二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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リボーン〜水のキラメキ〜  
日時: 2011/11/19 19:00
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)
参照: http://yuma-y1995@m2.pbc.ne.jp

ポケモン小説をかいてるユキです。
今回は‘家庭教師ヒットマンリボーン’の小説に挑戦です。前々から書き溜めていたもので原作沿いです。
↓は、主人公の設定とおおまかな動きと関係性です。

海音 雫(かいね しずく) 12歳.156cm.7/14.蟹座
・武と幼馴染で並中1年生
・‘文武両道’が似合う女子
・‘他人優先’と‘有限実行’が座右の銘
・美術部所属、環境委員の副委員長
 補足
  ・ハーフの為、瞳はピンク/髪は淡い水色
  ・先祖はボンゴレ創立時から居て、‘水の使い’
   と呼ばれていた
  ・属性は‘水’、武器は特殊な鎖と銃
  (両方とも上着の袖、もしくはスカートの下)
  ・十年後は主に銃を使用
  ・両親は他界(詳しいことは本編で)
  ・マフィアを憎んでる、でもツナの考えを知り
   ファミリー入り
  ・竹寿司の隣の家で一人暮らし中

綱吉達とは大の仲良し、恭弥さんは頼れる先輩(風紀委員を含む)、了平さんは楽しい先輩、黒曜組はそこそこ仲良し、髑髏は大親友♪

傾向...
  ・どちらかというと学園恋愛モノ、酷い扱いを受
   る人は限られてます・・・
  ・NLCP多数、綱京/獄ハル/雲髑など・・
  ・ツナが結構勇敢
  ・山本がマフィアについてすでに知っています
  ・主人公の過去が暗いです
  ・酷い扱い...シャマル、バーズ、レヴィ、ジル

上記のことが許せる人は見ていって下さい!

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リボーン〜水のキラメキ〜   ( No.80 )
日時: 2012/03/21 19:15
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

黒曜編標的26〜脱獄囚と指令〜




  このままじゃ・・・やられる・・・
  でも、死ぬ気丸持ってないし〜〜〜〜
     シュッ
    もう一度放たれた何か
「10代目!!」
     グィン
「へっ!?」
    獄寺君に名前を呼ばれた瞬間にブレる視界
     ガッ
    地面に突き刺さる針
     ズザーーーッ
  いってーーっ!擦った腕が痛い!
「フーーーーッ
 滑り込みセーフ、ってとこだな」
「「山本ぉ!/野球バカ!」」
    オレのことを引っ張ったのは山本だった
「学校行こうとしててさ
 通りかかったら並中生がケンカしてるっつーだろ?爆発音も聞こえたから獄寺かと思ってよ」
  た・・・助かった・・・
    内心スッゲーホッとしてると
「野球バカ」
「どーしたのな、獄寺」
「不覚だが、オレは戦線離脱する後は頼んだぞ」
    珍しく獄寺君が山本に頼みごとをした
「ああ、わかってる・・・」
    獄寺君から黒曜中の男の子に視線を移した
「こいつぁ・・・おだやかじゃねーな」
    背中からバッドを取り出した
  滅多に怒らない山本が・・・・・・
「邪魔だ」
     シャッ
     キィン!
「!」
    山本は簡単そうにヨーヨーを真っ二つにした
  切ったーー!!てか山本のバッドだったのーー!?
「そうか・・・おまえは並盛中学2−A出席番号15番山本武・・・」
「だったら何だ」
  そーだ、山本はケンカランキング2位だ・・・
    男の子はめんどくさそうに眼鏡をかけなおすと
「おまえは犬の獲物・・・もめるのめんどい・・・・・・」
    そう言って背中を向け
「伝言・・・忘れてた・・・
 “人魚姫は預かってる”」
    これだけ言い足すとどこかへと歩いていった





