二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

無限大の空に夢を描く【薄桜鬼】
日時: 2010/06/26 20:18
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

やたらと影で盛り上がって居る者ですw
はい、初めまして鄙城ヒジロと言います。
薄桜鬼を見てハマったので書いてしまいました。

cast(オリキャラ)

新選組 
春頭 薙淺/ハルガシラ チサ
男/約25歳
千鶴の毎日監視(沖田達が面倒だったらしい為)役と土方から命じられた。本身は女だが幼少の頃から男童子として生きてきた為男と永久に居てもあがり症などにならない。一般的には沖田と居ることが多くとある新選組の中で噂が一時立ったが薙淺が嫌がったと同時にその時期永倉に絡まれた為今は噂が霧が晴れたように消えた。一般的に明るいと言わば明るいが千鶴や沖田、否、新選組全員が真っ青になるぐらい毒舌家。剣と居合の筋は天下を取る程
容姿:漆黒の闇の様に黒い長くのばした髪は一つ束に。碧く海より優しい蒼のつり上がった瞳。
詳細:幼少の頃から男と育てられた訳は本人いわく「俺は多分親父から強く精神共に強くなってもらいたいからだと俺は思う。千鶴ちゃんも俺にちょっと似ているな。」と笑う程。好物は浅漬けや握り飯。蟇を刀の鞘の中に入ってると泡吹く(殆ど平助による悪戯。
羅刹時
性格逆転。
沖田や土方、千鶴に手を出されたときはもう止まらない。刀の斬撃が止まらなくそのときには鬼は原型の掴めぬまま死を遂げる。
基本、コイツは鬼神の為本気じゃなくても死ぬ。
冷霊時
刀に霊魂を宿し、切り裂く。
冷徹になり、その場に居た物は境界へと誘われる位怖い。
鬼戦の時本領発揮。
鬼神時
基本、春頭家しか使えない技。
羅刹と冷霊を同時に使うものである。
因縁等宿すがその場合原作ゲームから離れる為あんまり使わない。
夜、月が見えない時が強い。
闇に消えることもできる。


凩羅紫 谺/コガラシ コダマ
男/約26歳
優しいがその裏腹に眼を付けた女には執念深く付いてくる。薙淺を一回襲ったが、沖田が邪魔した為沖田を嫌ってる。土方とは昔からの幼馴染みで新選組内では「アイツは絶対ホモだ。」と下の部下達、沖田達等そう思っている。新選組の伝達人。剣の使い手は天下一流。
容姿:偉大なる大地の様な茶色の髪は短く束ねてる。紫の仙台藤のような色のつり上がった瞳。
詳細:幼少の頃から陰陽師として生きていくつもりだったのだが父親に新選組に入れと強制的に。

臨条 炬鶯/リンジョウ キョウ
女/19歳
入隊志願者。腕は結構立つが家計上虐待、暴力等と暴力的な家計の中生きてきたため、他人とのかかわりは苦手の様子。腰にさしてある刀は錆び付きボロボロだが、斎藤曰く「臨条の刀は生きている。純血に従う様に」と本当のところ不明。結構我慢強く、抱え込むようなことが多く、悩みを打ち明けるのは平助か薙淺。
容姿:紅く深紅の様な長い髪。桃色の桜の様な開いた瞳。
詳細:本人曰く「強くなりたい。それだけの理由」と暴力家計の中心優しい為、弱い自分を強くしたいと思い入隊志願をした。一番組組員。

五月雨 雨水輝/サミダレ アミカ
女/19歳
炬鶯と同じく入隊志願者。華奢で現にいわゆるツンデレって奴。ドジ踏みっ放しで千鶴以下の生物。沖田を気になり、薙淺から引き離そうとしている←が、解っている為、無意味の存在。天然が取り柄。基本剣の腕駄目駄目斎藤や下級の剣士達と一本とれず←塚じゃあなぜww。
容姿:黒髪に銀眼。
詳細:詳しくは不明。

