二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- OLS【薄桜鬼】
- 日時: 2011/02/25 18:48
- 名前: チョコレート (ID: g4i.qhAt)
≪登場人物≫
(オリジナル)
夜月 奏
雛森 桜
(通常設定)メインキャラ。
土方さん
斎藤さん
沖田さん
藤堂さん
原田さん
風間さん
≪第一設定≫
桜→千鶴 (親友)
↓
奏(親友)→薫(親友)
桜→?
↓
奏→千景(恋人)
(設定)
桜 ロリコン、明るくて優しい。頭もいいでもKYで
表現力があまりない。
奏 運動神経がよく、いつも妄想をしている
テンションのあげさげがはげしい
桜と仲良し
桜→茶色の髪、ピンクの目
奏→黒の髪、赤い目
- Re: OLS【薄桜鬼】 ( No.8 )
- 日時: 2011/02/23 21:54
- 名前: チョコレート (ID: VhEuMHpJ)
—…
あの事件から数週間が立った。
桜ちゃんは無事、命には別条はなかった。それが私にとっては不幸中の幸いといったところだ…
ただ、桜ちゃんは最近ずっと何か考え事をしている様だった。
私はただそれが心配でならない。
(食事中、)
「桜。傷大丈夫なのか?」
「うん!大丈夫!大丈夫!この通りもっ!?」
桜が包帯を巻いたところをたたいた瞬間お腹を抱え込んだ。
「あはは!桜。無理しなくていいんだよ!」
「…ふっ!」
「本当に無理するな。お前、傷口のふさがりが遅いんだってな?」
「別に…そんなことがない!もう大丈夫。」
「…お前の傷は、新撰組の傷だ。早く治せ」
「…」
「言い方は悪いけど、あいつの言うとおりだ。桜。そんな傷
早く治しちまえ!!」
「うん…」
- Re: OLS【薄桜鬼】 ( No.9 )
- 日時: 2011/02/24 16:50
- 名前: チョコレート (ID: VhEuMHpJ)
毎日桜ちゃんの傷の手当てを私はした。
でも、おかしなことになかなか傷は治らなかった…
「大丈夫…?なかなかなおらないね。」
「大丈夫。だってずっと前かよりは良くなったじゃん。」
「…そうだね!」
私は無理やり笑って見せた。
(食事)
「最近、ご飯おいしくない?」
「…こないだまでのが不味かっただけだろう。」
「え—?それどういう意味?」
「そうじの作るのが不味いんだよ!」
「きっぱり言われちゃったなぁ。」
「…今は千鶴ちゃんが作ってるの?」
「あ!はい。傷が早く治るように私がお願いしたんです。」
「やっぱ千鶴ちゃんやっさしー!!!」
「あ…桜ちゃん。苦し…ぃ…」
「ごめんごめん!」
「あははは!本当に二人は仲がいいな!」
斎藤さんも、永倉さんも、原田さんも、土方さんもみんなみんな笑っていた。私は時が止まってもいいと思った…
- Re: OLS【薄桜鬼】 ( No.10 )
- 日時: 2011/02/24 17:22
- 名前: チョコレート (ID: g4i.qhAt)
あれから三日後
桜ちゃんの傷はやっとよくなり始めてきた。
そして、わたしにとって最悪な日が訪れようとしていた。
「…山南さん…」
土方さんと山南さんが帰ってきた。
でも、山南さんの腕は包帯が太く巻かれ、山南山は少し暗い顔で部屋に入ってきた。
「腕—…」
桜ちゃんが悲しそうな顔をする。
「大丈夫ですよ。大丈夫。」
山南さんはそういったけど、誰もそれで安心はしなかっただろう。
「山南さん!…どこ行くんですか?」
「ちょっと部屋に。今日はもう寝ます。」
「-…」
この日は皆暗かった。私もとても悲しかった。山南さんのいつもの笑顔—…それがなんだかさびしい笑顔に見えたのだった。
そして、ある夜。
「—…?」
山南さんがどこかに行こうとしていた、わたしはそのまま山南さんをつけて行った。-…どこへ行くんだろう?
結局、山南の部屋へとついた。私は首をかしげながらふすまからのぞいていた。
「…雪村君、貴方でしょう?」
「—!?…気づいてたんですか?」
「…ええ。」
- Re: OLS【薄桜鬼】 ( No.11 )
- 日時: 2011/02/24 20:53
- 名前: チョコレート (ID: g4i.qhAt)
「その…」
「まぁまぁ、こちらに来てください。」
「…!?それは…落ち水?」
「ええ。…」
「だめです!きっと…!きっと山南さんの手はよくなります…!だから!」
「…無理なんですよ。もう…」
「…だめ!!!」
ごくり。その音が静かな部屋に響き渡った。
「…う…うう…うわぁぁぁぁ!!!!」
山南さんのうめき声。私は一瞬頭の中が真っ白になった
ぐっ。
私の刀を抜こうとした。
「な…なにを…!?」
「わ…私の…薬は失敗です。…早く…私を殺して下さい!」
- Re: OLS【薄桜鬼】 ( No.12 )
- 日時: 2011/02/25 17:51
- 名前: チョコレート (ID: g4i.qhAt)
「そ…!?…誰か!!!誰か来てください!!!さん…」
私の首に強い痛みがはしる。それと同時に、息が苦しくなる…山南さんが私の首をしめていた。その山南さんの姿は、ひどく取り乱し、白い髪に赤い目…。もう、わたしの知っている山南さんではなかった。
「どうした!」
土方さんや斎藤さん達が駆けつけてくれたが、わたしは息苦しさのあまり、意識が遠のく。
「山南さん…!?…千鶴!しっかりしろ…!!」
もう、山南さんは誰も止められなくなった。
「えーぃっ!」
桜ちゃんが山南さんの背中を蹴る。
「がはっ…!?」
山南さんが気絶する。
「…ごほっごほっ…ありがと…ぅ…桜ちゃ…ごほっ」
「よかったー!千鶴ちゃんが無事で。…山南さんごめんね…」
「ついに、山南さんも羅刹になっちゃったね。」
—…
「今夜がとうげです。」
山崎さんが言う。
「…そうか。」
暗い空気が漂う。そう、あの土方さんと山南さんが帰ってきたときの空気がー…また再び。-…
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