二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ヘタリア 空と海と大地と君
- 日時: 2010/06/01 16:53
- 名前: 朱雀 (ID: NN.yKTYg)
初めまして、朱雀といいます!中学一年生の女子です♪ヘタリアの小説は初めて書きます。
ええっと、主にアーサーとヒロインが主役(?)です。
ヘタっぴですが、読んでくださると嬉しいです。コメも大募集です。
更新は亀より遅いですが、頑張るのでよろしくお願いします!
- Re: ヘタリア 空と海と大地と君 ( No.1 )
- 日時: 2010/06/02 15:51
- 名前: 朱雀 (ID: NN.yKTYg)
第一話
この広い地球のとある場所。
まるで、神殿のような美しい建物に、女神のように美しい彼女はいた。
「今日もお外には出られないのかしら…」
残念そうに言う彼女の名はマリア。
「きれいなお花がきっといっぱい咲いているのに」
光を浴びてキラキラと輝く金色の髪。白い肌。
「菊のお家では桜がきれいでしょうね。アーサーはバラのお手入れでもしてるのかしら。また昔みたいに皆で遊びたいな…」
懐かしい記憶に、マリアは眩しげに眼を細める。
「ちょっとだけ!」
マリアはベッドから体を起こした。
「ちょっとだけなら、いいよね?ホントにちょびっとだもの。すぐ戻るから…」
ドレスに上着を羽織り、窓枠に手を置くと、
「こら、マリア」
ふいに聞こえた声。
「あっ」
マリアが嬉しそうに顔をほころばせる。
「アーサー」
「見舞いに来たぜ」
笑い返した男の名はアーサー。
またの名を、イギリスだ。
「ちゃんと寝てろよ。調子よくないんだろ?」
「少しだけよ。もうずっとベッドにいるんだもの。飽きちゃうじゃない」
マリアはそう言いながらも、ベッドに戻った。
「そんなに来てくれなくていいって言ってるのに」
「ダメだね。お前は目を離すとすぐ抜け出すからな」
「ふふ」
あいさつのキスをすると、アーサーは、きれいに包まれた花束を差し出した。
「ほら、これ」
「まあ!バラね。すごくきれい!」
「いたずらなお姫様がベッドに飽きて逃げ出さないように」
冗談めかして笑うアーサーに「もうっ」と怒るとマリアは花瓶にバラを生けた。
「最近は他のみんなもめったに来ないわ。そうね、この前フェリシアーノと菊が来てくれたくらい。忙しいのね」
「ガキの頃はいつも来てたけどな」
アーサーは、思い出すようにつぶやき、それからマリアの髪をなでた。
「今では私なんてなんの力も持たないわ。人間たちが進歩して、自然を操るようになったから」
目を伏せて、悲しそうに言うマリア。
「まあ…あれだな。そのせいでお前も体調崩したわけで…」
「悪いことではないわ。それも運命。それに、あなたたちだって、今ではそれをちゃんと考えてくれているんだし、嬉しいわ」
マリアがにこっと笑うと、アーサーは顔をそらす。
「べっ別にお前の為じゃないんだからな!俺の為なんだからなっ!」
「はいはい」
楽しそうに笑うマリア。
「それに、お前は俺らの姫なんだから…」
「ええ」
マリアはうなずく。
「この私が生きている限り、世界は滅びないわ」
聖なる神殿に身を置く女、マリア。
彼女は、『世界』そのものである。
- Re: ヘタリア 空と海と大地と君 ( No.2 )
- 日時: 2010/06/06 13:00
- 名前: 桃子 (ID: fmJgdgg4)
続きみたいな☆
がんばってね。応援してるよ
私もヘタリア大好き♪
- Re: ヘタリア 空と海と大地と君 ( No.3 )
- 日時: 2010/06/08 16:04
- 名前: マナ (ID: 2N4onKWr)
こんにちはwへタリア好きです!
つづきが気になりますので更新がんばってくださいね
- Re: ヘタリア 空と海と大地と君 ( No.4 )
- 日時: 2010/06/09 16:17
- 名前: 朱雀 (ID: NN.yKTYg)
お二人ともありがとうございます!
学校が忙しくて、更新は大体休日になってしまうんですが、気長に待ってやってください…(汗)
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