二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- OLS【薄桜鬼】
- 日時: 2011/02/25 18:48
- 名前: チョコレート (ID: g4i.qhAt)
≪登場人物≫
(オリジナル)
夜月 奏
雛森 桜
(通常設定)メインキャラ。
土方さん
斎藤さん
沖田さん
藤堂さん
原田さん
風間さん
≪第一設定≫
桜→千鶴 (親友)
↓
奏(親友)→薫(親友)
桜→?
↓
奏→千景(恋人)
(設定)
桜 ロリコン、明るくて優しい。頭もいいでもKYで
表現力があまりない。
奏 運動神経がよく、いつも妄想をしている
テンションのあげさげがはげしい
桜と仲良し
桜→茶色の髪、ピンクの目
奏→黒の髪、赤い目
- Re: OLS【薄桜鬼】 ( No.3 )
- 日時: 2011/02/23 19:19
- 名前: チョコレート (ID: VhEuMHpJ)
ある土砂降りの日—…
私は洗濯物を片づけていた…その時。もの音がした
「だ、誰ですか?」
「わぁー!めちゃ可愛いよこの女の子!」
「…そうだね…」
「へっ…!?」
私はびっくりした。二人とも細い塀の上に普通に立っていたからだ。
茶色の髪、ピンクの目の明るい女の子と
黒い目、紫の目の少しくらい女の子…
二人とも私より何個かとししたの様…
「えっと…その…誰…ですか?」
「あたしは雛森桜!」
「…奏は夜月奏…」
「さ、桜ちゃんと…奏ちゃん…」
「うん!君は?」
「ち、千鶴!雪村千鶴です…」
すたん。桜ちゃんは私の目の前に飛び降りた
「千鶴ちゃん!よろしくね☆」
「よ…よろしく…」
桜ちゃんは私の手をとった
「千鶴ちゃんってべっぴんさんだね!」
「…ありがと…」
「わ、わたしの男装って…ばれやすい?」
「うーん…そうだね。かわいすぎてすぐばれちゃう!」
すたん。もう一人の女の子。奏ちゃんも塀をおりて
私たちのほうがへ歩いてきた。
「やめなよ、桜。はじめての子なんだから…」
「あ、そっかー!あはは!ごめんね千鶴ちゃんあたしこんなんだから
ひいちゃったでしょ?」
「あ…ううん。ところで…二人とも何者?」
「あたしたちは幕府の先頭部隊だよ!もうやめちゃったけどね。
あたしが隊長で、奏が副隊長だったのさ」
「やめちゃったって?」
「あたしは今日から新選組に入るんだ!よろしくね☆」
「よ、よろしく…」
あまりに突然のことで何がどうだかわからない。
でも、二人とも悪い子ではなさそうだし、とっても優しそうだ。
- Re: OLS【薄桜鬼】 ( No.4 )
- 日時: 2011/02/23 19:30
- 名前: チョコレート (ID: VhEuMHpJ)
「—…と!いうことで今日から新撰組に入りました!雛森桜です!」
「おう!よろしくな。」
「ま、…歳も近そうだし仲良くな。」
「よろしくね…桜ちゃん。」
「まぁ、仕事をきちんとやることだな…」
「何か困ったことがあったらなんでも言ってくれたまえ!ははは…」
「…斎藤一だ…」
「山南です。よろしくお願いします」
と、皆の自己紹介が終わった。
「あ、ところで…奏ちゃんは?」
「あ…うん!奏はね。後もうちょっとしたら来るよ♪」
「そうなんだ。」
「なんだ、お前ら知り合いだったのか?」
「…さっき知り合ったんだよねー!」
「あ、うん。」
ちょっとおもしろくなりそう。なんだか私は楽しかった。
女の子の友達ができたのか、新しい子が入ってきたからか…
「千鶴。なんだか楽しそうだな!」
平助君が私の顔を覗き込んでいった。
「そ、そんなことないよ!!//」
…?あれ。
「えっとね!さっそくあだ名をつけちゃうんだよ♪」
「へ…?あだ名?」
桜ちゃんが皆の前ではしゃいでる
「原田さんはさのさん、藤堂さんが平助君で永倉さんがしんぱっさぁん
雪村さんが千鶴ちゃんで後の人は名字にさんづけ!」
「あ…あのなぁ!なんで俺だけ下の名前で平助みたいな呼び方…」
「俺…下の名前でさんづけ…?」
「俺はいいあだ名だな!」
「私たちはさんづけなんですね、じゃあ私も雛森さんとお呼びしましょう」
「…なんでもいい。」
「あはは!おもしろいおなごだな!雛森君は。」
クスリ。私は笑いをこらえきれなかった。
- Re: OLS【薄桜鬼】 ( No.5 )
- 日時: 2011/02/23 20:39
