二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- リボーン〜水のキラメキ〜
- 日時: 2011/11/19 19:00
- 名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)
- 参照: http://yuma-y1995@m2.pbc.ne.jp
ポケモン小説をかいてるユキです。
今回は‘家庭教師ヒットマンリボーン’の小説に挑戦です。前々から書き溜めていたもので原作沿いです。
↓は、主人公の設定とおおまかな動きと関係性です。
海音 雫(かいね しずく) 12歳.156cm.7/14.蟹座
・武と幼馴染で並中1年生
・‘文武両道’が似合う女子
・‘他人優先’と‘有限実行’が座右の銘
・美術部所属、環境委員の副委員長
補足
・ハーフの為、瞳はピンク/髪は淡い水色
・先祖はボンゴレ創立時から居て、‘水の使い’
と呼ばれていた
・属性は‘水’、武器は特殊な鎖と銃
(両方とも上着の袖、もしくはスカートの下)
・十年後は主に銃を使用
・両親は他界(詳しいことは本編で)
・マフィアを憎んでる、でもツナの考えを知り
ファミリー入り
・竹寿司の隣の家で一人暮らし中
綱吉達とは大の仲良し、恭弥さんは頼れる先輩(風紀委員を含む)、了平さんは楽しい先輩、黒曜組はそこそこ仲良し、髑髏は大親友♪
傾向...
・どちらかというと学園恋愛モノ、酷い扱いを受
る人は限られてます・・・
・NLCP多数、綱京/獄ハル/雲髑など・・
・ツナが結構勇敢
・山本がマフィアについてすでに知っています
・主人公の過去が暗いです
・酷い扱い...シャマル、バーズ、レヴィ、ジル
上記のことが許せる人は見ていって下さい!
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- Re: リボーン〜水のキラメキ〜 ( No.69 )
- 日時: 2011/12/27 21:10
- 名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)
- 参照: http://ameblo.jp/allen-riyunkio-exorcist/
雫 かっこいいーー!!
- リボーン〜水のキラメキ〜 番外編〜正月〜 ( No.70 )
- 日時: 2012/01/27 20:39
- 名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)
新年、明けましておめでとうございます!って、もう鏡開きも過ぎちゃいましたけど(汗
2012年一発目の更新は番外編です!
本編で連載出来なかった正月話を完全オリジナルで行きたいと思います!
それではどうぞ♪
標的〜番外編〜
夫婦の共同作業?!
「正月早々なんだよリボーン!!」
「並盛神社で行われる餅つき大会に参加するぞ」
「餅つき大会?!」
新年があけ、リボーンが唐突に‘並盛神社に行くぞ’と言いだし
連れて来られてみれば・・・
『明けましておめでとうございます! 十代目!/ツナさん!』
「明けましておめでとう、ツナくん」
「獄寺くんにハル、京子ちゃん!?」
神社の入り口に獄寺くん達が立っていた
「明けましておめでとう・・・
え、3人もリボーンに?」
「はい!来れそうなら来てくれって♪」
コイツ・・・オレに対する言い方とかなり違うじゃんか!!
「ツナくん、私達振り袖着てみたんだけど・・・どうかな」
「2人で頑張って着付けしたんですよ!」
リボーンに内心イライラしてたら京子ちゃんとハルがオレに感想を求めてきた
「似合ってるよ、2人とも」
素直に褒めれば嬉しそうに笑う2人
京子ちゃんはオレンジ色に椿(?)柄
ハルは赤系統に花吹雪柄だった
「・・・ア」
「?」
「アホ女らしい着物じゃねーか」
「アーーー!新年早々ハルをアホ呼ばわりですか!?」
「ウッセェ//」
獄寺くんもなんだかんだ言って褒めてるし(苦笑
全く、天の邪鬼なんだから
オレが京子ちゃんと顔を見合せて笑ってると
ドスッ!
