二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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夢って美味しいの?
日時: 2011/03/06 15:08
名前: 鈴蘭 (ID: 5obRN13V)

こちらは主にジャンプ系の夢小説を取り扱っております。その他もあります。
・オリキャラ?許せるかそんなもん!
・何このサイト主。キモッ
・ジャンプ?何それ
・夢小説って何…?
という方はお戻りください。

感想待ってます!
リクエスト等があったら気軽に言ってください♪なるべく答えます

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Re: 夢って美味しいの? ( No.9 )
日時: 2011/03/06 15:56
名前: 鈴蘭 (ID: 5obRN13V)

リク1作目。
上手く出来るかどうか分かりませんが頑張ります!
ナルト・サクラ夢(男主人公)
お相手
カナメ
俺様…?

サクラはサスケのことを恋愛感情で見てません。(ねつ造ですみません)
過去→サクラ…8歳ぐらい?カナメ…14歳ぐらい


桜舞う季節。

それは私が大嫌いな季節———


「サクラ?…ったく。どこ行ったんだか」

ただ今俺は春野 サクラを捜索中。サクラ、どこ行きやがったんだ?

とりあえず、サクラが行きそうな場所を探す。

「………ぁ」

フラフラと歩いていると大きな桜の木の前に来た。

あ……。この桜の木は……。

俺と、サクラが初めて出会った場所、だ———



「このデコリン!」
「やーいやーい!」

「ふぇ…っ、ひっく…」

サクラはただ泣くことしか出来なかった。

どんっ、と背中を押され、転ぶ。痛い。血がにじみ出る。

「うっ…ぁぁぁっ」

サクラが苛められても、転んでも、泣いても。頭上に広がる美しい桜はただただ綺麗に咲いている。

そんな桜が羨ましかった。

同じ名前なのに……何で。何でこんなにも綺麗なの!?

「っ…うっく…」

「ちっ、つまんねーなぁ」
「すぐ泣きやがって」
「行こーぜ」

男の子たちは去って行った。

サクラはただただ泣くばかり。

「サクラ!?」

そこにたまたま通りがかった僕はサクラの姿を見て驚いた。

サクラの眼から止めどなく流れ落ちる涙。

「いつまでそうしてるつもりだよ?服、汚れる」

俺はそう言いサクラに手を差し出した。サクラはおずおずと俺の手に自分の手を重ねた。

「あ、りがとう…」

頬を赤くし、俯きながら礼を言うサクラ。

「あー…いいけどよー…俯くの、やめねぇ?」

「え…?」

「サクラさ。もっと前見て歩け。下ばっか向いてないでよぉ」

俺はそう言いながらさっきつけられたであろうサクラの腕にある傷を手当てしていく。

「ありがとう…」

サクラ。お前は礼を言うのが癖なのか。と思ってしまう。ぷぷっと笑ってしまう。

「上見てみろ」

指差した先にあるのは美しく咲き誇る桜。

「ぁ………」

先ほどまで憎しみの対象でしかなかった桜が、何故か美しく感じられた。

それは…カナメがいるから、だろうか。

「…もっと堂々としてろ。この桜と同じ、綺麗な髪なんだからよ」

サクラの頭をなでながらそう言う。

「ぁ……うん…」

さっきまでずっと俯いていた顔が、ほんの少し上げられた。

初めて言われた。

髪が、綺麗なんて。

サクラはその日、初めて笑顔を見せた———



「……そういえば、そんなこともあったな……」

「何が?」

声のするほうを向くと、そこには探していた人物が。

「サクラ…」

「ごめんカナメ。ここの桜、見たくて」

そう言いサクラは頭上を見上げる。俺につられて俺も上を見る。

あのころと変わっていない、美しい桜だ。

「……なぁサクラ」

「んー?」

「好きだ」

あのころと変わっていないのは桜だけじゃない。

俺の、サクラに対する感情も、だ。

あの頃の俺は餓鬼でこの感情が何だか分かんなかったが…。

「ぅえっ!?」

サクラは驚きのあまり変な声を上げる。

おいおい…もうちょい可愛い反応しろよ……まぁその反応も十分可愛いけど。

サクラは顔を真っ赤にさせて俯いている。

「サクラは?俺のこと、どう思ってんの?」

「…っ私も、好き」

やっと発せられた言葉。

自信無かったから良かった…。

俺はサクラのほうへ詰め寄ると、手を握った。

「来年も再来年も身に来ような」

「…うん」

—END—

Re: 夢って美味しいの? ( No.10 )
日時: 2011/03/06 16:00
名前: ああ (ID: 0L8qbQbH)