陰陽師
阿倍  紫/アベノ ユカリ
男/約19歳
新選組の陰陽師。冷静で動揺するとしたら千鶴と一緒に居る時で男女問わず微笑まれると照れて式神の小さな狐を胸に抱く。過去は鬼によって消されたが千影の面影ははっきりと覚えているらしい。丞と一緒に居ることが多い
容姿:燃え盛る様な赫い髪は短く切られている。若竹色の澄んだキリッと開いた瞳
詳細:先刻言ったが千影等によるお陰で一時は陸奥へ逃げようと思ったこともある。好物は新選組近くの甘見処。


白瀧 舞流/シラタキ マイナガ
男/推定26歳
風間家とは同盟で西の鬼である。
いつも薫と居て、周りからみると薫は姫でその護衛的なものだろう。春とは犬猿の中。千鶴に風間と同じく求婚する。不知火は本当に殺り合いしても結局は不知火何も怪我させずにこっちが圧勝してしまう。
容姿:茶髪黒眼
詳細:風間家とは親しい仲。人間と偽っている。

その他
夏谷 蒼摩/ナツタニ ソウマ
女/19歳
街中で浪士につるまれてる所助けられる。大人しく、ちょっと天然。屯所へしょっちゅう入ってくる(近藤さんとは仲がいいようだ。ごく一般的な女なのだが、とる怨みで男装をしている(理由は紫と似たようなもの。小さい時天霧とともにいたそうだが、ある日天霧が風間の方へ行くと言って風間に攻撃したが避けられ反撃を喰らい、そのまま自分以外の者は皆殺されてしまった。実際は死んでいるはずなのだが(風間に)、冷霊となって生きているらしい(春、本人は気付いてる。
容姿:茶色の髪は結われてる。薄紅色の瞳。
詳細:前風間に拘束され、身柄を囚われていた。

鬼神
穐山 水樹/アキヤマ ミズキ
男/25歳
春頭の幼馴染みであり同じ鬼神である。
一般的に即行抱き締めるのだがどうも土方に禁止されている(事情はあるのにね。
春頭家同盟家当主。
過去に一度春が死にかけた時、どうすることも出来なかった自分を後悔し、その為二度とそんなことはさせないように出来るだけ近くに居るようにしている為、冒頭にもあったが親戚というのは穐山の家の事である。
怒ると本当に羅刹なんじゃないかと思うほど怖い。
春に求婚するが本人から了承を貰っていない。
風間が千鶴を狙っていることは知っている。
容姿:蒼金色の髪に黄金色の瞳
詳細:一応新選組一番組に入っているとの事。


春之陣
憑之章 桜、狂乱咲き >>1
L千鶴と同じように父親を探しに江戸から歩いて来た。そこから新選組での人生。
壱. 俺が監視役!? >>2
L朝起き、沖田と春が身長等で喧嘩をしてた。
弐. 夜桜、二輪散る >>3
L池田屋に突入することになり、沖田は何か不安を抱いていた。
春もそんな沖田を見て不安が心に募る。
参. 春、弄ばれる。 >>4
L平助が大広間へ戻ってきたら土方が何かをしていた。
と思ったら春が猫耳や尻尾を生やしていた。
四. 春、花見と共に居酒屋へ行く >>5
L女装して行けと土方からの命令。
従って店にて千鶴に最初の命令についての過去の話。
五. 愛しいのに。。。何で?  >>8
L春が労咳に苦しんでいる沖田を知らず、夜、自分の隠していた事を・・・?
六. 冬之休日_初雪編_ >>9
L雪まつりを見る為屯所から出、そしていきなり沖田に抱きしめられ・・・!?
七. 覚めない君。 沖田side >>11
Lいきなり消え、いきなり試験始めると言われる春だが・・・・?
八. 試練開始。 >>12
Lいきなりの第一関門。そしてその中には・・・!?
九.   幻影  >>14
L次の試験を参加した。
そして、沖田は春の妹に疑問を抱き、桜に言った。
そしたら・・・!?
壱拾. 入隊志願者試験 >>17
L入隊者を呼びに弥生堂前で待ち、屯所に戻り、夜、沖田は・・・・!?
壱拾壱. 自分だけの人生 >>21
L珍しく穐山が屯所に顔を出した。巡察中浪士を斬る春だが、負傷し、夜、不知火が・・・・?
壱拾弐. 鬼と鬼神の関わり。 >>
L小さい頃、春と穐山は仲良く屋敷に居た。
 が、ある日“鬼”が奇襲してきて・・・!?
壱拾参

