二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【ソニック】チャオアドベンチャー
- 日時: 2009/10/08 15:18
- 名前: 緋那乃 (ID: xYsyTAw0)
- 参照: http://www.tyao.adobentya/sonikku/hinano
初めまして 緋那乃[ひなの]といいます。
初投稿です。
こういうものは初めてなので、下手だとは思いますが、よろしくお願いします。
ていうか皆さんソニックとかあんまり知らないですよね・・・
しかも、もし知ってる人がいたとしてもチャオなんて知らないと思うので!
まず、私の小説でのチャオという生物について説明したいと思います。(ちなみに本物のゲームとは違う設定です)
チャオ:人工生命体。人間と同じように生活している
猫くらいの大きさの生き物。
武器や魔法を使える。
ちなみにソニックたちは出ません;
・・・こんな感じです。上手く説明できて無くてすみません;
話の割合的には 戦闘3、冒険3、恋愛4、です。
登場人物はすべてオリキャラと考えていいです。
なんか前書き長くなってしまいましたね・・・;
それでは早速登場人物の説明から、後から増えていきます。とりあえず主人公などから行きます
チャイス:主人公。15歳 トレジャーハンター 男
気さくで正義感が強い。金目の物には目が無い。
武器は剣。
チャクナ:14歳 草魔道士 女
気弱で少し対人恐怖症ぎみ。予言ができる
武器は草魔法。
チャイ:15歳 槍使い 女
気が強く地獄耳。チャイスと幼なじみ
他人の恋話が大好き
武器は槍
こんなところです。
追加です!
チャナ:13歳 シスター 女
活発でわがまま。エルミール教会のシスター
杖で傷を癒すことができる
チャウス:15歳 氷魔道士 男
真面目な性格。暑いのは苦手。
武器は氷魔法
さらに追加です!
チャコル:16歳 幻術士 男
無口。人と関わりたがらない
妹には逆らえない
武器は幻術と炎魔法(まだあるかも)
チャコロ:14歳 幻術士 女
おとなしい性格。兄想い
チャコルの妹
武器は幻術
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- Re: 【ソニック】チャオアドベンチャー ( No.43 )
- 日時: 2009/10/08 16:23
- 名前: 百合 (ID: memccPfd)
チャー「ねー、イルフェリってなに〜?」
ココナッツ「イスが説明してたでしょ〜」
お ココもイスっていった;;
ココナッツ「あっ!?」
チャー「イス・・・あ、いいやすいかも・・・」
キラキラ「チャー・・・ココ・・・?」
↑こわい笑みをうかべる。
チャー&ココ「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!!!
ごめんなさいぃぃぃ」
キラキラ・・・つよ;;
キラキラ「作者・・・あんたもよ!!」
へっ!?
ギャアアアァァァァアァアァァ・・・
※作者が気絶したのでここで終了します。
- Re: 【ソニック】チャオアドベンチャー ( No.44 )
- 日時: 2009/10/10 21:10
- 名前: 緋那乃 (ID: xYsyTAw0)
- 参照: http://www.tyao.adobentya/sonikku/hinano
わぁ!百合っしっかりぃっ!;
チャイス『俺の呼び方一つでこんな惨劇に・・・;』
もういっそのことイスって改名しちゃおっか?
