二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ヒーロー(supercellの歌詞より)
- 日時: 2011/04/27 21:44
- 名前: coinu (ID: sDy6h4RF)
supercellのToday Is A Beautiful Dayに収録されている『ヒーロー』という曲に影響されての初カキコです。
もともとこの曲はアオハルの漫画募集のために書き下ろされたものですが、自分は絵が書きたくても書けずとりあえずストーリだけでも考えてみようと、カキコしながらまとめてみることにしました。
日ごろ小説もノベルも読まないのでどう書くかも、ここのルールもほとんど(というより全く)理解していませんがご了承を…
内容はちょっとしらけているかもしれません
名前は最近決まりました(汗
とりあえず途中までヒロインは「彼女」で通していきます。
まぁ そんな感じで未熟者なので、ご指摘等あればお願いします。
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- Re: ヒーロー(supercellの歌詞より) ( No.6 )
- 日時: 2011/04/28 01:59
- 名前: coinu (ID: sDy6h4RF)
『キーンコーンカーンコーン』
とチャイムが鳴りハッと我に返る。
次は体育だった、送れたら面倒だ
体操服に着替えるため更衣室に向かう。
彼女たちもそそくさと更衣室へ向かっている。
「私この人しってるよ!?」
彼女が言った言葉が脳裏をめぐる…
「なんで? なんでだ? 英語の時間に馬鹿にされたときにでも憶えられたのか?」
(だとしたら最悪だ…)
とブツブツ言いながら体操服に着替える。
体育…
体を動かす時間…
正直言って運動なんて全く出来ない。
ボールを投げるとどこかに飛んでいくし、ボールを蹴れば転ぶし、ラケットを振れば空振りする。
さらには、そのたびに馬鹿にされる…
出来ないことほどつまらないものは無いものだ。
まぁ 今日は新学期初めての体育なので
点呼練習と熱血先生の小言を聞くぐらいだろう。
それでも十分にめんどうなんだが…
彼女の体操服姿が見れただけでも十分受ける価値がある授業だったかもしれない。
(もちろん変な意味はない・・・・かな)
- Re: ヒーロー(supercellの歌詞より) ( No.7 )
- 日時: 2011/04/29 01:22
- 名前: coinu (ID: sDy6h4RF)
体育も終わり、その後の授業も終った放課後
(もちろん授業中はあのノートにいろいろかいてた)
出席番号は1番の僕は
新学期始っての日直となっている。
日直はそこまで嫌いではない
いつも騒がしい教室は静まり返り、僕一人しかいないからだ。
だれの目も気にせず動ける。
たとえ転んでも馬鹿にするような輩はいない。
ブツブツ独り言を言いながらあのノートをかくこともできる。
「とりあえず日誌は書いたし、授業中に描いてたやつだけでも学校で終わらせるか」
どうどうと独り言をい言いつつノートを開く。
それと同時に教室の扉も開いた。
バッとノートを閉じ
開いた扉の方を見る…
「わ・わ・わ・忘れ物〜♪」
なんてことを言いつつ彼女が入ってくる
彼女… そう、おそらく…おそらく僕の初恋の相手である彼女
夜明 由愛が立っていた。
- Re: ヒーロー(supercellの歌詞より) ( No.8 )
- 日時: 2011/04/29 13:52
- 名前: coinu (ID: sDy6h4RF)
夜明 由愛
春の始業式に転校してきた女の子
深く黒く長いストレートの髪ときれいな白い肌
僕が見た限り友達といるときはいつも楽しそうに笑っている。
教室に入ってきた彼女は自分の机の中を探りノートを取り出す。
「・・・・・・・・」
「ん?コレ? 英語のノートだよ」
聞いてもないのに由愛は答えてきた。
「君の『あのノート』みたいなことはかいてないんだよ」
と楽しそうに話しかけてくる。
「!!!!?」
その言葉に僕は驚く。
『あのノート』と言ったのだ…
「見ちゃったんだな〜 『あのノート』の絵を、全部君が描いてたりするの?」
「そ……そうだけど」
よりによってあのノートを見られるなんて
ぁぁ また笑われるな… と
初めから叶わないと分かっていた初恋は
あのノートを見られたことで終ると確信した。
だけど由愛は笑って
「私もああいうの好きなんだ」
「・・・・・・・・」
今まで馬鹿にされて笑われたことは何度もあった
けれど…彼女の笑顔は……
- Re: ヒーロー(supercellの歌詞より) ( No.9 )
- 日時: 2011/04/30 00:27
- 名前: coinu (ID: sDy6h4RF)
日直の仕事は終わって帰り道
隣には由愛がいた。
それだけで胸は張り裂けそうに
心臓の鼓動がはやくなっているのが自分でもわかる。
「ねえ 『あのノート』見せてよ」
「ぇ…いや、だめだ」
「ぇーいいじゃん、見たのはちょっとだけだったしもっと見せてよ」
「全部見たわけじゃないんだ?」
「うん、4ページぐらいしか見てないの、ずっと見てたら周りの子も来ちゃうからちょっと見てノート閉じちゃった」
(『あのノート』は開きっぱなしで机に置いていたようだ…由愛が閉じてくれたおかげで騒がれずに済んだんだろうけど…)
「だから、全部見せてよ」
ニコニコと楽しそうに話しかけてくる。
そんな笑顔で言われたら断れない…
けど…それでも『あのノート』は渡せなかった。
なぜなら『あのノート』には
彼女をモデルに描いたヒロインが数人といるのだから。
「とりあえず今日はダメ、明日…明日の放課後ちゃんと見せるから!」
(家に帰ればヒロインのページだけ切り取っておこう…)
「ホント?」
「うん、約束する」
「それじゃ明日絶対に見せてね、楽しみにしてるから」
「うん」
「それにしてもさ」
「ん?」
「仮●ライダーとかヒーローものが好きな女子って変だと思わない…?」
「…いや、僕も好きだし…別に人の趣味を笑うつもりはないよ」
「そっか、そうだよね。おかげでまた新しい友達もできたわけなんだし」
「友達…?」
「うん、友達」
高校時代、僕にとっての初めての友達が出来た瞬間だった。
- 感想 ( No.10 )
- 日時: 2011/09/26 19:55
- 名前: 猿丸 (ID: BsSd.jIQ)
小説読ませていただきました。
すごく面白かったです。簡潔に内容がまとまっていて読みやすかったし、個人的にヒロインのキャラがツボでした。
是非、続きを!!
距離が縮まっていく?二人を見たいです☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
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