十六夜之陣 (短編、薙淺受or攻)
土方 歳三
鬼ごっこ、結局、捕獲・・・ギャグでも一応土方攻
L巡察中に甘味処によってそれは平助もなのに薙淺だけ説教されてる。それで耐えれなかった薙淺は・・・!?
L・・・>>6項目

襲っていいですか・・・土方受
L屯所春と土方さんだけ。
朝飯で食材は切れてしまい買っていって用が在ると春は・・・
L・・・>>18項目

血が交えて・・・土方攻
L最近頼ってない春に対し土方は・・・!?
L・・・>>20項目

藤堂 平助

沖田 総司
触れて居たい・・・沖田攻
L突如消えた薙淺。そのせいで沖田は・・・!?切ないです。
L・・・>>10項目
斎藤  一
生き残って・・・それが最期の願いだ・・・斉藤攻
L随想録、巡想録等の闘いを終え、ある日会津で倒れた春。
そして、沖田の死の様に独り笑って死にたくない。
その思いを言う春に斉藤は・・・・
L・・・>>19項目

原田 左之助

永倉 新八

風間 千影
鬼神×鬼・・・風間受
Lいきなり押し倒された風間。薙淺は意味深げな笑みをこぼす蔵のなか。薙淺攻。
  L・・・>>13項目

満月之章 (番外長篇)
土方 歳三

沖田 総司

藤堂 平助

原田 左之助

風間 千影

天霧 九寿

不知火 匡

学パロ   薄桜学園
壱時限目   自習。
L遅刻をした沖田と薙淺。土方先生に怒られたが薙淺は休み時間生徒指導室へ!?
L・・・>>7項目

修学旅行
    in平泉
part1
L土方先生の一言で岩手に行くことになった新選組。
そこで訳のわからない事が起こった。
風間しゃんが薙淺にセクハラwwwww
                        L・・・>>15項目
part2
L寝付こうとした時、土方先生、春頭以外の全員が技をかけたり組体操したりと酷いことが★
ある意味恐ろしいよ。土方先生。
                                         L・・・・>>16項目


更新履歴
*参、保留作品完成。
*短篇小説を計画作成決定。

お知らせ   5月30日
*鄙城は鈍痛等は大丈夫な癖に風邪等病気にかかる事が多く、現在風邪をひいている為うpは遅いようです。

題名変えましたww
柏手って何か・・・ねぇ←

Page:1 2 3 4 5 6



Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.9 )
日時: 2010/06/22 03:44
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

春之陣
  六.   冬之休日_初雪編_
「おはようござい・・・ブアッ!?」
と大広間へ朝食を取りに大広間へとつながる廊下を歩いている最中、鬼神_双剣士事春頭 薙淺がいきなり声を上げる。
「お、おはよー!」
「平助、どういうこと」
「雪が降ったんだよ。」
「見て解るが、雪玉を投げるな。」
「良いじゃんか。」

とまた雪玉を投げた。

が投げた先には鬼の副長_土方 歳三が居た。
「っ土方さぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」
と平助が叫んだ。

ポサッ
と音がし、それは左之が槍の柄の部分で雪玉を崩したからだ。
「手前等・・・・後で副長室まで来い!!」
と朝飯抜きで怒られたらしい。

「そういえば春。」
「?何?」
と左之が向かいの席の春に話しかける。
「今日はやたらと厚着しているな。」
「してません。というか普通の服の上に上着を羽織っただけ。」
「そうか。まぁ、今日初雪だしな。寒さとかの対応出来にくいもんな。」
「そうそう」
と沖田も割り込んできた。
「おい、春頭」
「何ですか土方さん。」
「話が在る。」
と副長室に呼び出された。
正座してしばらくし、土方さんが来た。
「用って何ですか。」
「御前は羅刹なのか?」
「っ!?誰からその話を・・・?」
「沖田から聞いた。」
「・・・口固いから大丈夫かと思ったのに・・・そうです。。。もし、貴方が殺すとするならば俺は黙って切られます。」
「んなことじゃねぇよ。」
「何で、、、何で今まで黙っていた。」

「皆を・・・皆を困らせたくなかったっ!!・・・それだけなのに・・・」

本当だ。


皆が・・・俺から離れていくのは嫌なんだ。。。

傍に居るって言った沖田だって・・・!!!