リボーンが人の頭の上に乗ってきた
「イテッ!なんだよリボーン!!」
「山本と海音はどうした」
「ムシかよ!!」
リボーンはオレの言葉をムシし、山本と雫の行方を聞いた
「野球バカと雫なら・・・」
獄寺くんはバツが悪そうに出店の方を指差した
獄寺くんが指差した方を見れば・・・
∴「雫ちゃん、こっちにお茶ちょうだい!」
¢「タケ坊ー、ちらし寿司二人前ー」
「はいはい只今ー」
「あいよー!」
着物を来て出店の手伝いをする2人の姿が
「出店の手伝いで無理らしいっす」
「出店を手伝うって凄いね!!」
「ハヒ〜〜〜、凄いです雫ちゃん
それに髪の色と着物の色がよくマッチしてます!」
確かに・・・
雫は水色の髪を上で纏め、淡いピンクと白を基調とした着物
山本は紺色一色の着物に身を包んでいた
「さすが雫ちゃんです!着物を完璧に着こなしてます!」
「山本くんと並ぶと何かの絵画みたいだね♪」
京子ちゃんとハルが並んで笑い合ってるのを‘目の保養’とか考えながら見てたら
リボーンがため息を吐き、さっさと歩きだした
「どうしたんだよリボーン」
「しょうがねー、5人で申請すっぞ」
「おい、リボーン!!」
1人で行ってしまったリボーンを見失わないようにオレ達も歩きだした
お正月三が日に並盛神社で行われるお祭り
小さい時から毎年来ているお祭りに今年は
★「雫ちゃん注文いいかい?」
「はーーい!」
出店の売り子として参加中!
¢「いやーーー、最近雫ちゃん
色っぽくなってきたなぁ」
∇「中学生とは思えない色気出すようになってきたしな
おぅ、雫ちゃん!」
「どうされました、佐々木さん」
∇「雫ちゃん、中学入って彼氏でも出来たかい?」
「武が私の彼氏ですよ、もうっ!」
∵「ありゃま、なんだいタケ坊にはもったいないよ!」
「ちょ、酷いのな〜(泣」
∵「だってそうだろう?
タケ坊、雫ちゃんほっ放って野球ばっかやってんじゃないのかい」
「う、否定出来ないのな(汗」
∵「ほれみんかい」
言葉に詰る武を見てフクさんは笑った
「聞いてくださいよフクさん
私、2人分のお弁当毎日作ってるんですよ?
なのに武ってば、最近全然かまってくれないんですよ!」
便乗するように不満を言えば罰が悪そうに笑う武
¢「雫ちゃんだいぶご立腹だぞタケ坊(笑」
「先輩の告白承けとけば良かったかな・・・」
わざとらしく呟いてみれば
「あ、雫!浮気はダメなのな!」
途端に慌てだす武
∴「タケ坊、そんなこと言いたいんなら雫ちゃんをもうちょっとかまってあげんと」
「うっ・・・」
フクさんと武の会話を聞いてクスクス笑ったら
「笑うなんて酷いのな!」
「え? キャッ!」
ギュウゥ・・・
後ろから抱きついてきた
∴「やれやれ、随分と大きい子供だね」
∇「恋人同士、というよりは姉弟だな(笑」
「こーら、離れなさい!」
「ヤなのなーーー!」
「ヤじゃなーーい!」
ジッタバッタ ジッタバッタ
「武ぃ!オマッ雫ちゃんを困らせんな!」
武の腕の中でジタバタ暴れてたら飛んできた剛さんの拳骨
ゴン!
「ーーーーーッ!」
それは見事に武の頭へと落ち、武は頭をかかえ踞った
あらら(汗)痛そうな音したよ今
「たっく、そういや雫ちゃん」
「なんですか(苦笑」
剛さんはため息を吐きながら私の隣に立った
「1時から餅つき大会があんだ、家のバカ息子と出てくんねーかな」
「「餅つき大会?」」
復活した武と一緒に剛さんの言葉に首をかしげれば
「毎年、本殿の中で行われてんだ
参加可能になるのが中学生からなんだ」
身振り手振りで説明してくれた
「へぇ〜〜、面白そうなのな」
「参加、してみます」
「あ、ツナくん!」
「へ?」
リボーンくんが参加申し込みをしに行ってくれてる間
ツナくんとお汁粉を飲んでたら見えた
「雫!山本!」
「京子に綱吉!」
「明けましておめでとうなのな〜♪」
雫と山本くんペア
「2人ともどうしたの?」
「ん?
あぁ、餅つき大会に商店街代表で出ることになったのな」
山本くんの言葉に‘ピシッ’って音たてて固まるツナくん
「・・・もしかして、またアルコバレーノがなんか考えてる?」
「うん♪
リボーンくん今ね、参加申し込みに行ってるの」
「・・・1人で?」
「そうだけど、どうしたの?」
「小僧、ようやく見つけたのな」
ヒョイッ
オレは受付で揉めてる小僧を問答無用で抱き上げた
「山本、はな」
「オッチャン、申し込みいい?」
ρ「おお、タケ坊か
パートナーは誰だい?」
「雫っす」
ρ「なんだい、商店街代表は熟年夫婦かい!