「なぜ?
 どーして隼人が治療を受けてるのがここなのよ」
「ビアンキちゅわ〜ん」
「よるな!!」
     バキッ
    傷だらけの獄寺君を取り敢えず運び込んだ学校の保健室
    例のごとく、男は治療してくれないシャマルに代わり獄寺君の治療をしてるのは
「獄寺さん、動かせますか?」
「ああ、サンキュ」
「いえいえ、ハルにかかればこれぐらい♪」
    何故かうちの学校に入り込んでたハル
「なんだよー、運んできたのソイツ等だぜー
 男の治療はしねーけど器具貸してんだ」
「治療しなさいよ!!」
     ガッ
「ボヘッ!」
    シャマルの言い分に怒ったビアンキは容赦なくぶん殴った
「隼人の治療は私がするわ!!
 邪魔するなら出てって!!」
  え、治療をビアンキが!?
    ビアンキの言葉に山本と思わず顔見合わせた
「んなことしたら・・・
 治るもんも治らんぞ」
  あ・・・・・・
    案の定というかなんというか、シャマルはもう一発殴られた
「出来ました!パーフェクトです!!」
    そうこうしてる内にハルが獄寺君の治療を終わらせた
「そーいえば、なんでいるんだ?」
「確かに」
    視線をハルへと動かしきいてみると
「リボーンちゃんに頼まれたんです」
  リボーンが!?
「そうだぞ」
「リボーン!」
    窓から入ってきたリボーン(背中に繭になったレオンがくっついてた)
「何調べてたんだよ!」
    机の上に着地したリボーンはそのまま
     トンッ
    ハルを気絶させた
  確かに聴かせるには向かない話だけどさ!
  咄嗟に抱き留めた獄寺君が赤くなっちゃったよ!!
「イタリアでおきた集団脱獄を調べてたんだ」
「「だつごく?」」
「ああ
 1ヶ月前に大罪を犯した凶悪なマフィアばかりを収容していた監獄で脱獄事件がおきた
 脱獄犯は看守と他の囚人を皆殺しにしやがった
 その後マフィアの情報網で脱獄の主犯がムクロという少年で
 仲間3人と日本に向かったという足取りが掴めたんだ
 そして、黒曜中に4人の帰国子女が転入しあっという間に不良を絞めたのが20日前のことだ
 リーダーの名を六道骸」
「な・・・」
  かなり恐ろしい人がオレのこと狙ってんのーーー!!
「マフィアがツナを狙ってるのか?」
    山本の言葉にリボーンは首を振った
「逆だぞ、奴らはマフィアを追放されたんだ」
「え・・・・・・」
  追放って・・・・・・
「(10代目〜、オレそろそろ鼻血抑えんのムリになってきたんすけど〜)」


「ちなみに9代目から手紙を預かったぞ」
「9代目だって!!」
    驚きに固まれば
「“親愛なるボンゴレ10代目
  君の成長ぶりはそこにいる家庭教師からきいてるよ
  さて、歴代ボスがしてきたように
  次のステップを踏み出す時がきたようだ
  君にボンゴレの最高責任者として指令を言い渡す
  12時間以内に六道骸以下脱獄囚を捕獲
  そして捕えられた人質を救出せよ
  幸運をいのる
  9代目”」
「なんだよそれーーー!!」
  もうちょっと時間に猶予を下さい!!
    9代目の手紙の内容に思わず突っ込んだ
  12時間以内にってかなり難しいんですけど?
「“追伸
  成功した暁にはトマト100年分を送ろう”」
「そんな大量にトマトばっかいらねーよ!!」
「ちなみに断った場合は裏切りとみなしぶっ殺」
「そこはおまえが書き足しただろ!!」
  明らかに文脈が変わってんですけど!?
    素直に突っ込めば微かに聞こえた舌打ち
「とにかく、制限時間まで時間がない
 突入するしかないよね」
    話題をそらすためにわざと自分から言いだせば
「そうっすね!」
「いいと思うぜ」
    賛同してくれる2人
「私もいくわ!
 隼人が心配だもの」
    張り切って手をあげるビアンキ
  逆効果ーーー!!
    相変わらず騒がしいオレ達にリボーンは笑った
「今こそ守りから攻めに転じる時だ
 奴らのアジトは新国道が出来て寂れた旧国道の一角だと思われる
 多分、人質もそこにいるはずだ
 おまえ達のよく知る人質がな」
    いつになく真剣なリボーンの言葉にオレ達は気を引き締めた
  ・・・・・・黒曜中生の言ってた‘人魚姫’って誰のことをさしてるんだろう

                To be continue..