「分かった・・・只・・・もし、鬼側の人間だったらどうすればと・・・」

「大丈夫です・・・例え、鬼だとしても、、、皆の魂とか喰らいつくしたりしません。。。だって。。。仲間じゃないですか・・・」

「っ馬鹿野郎。」
と何か許してくれた。

巡察は俺と沖田だった。。。
「・・・」
「何も以上ないね。」
「あぁ。。。」
「どうしたのさ、元気ないよ。」
「何でもない・・・只、その・・・」
「土方さんにも言われたの・・・?」
「でもいいんだ。。。何か、快いんだ。」
「そっか。・・・今日は雪まつりだよ。一緒に行こう?」
「・・・でも、、土方さんg「後で土方さんや紫君も来るよ。だから、先に行ってろって」
「うん・・・解った。」

(沖田side)
元気がない。。。
それに僕だけだろうか。。。
彼女は羅刹だけだ・・・何で、何であの子は

死神と言ったんだ。

「沖田・・・?泣きそうな顔をしているよ。。。」
「してないよ。。ほら、寒いし。。。それに早く行こうよ。」
と行って、
部下はもう屯所に戻った
「ちょっとさコッチに来て。」
と開催する場所から離れ、森の方へ
「お・・・・き・・・た?」
「そんな可愛い顔で・・・煽るんだから。」
と抱き締めた。

強く、
   儚く
     哀しく
        淡く
          辛く
            切なく
感情を沢山交じあわせながら

本当は泣きたかった
「・・・大丈夫だから・・・離れたりしない。拒もうとしない・・・血を吸われてもかまわない。」

「本当に・・・馬鹿なんだから。」
と頭を強引に持ち口付けを深く強く口付けた。

「ん・・・」
(どうして・・・どうして僕は君に恋してしまったのだろう。嗚呼、今になってもわからない。)

何時からだろうね。
君の事を追いかける僕が居た。
どうかお願い。驚かないでね。
好き。
それは解ってると思う。けど、念には念をいれて。

そのあと、開催する場所に戻ると土方さんが居た。
「おせぇ。先に行ってただろ。」
「すみませんっ!!野暮用があって・・・」
と必死にさっきの事を消すかのように弁解する。
それに納得したのか土方さんは頷いた。
「そうか・・・ならいい。ほら、急ぐぞ。」
と土方さんは口元で小さな笑みを浮かべ、春の手を取り、小走りで雪が降り積もり、深々と雪が舞い散る中、人混みの中に男女の影は消えていった。

嫉妬・・・今の僕に丁度いい二文字熟語だ。。。

「沖田さん・・・?」
「あ、何でもないよ。紫君。僕等も行こうか。」
と僕は新人、紫君と回った。
後は平助君達だね。

夜、風呂には千鶴ちゃんと春が居た。
話の内容はどうやら
    春の事らしい。
千鶴ちゃんが上がり、交代するかの様に僕が入る。
「・・・沖田話聞いていた・・・?」
「うん。最初から最後まで。」
「そっか。。まぁ大したことのないことだし。」

「嘘ばっかり。」
その時は笑って済ませた。

後々僕は後悔した。

あの時の君の涙、
     笑顔
      全て何もかも、、、

 



最期だったのだろうか・・・?

