二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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円尾坂の仕立て屋〜ボーカロイド〜 コメください^^
日時: 2011/05/22 19:19
名前: アテム ◆Y/JGN/wCwk (ID: AllbnElc)

どうも。元リアのアテムです^^名前を改名!!何つったって遊戯王(初代)が好きなんだもん!!!

よし。こんな超オタクが(クラスでも恐れられている)繰り広げる悪ノワールドをお楽しみに。

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Re: 円尾坂の仕立て屋 ( No.1 )
日時: 2011/05/20 16:56
名前: アテム ◆Y/JGN/wCwk (ID: AllbnElc)

第一幕  仕立て屋の若き女主人

「ありがとうございました」

 私は客につり銭を渡し、営業笑いをした。

「いやあ。るかさんの着物直しの腕はたいしたもんだなぁ。しかも、そんなにべっぴんさんだしな。もう仕立て屋じゃもったいないんじゃないかい」

 客は金を受け取り、懐に入れながら言った。相変わらずこのおじさんは私をわざと誘うようなことを言う。
 
「いえ。これはおじいさまの代からずっと受け継いできたんです。そんなに簡単に手放せませんわ」

 客は深呼吸をしながら小さい声で「ああ、そうかい」といった。腕を二、三回まわすとやっと下駄を履いた。

「そりゃ、少し残念だな。なんだ? 好きな男でもできたか」
「な、ないないないない。ないですよ! えっと…ご家族の方が帰りを待っているんじゃありませんか?」

 私が客の帰るのをせかすと、やっと客は店を出て行った。
 うわさ好きのおじさんに変なうわさを流されたら困る。私には秘密だがもう夫がいるのだ。
 固くひとつに縛った髪を梳いて、狭い部屋の真ん中にある小さな卓袱台の前に座った。
 隅にある着物をとり、裁縫鋏で手入れをはじめた。これが私の仕事。明日までに仕上げなければならない。
 帯や着物の手入れをしていれば、愛しいあの人が帰ってくる…。

「あら? もう刃こぼれしちゃったかしら? 砥石…砥石…」

 押入れの手前にある砥石を取り出して、体制を整えた。

シュッシュッ

——母の形見の裁縫鋏

——研げば研ぐほどよく切れる

Re: 円尾坂の仕立て屋 ( No.2 )
日時: 2011/05/20 17:19
名前: アテム ◆Y/JGN/wCwk (ID: AllbnElc)

ぎょあ!!??紙ってそーユー意味か・・・

すいません。なんか映像なのを紙の方にしちゃいました泣

もう、分類がわかんなかったっツー事で・・・紙のほうに書いたことはスルーでお願いします。

ほんとすいません!!


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