オマケ
「10代目、一回解散してもらってもいいっすか?」
「いいけど・・・?」
「アホ女のこと送ってきます」
「あ・・・・・・了解」









後書きという名のスライディング土下座orz=З
・例のごとく原作ガン無視になりました
・人魚姫はあの少(ネタバレ厳禁

・ここまで読んでくださりありがとうございました

リボーン〜水のキラメキ〜   ( No.81 )
日時: 2012/03/21 19:19
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

黒曜編標的27〜消えた少女〜



    いざ出発という段階になって山本がオレと獄寺君を物陰に引っ張り込んだ
「・・・ツナ、獄寺
 落ち着いて聞いてほしいのな」
「山本?」
    文句を言おうとした獄寺君も山本の辛そうな表情に口を接ぐんだ
    山本は悔しそうに眉を寄せると口を開いた
      「雫が行方不明なのな」
「えっ!なんで!
 ってかいつからー!!」
「昨日、他校の先輩んとこ遊びに行ってそれっきりらしい・・・」
  んなーーーー!!ってあれ?
「山本」
「ん?」
    獄寺君はオレも疑問に思ったことを率直にきいた
「らしいって・・・なんでだよ」
「・・・雫、まだ口きいてくれなくて
 親父からきいたのな」
  雫、容赦ないな・・・(汗
「どこの学校の先輩に会いに行ったか知ってんのかよ」
    獄寺君の言葉に山本は凄く言いにくそうに・・・
「黒曜中・・・」
    犯人が所属する学校名を言った
「んなっ!!」
「それだけじゃないのな、さっき小僧が言ってた・・・ムクロって人の名前も・・・」
    山本はそれだけ言うと、壁伝いに座り込んだ
「・・・・・・リボーンさんに伝えてくる」
    獄寺君は唇を噛み締めるとリボーン達の所へ走っていった
  雫が敵のところへ?・・・もしかして
「山本」
「?」
    座り込んで頭を抱える山本に、オレは一つ確認した
「雫はいつからその人達と?」
「えーーっと、親父の話だと二週間前・・・」
  その時はまだ事件は起きてない・・・
「雫・・・・・・」
「多分雫は巻き込まれてるだけなのな!」
「なら尚更危ないんじゃ」
「雫は基本的に危なくなったら能力使うから安心だど思うのな
 それでも」
      頼む、無事でいてくれ
    山本の悲痛な祈りに、オレは空を仰いだ
  雫、どこにいるんだよ



   カツン   カツン   カツン
   キイィィィ・・・
「M・M、雫の様子はどうですか?」
「骸ちゃん・・・よく眠ってるわ」
「そうですか・・・」
「骸ちゃん」
「どうしましたM・M」
「信じられないわ、雫がマフィアだなんて」
「僕だってそうですよ・・・でも雫の戸籍のみる限り、特殊な家系のようです」
「特殊?」
「はい
 M・Mは“憤怒の狼”、“紅の人魚”を知っていますか?」
「えぇ、噂だと確か・・・“蒼燕の騎士”と“風の魔神”とともに亡くなったって」
「裏社会だとよくあるウソですよ、それは
 雫は“憤怒の狼”と“紅の人魚”の実子、まぁ信じる人は少ないでしょうね」
「・・・・・・」
「少なくとも、この氷の彫刻を見れば“紅の人魚”の娘だということは有名になるでしょうが・・・」
「・・・雫、雫には攻撃しないから
 全てが終わったら、また遊びましょう?」



        囚われた少女は全てを拒絶するかのように眠り
        少女を守るように、氷の蔦が少女を包み込んでいた
        少女が夢みるは、幼馴染み達の夢?それとも・・・




              To be continue..