転生してよ。。。
誰か、誰か僕の愛しい薙淺を。。。




  
     助けてください。

春之陣
  七.   覚めない君。 沖田side
                に続く

Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.10 )
日時: 2010/06/10 17:07
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

短編    触れて居たい。
              沖田 総司
今、この僕には二つの顔と二つの過去を持つ人間が傍に居る。

以前_鬼神と呼ばれた両利きの隊士だ。
名は、
   春頭 薙淺。
名前からにして「女」と解るのが当たり前なんだけど、現職新選組一番組副組長として僕の下に居る。

何時も笑って、泣いて、普通の人間に近かった。

否、人間だった。

普通は“変若水”を飲むことによって

羅刹になる。
でも彼女の場合違う。
生まれた時から羅刹としてた。

それを知ったのはつい最近だけど。

でもある日さ、


パッと消えた。

最初の目撃者はこの新選組の副長、土方さんが見た。

すぅっと蛍の光が空に飛ぶように春の身体が薄くなって消えたって。

信じられないよ。人類として。

「沖田、巡察だ。・・・沖田?おい、起きているんだろが、」
と僕・・・春の自室の前で土方さんが居る。
「何ですか・・・巡察ならh「平助は居ねぇ。今お前と阿倍しか動けねぇ」
「・・・わかりましたよ。」
と僕と阿倍君は屯所から出、路地やいろんなところを見廻してた。

何の異常もない。

只、平凡。
「紫君、帰ろうか?」
「あ、、、はい。沖田さん、具合悪いんですか・・・?」
「ううん。僕は大丈夫さ。新人の君は大丈夫かい?永倉君の特訓とかキツくない?」
「大丈夫です。僕だって。。。」
そのあとは聞き取れなかった。

でも、こういったのだろう
『僕だって、春頭さんの様に強くなって、誰かを守れるために強くなりたいんです』

春の様にか・・・

なら、強くなってよ。

僕が守れなかった分


君が、春を守れるように。

その夜、早めに寝ることにした僕は

どうもねつけなかった。
何か愛しくて、
  暖かさがなくて、
   いろんな感情が混ざり合った。

ふとその共通点が脳裏に浮かんだ。

_春がいないから寝れないんだ。_

「会いたいよ・・・あいたいよ・・・」
と人知れず僕は淋しがり屋だ。
表の顔は黒くて冗談交じりの事を言う僕とは裏腹に裏の顔の僕は泣き虫で淋しがり屋だ。

『そう言うところ・・・本当に変わんないんだから。』

聞きなれた声が聞こえた。
障子の奥から声が聞こえ、そして見慣れたことのある姿をした影がぼんやりと映った。
「は・・・・・る・・・・?」
驚きのあまり何も言えない。

死んだはずの彼女が
     消えたはずの彼が
僕の前に現れた。
『ごめん・・・ごめんなさい。。。こうすることしかできなかったんだよ・・・』
「君が泣く面何て・・・久々だね。」
『五月蝿いなぁ・・・でも、今だけだよ。。。私はもう、、、本当にいなくなっちゃうんだからね。。。?』

「っそんなことはさせない!!」
と障子を開け、抱き締めた。

その感覚は僕が知っているもので、大好きなぬくもりだった。

『・・・必死。そう言う所、、、惚れちゃうんだよ。』
と抱き締めた僕の顔をしなやかで儚い指で僕の口角をあげ、ふれあうだけの口付けをした。

「ねぇ。。。転生は?転生は出来るんだよね!!?」
『解らないよ。。。この姿で戻りたいよ。そうすれば貴方に愛してもらえる。それに・・・私だって愛してあげれる。。。』
「もし、僕以外に新選組全員が君を願えば戻るの?」

『かもしれない。。。泣きついてたら神様だって堪らないよ。。。可哀想だって。』
「よくいうよ。。。」
と今度は僕から口付けをした。
『ん・・・沖田長っ・・・』
「長くないよ。君の温もり、手放したくないから。」

(春頭side)
手放したくないから?
嘘だ。。。
何時も何時も
誑かせてた・・・でもそれでもいい。

愛してくれるのなら、愛するのならいいんだ。


暁に空が染まる頃までには
沖田と何回も愛撫ってたが
私自身が先に寝るところだったが
沖田が先に寝てしまったようだ。

寝言が最期の声だとしたら・・・

ありがたく貰っておこう。

「もし・・・・死んだ・・・り、消えたり・・・・した・・・ら、僕・・・は、、、君を・・・薙淺を・・・探す。。。スゥ」
本当に可愛い。



朝が来て、そして、暁に空が染まる頃、
土方さんが沖田の部屋に入ってきた。
「・・・何で変な体制で寝てやがるんだ。沖田」
「ん・・・んぅ」
『だ、駄目!!今起しちゃっ!!』
「・・・薙淺?」
『もう消えちゃう存在ですが。。。この文、明日。。。それか今日、皆集まってよんでください。』