チャイス『それは嫌・・・じゃ、第十話どうぞ!』
◆第十話◆ 闘技大会
『さてと、ここの洞窟のようね』
イルフェリを求めて洞窟へやってきた四人
チャイスは思いっきりふてくされている
『探しても無駄だって』
『はいはい、じゃ、行くよ』
洞窟の中に入ってみると、どこかじめじめしていて居心地が悪い
『にぎゃっ!』
ずてっ、とチャナがこける。薄暗くて足下が良く見えないため石に躓いてしまったようだ
『いったぁい!んもう、良く見えないよぉっ』
『そうですね・・・これではイルフェリがあったとしても見つけにくいかもしれません』
『ほらな、だから言っただろ?』
皆が探している中、チャイス一人だけ腕を組んで座っている。始めからあきらめモード全開だ
『ちょっとチャイス!あんたも少しは・・・ん?』
何かを察知したチャイが洞窟の奥の方に耳を傾けている
『どうしたんですか・・・?』
チャイは黙って何かを聞いている
[・・・だ・・じゅ・・かい・・・・と・ぎ大会・・・・ゆ・・・賞品・・イルフェリ・・]
『?』
チャクナが耳を澄ませても何も聞こえない
『ねえっ!ちょっと聞いた!?』
『え?何が?』
皆には聞こえていないようだ。さすが地獄耳チャイ、といったところだろうか
『だから!この洞窟の奥の闘技場で闘技大会が行われるらしいんだけど、その優勝賞品がイルフェリだっていう話!』
『へ!?』
チャイスが素っ頓狂な声を上げる
『やったあ!探さなくてすむじゃん!!』
チャナやみんながそれぞれ喜びの声を上げている
『っつかこんなとこに闘技場なんてあんのかよ?』
チャイスは上手くいきすぎていて納得がいかないようだ
『まったく疑り深いわねあんたは、行ってみれば分かるでしょ!』
というと、さっさと走っていってしまうチャイ。その後ろを二人が付いていく
『あっ、おいっ!!』
チャイスは慌てて洞窟の奥へと走り出した
[さあ!始まりました、第14回イルフェリ闘技大会!今年の優勝賞品はその名の通りイルフェリです!さぁ!今年の優勝は誰の手に!?]
洞窟を進んでいくと一際明るく、本当に洞窟内なのかと疑ってしまう程の広さの空間が広がっていた。観客は千人以上といったところだろうか
・・・洞窟内なのにどうやって電気を通しているのだろうというつっこみはしないでおこう
『うわ・・・すっげぇな・・・!!』
あまりの賑やかさに息をのむチャイス
『丁度始まる所みたいですね』
『どうするチャイス?』
『決まってんだろ!』
さっきまでうなだれていたチャイスが何かを取り戻したかのようにひょいっと人混みをすり抜けて司会者の方へ
『はいはーい!!俺ら四人も参加しまーす!!』
人混みの中で精一杯手を振ってアピールするチャイス
[飛び入り参加ですね?分かりました。それでは選手待機室へ移動して下さい]
と、一名、ある事に気づいた
『ん?四人って・・・あたしも入ってんの!?』
チャナが言う
『あったり前だろ』
『えぇえ!?無理だよあたし!杖しか持ってないし!戦えないし!!』
チャナが焦って言う。教会でシスターをやっていたのだから、さすがに戦った事は生まれてこの方やった事が無いのだろう
『しょうがないだろ、何かノリで四人って言っちゃったんだし。大丈夫だって!お前なら杖振り回してりゃ勝てるって!』
かるーく言ってのけるチャイス
『ノリって何よ!?てゆーか無理だって!!痛いのやだぁ!!』
『おら文句言うな行くぞ!』
さっきまで文句を言っていたのはどっちだ、と言ってやりたかったチャナだった
[それでは早速第一回戦を行いたいと思います!記念すべき第一回戦の選手は・・・チャルグ・グランデ対、チャイス・アナローグ!!]
『おっ!早速俺からか!』
チャイスはすぐさま柵を軽々と乗り越え、やる気満々だ
『チャイスー!頑張れー!!』
『おうっ!まかせとけっ!!』
《さ〜て、相手は、っと・・・!?》
闘技場の中央、チャイスにとって嫌になるほど見覚えがある顔が・・・
『ん?あー!!お前は!!』
向こうから声がかかってくる
『チャイス!!』『チャルグ!?』
お互いに驚きの声を上げる。二人はトレジャーハンターのライバル同士だ
『もしかしてお前もイルフェリ目当てか!?』
『あったりまえだろ?ま、残念だったなチャイス、お前は一回戦敗退決定だぜ、うわ、ダッセ!』
『ふん、余裕な事言ってられるのも今のうちだけだぜ、135戦中135引き分けの決着、付けさせてもらうぞ!』
チャイスは剣を構える。と同時にチャルグは拳を構えた
『あんたらどんだけ勝負してんのよ!?』
というチャイのツッコミは置いておこう
[それでは第一回戦、勝負開始!!]
