。それ以上は出せません。



皆様何卒よろしくお願いいたします!


オリキャラ応募用紙


「代表的な台詞」


   name「/フリガナ」


性別:  年齢:

性格:細かいところまでお書きください
容姿:細かいところまでお書きください

プレー:プレースタイルの特徴、ポジションなどプレーに関わることを細かく書いてください。


備考:過去設定、最強設定、恋仲などは不可。人称はこちらに書いてください。その他あれば。


サンプルボイス

「」
「」
「」


必殺技
「技名」:技の詳細

必殺技は二つまでです。



応募お待ちしています!

Re:  星使いと天の川 【inzmGO】 ( No.15 )
日時: 2012/07/16 07:51
名前: 風風 (ID: DqYpyOBj)  



はーい☆

オリキャラがあるところいつも這い寄る風風ですッ!!

本日は、オリキャラ応募に参りました



「希望に満ち溢れた者が、絶望に堕ちる...楽しそうじゃん」


   name「相沢美波/アイサワ.ミナミ」


性別:男  年齢:15歳

性格:基本、落ち着いて、おっとりとした性格だが、
   時に、非常にドSになることがある。(ドSになるのは、Mを見つけたとき、いらついたとき)
容姿:性別詐欺で、中性的な容姿。
   瞳は、深海のように深い藍色で、大きく丸っこい
   髪は、クリーム色の髪を低い位置でツインテールにしている(蘭丸ぐらい)
   背は倉間ぐらい


プレー:自分の容姿を利用して、相手を混乱させるときがある
    また、FWだが、シュートは、余りうたなく、どちらかと言えば容姿を利用して、
    ボールを前線にまわしている。


備考:普通の性格の時
   一人称→僕 二人称→〇〇君(男) 〇〇さん(女)
   ドSの性格の時
   一人称→俺様 二人称→下僕 犬 きさま
   Mが現れたり、いらついたりすると、ドSになる。
   また、雰囲気が似ているためか、雷門の誇る男の娘キャラたちには妙に優しい

サンプルボイス

「やあ、やっと来たんだ」
「へぇ、下僕がそんなに偉そうに口を挟むんだ。なんだい?そんなに首輪を付けて欲しいのかい?」
「いいかい?僕にとってこの容姿は、道具なんだ。こんなに素敵な道具があるんだから、利用しなちゃもったいないだろ?」


必殺技
「アクアレイド」:ブロック技
         突然、地面から水が沸き上がってきて、ボールを持つ相手をボール以外包み込んでしまう。
         ボールを奪ったあとは、水は瞬時に消える(時と場合により、瞬時に消えなく相手に襲い掛かる場合も)


「水通無(スイツウム」:ドリブル技
         突然豪雨が、目の前相手に襲い掛かり、注意を引く
         その間に自分はドリブルをして抜ける



没、変更可です


妙に長くなりましたw

Re:  星使いと天の川 【inzmGO】 ( No.16 )
日時: 2012/07/25 11:30
名前: 海穹 (ID: u5fsDmis)


風風

オリキャラありがとう!
美波ちゃん可愛い。やばい可愛い。

採用させてもらうね!ホントにありがとう!




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