「もう・・・消えるのか?」
『かもしれません・・・』
俯いて土方さんは沖田を起こした。
「あっ・・・」
『本当にココマデ・・・アリがとウ。』
「っ薙淺アァァァァァ!!!!!!!!」

(沖田side)
僕が寝てなくって君と話していればっ!!
君と長い間いれたはずなのに!!

今の自分が憎い。。。

そして、薙淺は消えた。

昼間、土方さんが薙淺が渡した手紙を詠んだ
『拝啓   新選組の組長様方
 覚えていますでしょうか。
  春です。
  この文を見ているということはもう死にましたね。
もっと生きていたかったな・・・
 お願いと言えばお願いですが、もし、
 生まれ変わった及びあのころの姿で戻れた場合、許してください。
     
           
  


        ごめんなさい。。。          』

何で、、、何で君が謝るんだよ!!
どうして・・・

神様、どうか、どうか僕等組長達の愛しい彼女を今ここに呼んでください。


_願わくも届かないこの恋心。神は気付いてくれるのだろうか?_


end.
あとがき
あれ、土方さん夢・・・?否否違うなww
ん。。。とどうしましょうかww
西洋ネタのハロウィンとかいれますかww
ではww

Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.11 )
日時: 2010/06/12 14:53
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

春之陣
  七.   覚めない君。 沖田side
「沖田さん。」
不意に紫君と平助君が背後から話しかけて来た。
「どうしたの?巡察は終ったの?」
「終った・・・けど春が居ない。」
「・・・何言ってるの?彼が居なくなること・・・なんて」
「先程、、、副長から沖田さんに報告しろと・・・」
紫君は薙淺の何を知っている。

鬼神と言われた彼女をどうして守ろうとしたりするんだい?

彼女の



哀しみは知ってるのかよ。
「分かった・・・心当たりのある所全部探してくるよ。」

朝のあの文が最期の。。。



ねぇ、この声が届くかな


愛しい薙淺

(薙淺side)
「!!」
逃げてしまった。。。

何か現実を求めたくて。

そしたらいきなり倒れて

覚めないのか・・・糞。

《_生き返りたい?_》
誰・・・手前どうやって
《生き返って皆の所に行きたい?》
だから・・・アンタは・・・
《あの“桜”さ。》
あの桜って・・・

!!
思いだした。

あの桜は・・・
新選組の隊士達が死を遂げた時・・・桜の花びらになる。。。
というと


ココは屯所の近くで桜の中か。

「生き返りたいさ・・・・でも、只で帰らせはしてくれなさそうだな。」

《うん。。。試練は七つ。内容は・・・アンタの記憶の人間全員。》
「・・・記憶の人間が何?」
《怖がらないんだ・・・刀と羅刹と強い意志・・・いいよ・・・全てを遂げた時、生き返るから。。》

帰れるんなら全て、

突破するだけだ!!

(沖田side)
「・・・あれ、僕寝てた。。。」
と頬づえを辞め、背伸びをする。
途中関節の節々から音がたつけど

もう夜・・・風呂にでも入って寝るか。。。


ガサッ
「!?」
と中庭の方から物音がした。
障子をあけると

女が倒れていた。

・・・否、18歳ぐらいか。

おちた上空を見る限り、木の上から落ちたに違いない。

僕は餓鬼と居るのは苦手だ。

「君、どうやって屯所に・・・」
何も前触れなく刀を向けて来た。
「・・・」
「ちょっと黙るのは辞めてよ。」
「・・・・せ。」
「・・・は?」
「薙淺を返せ!!!」
といきなり刀を振りかざしてきた。

ガキィッ
金属音が屯所に響き渡る。

激しく。

「ねぇっ、君、春の、、何なわけ?」
「姉さんはっ、アンタが、、殺したんだっ!」

「・・・君が殺したんだろうがっ!!春頭 紗羅!!」

キンッ
相手が持っていた刀が振り払われた。

「な・・・んで」
「分かるんだよ。その視線、その面。そんな顔する子ってあんまり居ないよ?」

「さて・・・屯所に無断で入ってきたってことはいい度胸しているね。その度胸はいいけど知ってもらったには。。。
    斬られることしかないね。              」

「・・・」


この子・・・嫌な予感がするな。。。


鬼側の人間か・・・?

