二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【inzm】蕾
- 日時: 2012/11/17 18:00
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
初めまして。
ではない人もおはようございます、こんにちは、こんばんは。
まだ一つも完結していない癖に作ろうとしている馬鹿作者こと志保です。
今回もまた性懲りもなく駄作を作っていくと思いますが御承知ください。
※注意事項
・亀更新です。
・パクリ・荒らしはご遠慮ください。
・駄作なのはもともとです。それでも「読んでんやんよ!!」という人は見てやってください。
・もうすでにGOが始まっていますが作者は永遠の初代ファンです。
(勿論GOも見てますがww)
・オリキャラでます。きつい人はどうぞお引き取りください。
以上の事を守って見てくださる海の広さをもった方はどうぞ見てください。
●オリキャラ >>1
○Prologue >>2
001 >>3
002 >>6
003 >>7
004 >>8
《お客様》
イナズマ sama
この小説は作者の想像により構成されています。
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私は知ってしまった。
愛を。
それはとても苦しくて歯痒くて…けど色がついたの。
たとえ貴方の瞳に私が写っていなくても。
私の瞳はいつも貴方を写していたから。
ありがとう______。貴方の事は……忘れない。
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- Re: 【inzm】蕾 ( No.5 )
- 日時: 2012/10/26 22:17
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
イナズマ sama
やったー!!イナズマさんが来てくれたよ、沙羅!!
沙「あぁそうだな、よかったな。」
今回は3人を中心にお話を書いていこうと思ってます^^
個人的にバーンさんとグランさんが好きで出番が多くなりそうなんですが……
もちろんガゼルさんも好きですよ。
沙「3人とも好きなんだな、それでまとめろよ!!」
厳しい突っ込みありがとう。
ここ数日PCが起動せず焦りまくってましたww
- Re: 【inzm】蕾 ( No.6 )
- 日時: 2012/10/26 22:20
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
002
ヒ「それではこれから今月の行事についての話し合いを始めます。」
といってもこれは協議会ではないので不在の委員会は勿論ある。
計画委員会・風紀委員会は勿論強制参加だ。
(運営をする生徒会などもってのほか。)
ヒ「5月は行事が盛りだくさん、ていうのは想定内だよね?」
誰でもわかるだろう。
5月と言えば大きな行事の一つ、『体育祭』があるのだ。
これらを運営・企画をするのは計画委員会と生徒会。
主に計画委員会が組み立て生徒会が手助けをする形なのだが……。
それに加え生徒総会もあるのだ。
今回各委員会で委員長が新しくなりマニフェストも当然変わる。
(マニフェスト:その委員会が掲げる目標に近づくため具体的に行う行動を宣言するようなもの)
それらを全校生徒に承認してもらうために開かなくてはいけない。
晴「あー…九条、月予定表あるか?」
九「は、はいっ!!」
完全に怯えきっている。
それもそうだ。
各委員会で委員長は推薦や立候補で決まるが副委員長は委員長の独断で決めることになっている。
まさか自分が選ばれるとは思っていなかったのだろう。
そしてこの場にいなければいけないという気まずさ。
別に自分たちは暗い雰囲気をだしている気はしてないし沈黙がこの場を制しているわけではない。
けれど彼女にとってはこの場にいること自体が気まずいのだろう。
理由は簡単、彼女以外は2年生なのだ。
風紀委員会は委員長を風介、副委員長を倉掛クララ。
生徒会は会長である俺、基山ヒロトと副会長である八神玲奈。
彼女の所属する計画委員会の委員長は南雲晴矢。
全員もれなく彼女の先輩となる。
同じ立場なら耐えがたい。
九「あ、あの……せ、先輩方のも印刷してきたのですがも、もしよろしければ……」
なんとも気がきく後輩だ。
風「ありがとう。」
ヒ「もらうね。」
- Re: 【inzm】蕾 ( No.7 )
- 日時: 2012/10/30 17:51
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
003
風「次は難題の『体育祭』だな。」
お互いの関係が友人ということでここまでは順調に進むことができた。
遠慮をせず意見が言える仲というのが手助けをしているのだろう。
ヒ「それじゃあ……九条さん、ホワイトボードに内容が決まり次第まとめてくれないかな?」
九「あ、はいっ……」
ヒロトなりの気遣いなのだろう。
これで少しは彼女も書く方に集中し気も紛れるはずだ。
人の事を深く考えての状況判断、誰もが身につけられる事ではない。
それが彼の長所であり油断できないところなのだが……。
ヒ「じゃあとりあえず今日はここまで。晴矢は委員会内で役割とかを割り振っておいてね。風介は準備中の作業場・当日の警備についてよろしく。」
ホワイトボードには今日決まったことで埋め尽くされている。
自分で言うのもなんだがよくここまで決まったものだ。
倉「それでは明日の放課後にでも決めますか?」
風「そうだな、1年生もいることだし早めに決めて損はない。」
相変わらず冷静に先を見てくれる彼女に感謝だ。
晴「九条。説明頼めるか?」
九「え、えぇっ!?こ、困りますよ……;」
すでに頭の容量を超えたのか後輩に頼り始めた友人に少しばかり呆れのため息が出る。