後書きという名のスライディング土下座orz=З
・文才能力0に等しいから場面がよくわかんなくなった
・骸の口調が今一つ掴めてない
・なんか短い

リボーン〜水のキラメキ〜   ( No.82 )
日時: 2012/04/21 19:29
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

黒曜編標的28〜山本vs城島犬〜






    ツナ達と旧テーマパーク(?)の黒曜ランドに乗り込んだ
    ツナ曰く、入ってすぐになんか施設があったらしいけど・・・・・・
  なんも見当たんないのな・・・
    周りに警戒しながら歩いていると
「・・・なぁ、これってなんかの足跡じゃね?」
    獄寺が血のついた真新しい足跡を見つけた
「なんかいることは確かね」
   プイッ
  相変わらず獄寺はビアンキ姉さんが苦手みたいだな
    獄寺の言葉にビアンキ姉さんが反応すると、獄寺は凄い勢いでそっぽをむいた
「!!後ろ!!」
    ツナの叫びに後ろを振り向けば
   ガサッ
   ドッ
    デッケー犬が襲いかかって・・・
「なんだコレ・・・」
    犬は血を吐き出すとそのまま息絶えてしまった
「ヒィッ!この犬、お腹抉られてるよ!」
    ツナは自分の方に飛んできた犬をキャッチし、その姿に悲鳴をあげた
「なんだコイツ等!!」
    気づいたらそういう犬がオレ達に向かって走ってきてるのに気がついた
「狙われてるわ!」
「は、走るんだ!!」
    唯一黒曜ランドの地図を知ってるツナを先頭に黒曜ランドの奥へと走り出した
        「ツナ!この先どうなってるのな!」
        「確か植物園があったはずなんだけど!」
        「10代目、見当たりませんよ!」
    走りながらそんな会話をしていれば
「かかったびょーーーん」
    目の前に飛び出してきた黒曜中生
「おっと」
    奴はオレを獄寺やツナ、小僧達と引き離すかのように着地し
「ぎゅぎゅーーーん!!」
    勢いよく飛びかかって来た
  ヤッベ(汗
    咄嗟に回避すれば・・・
   バキッ
「「「「「!!!!?」」」」」
   −ーーーーーガシャーン!!
    何かを踏み抜いたらしく、けっこう深い穴に落下した
「山本?!」
「おい、大丈夫かよ野球バカ!!」
  いっ、てぇ〜〜〜
    取り敢えず周りを見渡せば   真っ暗
  光源がもしかしてオレが落ちた穴だけだったりすんのか・・・ここ


「・・・どうやらツナが言ってた植物園に落ちたようだな」
「えぇ!どういうことだよ!」
「おそらく地殻変動で埋まったんだろう」
「と、とにかく獄寺くん!ロープ調達してきて!!」
「はい!!」


「カンゲーすんよ、山本武」
    容易くトラップに引っかかってくれたオレの獲物
「っ!」
    オレの姿を視認した瞬間に獲物から発される鋭い殺気
  うへぇ、骸さんの言ってたこと本当かよ・・・
      ‘いいですか犬、貴方が相手する山本武は
       かつて裏社会においてその名を轟かせた・・・’
「さすが‘蒼燕の騎士’の息子らな」
「な!なんでそのことを知ってんだ!!」
「さ〜〜?
 つーことで・・・いったらっきまーーす!!」
    先制攻撃を仕掛ければバットで防ごうとする獲物
  あめ〜びょん!
   バキン
    易々とバットを噛み砕いてみせると、息を飲む獲物
「山本のバットがーーーっ!!」
    一定の距離をつくってやればオレを睨みつけてきた獲物
  これでアイツの武器はなくなった・・・
「意外とよえーんらな」
「何っ!」
「‘人魚姫’のがつえーよ」
「(人魚姫!一体誰のことなんだろう)」
  ホント、人魚姫のがつえー
    オレの脳裏には数日前の記憶が浮かんでいた

       『ケンカ・・・ですか?』
       『そーだ!お前んとこの生徒が強いって言ってたからな!』
       『あぁ・・・売ることはないんですけど、買ったりします』
       『だろ!オレとやろうぜ!!』
       『・・・ハァ』