取りあえず桜の木に縛りあげてそのあとは知らない。





好きな奴の顔を持った奴なんて一人で十分だよ。




アイツも愛する気なんてないさ。





_____限りなく広がる無限大の世界に何を描く?_____

春之陣
  八.    試練開始   に続く

Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.12 )
日時: 2010/06/12 17:16
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)


春之陣
  八.    試練開始
《じゃあ始めようか。》
「かってにしやがれ。俺は早く戻って皆と笑い合ったりしてぇんだ。」
≪強情だなぁ・・・・昔、ココに居た奴と一緒だ≫
と心内桜は思う。
《まぁいいや。第一関門ヒントは

    アンタが殺してきたミンナだから。》
「つーか何匹殺したかなんて知らねぇよ。」
《えぇー・・・まぁ壱〇〇〇〇人》
「殺そうか手前も。」
《・・・じゃあ其処の扉開けろよ。》
「逆ギレww吹いたww」
《さっさと行けぇ!!!!!》
と何か蹴られた。
「っぶっ殺す!!!!!!!!」

と最後の咆哮的なものは桜聞く耳持たずに寝やがった。

「ってぇ・・・・」
どーやら頭を打ったらしい。それも後頭部。
【あん時の仕返し・・・させてもらうぜ!!】

「あーそうか。全員浪士か。無様。」

【【アンタムカつくなぁ!!!!】】
「えー・・・だってそうだろうが。ってコッチは時間ないんだけど。」

瞬時髪が白くなる。深紅に染まった暁の瞳。

『じゃあ・・・・手前ら覚悟はしてるんだろうな・・・?』

空気がさっきの空気と違く、凍てつき、肌に突き刺すような冷気

≪へぇ・・コレが“春頭 薙淺”の“冷霊”の“死”と“鬼神”かぁ・・・見どころ満載だね。。。でも冷霊って死にかけないっけ?≫

と桜は不意思った。

____冷霊・・・かつては八岐大蛇等のアレで桜は記憶している。

その能力を持った者は

羅刹の力、鬼神の力を得る。


≪羅刹は聴いていたけど・・・鬼神、ちょっと鬼と関わっちゃってるかな・・??≫

「っ(使いたくないんだよな・・・冷霊・・・」
【さっきの勢力は何処n・・・グアァァァッ!!!!】
[勢力・・・?はっんなもんとうに出てるが?]

とうとう使ってしまった。

冷霊。

だがこのまま羅刹を解くわけにもいかない。

蒼白く髪は染まり藤色に染まった眼。。。

こうして見ると弐〇の時を思い出す。

あの時は・・・多摩藩に居たころだな・・・

『そっちこそ・・・どうしたんだ?勢力どころか勢いが見えねぇが?』
【っ小娘一pガァァァァァッ!!!!!】
『あっれー・・・?俺、言ったっけ?誰にも言ってねぇんだけど?ぶっ殺されてぇのかぁ?』

と一気に五〇〇〇は逝っただろう。

『後先に死にてぇ奴・・・前に来い!!!!』

と残り殆ど斬った。

『あと・・・貴方だけか・・・父上!!!』
【私を覚えていてくれるとはな・・・感激するぞ。】
『感激しても何も出ませんよ』
【ふん・・・下らんな。・・・まぁ御前は死ぬ。】
『それはどうでしょうね・・・父上?』
【なんだと・・・?】
『ほら・・・首元と眼、あと肩胛骨・・・』
と指をスッと突き刺すと
氷・・・否、冰と霊魂の固まりを鋭くしたものがあちらこちらに散らばっている。
【これは・・・陰陽の技か。】
『ちょっと・・・新人陰陽師に・・・まぁ危険な技の所を冷霊で押さえていますがね。』
【成程・・・】
『さて・・・もう終わりですね。』