『はぁっ!!』
チャルグの先制攻撃。しかしチャイスは軽々とかわし、縦に剣を振りかぶる
『させるかっ!真剣白刃ど』
と言い出したのを聞いて、とっさにチャイスが剣を横振りに変える
『なぁっ!?』
言うまでもなく、剣はチャルグの横腹にあたる
『だいたい、自分の作戦口に出すからいけないんだろ』
『なっ・・・!いっ今のはお前にハンデをやってやっただけなんだからなっ!!』
明らかに焦っているチャルグ
『なぁんだ、チャイスの相手・・・チャルグだっけ?あいつ言うわりには馬鹿じゃない。チャイスなら楽勝ね』
『もちろんです!チャイス様はお強いですから!』
チャイスの事だけはよく反応するチャクナ
が、その時だった
『もう手加減は無しだぞチャイス!!』
素早く間合いを詰めたチャルグは目にもとまらぬ早さで拳を連打する
『!?・・・くっ・・・!』
チャイスは何とか剣で受け止めているが、剣越しに衝撃が響いてくるので押さえるのがやっとだ
『っらぁっ!!』
ガキィン!!
『ぁぐっ・・・!!』
チャルグの力を込めた一発で剣ごと後ろにとばされ、壁に激突する
『チャイス様!!』
チャクナが思わず声を上げる
『あ・・・アホなんだか強いんだか・・・よくわかんない奴』
チャイが呆れながらもある意味尊敬する
『さぁて、そろそろ終わりにしようぜチャイス?』
チャルグは拳を地に向け、力を溜め始める
『・・・・っ』
チャイスはさっきの衝撃で身動きが取れていない
『はああああぁっ!!』
チャルグの拳から地を這う衝撃波が放たれる
『っ!・・・チャイス様ぁっ!!』
◆第十話◆ 終
チャイス『え!?おい緋那乃!!俺どうなんの!?』
はいはい、それは次回のお楽しみぃ〜
- Re: 【ソニック】チャオアドベンチャー ( No.45 )
- 日時: 2009/10/12 14:07
- 名前: 百合 (ID: memccPfd)
改名しちゃえ!イス!
チャー「そのほーがいいやすいしー」
ココナッツ「かーいめい♪ かーいめいっ♪」
キラキラ「・・・どうやらおしおきがたりないみたいね?」
チャー&ココ「いゃっ・・・さ、作者に脅されて!!」
えぇっ!? いや、ちが・・・
ギロッッ
ぎゃああああぁぁぁぁああぁぁぁ・・・
キラキラ「あんたらもよ!作者に脅すなんてこと
できるハズないじゃない!!」
チャー&ココ「えーっ!?うそおおおぉぉぉぉぉ・・・」
ちょ・・・キラキラ・・・
できるはずないって・・・どういう・・・
ガクッ
キラキラ「・・・さ、ガンバってね、緋那乃サン♪」
- Re: 【ソニック】チャオアドベンチャー ( No.46 )
- 日時: 2009/10/12 18:43
- 名前: 緋那乃 (ID: xYsyTAw0)
- 参照: http://www.tyao.adobentya/sonikku/hinano
はぁい!がんばりますよキラキラちゃん!!
チャイス『やっぱ俺改名した方が良いのかぁ!?』
はいはい、それでは十一話どうぞ〜
◆第十一話◆ トーナメント戦
ドオンッ!!
辺りに砂煙が舞い上がる
『勝負あったな、俺の勝ちだチャイス』
砂煙が晴れる。が、そこにチャイスの姿は無かった
『雷光・・・!』
『なっ!?』
チャルグが気が付いた頃には既にチャイスは背後に回り込んでいた
『はぁっ!!』
ザンッッ!
後ろから攻撃されたチャルグは防ぐ術もなくその場に倒れた
『俺の得意技、忘れたとは言わせないぜ』
”雷光”とは光の速さで移動し、相手を斬りつける技。
チャイスはぎりぎりのところで雷光を発動させ、衝撃波をかわした様だ
『・・・雷光・・・か・・ふん、今回は・・負けを認めてやる・・』
チャルグの体から力が抜ける
[勝者、チャイス・アナローグ!!]