- 名前: チョコレート (ID: VhEuMHpJ)
「—…千鶴ちゃん!」
「あ、桜ちゃん。」
「一緒におしゃべりしよー!」
「いいよ。」
私と桜ちゃんは同じ寝床になった。私はすぐ桜ちゃんに打ち解けて桜ちゃんもここに打ち解けた様だった。
「千鶴ちゃんって、お母さんとかは?」
「…あ…うん。」
「…!ごめん!!!気に障る事だったね!!」
桜ちゃんが悲しそうな顔をする。
「いいの!お母さんのことは覚えてないんだ。」
「そうなんだ…」
「桜ちゃんは?」
「…あたしはね、死んじゃったんだ。二人とも…」
「…ごめん。」
「いいんだ!あたしの両親は殺されたんだ…」
「…そうなんだ…」
—…いきなり空気がおもくなった。
私は桜ちゃんの寂しさと悔しさいっぱいの顔をただただ見ているだけだった。
- Re: OLS【薄桜鬼】 ( No.6 )
- 日時: 2011/02/23 21:21
- 名前: チョコレート (ID: VhEuMHpJ)
生保三年—…
幕府、新撰組の動きがあった。
そこらじゅう、火の子が舞い、刀の交わしあう音が聞こえる。
「桜!千鶴を連れて逃げろ!」
「…いいえ!あたしもここで戦います!!」
「それじゃ、だめだ!いいから逃げろ!!!」
「…はい!」
桜ちゃんはとても強かった。女の子とは思えないほどだ。
桜ちゃんは私の手を取って走った。
「…っ…ところで…どこに逃げようか…?」
「取り上げず!火がないところへ行きましょう!」
「…いいよ!」
「わっ!?…ちょっ!?桜ちゃん!?」
私は桜ちゃんの行動に驚いた。桜ちゃんは私を担いで逃げようとしていた。桜ちゃんは「いいから」と言って私を背負った。
「大丈夫?…重くない?」
「誰が重いもんですか!…それにたとえどんなに重くても女の子に重いは失礼だよね!」
「…」
—…私たちは静かな場所に逃げた。
「もう大丈夫。…だね?」
「うん。」
「…あのね、あたしの両親。殺されたのもあるけど…」
「…?」
「もう、羅刹って知ってるでしょ?」
「…うん。」
「あたしの父様…落ち水飲んだの…それで羅刹になって、…」
「…桜ちゃん…」
「…桜でいいよ!」
「え…?じゃあ、桜ちゃんもあたしのこと…」
「あたしはちゃん付けしなきゃだめなの!」
「…じゃああたしも!」
無理に明るくした。私たちは心の中で不安に思ってたかもしれない。
一体、いつになったらこの戦いが終わるのかと—…
「ここにいたか—…!」
敵軍の武士が私たちの後ろにいた。
「あぶないっ!!」
武士のふるった刀を桜ちゃんは刀で止めた。
「-…逃げて!…早く!」
「で、でも…!!」
「いいから!!」
私は走った。皆無事で—…無事で—…いてください。
「きゃぁっ!」
敵軍が数十人、さやから刀を抜き、わたしを見て笑っている。
「かかれぇっ!」
「っ!?」
私は思わず目を閉じた。
—…?
あの時と同じ…感覚を味わった。
あの、初めて土方さんたちとであった時。
私はこうやって思わず目を閉じて—…
「女の子に手を出すなんてさいってー!」
こうやって助けられて—…
「いけー!」
「おぉっ!」
カン。と刀は交り合う…
あっという間に、何人も倒れた。
最後に一人、そのひとは刀を持ちながら震えていた。
「うわぁぁぁ!!!」
「桜ちゃん!」
私は思わず叫んだ。桜ちゃんがついさっき切った敵軍一名が立ち上がって桜ちゃんに後ろから切りかかろうとしていたからだ。
いやだ—…
大切な人は。失いたくない
- Re: OLS【薄桜鬼】 ( No.7 )
- 日時: 2011/02/23 21:49
- 名前: チョコレート (ID: VhEuMHpJ)
私は気付くと桜ちゃんの目の前に出ていた。
後ろと目の前からは刀がせまる。
「千鶴ちゃん…!?」
その叫び声が聞こえた瞬間。
ズブ。
…?
桜ちゃんは私を包むようにしてかばってくれた。私が見えるのは涙と血—…。
「さ…さくらちゃ…ん…?」
「…かばうなん…て…千鶴ちゃ…優し…ね…」
その言葉は咳や途切れで聞き取りづらく。ただただ時間は過ぎた。
あの。敵側の武士達は、逃げて行った。私はそれにも構わず、桜ちゃんの手をぎゅっと握りしめていた。
「…あはは…そんな…泣かな…いで…」
「…桜ちゃん。」
「あたし…ね…大丈夫。…」
「大丈夫…だか…泣かな…」
かくん。桜ちゃんはそっと目を閉じた。
「さくらちゃん!!!?」
この掲示板は過去ログ化されています。