と指をまた突き刺し俺の親父はさびの匂いを残し、倒れた。
《凄・・・い》
『で、どうなんだ。』
《合格さ・・・もう俺の全ての試練しなくてもいいぐらい・・・でも駄目。ほら、もたもたしないで次の試練いくよ。》
『チッ・・・わーったよ。・・・所でアンタ。本当に一体何者だ?』
《・・・桜の精。っていっても無駄みたいだね。本当は・・・・君の・・・さ。》
『きこえねぇよ。』
《まぁいいから、な?》
「うざっ」


待っていて・・・

今、

一秒でも早く君へ急ぐから。。。







沖田。


春之陣
   九.   幻影。 に続く

Re: 無限大の空に夢を描く【薄桜鬼】 ( No.13 )
日時: 2010/06/13 09:14
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

注意
珍しく薙淺攻。
風間さん受が嫌なら即退場!
何かとS気ガンガンかけて追いつめられている風間さんが好きだという私得ww
嫌な人即雄戻りww


短編
      鬼神×鬼。   風間 千景受
「で、何だこの体制は。」
「見たとおりだよ。押し倒し。」
「何故押し倒されている。」
「えーと、色々と。」
「色々とは何だ!俺は女鬼しか・・・」
「解ってる。でも、俺だって一応昔まで女だけど?ついでに不知火、甘栗・・・じゃないや天霧からの情報だと鬼神にも興味あるんだって・・・?」
「っ!!」
と突如現れ、急に押し倒された西の鬼、風間 千景。

新選組一番副組長、鬼神、冷霊、双剣士、春頭 薙淺

何故このような状況になっているかというと

千鶴を探しに来ていた千景を背後から追いつめ、誰も居ない屯所の蔵へ連れだした。

元は薙淺なのだが。
「で、どうして鬼が京に・・・?」
「あの雪村を探し・・・にっ・・・!?」
「へぇ・・・・?それ以外にないの?今日やたらと顔あかいね・・・?」
と千景の首筋に指を這わせる。
「っやめ・・・「やーめーなーいーよー?」
と笑う。
「・・・斬られたいか。」
「んー羅刹でもないし今冷霊でも鬼神でもないから・・・ねぇ?」
「・・・」
諦めたのかそのまま黙りこんだ。
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・よく黙ってられるね」

ギィィッ   ゴトン
「「・・・・・・は?」」
「え、今閉めてないよ!?」
「っ!?貴様じゃないのか!?」
「俺!?俺違ぇし!!風間じゃねぇのかよ!」

と昼だったのがもう夜へ。
「ったく・・・」
(そういえば・・・コイツの髪の色・・・蒼白いな。冷霊と羅刹か・・?)
「風間?」
「っ!?」
「いや、なんかボーッとしててさ。。。どうする?」
「強制にこじ開けるしかないだろう・・・」
「・・・蔵の扉固いよ。暗号、一応覚えてるけど。」
「じゃあ何故今まで!!」
「・・・それ以上煩くしたら・・・解る?」
「っ・・・」
「えーと暗号は・・・こーして・・・っと。開いたよ。」

「そうか。全く・・・今日の半日分の時間返せ。」
「無理だよ。。。時は一つだし。」
「じゃあ何かしろ。」
「えぇ・・・・」
と拒んだが風間の方へ近寄り、


口付けをした。
「っな・・・」
顔が紅潮して混乱している。
「取りあえず開けるまでの遊びでのお礼と悪戯ね。」

と屯所内に戻った。
「・・・つくづく面白いな。アイツは。雪村に匹敵するほど・・・」

と風間自身は霧の中に消え、不知火達の元へ戻った。


実際に蔵を閉めたのは薙淺というのは風間は知らぬまま・・・


end.

後書。
駄目だぁぁぁぁwww
ちー様スイマセン^q^。

もういいやwww
サーセンw
ではぐっぱいちゃww


Page:1 2 3 4 5 6



この掲示板は過去ログ化されています。