観客の歓声と共に戻って来たチャイス
『勝ってきたぜ!』
控え室の扉をばんっ、と開けて入り、言う
『まったく!一回戦目からひやひやさせないでよね!』
チャイスが入ると四人が声をかけに来る
『チャイス様っ、お怪我はありませんか?』
といわれて”ぎくっ”っとするチャイス
『あ、あぁ、全然っ、大丈夫大丈夫!』
背中を見せないように壁の方へ後ずさりをする
壁にぶつけて傷を負っていたチャイスだったが、
《あんまり心配させたくねぇしな・・・》
という事もあり、たいした傷でもないので隠すことにする
が、後ずさりしすぎて・・・
『あ゛っづ!!』
壁が背中に当たってしまった
激痛で思わず声が出る。予想以上の痛さにそのまま床にしゃがみ込んでしまった
『チャイス様!?』
さすがに気づいた三人が駆け寄る
『だっ・・・大丈夫だって・・』
『いいから背中診せなっ!』
チャイがぐっと引っ張り背中を見る
『ちょっ・・・!あんた血出てるわよ!?』
その言葉を聞いて驚いた。自分でも正直そこまでの傷だとは思ってなかった
『はいはい、よけてよけて〜こういう事はあたしにまっかせっなさ〜い♪』
チャナが短めで赤いリングが付いた杖を取り出す
『いっくよ〜・・・ヒールっ!!』
杖が青白く光る。すると、いつの間にか傷は治っていた
『へぇ、さっすがシスターだな』
『さっすがシスターだな、じゃないでしょこの馬鹿!!』
ばしっとチャイスの背中をたたいて言うチャイ
『って!馬鹿はどっちだよ、治ったばっかなんだぞ!?』
『こんなひどい傷、あたしたちに隠そうとする方が馬鹿でしょ!!たいした傷じゃ無いと思ってもちゃんと言いなさいっ!・・・心配するじゃない・・・』
『そうですよっ・・・!』
『まぁ、あたしに頼めばいつでも治してあげなくもないよ?』
思いもよらない言葉に目を丸くするチャイス
『・・・あぁ、すまねぇ』
四人の絆が深まったような気がした
[それでは、第二回戦に移りたいと思います。次の対戦者は、チャクナ・エゾワージュ対、ディルグ・ソウル!]
『わっ・・・私ですかぁ・・・?』
チャクナが自信無さそうな声で言う
そういえば今まで一回もチャクナが戦っている所を見たことがない
心配になったチャイスが声をかける
『大丈夫か?戦えなかったら俺が代わりに・・・』
『あっ!・・・大丈夫です・・・一応・・・』
と言うと、チャクナはふらふらと対戦場へ向かう
見た目からして華奢なチャクナ。戦っている姿は想像できない
『大丈夫かしら・・・』
『・・・・・;』
黙るしかないチャイスだった
チャクナが対戦場へ入ると、赤と黒、といういかにも強そうな大剣を持った男が立っていた
それを見たチャイが思わず
『あ〜・・・これは・・・』
と、言葉を漏らす
『チャクナ〜っ!無理だと思ったらすぐ戻って来いよ〜っ!!』
心配になったチャイスが叫ぶ
『あ・・・あの・・・お手柔らかにお願いしますね・・・』
『あ、あぁ・・・;』
対戦相手も戸惑う始末。本当に大丈夫なのだろうか
[それでは第二回戦、勝負開始!!]
『お先にどうぞ』
華奢なチャクナを見て勝てると確信した相手は先攻を譲る
『え、あ、はい・・・それでは・・・』
チャクナは自分の身長と同じくらいの高さがある緑色の杖を出した
『行きます・・・リーフ・・・!』
チャクナが呪文を唱えるとチャクナの周りに木の葉が舞い始める
『草魔法!!』
『へぇ〜、チャクナって草魔道士だったのか!』
チャイスが驚く
『まぁ、あの華奢な体で斧とか振り回されても困るしね』
チャイの言葉を聞いて想像してしまったチャイスは思わず吹き出してしまった
そんな話をしている間に、完全に油断していた相手はチャクナの出した魔力のこもった木の葉に囲まれて身動きが取れなくなっていた
『わぁ・・・チャクナちゃんすごい・・あたしより魔力強いよ』
チャナが感心したように言う
『何で分かるのよ?』
『だってあの木の葉をちゃんと自由に操ってんだもん』
『それって普通の事じゃないのか?』
『普通じゃできないよあんなこと、だってあの魔法、普通は真っ直ぐにしか飛ばないはずだもん』
意外と魔道に詳しいチャナ。さすがシスターだ
『ブレイクっ!!』
チャクナのかけ声と共に相手の周りに集まっていた木の葉が一斉に斬りかかる
『うっ・・・!』
かわす術を失った相手は無数の切り傷を負う
『くそっ、このままじゃやられるっ・・・!』
チャクナの力を思い知らされた相手はチャクナに向かって大剣を振る。が
すっ
チャクナが消えた
『なっ・・・!どこに・・・』
チャクナは後ろにいた
『弱葉!!』
『後ろっ!?』
気づいたのと同時にチャクナの一撃が決まった
『っ・・・・く・・・そっ・・・!』
[勝者、チャクナ・エゾワージュ!!]