    試しにケンカしてみた結果、オレのボロ負け
  ケガさせてねーのに骸さん達には怒られるし、人魚姫には平謝りされるし・・・
  いいことならっらけろな(ため息


    目の前の黒曜中生からでた“人魚姫”という言葉
「おい」
「ん〜?」
「雫はどこだ!!」
    噛み砕かれたバットを構え、そう叫べば
    一瞬キョトンとしたと思ったら笑い出した黒曜中生
「さ〜〜〜な、オレを倒したら教えてやんよ」
   ブチッ
  手加減してやろうと思ったら・・・
    オレの雰囲気に気づいたらしいツナは
「山本!手加減しなくていいよ!!」
    許可をもらった
「っ!!(なんだコイツ、一気に雰囲気が!!)」
「悪ぃけど・・・手加減しねーぜ?」



  雫が人魚姫?
    山本が黒曜中生を倒したのを確認したオレと獄寺くんは
    少しの疑問を持ちつつ、山本の事を引っ張りあげた
「おい、山本」
    山本があがってくると同時にリボーンが詰め寄った
「海音が“人魚姫”ってどういうことだ」
「・・・・・・悪ぃけど、小僧には教えられないのな」
    山本は苦笑いしながらリボーンの質問に答えた
「ツナ、これでハッキリしたのな」
「まさか・・・」
    オレと獄寺くんは山本の言葉に息を呑んだ

       「雫も・・・人質にされてるのな」

  そんな・・・
「チッ、雫もかよ」
「どーしよー!」
    行方不明だった雫はやっぱり人質にされていた
  待ってて雫、オレ達が助けだすから!



               To be continue...




後書きという名のスライディング土下座orz=З
・バトルシーンがなくてスイマセン!!
 実力的に無理でしたぁ!

リボーン〜水のキラメキ〜   ( No.83 )
日時: 2012/08/07 22:31
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

黒曜編標的29〜最低バーズ、三つ子の悪魔〜




    さらに奥へと足を進めていると
     チー  チー
「わっ、なんか鳥多くない?」
「確かに・・・」
    だんだんと黄色い鳥の数が増えてきた
  なんか嫌な予感がする・・・
    オレは不安になってきてキョロキョロと辺りを見回した
「10代目?どうされました」
「な、なんでもない」


    しばらく歩いていると見えた休憩スペース
「よし、少しここで休むか」
    リボーンは少し笑うと机に飛び乗った

「ハァ〜〜〜、疲れた〜〜〜〜〜!」
「ツナ、貴方闘ってないでしょ?」
「そうなんだけど・・・」
「どうしたのな?」
「・・・なんか監視されてる感じがしてさ
 息が詰まるっていうか・・・」「今もしてるのか?」
「うん・・・」
       「ウジュジュジュ、流石ボンゴレⅩ代目」
「っ!!誰だ!姿を現わしやがれ!」
「ウジュジュジュ、これは失礼」
    物陰から出て来たのは黒曜中の制服に身を包んだ・・・
  オッサン!?
    皆して構え
「オッサンが制服って・・・
 ヒクのな」
「山本ぉーーー!!!!」
    山本の言葉に大声で突っ込めば、オレの代わりに獄寺くんが頭を叩いた
「何するのな・・・」
「黙っとけ野球バカ!!」
    恐る恐る相手の顔を伺えば
「・・・(ビキッ」
  やっぱり青筋浮き出てるーーーーー!!
「ひぃーーー!!」
    相手は一つ、咳払いをすると
   ピッ
    なにかのスイッチを押した
「これを見てください
      お友達が狙われてますよ」
  って言われても・・・
「・・・見にくいんですけど」
「おっと、これは失礼」
   ピッ
    男性はもう一度スイッチを押すと、今度は壁に映像が映し出され・・・
「京子ちゃん!」
「アホ女?!」
    二分された画面には
    イヤホンを耳につけ、家路についてるハルと
    どこかのベンチに腰かけてる京子ちゃん



    笹川と三浦の姿が映し出されたと同時に2人から吹き出す‘殺気’
    隣でその殺気を受けてるオレは背筋を冷たいが流れた
「てめー何たくらんでやがる!」
    獄寺が花火を取り出したのを見て、オレは慌ててとめた
「落ち着け獄寺、下手に手だしたらアイツ等が危ない」
「・・・クソッ」
    眼鏡のオッサンは気味悪ぃ笑みを浮かべたままオレ達と会話し始めた

