二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 大空のジェノサイド—REBORN—
- 日時: 2010/05/18 20:37
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
クリック有難うございます!
《ジェノサイド》と言う意味は・・・大量殺戮です。
あー・・・《夜空のジェノサイド》と題名が被っちゃいました・・・。
この物語はギャグ中心・ほのぼの系です。
たまに、というかしょっちゅうシリアス。
まぁ、頑張って書いていきたいと思います!
ちなみに、今回は殺し屋主人公ではなく、《中立者》主人公です。
・目次 《現在黒曜編)
登場人物紹介
プロローグ
第一話 彼女と彼
第二話 風紀委員長との関係
第三話 下校中
第四話 第一印象
第五話 雲
第六話 過去破棄
第七話
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- Re: 大空のジェノサイド—REBORN— ( No.4 )
- 日時: 2010/05/18 17:53
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第二話 風紀委員長との関係
「・・・オッス、風紀委員長」
「・・・またサボったのキミ」
風紀委員長、雲雀恭弥は呆れながら紅茶を差し出す。
「ん、やっぱり美味しいな」
「・・・キミ、まだ苛められてるの?」
「まーなー」
雲雀恭弥は素直に関心をする。
何処にそんな精神回路が入っているのだろうか。
そんな彼女が——やはり、羨ましい。
大空の様に気ままで、自由で。
何よりも——包容する。
側にいるだけで暖かい。
「また並中生が襲われてるのか?」
「あぁ・・・まぁ、元になる元凶は僕が必ず潰すけどね」
「・・・無理、だろ・・・」
「・・・キミ、何か知ってるの?」
すると彼女はニヤッと笑い、
「いや?」
と、答えた。
コレは——何かを知っている。
だけど、聞く気にはならない。
聞いた所で、彼女は話さないだろうから。
「・・・そう」
「ん、じゃあ俺もう行くな」
「うん」
バタン、と応接室の扉が閉まる。
彼女がいなくなった空間は、寂しく思えた。
その感情に気付くのは——もう少し後。
- Re: 大空のジェノサイド—REBORN— ( No.5 )
- 日時: 2010/05/18 18:07
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第三話 下校中
「・・・」
彼女——主人公である沢田綱吉は。
下校中、犬のような少年とであった。
「——《沢田綱吉》・・・首を頂くびょーん!」
ビュッと襲ってくる犬に対し彼女は。
その場に立ち尽くしたままだった。
—ビュッ
「!」
「遅いよ」
彼女は犬が後一歩と言う所で、犬の後ろに回りこんだ。
そして彼女は犬の服——黒曜中の制服の襟元を掴んだ。
「俺、こういうのあんま得意じゃねェンだ。お前ら——《六道骸》に頼まれてやってるのか?」
「!」
ズバリ、そのリーダー格と思われる人物の名を的確に答えた彼女に犬は驚く。
だが——。
「だから何だって言うんだびょン!」
「・・・フゥン・・・アイツ、日本に来てたのか・・・狙いは《アイツ》の抹殺だろうな・・・いや、体の権利を奪う事か・・・」
ブツブツという彼女の独り言は、犬には聞こえてはいなかった。
という物の、犬の頭の中にあったのは、何者か、という事だけである。
「・・・なぁ」
「何だびょン・・・」
警戒して言うものの、彼女はダルそうに。
「骸のところ、俺も連れてってくれねぇか?」
「・・・ハ?」
間抜けな声が出てしまった——だが、彼女から行くと言うのならば、連れて行けばいい。
なんせ、骸さま相手なら——倒せるのだから。
「・・・判ったびょン、付いて来るびょン!」
「おー」
犬は、ザワザワした、暖かい感情に包まれた。
この感情に気付くのは——もう少し後のこと。
- Re: 大空のジェノサイド—REBORN— ( No.6 )
- 日時: 2010/05/18 18:17
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第四話 第一印象
「ここがねー」
第一印象はボロイ廃墟だった。
だが、そんな事よりも沢田綱吉は、ザワザワした異常な感覚に顔をゆがめた。
この感覚は——知っているからだ。
「骸さーん」
「何ですか・・・け・・・ん・・・」
骸は手に持っていた三叉槍をカララン、と落とした。
「よ、久しぶり」
「・・・綱吉・・・!」
すると骸が凄い勢いで抱きついてきた。
その反動で綱吉は後ろへ倒れる。
「ぐるじい・・・」
「綱吉綱吉ぃ〜」
「骸、様・・・?」