『うわ、勝っちゃった!』
チャイが驚いたように言う
『あっ・・・!すみませんっ、大丈夫ですかっ!?』
チャクナが倒れた対戦相手の方へ駆け寄り、頭を抱える
『あ、あぁ、・・・強いんだなお前・・・』
その光景を見たチャイス
イラッ
《・・・んっ???》
今まで感じたことのない感情におそわれるチャイス
《何か・・・妙にイライラする・・・?》
無意識に不機嫌なまなざしを向けているチャイス
それを気付かずにスルーするわけがない・・・約一名が
『あら、チャイス。もしかして焼き餅焼いてんの?』
『へ?』
ニヤニヤしながら言うチャイ
『焼き餅?誰に?』
『決まってるじゃない。チャクナちゃんによ』
『・・・?、そうなのか?』
すっとぼけた返答
『はぁ、あんたって本当に鈍感というか天然というか・・・』
呆れるしかないチャイだった
[それでは第三回戦の出場選手の発表をします。前年の優勝者、チャコル・イルナーガ対、チャナ・フリーズ!]
『ゆっ・・・優勝者ぁ!?』
チャナが悲痛の声を上げる
『無理だよぉ、絶対無理ぃ』
『おら、情けないこと言ってないでさっさと行け!』
『ちょっと!チャクナちゃんの時と態度違く無い!?』
文句を言いながらも渋々対戦場に立つ
目の前には前年の優勝者というチャコロという少年が殺意むき出しで立っている
『絶対無』[それでは第三回戦、勝負開始!!]
◆第十一話◆ 終
チャナ『ギャーッ!無理って言おうとしたら勝手に始められたぁ!!』
どんまい☆
チャナ『うわ、作者ムカツク!!』
- Re: 【ソニック】チャオアドベンチャー ( No.47 )
- 日時: 2009/10/13 18:52
- 名前: 緋那乃 (ID: xYsyTAw0)
- 参照: http://www.tyao.adobentya/sonikku/hinano
あぁ・・・ついに休みが終わってしまったorz
それでもめげずに頑張ります!!それでh・・・
チャイス『それじゃ、第十二話どうぞ!!』
あぁ!!?イスに台詞取られた!!
◆第十二話◆ 対炎・水
『ひいいいいぃっ!!』
対戦場中央。そこでは第三回戦という名の鬼ごっこが繰り広げられていた
『・・・・』
追尾系の炎魔法”フィラ”を放ったチャコルは炎から必死に逃げるチャナの様子を呆れた様子で見ている
『戦う気がないなら降伏しろ』
逃げるだけで全く向かってこないチャナを攻撃するのはさすがに気が引けるのか、チャコルは淡々とした口調で言う
『したいのは山々なんだけどぉっ』
炎から逃げながら必死でチャナはチャイの方を向いて何かを訴えている。すると
『・・・・あぁ』
チャナの必死の合図でチャナが何を言いたいのか理解するチャコル。
まぁあのチャイから発している”自分だけ楽するなちゃんと戦え”オーラは誰が見ても分かることだろう
『しょうがない・・・か』
と言うと、チャコルは懐からサングラスを取り出し、掛ける
その瞬間、一瞬暗くなったかと思うと、チャナの周りには空。いつの間にかとてつもなく高い場所に一人取り残されていた
『ふぇ・・・!?』
少しでも動けば落下しかねないという狭い足場での恐怖に腰が抜けてしまったチャナは、その場にすとんっ、と座り込んでしまった
『あいつ、何地面に座りこんでんだ?』
『・・・さぁ、何かすごく驚いたような顔してるけど・・・』
と、二人が言う。
そう。二人だけでなく、チャクナや観客全員には、チャナはただ平地に座り込んでいるようにしか見えないのだ
それもそのはず、チャコロはチャナに幻術を掛けていた。幻術はその対象の人物にしか効かないためにこういう事が起こる
『・・・そのまま気絶する振りでもしていろ』
『え・・・』
と言うと、チャコルはサングラスを外し、炎でチャナを囲む
チャナは言われたとおりにその場にうつぶせになる
炎はチャナの服を少し焦がしたくらいで消えた
『・・・これで良いだろ。審判、コール。』
チャコルに睨まれ・・・いや、本人にはそのつもりはないのだが生まれつき目つきが悪いため、睨まれたと勘違いされてしまう事が多い。
この審判も睨まれたと勘違いし、恐怖に声を詰まらせる
[あ・・・はい!すいません!、勝者、チャコル・イルナーガ!!]