とすると、この子は子供役か(笑」
「違うのな(笑
コイツはダチんとこの弟なのな」
ρ「そうだったのか!
いやーーー、年齢達してないって言ってるのに聴かなくてね
助かったよタケ坊」
オレはなにか言いたそうな小僧の口を手で塞いだ
ρ「雫ちゃん連れといで、タケ坊」
「ウッス」
申し込みのオッチャンに促され、オレは雫とツナの待ってる所に急いだ
「ツナ!小僧連れてきたのな!」
「山本、ゴメンありがとう!」
「・・・武、そろそろ手離して良くないかな」
「おっと」
手を離してやればツナの頭に乗って睨んできた小僧
「余計なお世話だ、山本」
「余計なお世話もなにも・・・小僧の身長だと絶対申し込みできないし
なによりアレ、本人達が申し込みしなきゃ意味ないのな」
ズバッと言ってやれば言葉に詰まる小僧
「(山本が珍しく饒舌だな・・・)
ってか睨み合いの中っていい心地わりー・・・(汗」
「ねぇ、話のこし折るようで悪いけど・・・二人で来たの?」
「ううん、ハルちゃんと獄寺くんもいたんだけど・・・
二人でどっか行っちゃったの」
「なるほど・・・じゃあ、あとで会えるかな」
「どうしたの?」
「イヤ、ハルのと思われるストラップがね?」
「あ!本当だ!これハルちゃんのだよ!」
「今さっきそこで拾ったの・・・」
「私が渡しておくよ」
「ありがとう京子!」
パン! パンパン!
『さぁ今年も始まりました!餅つき大会!
今年の商店街代表ペアは〜〜〜〜・・・
なんと!竹寿司の息子とその幼馴染ペアだぁーーーーー!』
やたらとテンションの高い司会だなぁ・・・
「あ!獄寺さん!
いましたよ、雫ちゃんと山本さん!」
「あ゛?」
今、オレはアホ女ことハルと一緒にいる
理由?んなもん・・・10代目に淡い(?)恋心を見抜かれたからだ
『獄寺くん』
『何でしょう10代目』
『ハルのこと・・・好き、でしょ』
『なっ////なんでそんなことを//』
『だって獄寺くん、ずっとハルのこと見てるし』
『どうせなら2人で回ってきなよ』のお言葉に甘え、行動している
クソッ・・・無自覚だったぜ・・・
「獄寺さん!向こうの方が見やすそうですよ!」
「わっ、バカ引っ張んな」
グイグイと列の前のほうへ引っ張るハル
「えへへ、最前列です!」
最前列まで来たハルは、オレの手を掴んだままステージを見た
・・・人の気も知らないでコイツは
餅つき大会が始まっても繋がれたままの手に意識が行ってしまい
オレの意識はほとんど上の空だった
「・・寺さん!」
「あ?」
「あ?、じゃないですよ!
次は雫ちゃん達の番です!ちゃんとみてなきゃエヌジーです!」
「分かった分かった、ちゃんとみっから!」
「もう・・・
あ、出てきました!」
ハルの言葉で我に返り、ステージに意識を写せば・・・
中学生とは思えない雰囲気を出している二人がいた
っ!な・・・マジかよ
同い年、てか本当にアイツ等なのかよ
「雫ちゃん大人っぽいです・・・」
ハルと一緒に見惚れてれば始まる餅つき
「よっ」
ペタン
「はい」
「ほっ」
ペッタン
「はい」
中学生ペアとは思えない息のあった動きに
司会さえ何も喋らずに見入っていた
「せい!」
ペッタン
「はい」
凄いです・・・
獄寺さんと餅つき大会を見物中
雫ちゃんと山本さんペアの出番になり、一気に騒がしくなる会場
雫ちゃんの雰囲気は、先ほど見たときよりもずっとずーーーーっと
「雫ちゃん大人っぽいです・・・」
小さく呟けば頷いてくれる獄寺さん
☆★☆★☆★
あっという間に終わった雫ちゃんと山本さんペアの餅つき・・・
優勝者が決まるまでの少しの間、私たちは京子ちゃん達と合流することにしました
「京子ちゃーーーん!」
「ハルちゃん!」
「雫ちゃん、凄かったですね♪
ハル、見とれちゃいました(照笑」
「私もだよ
あ、そうだ!ハルちゃんコレ」
「はひっ!ハルの携帯のストラップ!
