二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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青年ルークと新たなる冒険(リレー小説)
日時: 2010/02/28 20:34
名前: シャルロッテ・グランロッシュ (ID: qZXNCSUo)

レイトン教授とルークが別れてから6年後、霧深いロンドンの海に、一艘の船がやってきた。「懐かしいなぁ、ロンドン…」それはルークの乗った船だった。
霧が晴れて、ビッグ・ペンの時計台が見えたとき、ルークは懐かしさに胸がしくしくと痛み、何だか泣きたいような気分になった。「僕も入学するのか、先生が教えている、グレッセンヘラーカレッジに…」
そう、ルークは現在19歳。これから、レイトン教授が教鞭をとっているグレッセンヘラーカレッジで大学生活を送るために単身ロンドンに帰ってきたのだ。

だが、このとき、ルークはまだ知らなかった。これからは自分が、仲間と共にに謎解きの大冒険に出発することになるなんて…
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プロローグは以上です。皆さん、ふるってご参加ください。よろしくお願いします!

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Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.7 )
日時: 2010/03/02 20:47
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)

第1章の続き

船乗り場を出発してから約30分後・・・

ロンドン市内にあるウエストミンスター(街)

やっとの思いでウエストミンスターに着いた僕はケイティの家があることを思い出していたのだった。

「確か、この辺のはずだったな・・・」

そう言って呟いた瞬間、不意に向こうから聞き覚えのある声がした。

「あーっ!ルークじゃないの!!」

その声・・・何だか懐かしいような気がしてならない。もしかして・・・

そう思った瞬間、すぐに振り返ると・・・見覚えのある女性が僕を見つめていたのだった。

「け、ケイティか・・・?」

そう言いながら呟いた瞬間、ケイティは僕を見て大喜びしながら駆け寄ってきた。

「お帰り、ルーク!久しぶりね」
「・・・ただいま。ケイティ・・・本当に久しぶりだな」

僕は明るく元気そうに笑顔を見せた。それに対し、ケイティもコクッと頷いた。

Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.8 )
日時: 2010/03/03 23:01
名前: シャルロッテ・グランロッシュ (ID: qZXNCSUo)

「ああ、ケイティ、元気そうで良かったよ」
「ルークこそ、たくましくなったじゃない」
「ああ、そうだ、みんなどうしてる? アイリスとかジェイコブズとかパーシーとか…」僕は思い出せる友人の名を挙げた。
「ジェイコブズは消防士、アイリスはポップアートの画家、パーシーは天文学者をやっているわ。他のみんなは…わからない。でもきっと元気よ」
ケイティはちょっとさみしそうな顔をして遠くを見る目つきになった。「ケイティはこれからどうするの?」僕は再び湧き上がってきた切ないノスタルジアの気持ちを振り払うように尋ねた。
「大学に入るのよ。グレッセンヘラーカレッジ」
「僕と同じ大学じゃないか!」

入学式が済んだ後、僕はレイトン教授の研究室に行った。「さすがに増えてますね、物が…」僕は先生の部屋にあるものを、懐かしいような苦笑いしたいような気持ちで見つめた。
「それにしても、また君と再会できるなんて嬉しいよ」先生の口調は変わらない。僕は今日から先生の助手になって、授業の傍ら、以前より本格的に先生のお手伝いをするんだ。

そして、大学生活にも慣れてきたある日のこと。
「ロンドン大空襲では、国内の死者は6万人にも達し…」歴史の授業を受けているうちに眠くなってしまった。うとうとしていると、不意に目の前に14歳くらいの女の子が現れた。「助けて…!」「えっ!?」「お願い、助けて…! 1941年のロンドンで大変な事件が起きているの」「助けるったって1941年にいる君を、僕がどうやって助けるんだよ!?」「ロンドン戦争博物館に来て…!」悲しそうな女の子の姿が揺らぎ、そのまま遠ざかっていく。「待って、君は…」

【あ…り…す…】消えかけている彼女の口がそう動いて見えた。
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ちょっと長くなってしまいましたがここまでです。続きをどうぞ。

Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.9 )
日時: 2010/03/04 08:13
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)

おおお!なんか良い展開♪

よし、続きは私に任せて!

夜に更新します。

Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.10 )
日時: 2010/03/04 10:42
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)

・・・親がいないうちにさっさと更新しちゃいます!

第1章の続き

授業終了 10分前・・・

「・・・−ク、ルーク・・・」

自分を優しく揺り起こす聞き覚えのある声がした。その同時に僕はうーん・・・と唸り声を出しながら、眠そうにゆっくり目を開けた。

「・・・あ、あぁ・・・?」
「ルーク、大丈夫?」

隣の席に座っていたケイティは僕を見て心配そうに顔を覗いた。

どうやら、いつの間にか熟睡してしまったらしい・・・でも、あの時に見た不思議な夢・・・それはいったい、何を意味しているのか理解できない。

「そういえば、あんた・・・少し寝言を呟いていたような気がするけどさ」

ケイティが僕を見て思い出したのか、すぐに話しかけた。僕が寝言を呟いていた・・・?

「なんて言ってたか覚えてない?」
「ええと、あんたがうとうとしている時だったかなぁ・・・どうやら、夢を見ているかのような感じで、1941年か何とか・・・」

ケイティはうーん・・・と唸って考えながら呟いた後、やっと思い出したらしい。

「ああ、思い出した!【助けるったって1941年にいる君を、僕がどうやって助けるんだよ!?】って・・・」

そういや、そんなこと言ったような覚えがあるなぁ・・・でも、それはいったい、どういうことだろう?

Re: 青年ルークと新たなる冒険(リレー小説) ( No.11 )
日時: 2010/03/04 12:36
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)

続けて書きます。

それにうとうとしながら聞いていたその時、誰かが現れたような感じ・・・まさにリアルだった。

「ああ、なんかリアルっぽくて・・・その直前にその子が何か名前を言ったような覚えが・・・」

僕は腕を組みながら呟いた。

「なんて言ってたの?」

ケイティが思い出したかのようにして答えた。

「うーん・・・【あ・・・り・・・す・・・】だったような気がする」

僕は思わず、ケイティを見て答えながら呟いた。それに対し、彼女はああ・・・と言いかけて答えた。

「なるほどね・・・これは何かありそうなんじゃないの?」

確かにそう言われてみれば・・・僕もまったく同感だった。しかもリアルっぽい夢だったなぁ・・・


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