『おら、立て。』
ぶっきらぼうに言うと、チャナの手を取り引っ張り上げる。どうやら立たせてくれたようだ
『あ、ありがとう・・・』
チャナを立たせる終わると、丈の長い半袖のコートを前で開いたような服の裾を翻し、控え室の方へ去っていった
『あいつ怖いけど良い奴じゃん』
人は見かけによらないなぁ、と思うチャナだった
[それでは第四回戦の対戦者を発表します!対戦者は、チャイ・スピナー対、フィアナ・アルルク!!]
『おっ、やっと出番ね』
チャイが待ってましたと言わんばかりに立ち上がる
『頑張ってくださいねチャイさん』
『ま、チャナみたいにはならないわよ』
チャナに意地の悪いことを言ってから対戦場に走っていくチャイ
『ちょっとぉ!それどーいう意味!?あたしだって死ぬ思いだったんだからぁ!!』
チャナの叫びはチャイに伝わる前に逃げられてしまった
対戦場へ着くと、もうそこには対戦者が立っていた。
『対戦、よろしくお願いしますね!』
対戦相手・・フィアナが声を掛けてくる。とても明るく、顔も整っていてかわいい
『・・・・へぇ〜・・』
《背ぇたけぇな・・・外国人か・・・?》
女なのに背が高いフィアナを見て、珍しげな目で見ていたチャイスだったが、
ぎゅうっ
『い゛っ!?』
突然自分の尻尾に違和感を感じたチャイスがふと横を見ると・・・
『・・・・チャクナ?』
チャクナが無言でチャイスの長い尻尾を握り締めていた
どうやら自分よりかわいいと思うフィアナをチャイスがじっと見ているため嫉妬しているのだろう
《・・・え、お・・・怒ってる!?》
何となく出ている怒りのオーラに尻込みをしながら、何で怒ってるのか全く分からないチャイスだった
・・・遠目で見ながらもチャイのレーダーはそれを察知する
『まったく。チャイスったらほんっと馬鹿ねぇ』
というかここから結構距離があるのに分かるってどんだけすごいんだよそのレーダー
『あら、ありがと♪』
いや、褒めてないから
[それでは第四回戦、勝負開始!!]
だんっ!
チャイが戦闘開始の合図と共に跳び出す
『やぁっ!!』
チャイの槍がフィアナの体を貫く、が
『えっ、水っ!?』
フィアナだと思い込んだ水は、ばしゃっと言う音と共に地面に吸い込まれていった
『答えよ!聖なる宝石アクアマリン!!』
チャイの背後からフィアナが呪文を唱えると、岩のような大きさで海のように青く澄んだ宝石が中央に現れた。その宝石からものすごい勢いで水があふれ出し、みるみるうちに対戦場は足が完全につかってしまうくらい水が溜まってしまった
『きゃっ!?な・・何っ・・・これ・・・っ!』
その水から触手のような物が伸び、チャイの動きを完全に止めてしまう
『・・・ウォータースプリング!』
突如、水面から無数の水の球が浮き出てくる
『上級魔法を二回連続で・・・嘘でしょっ!?』
体には水の触手。周りには水の球体。・・・完全に逃げ場を失ったチャイ
そして
『オブセシオ!!』
『チャイっ!!』
フィアナの詠唱と共に、無数の球体から幾つもの鋭い水の針が飛び出す
ザクッ!!・・・・
生々しい音が闘技場に響き渡る
『っ・・・・!!』
それを聞いた三人は思わず目を反らしてしまう
『終わりね』
完全に勝利を確信したフィアナがチャイに背を向ける
が、その刹那
『っ!?』
◆第十二話◆ 終
チャイス『お前までイスって呼ぶなぁ!!』
だってみんな呼んでるから呼んでみたくなったんだもん☆
チャイス『・・・だんだん調子に乗ってきたなこいつ・・・;』
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