どうしたんですか?」
「雫ちゃんが拾ったって言ってたよ」
はひ〜〜〜、お祭りをエンジョイしてて気がつきませんでした・・・
ってアレ?
一つ気になることがあり、私は獄寺さんの方に目を移した
ハル・・・一度もツナさんのこと思い出しませんでしたし・・・
獄寺さんに一度も暴言吐かれてません
『これより、表彰式を行います』
「あ、表彰式が始まるみたいだから行こうか」
「うん」
「はい!」
獄寺さんの隣、意外と居心地良かった・・・
「おいアホ女!さっさとしねーとはぐれんぞ!」
前言撤回です!
「あ!待ってくださいよ!」
獄寺さんの隣は居心地良くなんてありません!
優勝は結局、雫ちゃんと山本さんペアでした
さすが幼馴染コンビ Byツナさん
阿吽の呼吸だったね♪ By京子ちゃん
To be continue..
後書きという名のスライディング土下座 orz=з
・今回は「綱京」「獄ハル」を意識して書いてみたものの・・・見事玉砕
また着地点を見失った小説に・・・
・今年もこんな感じの小説更新ですが、よろしくお願いします
- Re: リボーン〜水のキラメキ〜 ( No.72 )
- 日時: 2012/01/19 18:05
- 名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)
いまさらだけど・・・
あけおめーーーー!!!ことしもよろしくね!
ご、獄寺がハルを・・・!
ビックリ!!
- リボーン〜水のキラメキ〜 ( No.73 )
- 日時: 2012/01/31 22:28
- 名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)
一話ごとにまとめました!
少しは読みやすくなったかな・・・?
オリキャラのイラストを‘お絵カキ1号館’にアップしました!!
キーワード:リボーン ユキ
検索対象:題名 投稿者
のどちらかで検索してもらうと出てきます!!
ようやく出来た・・・
- リボーン〜水のキラメキ〜 ( No.74 )
- 日時: 2012/02/11 20:22
- 名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)
日常編〜標的22〜
〜夏祭り、花火、すれ違い〜
今日は並盛神社で行われてる夏祭り
「よっと」
バコン!
七夕に行われた‘ボンゴレ式七夕祭り’で武と隼人が市民館の壁に穴を開
けてしまったらしく
それの修理費をチョコバナナの屋台で武、隼人、綱吉、私の四人で稼い
でる・・・
「ほっ」
ガゴン
最中だったんだけど・・・
「・・・武、そろそろ帰らない?」
「ん〜〜、あと一球な」
「(ため息)」
毎年やってる的当てボールの屋台にいます、現在進行形で
「♪」
ゴッ
「オーケーなのな、雫」
「せめて景品を受け取ってあげて」
「?」
的当てと言っても景品にボールをあてる形式
その為、武が百発百中で当てた景品が下に転がっていた
「だって雫が欲しいもんなかったんだろ?」
「確かになかったけどね・・・」
「ならいいのな」
「良くない良くない」
手を引いて歩いていこうとする武を先に行かせ
私は屋台にお兄さんに頭を下げた
「すいません、そのブレスレットもらえますか?」
£「か、かまわないよ(苦笑
それにしても凄いねあの子は(苦笑」
「これでもう少し周りに気を使ってくれればいいんですけど・・・」
全く、屋台のお兄さんに気を遣わせちゃったじゃん・・・
屋台のお兄さんからブレスレットの箱を受け取った私は浴衣の左袖にしまい
カンカンカンカン
浴衣に不釣り合いなヒール付きのサンダルを鳴らしながら少し先にいた
武に近寄った
「遅いのな」
「例え欲しいものがなくても受け取るのが礼儀というものよ?」
「う・・・」
武は罰が悪そうにそっぽを向くと私の手を掴んで速歩きしだした
わっ、ちょっ、そんなに早く歩けないんですけど!!
いくら下が履き慣れたサンダルとはいえ、浴衣で行動してる為
私は武についてくのが必死だった
「ちょ、武!」
「なんなのな」
え、なんで怒ってるの?
ついてくのに限界を感じて武の手を引いたら何故か不機嫌な返答が返ってきた
「なんで不機嫌なのか分からないけど・・・
兎にも角にも私は今日浴衣を着てるの、あんまり早く歩かれるとはだけちゃうじゃない」
「・・・・・・」
あれ?反応が返ってこない?