風「彼女が困っているだろう。晴矢、ちゃんとやれ。」
少しでも後押しができれば行動力がある彼は動き出す。
まぁあくまで『後押し』ができればの話なのだが。
玲「それにしても……チラッ」
目線の先を辿れば先程まで役目を果たしていたホワイトボード。
それには沢山の字が書き込まれている。
しかしだからといって書いている内容のまとまりが把握できないわけではなく、とても見やすい。
玲「随分いい後輩を持ったな晴矢。勿体ないくらいだ。」
それも頷ける。
字がお世辞にも綺麗といえない彼には彼女が必須のようだ。
ヒ「そうだよね……九条さん、書記に入らない?」
晴「なに勧誘してんだよ。」
- Re: 【inzm】蕾 ( No.8 )
- 日時: 2012/11/08 20:05
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
004
まったくもって理解できなかった。
小さいころから引っ込み思案で周りに振り回されいてた私がなぜこうなったのか。
少し変わろうと思っただけだった。
まさか委員会に入ったところで副委員長になろうとは1mmも思っていなかったし選ばれるとも思っていなかったのだ。
けれどこれはどういうことだろうか。
周りには先輩がおり自分は浮いているような気がしてたまらない。
やっと会議が終わった所でどっと疲れが出てしまった。
これではこの先が思いやられる……
晴「それにしても随分綺麗な字だな。書道でもやってんのか?」
九「め、滅相もありません。昔から机へ向かうのが好きで……」
外で遊ぶのが苦手な自分にとって自分の机の上で何かやるのは一番心が落ち着いていたのをよく覚えている。
まぁこの歳になってはたまに億劫になるのが勿論なのだが。
ヒ「晴矢とは真逆だねww」
風「いい刺激になるかもな。」
言っている意味が上手く理解できず隣にいる人物を見ると打ちのめされたかのように机へ突っ伏している。
晴「見習わなきゃ、か……」
九「な、何がですか?」
「何でもない。」と言われれば追求できず周りの先輩が笑っているのを見守るしかなかった。
そしてこれだ。
よくあると思うあれが今この場を制している。
【沈黙】
現在は会議も無事終わり南雲先輩と今後のことについての打ち合わせのため空き教室に向かっているわけだが……
先輩と後輩という仲でそうそう続く話題などあるとは思えない。
部活が一緒ならまだしもまってくもっての文化っ子の私にはサッカー部など無縁なのだ。
九「(どうしよう、どうしよう……話すべき!?で、でもそれで余計気まずい雰囲気になったら……)」
一人頭の中で葛藤していると自分の上から声が聞こえた。
晴「……悪いな、勝手決めて。」
九「な、何がですか?」
南雲先輩は少し俯き加減でボソボソと謝罪した。
謝られるようなことがあっただろうか?
むしろ自分が謝らなければいけない気がしてくる。
晴「ほ、ほら。副委員長を決めるとき……」
バツが悪そうに頭を掻く。
「勝手に決めて」とはそういう意味か。
けれどそもそも副委員長を決める権利は委員長にあり別に先輩が気にするようなことなどありもしない。
九「そ、そんな……謝らないで、ください。」
これは場を取り繕う為に言っているわけではなく本心だ。
九「私、自分から何かやることがなかなかできなくて……き、きっと先輩が副委員長に指名してくれなかったら何もできないまま終わってしまっていたというか……だ、だから最初は驚いたんですけど!!今はそうでもないというか……む、むしろチャンス……なんじゃないかなって……」
相手の顔を窺ってみると予想外の返答だったのか目を丸くしていた。
そしてワンテンポ遅れて今自分が言った言葉を心で復唱し一気に顔が火照る。
九「あ、ああ……い、いいい今のは忘れて下さい!!」
- Re: 【inzm】蕾 ( No.9 )
- 日時: 2012/11/17 18:03
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
005
九「す、すいません……出すぎたことを言ってしまって……」
目の前の後輩は顔を真っ赤にしながらなぜか頭を下して謝罪している。
さっきまでは自分が謝っていたはずじゃ……
九「(どうしよう……先輩黙ったままだよ……)」
なんで謝られているからいまいち分からないが九条が思っていることが手に取るようにわかった。
そうだよな、謝ってるのに沈黙をきめこまれちゃ余計不安になるよな;
ガシガシ
いや、俺何やってんだ。
なんで園の奴らを励ますときみたいなノリで頭をガシガシやってんの!?
九「ビクッ……」
完全にビビってるよな!?
晴「あ、えーと……それじゃお互い様ってことで。改めて……これから
よろしくな、九条副委員長。ニカッ」
九「え、あ……よ、よろしくお願いします!!」
こんだけ緊張されるとどうも笑いが込み上げてくる。
後輩ってこんなにも可愛いもんなんだな。
周りの年下っていうと緑川ぐらいだから可愛いなんて思ったことなかったけど←
頭を撫でられたに手を置き頬を染めた。
自分から人に近づく事が性格上できないため友達……自分で言うのも悲しくなるのだが多いほうではなかった。
勿論数少ない友達も少し距離がある。
だからこうやってなんの壁もなしに話してくれたのはこの人が初めてなのかもしれない。
九「フフッ……////」
嬉しくて思わず笑ってしまった。
晴「お、俺なんか変な事言ったか!?」
いきなり笑いだしたので驚いたので慌てて振り向く先輩にこっそり心の中でお礼を言った。
九「何でもありません。」
晴「余計気になるって……」
それでも深く追求してこない。
それは遠慮からくるものではないのだろう。
少し不安だったけど、なんとかなる気がしてしまうのは気のせいだろうか?
校庭では生徒の活気あふれる声が響き渡っている。
夕暮れの赤い光は2人を包んで影を落としていった。
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