その場に居た千種までもが眼を丸くした。
勿論——犬もである。
「三年ぶりですね・・・愛しい綱吉!」
「いや、愛しいは余計だろ。それよりもお前本気でやるのか?」
それは、復讐をするのか——という事である。
骸は顔を歪ませる。
「——えぇ、マフィアは、やはり許せないんですよ——・・・」
「・・・——そうか」
「彼方は邪魔をしますか?」
「イヤ、しねぇよ、んなめんどくせぇこと」
そう言って顔を背けた。
骸はクフフ、と笑い、
「やはり彼方は面白い・・・。彼方だけは、閉じ込めるだけにしましょう」
「・・・ああ、ま、そうだな、大人しく捕まっとくか」
そう言って——沢田綱吉は。
大人しく両手を結ばれ、見知らぬ部屋へと入れられたのだった——・・・。
- Re: 大空のジェノサイド—REBORN— ( No.7 )
- 日時: 2010/05/18 20:24
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第五話 雲
しばらくして——・・・爆発音が鳴り響いた。
「!?雲雀!」
「ッ・・・綱吉・・・?」
ゆっくりと眼を見開く雲雀。
俺は雲雀を見る。
「あー・・・やっぱ無理だったか・・・」
「・・・キミ、アイツと知り合いなの?」
「まぁな。知合いっつーか・・・」
仲間っつーか・・・。
俺はモゴモゴと口を濁した。
「イヤ、ソレよりも・・・大丈夫か、その傷」
「・・・コレくらい・・・大丈夫だよ・・・」
ゆっくりと体を起きアゲ、壁に寄りかかる雲雀。
「・・・」
「(そういえば、綱吉は転校してきてから妙な感覚は、あるんだよね・・・)」
疑っても、無駄だろうけど。
彼女の瞳には常に覚悟が宿っている。
どんな覚悟かは・・・知らないが。
純粋な、濁りも無い覚悟だ。
「・・・雲雀」
「何?」
「鳥」
指を指した方向には、《バーズ》の鳥が一匹、飛び立っていた。
「・・・」
スッと、雲雀の指が伸びる。
その指に大人しく乗るバーズの鳥。
「・・・なついてる・・・」
信じられない。
何時もは咬み殺すあの雲雀が。
俺は少なからず眼を見開いた。
まぁ、アイツにソックリだから、それも判ってたけど。
俺はクスリ、と笑う。
「・・・」
「結構可愛いな」
俺はバーズの鳥の頭を撫でた。
「(なんだろう・・・胸がむかむかする・・・)」
その気持ちはまだ、何かわからない。
だけど、いつかはわかるときがクル、そんな気がした。
「・・・雲雀、少し寝てなよ。傷が酷い」
「・・・そうだね」
雲雀は、ゆっくり目を閉じた。
「・・・さ、てと・・・」
俺は、顔を上げた。
「ジョット・・・俺はお前の子孫を、来孫を見届けてやるぜ」
最後まで・・・約束を守ってやる。
- Re: 大空のジェノサイド—REBORN— ( No.8 )
- 日時: 2010/05/18 20:36
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第六話 過去破棄
しばらくして——雲雀は校歌を鳥に覚え込ませていた。
何故校歌?とか突っ込みたくなったが、止めた。
どうせ雲雀のことだから。
するとその鳥が何処かに飛んでいった。
しばらくして——扉が、爆発された。
「!」
「・・・へへ・・・元気そうじゃねぇかよ・・・」
「並盛中風紀院長・・・」
俺の存在は無視か。
とか想いながら雲雀はゆっくりと立ち上がった。
咬み殺す気満々だ。
雲雀が臨戦態勢に入ったところで俺も立ち上がった。
「——・・・雲雀、わりぃ・・・俺先行くな」
「判ったよ」
俺は走り出した。
◆
やっと骸の居る部屋までたどりつくと——骸が沢田綱吉と戦っている最中だった。
「骸、お前本当やるのかよ」
「・・・邪魔、しないでといいましたよね」
鋭い瞳で俺を見る骸。
俺はニヤッと笑って。
「あぁ、お前の邪魔はしない。だが——・・・俺は、あいにく《アイツ》との約束があるんでな」
「アイツ・・・?」
全員が俺に注目した。
俺は腰に下げている銀色の銃を取った。
「だが。俺は生憎戦えない。アルコバレーノと同じでな」
「!何故ソレを・・・」
リボーンは俺を向いた。
俺はにっと笑う。
「だが、自分の身を守るくらいいいだろ」
「・・・クハハハハハ!やはり、彼方は昔と随分変わった・・・」
そこで俺は反応した。
「・・・昔、ね・・・昔なんか、サッパリ捨てた。あんな物、重荷にしかならない」
「重荷・・・ですか」
「あぁ、そうだ」
骸の瞳が暗く歪む。
「下がってください10代目!」
「え?」
爆音とともにトンファーが飛んできた。
骸はソレを弾き返す。
「・・・」
「ご、獄寺君!雲雀さん!」
俺は、口の端を吊り上げた。
「・・・アラウディ・・・G・・・お前等の後継者は」
俺が守ってやるよ。
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