なんか嫌な予感がした私は武の顔を覗き込もうとして止めた
不機嫌になりたいのはこっちよバカ
せっかく二人っきりで回れると思って頑張って浴衣新調したのに・・・
浴衣には一切ふれてくれないし、気遣ってくれないし・・・
武から目をそらし、何か綱吉達に買っていこうかと周りを見渡した時
「おい!雫!野球バカ!!」
「隼人」
突然の隼人の声に後ろを振り返った
「どうしたの、いきなり」
「リボーンさんから連絡が入った、10代目が境内で不良と喧嘩してるらしい」
『ツナ/綱吉が?!』
嘘!なんで綱吉が?
「なんでも売上金パクろうとした奴追っかけてったらしい」
「急ぐのな!!」
隼人の言葉に駆け出したはいいけど・・・
浴衣で来たのは失敗だったかな?
走ると浴衣がはだけてしまいそうで上手く走れなかった
「っ!ゴメン!!先行って!!」
「はぁ?!」
隼人は立ち止まると私を振り返った
「私今日浴衣なの
だから二人と同じ速さでいけないから」
「チッ・・・ちゃっちゃと来て後方援護しろよ」
「うん」
一度私の頭を撫でると隼人は武を連れて走って行った
「さて・・・持ってきてたっけ?」
私のLa mia pistolaは・・・
っていうかマジ武が不機嫌すぎて逆に笑える(苦笑
ひったくり犯を追いかけて境内へと走り込めば
目の前に現れたライフセーバーの先輩
眼前にナイフを突きつけられた瞬間に聞こえるヒバリさんの声
ヒバリさんのおかげで手を離してはもらえたものの相変わらず取り囲まれたまま
ゾロゾロゾロゾロゾロ・・・
「中坊一人しとめるために柄の悪い後輩を呼び過ぎちまってな」
後から後から出てくる人達
「何人いるのーーーーー!?」
だぁーーーー!山本と獄寺くんも呼んでこなきゃ太刀打ちできないよ!!
頭を抱えれば聞こえる
「だったらお前も 戦え」
銃声とリボーンの声
「復活!!!死ぬ気でケンカーーー!!
オラァ!来やがれ!」
「余計だな」
オレは拳を、ヒバリさんはトンファーを構え
戦闘態勢に入れば襲いかかってくる先輩たち
「たかが中坊二人だ! 一気に仕掛けろ!!」
ライフセーバーの先輩の声に呼応するかのように聞こえた爆発音
ドガァン
「10代目!!」
「助っ人とーじょー」
山本!獄寺くん!
先輩達をなぎ倒しながらオレの近くにきた二人
「10代目、この後雫も後方援護にきます」
「!!?」
雫も?!
獄寺くんの言葉に驚いてると
パァン
決して大きくない乾いた破裂音が響いた
「ふぅ・・・大丈夫〜?三人とも〜」
「雫!!」
「ワォ、キミ浴衣じゃん」
「だからこそ、後方支援なんです」
「まぁいいや」
雫は被害の来ないところからエアガンを発砲し、オレ達を助けた
「ヒバリと初の共同戦線だな」
小僧の言葉にヒバリは・・・
「冗談じゃない、ひったくった金は僕がもらう」
とんでもない自己中発言をした
『なぁ?/へっ』
「やらん!」
「当然っス」
四者四様の反応を返せば‘ニヤリ’と笑うヒバリ
それを皮切りに激しくなるケンカ
「雫!」
「なに、綱吉」
ドガッ
パン!
「そっち!」
ツナのさした方を見ればオレ達が稼いだ売上金が置いてあった
「!(そういうことね)」
ツナの意を汲んだらしい雫は得意の鎖でその箱を
ヒュッン!
器用に奪い返した
「奪還完了!!っと(慌」
ブゥン
雫が箱を手に持った瞬間、例の先輩が雫に殴りかかった
「ゲッ(汗」
「テメェはあん時のアマじゃねーか!
テメーのせいでオレのプライドは・・・」
先輩が雫に向けてナイフを振りかざし・・・
「邪魔、僕の前に立たないでくれる?」
ヒ、ヒバリ!!?