「私の名はバーズ。その名の通り、鳥を飼うのが趣味でしてねぇ
 ご覧の映像は可愛い鳥達に埋め込まれた小型カメラから送られているものです」
    オッサンが指を鳴らすと、画面に黒い影がよぎった
「?」
    よく目をこらせば、(これまた)気味悪ぃ生き物が笹川達に近づいていた

         「気がついちゃいました?
          あれは私に忠実な三つ子の殺し屋の内の二人でしてね
          あんな可愛い顔していますが、刑務所にいる10年間
          ずっと拘束具を外してもらえなかったほどの
                凶悪な連続殺人犯なんですよ     」

「な、なんだってーーー!!」
    知らされた情報にツナの表情は一気に青くなり
    獄寺は拳を握り締め
「あの子達に何をする気!?」
    ビアンキ姉さんの言葉と同時に
    獄寺が鬼みてーな形相でオッサンの胸ぐらを掴み上げた

        「ふざけんな!!アホ女や笹川はカンケーねーだろうが!!
         殺し屋を戻さねーとぶっ殺すぞ!!」

  獄寺・・・そうか、獄寺は三浦のこと・・・
    オッサンは対して気にした様子もなく
「おっと、私に触れない方がいい
 ほらお友達が・・・・・・バラされちゃいますよ」
    最悪なことを口にした
「獄寺くん!手を離すんだ!」
    ツナの一声に獄寺はオッサンを離し、オレ達のところへ戻ってきた
「くそっ・・・」
    ウキウキとしたようすのオッサンを尻目に、ツナは何かに気づいたようだった
「もしかしたら・・・2人は助かるかも」
「本当ですか!10代目!!」
「うん」



    10代目が言うには、笹川とハルには雫の能力の加護がついてるかもしれないとのこと
「確かに、雫が手作りのアクセサリを2人に渡してたのな」
「どういうこと?」
    姉貴は怪訝そうに山本をみた
「雫の能力で造られたビーズが嵌ったアクセっす」
  ビーズ・・・アクセ・・・
        『見てください獄寺さん!雫ちゃんがお守り代わりにくれたんですよ!』
        『京子ちゃんと花ちゃんとおそろいなんです♪』
  あ・・・
「10代目、おそらく持ってると思います」
「本当!」
「少なくともハルの方は身につけてるかと」
    オレの言葉にリボーンさんは不服そうに顔を顰めた
      「では、お仲間でボンゴレ10代目をボコ殴りにして下さい」
「「「「「!!!?」」」」」
    そんな中いきなりオッサンは無茶な提案をしてきた
    そのうえ・・・
「まあ、断られても私は困りませんがね」
「ハァ?」
      「私のもう一つの趣味は人を驚かせることでして
       驚いた時の無防備で無知で無能な人間の顔を見ると興奮して鼻血が出そうになる」
  こんのクソオヤジ・・・
    ギリギリと歯を噛み締めれば口の中を微かに広がる鉄の味
「・・・・・・‘趣味悪いんですね’」
「「「「!!?」」」」
「?! き、貴様もあの忌々しい小娘と同じことを言うんですね」
    10代目とクソオヤジを睨みつけていれば、いきなり山本が変なことを言った
「やっぱり、さっきオレが戦った‘ケン’って奴が雫のこと知ってたからな
 オッサン、雫にこうも言われたろ?
 ‘そんな悪趣味を持ってるなんて・・・私の友達を標的にしたら壊しますよ’って」
「くっ・・・
 もういいですよ」
    クソオヤジは山本の言葉に舌打ちをすると、いきなりにこやかに笑った

        「彼女達の髪が突然燃え上がったらどんなステキな顔をするだろう
         ウジュ、やってしまいなさい!ジジ!ヂヂ!」

「!!」
    急いで画面へと視線を移せば、ライターを笹川とハルの髪に近づけ出す殺し屋
「さあ、決定的な瞬間ですぞーー」
    嬉しそうなクソオヤジ
    何故かオレの隣で笑いをこらえてる山本
[なんで笑ってんだよ]
[見てればわかるのな]
    為す術なくみていれば


   ピキン!   ピキン!