ありがとう!!
じゃあリク!
銀魂で、相手はお妙!!
ジャンルは悲恋で!

Re: 夢って美味しいの? ( No.11 )
日時: 2011/03/06 16:05
名前: 鈴蘭 (ID: 5obRN13V)

おおお!
妙かーw
妙は銀さんとのCPが一番好きなスレ主です。(笑)

Re: 夢って美味しいの? ( No.12 )
日時: 2011/03/06 16:06
名前: ああ (ID: 0L8qbQbH)

そうなんだ!では、お願いします!

Re: 夢って美味しいの? ( No.13 )
日時: 2011/03/06 16:27
名前: 鈴蘭 (ID: 5obRN13V)

銀魂・妙夢(男主人公)
相手
原田 佐野(はらだ さの)
すまいるの常連さん
真撰組十番隊隊長


「妙ちゃん指名入ったよー」

ボーイの声が響く。私は客の元へ急ぐ。

「あら、佐野さん。また来てくれたんですね」

眼に入ったのはもう見慣れてしまった真撰組の隊服。佐野さん…毎日毎日来てくれるのは嬉しいけど…暇なのかしら?

「…妙ちゃん…今日も局長が迷惑をかけたよ…」

そう。そうよ。佐野さんにあのことを言わなきゃ。

「佐野さん…あのゴリラ本当に毎日しつこいのよ!」

商売中だが大声を上げる。

周りが何だ、何だ、とざわつく。

佐野さんはそんなの全然気にしていないようで、酒を飲みながら私の話を聞いている。

「どこ行ってもあのゴリラと会うのよ…!今日なんかスーパーで…」

佐野さんは優しい人だと思う。

仮にも上司が1人の女に罵倒されているのだ。沖田さんならともかく…土方さんならキレるかもしれない。

そんな話を佐野さんは嫌な顔一つせず聞いてくれる。

「くくっ…!妙ちゃんも毎日御苦労なこった。何か起きたら俺に言ってよ?」

ほら。優しい。

上司より私の心配をしてくれる。

そういう所に、私は引かれたんだわ。


携帯の着信音が鳴る。

「あ、れ?土方さんからだ。もしもし?」

佐野さんは私にごめんね、と言って席を立った。


佐野さんの居ないこの空間はなぜかとても広く感じられた。

1人で居ることがこんなにも悲しいなんて思わなかった。

5分ほどして佐野さんは帰ってきた。

「ごめん、妙ちゃん。今日も楽しかったよ」

「いえいえ…愚痴聞いてもらっていただけですし……」

あ、れ?何か嫌な胸騒ぎがする。

まるで、明日はもういないような———

私は思わず佐野さんの服を引っ張っていた。

「佐野さん…明日も、来てくれますよね?」

佐野さんは少し悲しそうに笑ってから「勿論だよ」と言った。

私は、不安で不安でしょうがなかった。


次の日。

志村家に電話がかかってきた。

嫌な予感がしたけど電話を取らない訳にもいかず、電話を取った。

「…もしもし」

『…俺だ』

電話の向こうから土方さんの声がする。

何で土方さん直々に?という疑問が頭の中を駆け巡る。

『…原田が、死んだ』

「……え…?」

あまりに衝撃的すぎて頭がついていけない。

え…?ちょっと待って。明日も来るって言ったじゃない。

何で?何で…?

『おい…志村?』

土方さんの声なんて私には届かなくて。

自然と受話器は手から離れていて。


ちょっと、待ってよ。

まだ私、貴方に好きって言ってない。


—END—


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