ヒバリが問答無用で殴り飛ばした
「恭弥さん!」
ヒバリは雫を背に庇うように立つとなにか会話し始めた
「キミも手伝ったわけ?」
「え、あ・・・はい」
「ふぅ〜〜〜ん・・・
なら今回は特別に見逃してあげるよ」
「え」
「似合ってるよ、その浴衣」
「あ////ありがとうございます////」
「(ニマッ」
「(ヒバリのやろー・・・もしかして雫のこと気に入ってんのか?)」
ゴカッ
ドオォン!!
パアァン
ドスッ
その後、なんとかケンカに勝利し・・・
「恭弥さん、私たちの売上金見逃してくれました」
「んなっ!!あのヒバリさんが!?」
「(これ完璧に雫のこと気に入ってるな)」
売上金も守りきった
でも・・・なんか嫌なのな・・・
「なんで見逃してくれたんだろう・・・」
「あ〜〜・・・・・・私がいたから?」
「なんじゃそりゃ!!」
「あのやろー完全に気に入ってますよ、雫のこと」
「だよね!じゃなきゃおかしいよね!?」
「おかしいかな・・・結構優しいよ?恭弥さん」
『雫相手だけ だろ!?/でしょ?!』
「え〜〜〜(笑」
今日の雫は(どうやら新しく買ったらしい)黒地に白の線で
紫陽花(?)の描かれた浴衣に身を包んでいた
なんでそんなかっこで来るのな・・・
オレが隣にいるのに他の奴等がジロジロ見てたし・・・
それに気づかず単独行動しようとするし・・・
「おーーーい」
「ツナさーーん、雫ちゃーーん」
「京子ちゃん!ハル!」
「なんでこんなとこ来たんだよ・・・」
「オレが呼んだんだぞ」
「アルコバレーノにしては良い事すんじゃん」
「どういうことだ」
「そのままの意味
知ってる?ここって花火の穴場スポットなんだよ!」
「ハヒィ!さすが雫ちゃん!地元っ子ですね!!」
「とりあえず座った方が良くないっすか?
そろそろ始まる時間っすよ」
「え!じゃあ・・・」
オレが内心モヤモヤしてる間にツナ達はいつの間にか座ってた
(小僧・ツナ・笹川・雫・三浦・獄寺の順)
「凄かった〜〜花火」
「・・・・・・」
「・・・ねぇ、武
いつまで不機嫌なのよ」
花火も終わり、目標金額を稼げた私たち
(何故か売上金はそのまま四人のお小遣いになった)
皆と分かれて二人で家路についたはいいけど・・・
ケンカの前からの不機嫌が未だに直ってないよぉ・・・(泣
「というより、なんで怒ってるの?」
「雫が悪いのな」
「へ?」
少し前を歩いていた私は武の言葉に後ろを振り向けば
ダン!!
「っ!いっつぅ〜〜〜」
思い切り近くの塀に押し付けられた
「雫が無防備すぎるのが悪いのな・・・」
「はぁ?」
意味わかんない
押さえ付けられた肩の痛みに耐えながら武を見上げれば
街灯の灯りが逆光となり、表情が読み取れなかった
「なんでそんなかっこなのな?
ケンカだってヒバリに護られてたしよ・・・」
「っ!!」
なんだか知らないけど・・・武が怖い・・・
ギリッ
「いたっ!!」
武は私の肩を押さえ付けてる手に力をギリギリと込めてきた
「離してよ武!」
「オレが必死になって近くにいるのに・・・」
ダメだ・・・聞こえてない
「浴衣なんて着てこないでほしかったのな」
「え・・・」
武の言葉に思わず涙を溢せば
「!!!雫・・・オレ」
我に返った武
肩を押さえていた手を離し私の顔を覗き込もうとするから
パンッ!!
頬を思いっきり平手打ちしてやった
「武のバカ!!
武に褒めてもらいたくて浴衣新調したのに・・・
着てこないで欲しかったって酷いよ!!信じらんない!!」
「雫・・・」
「このブレスレットだって、武がさっき的あてで当ててた物だし・・・」
「!!!?」
「もう知らない!!勝手にすれば?!私の隣にいてくれなくていいよ!!
これからは一人で行動させもらうから!!」
思いっ切り武を突き飛ばし、家に向かって駆け出した
満月の光が手首につけたブレスレットに反射し、夜道を照らした
武なんてもう・・・知らない!!
To be continue..
後書きという名のスライディング土下座 orz=з
・今回のお題は‘雫と山本のすれ違い’なのですが・・・
見事にドロドロになりました
・ちなみにしばらくこの状態が続きます(話を繋げるある意味キーワード)
・この後黒曜編のある標的まですれ違ったまんまです
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