    残り数ミリとなったところで殺し屋達はほとんど音も無く凍った
「え・・・」
「な!」
    オレが山本の顔を見れば、山本は頷き、説明を始めた
「オッサンは雫の能力をどうやら六道から教えられてなかったみたいなのな
 まぁ、簡単にいえば・・・あの殺し屋達はもう死んだも同然だぜ」
    山本はバカにしたように笑った
  ・・・や、やべぇ
「こえー・・・」
    素直な感想を口にすれば横で首をブンブンと勢いよく振る10代目
「わ・・・忘れたのですか!もう一人いるのですよ!」
  ちっ、忘れてたぜ・・・



    バーズは慌てたように何かのスイッチを押した
    画面が移り変わると・・・
「うっ・・・」
    そこにはあり得ない方向に折れ曲がった3人目の姿が
  き、気色悪い
「ジヂ!」
    バーズにも予想外だったらしく、いきなり慌てだした
「どういうことですか!!
 反応を返しなさいジヂ!」
    全員で固まって行方を見てると
「(あれっ?画面の端のなんか見えるのな)」
    鳥がその場から飛び立ったらしく、画面が変わった
    それと同時に隣から沸き立つ殺気
「3人目も死んだってことは
 覚悟出来てるんだろうなぁ?」
「ご、獄寺くん!」
「ヒッ!」
  あ、そっか・・・
  未遂とはいえハルも危険なめに会いかけたんだっけ
    獄寺くんはバーズに早足で近づくと・・・・・・
「オラァ!!!」
    思いっきりバーズの胸部を蹴った
「ゴフッ」
     ドサッ
    バーズはそのまま倒れこみ、動かなくなった
「・・・よえぇ〜〜〜」
「そうだね・・・」



                      To be continue...


後書きという名のスライディング土下座orz=З
・もうほとんどオリジナルに近い感じです、はい
・てかもうこれから先ずっとこんな感じです

リボーン〜水のキラメキ〜   ( No.84 )
日時: 2012/05/23 22:57
名前: ユキ (ID: Bhcs08zv)

黒曜編標的30〜囚われの人魚〜





      ここはどこだろう・・・・・・
      たしか、六道先輩とM.Mさんに会いに来て
      ・・・・・・・・・・・・
      あ、ダメ
      意識が・・・・・・




      ツナ達がバーズと遭遇した時間の黒曜ランドの一室

   ガチャ
「M.M」
「千種
 目、覚めたのね」
「あぁ・・・・・・
 雫は?」
「よく眠ってるんだけど・・・
 部屋には入れないわよ」
「どうして・・・」
「言いにくいんだけど、雫
 能力を使ってるようなの」
「?」
「これを見て」
「!!?
 氷の・・・蔦?」
「そう、これがドアノブを凍らせちゃってるみたいで開かないのよ
 多分骸ちゃんなら開けられるんだろうけど・・・
 私じゃ無理だったわ」
「そう・・・・・・」
「ところで・・・千種は何の用かしら?」

     「骸様が雫の様子をボンゴレに見せろって」

「了解したって骸ちゃんに伝えといて
 それと、この部屋の様子を骸ちゃんに報告よ、ろ、し、く♪」
「・・・・・・メンドイけど、伝えとく」
「それじゃいってくるわ」
「・・・いってらっしゃい」
   キィ〜〜〜
   パタン
「・・・・・・・・・・・・
 雫、また・・・」

   ガチャ
   ・・・パタン



          囚われの人魚は静かに暴走を始めた
          人魚を助けるのは、大空か
             雨の剣士か・・・



                        To be continue...


後書きという名のスライディング土下座orz=З
・皆様お久しぶりでございます(?)
 テスト週間がようやく終わったので更新です♪
・怒涛の更新とまではいかないですが、どんどん更新していきたいと思ってます

・実言うと着地点見失ってます、頑張って修正してくので気長にお付き合いください
・イタリア語への翻訳は「エキサイト翻訳」様に頼りっきりです


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