二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 箱庭の少女
- 日時: 2012/07/01 11:44
- 名前: *momo* (ID: xJyEGrK2)
はじめまして(?)*momo*です。これは、ボーカロイドの「箱庭の少女」を勝手に解釈&ノベライズしたものです。荒しはご遠慮願います。コメントはくださると泣いて喜びます。
「箱庭の少女」 mothy_悪ノP/作をお聴きになることをお勧めします。
本文↓
この部屋の中には、あなたと私だけ。
二人で唄を歌い続けていましょう。
外の世界?そんなもの、知らなくていいわ。
あなたがそれを望むなら……。
- Re: 箱庭の少女 ( No.5 )
- 日時: 2012/07/21 18:51
- 名前: マリン (ID: hRUsQYie)
すごいですね。この後のことかんがえると・・・。
あーーー早く続きが読みたいなぁ。
- Re: 箱庭の少女 ( No.6 )
- 日時: 2012/07/27 19:51
- 名前: *momo* (ID: xJyEGrK2)
マリンさんありがとうございます。遅くなってしまってすみません……。できるだけ早く更新できるように頑張ります!!
- Re: 箱庭の少女 ( No.7 )
- 日時: 2012/07/27 19:55
- 名前: *momo* (ID: xJyEGrK2)
それ以来、父のあの顔は見ていない。私が外の世界について聞くことは、二度と無かったから。外の世界なんて、知らなくていい。あなたがそれを望むなら。ずっとずっと、二人で唄を歌い続けていましょう……。
- Re: 箱庭の少女 ( No.8 )
- 日時: 2012/07/27 21:53
- 名前: *momo* (ID: xJyEGrK2)
「ただいま」
「お帰りなさい」
声をかけると、娘は車椅子を回してこちらを向いた。恐ろしいほどの美貌に、長い緑の綺麗な髪。その優しい声と笑顔。全てが愛しい。
私は無言で娘の髪へと手を伸ばした。二つに分けられた髪は、いつものように耳より十センチほど高い部分で結ばれていた。
「相変わらず綺麗な髪だな」
「ふふふ。ありがとう」
娘から離れ、上着を脱ぐ。とりあえずベッドの上に置いておいた。
「私は風呂に入ってくるよ」
「どうぞ」
私は戸を開け、廊下へと進んだ。
- Re: 箱庭の少女 ( No.9 )
- 日時: 2012/07/28 13:04
- 名前: *momo* (ID: xJyEGrK2)
私は、特に何もしていない。じーっと、ここにいるだけ。それだけで、満足するようになってきた。「面倒くさい」。そんな思いが、どこかにあるからかもしれない。
ふと、声がする。
「クスクス」
「ハハハハ」
「アハハハ」
「アハハハ」
息を潜めるような、小さな声。いや、これは……笑い声?何だろう。外の世界からではないはず。今まで、音が聞こえてきたことは無かったから。では、一体……?
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