二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 円尾坂の仕立て屋〜ボーカロイド〜 コメください^^
- 日時: 2011/05/22 19:19
- 名前: アテム ◆Y/JGN/wCwk (ID: AllbnElc)
どうも。元リアのアテムです^^名前を改名!!何つったって遊戯王(初代)が好きなんだもん!!!
よし。こんな超オタクが(クラスでも恐れられている)繰り広げる悪ノワールドをお楽しみに。
- Re: 円尾坂の仕立て屋〜ボーカロイド〜 ( No.3 )
- 日時: 2011/05/21 18:27
- 名前: アテム ◆Y/JGN/wCwk (ID: AllbnElc)
「遅いな…」
研いだばかりの裁縫鋏を右手に、着物の修理をしながらつぶやいた。
愛しいあの人はいつも帰ってこない。毎日だから慣れているが。どこかで浮気でもしているのだろうか?私というものがいながら家に帰って気やしない。
「だけど…今はお仕事に集中しなくちゃな。もう少しやったら、寝よう」
さっきまで昼間。青空だったのに、もうそろそろ日暮れ時か。ふすまから漏れる明かりが暗いオレンジになるころには、私はすぐに寝てしまう。
第二幕 赤い着物の女はいったい誰?
少し暗めの朝。とても早く起きて、糸と針を買いに出かけた。まだ静かな大通りを歩くと、見たことのある美青年。ああ、あの人だ。
あまりにも久しぶりに会うので思わず右手を上げて、あの人に振ろうとした。あげたとき、見たものは信じられない光景。
「嘘…でしょ…」
息を呑むほど美しい女ととても仲よさそうに大通りを歩くあの人。誰? 誰? その赤い着物の人は誰なの?
思わず現実逃避したくなった。そんなことがあっていいのだろうか。
嫉妬のあまり、女に殺意がわいた。殺してやりたい。そうすればあの人は私のところに戻ってくるのに。戻ってくるのに!!
- Re: 円尾坂の仕立て屋〜ボーカロイド〜 ( No.4 )
- 日時: 2011/05/21 21:48
- 名前: さくら (ID: XK5.a9Bm)
どうも、はじめまして
さくらといいます
ボカロが大好きなんです
とくに悪のシリーズは最高だと思います!
頑張ってください
- Re: 円尾坂の仕立て屋〜ボーカロイド〜 ( No.5 )
- 日時: 2011/05/21 21:54
- 名前: 藍蝶 (ID: 3i70snR8)
- 参照: 洗濯バサミ3個で今髪留めてます。 先生に「壊れてきてる」って言われたw
初めまして!(いやでもどっかで会った……?)ボカロ大好き藍蝶です!!
うわぁ、細かい所まで細かく描写が書けてますね〜………尊敬します!
いやぁ、僕も超超オタクです。「隠れオタクでごめんなさい」っていう曲大好k(((聞いてねぇ
悪ノシリーズ小説持ってるz(((((((((((だから聞いてない
更新、楽しみにしてます!
- Re: 円尾坂の仕立て屋〜ボーカロイド〜 ( No.6 )
- 日時: 2011/05/22 18:09
- 名前: アテム ◆Y/JGN/wCwk (ID: AllbnElc)
>>4
コメありがとうございます><やっぱ悪ノPすごいっすよね!
がんばっちゃいますのでよろしくお願いします^^
>>5
コメありがとうございます^^
いやっ!尊敬なんて言葉うちにはもったいないです((ぎゃあ
楽しみにしていただけるなんて光栄です。
オタク最強((ちょ、ちょ!!
- Re: 円尾坂の仕立て屋〜ボーカロイド〜 ( No.7 )
- 日時: 2011/05/22 18:30
- 名前: アテム ◆Y/JGN/wCwk (ID: AllbnElc)
私は信じたくない光景を後にし、万屋に糸を買いに足を進めた。重い足を引きずりながら、木のドアをあけると、いつも道理、威勢と愛想のいい親父さんがいた。
「こんにちは」
親父さんは私の存在に気がつくと仕事の手をとめ、店の奥から手前に来た。
「おお! るかさんじゃないかい。どうした? 茶でも飲みにきたんか?」
「いえ、今日は仕事のようで来ましたの」
私は親父さんにお金の入った巾着袋を見せ、左右に動かした。
「そうかい! で、何にするんだい?」
「糸、それと針を五本ほどくださいます?」
「糸と針ね! じゃ、すこし待ってなさい」
親父さんは店の奥に引っ込むと、商品ケースから糸と針を取り出し、少し早足で戻ってきた。
「お待ちどうさん。これでいいかい?」
親父さんは仕事でごつごつになった手に小さい二つの品物を私に見せた。きれいな銀の針。それに赤い糸。
「ええ。ありがとうございます」
「じゃ、お金」
「はい」
私は巾着から言われた金額を取り出すと親父さんの手に渡した。
「まいどあり! またきてね」
「ありがとうございました」
万屋の木ドアを開けて外に出たとき、すでに大通りはたくさんの人でにぎわい、あの人と女は姿を消していた。
この掲示板は過去ログ化されています。